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Yamareco

記録ID: 2327729
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ハイキング
東北

みちのく潮風トレイル-釜石エリア(釜石駅〜唐丹駅)

2020年05月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:50
距離
14.2km
登り
621m
下り
625m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:51
休憩
0:00
合計
4:51
7:44
54
釜石駅
8:38
8:38
3
8:41
8:41
234
12:35
唐丹駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
唐丹駅前に三陸鉄道利用者駐車場があります。
今回は唐丹に車をデポ。三鉄で釜石まで戻り、そこから歩きだしました。
コース状況/
危険箇所等
旧浜街道の石塚峠越え区間が昨年の台風で受けた被害のため荒れています。
その他周辺情報 コロナ警戒のためどこにも立ち寄らなかったのですが、おそらく飲食店その他に休業や営業時間変更などあると思われます。
前回は雨のため行動を打ち切った釜石駅。
一ヶ月ぶりの再訪です。
前回は雨のため行動を打ち切った釜石駅。
一ヶ月ぶりの再訪です。
鉄の街釜石の面影を伝える工場群を横目にトレイルに踏み出します。
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鉄の街釜石の面影を伝える工場群を横目にトレイルに踏み出します。
しばらく国道45号線ぞいに進みますが、嬉石町の外れで進行方向右手の山手に折れます。
しばらく国道45号線ぞいに進みますが、嬉石町の外れで進行方向右手の山手に折れます。
住宅街の坂道を登っていきます。
住宅街の坂道を登っていきます。
坂の町。異国情緒こそありませんが、なんとなく港町っぽい雰囲気を醸し出しているような。
坂の町。異国情緒こそありませんが、なんとなく港町っぽい雰囲気を醸し出しているような。
道なりに進んでも最終的には同じ場所に出るのですが、正規のルートをたどろうと思うと結構難しい…。
道なりに進んでも最終的には同じ場所に出るのですが、正規のルートをたどろうと思うと結構難しい…。
時々、思い出したように道標が出てきますが、こればかりに頼っていると確実にルートから外れます(笑
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時々、思い出したように道標が出てきますが、こればかりに頼っていると確実にルートから外れます(笑
住宅地を抜けると墓地公園に出ます。
住宅地を抜けると墓地公園に出ます。
公園の中はキレイに整備されていました。
公園の中はキレイに整備されていました。
ツツジが開花し始めています♪
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ツツジが開花し始めています♪
フデリンドウ見つけた!
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フデリンドウ見つけた!
山の頂上付近にある墓地公園を越えると「鉄の博物館」があります。残念ながら休業中。
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山の頂上付近にある墓地公園を越えると「鉄の博物館」があります。残念ながら休業中。
岬の突端には釜石大観音のお姿も。
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岬の突端には釜石大観音のお姿も。
海が見えてきました。
天気はいいのだけど、なんだか霞がかってますね。
海が見えてきました。
天気はいいのだけど、なんだか霞がかってますね。
シジュウカラ、ぴよぴよ。
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シジュウカラ、ぴよぴよ。
遠くにこれから越えていく山並みが見えてきました。石塚峠という峠越えがあるのですが…さて、峠道はあの山のどこを通っているんでしょうね。
遠くにこれから越えていく山並みが見えてきました。石塚峠という峠越えがあるのですが…さて、峠道はあの山のどこを通っているんでしょうね。
再び国道45号線に出ました。
広い歩道があるのが救いです。
再び国道45号線に出ました。
広い歩道があるのが救いです。
春ですなぁ〜。
国道のすぐそばに鹿がいました。
うーん、なんだか見慣れてしまいました(笑
釜石エリアに入ってからずいぶんたくさん見かけます。
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国道のすぐそばに鹿がいました。
うーん、なんだか見慣れてしまいました(笑
釜石エリアに入ってからずいぶんたくさん見かけます。
平田の町まで下りてきました。
ちなみに「へいた」と読みます。
ずっと「ひらた」だと思ってた…。
平田の町まで下りてきました。
ちなみに「へいた」と読みます。
ずっと「ひらた」だと思ってた…。
三陸鉄道平田駅を確認。
この周辺にはコンビニやスーパーなどがあり、補給や休憩が可能です。
三陸鉄道平田駅を確認。
この周辺にはコンビニやスーパーなどがあり、補給や休憩が可能です。
引き続き45号線を歩きます。
平田通過後、再度登りへと転じています。
引き続き45号線を歩きます。
平田通過後、再度登りへと転じています。
大規模な仮設住宅がありました。
ほとんどの住民が退去したようで閑散としています。
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大規模な仮設住宅がありました。
ほとんどの住民が退去したようで閑散としています。
ルートは平田総合公園に入っていきます。
ルートは平田総合公園に入っていきます。
公園の一角に道標があります。
画面奥に行けと指示があります…が、道があるようには見えないのですが…。
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公園の一角に道標があります。
画面奥に行けと指示があります…が、道があるようには見えないのですが…。
ここ?(笑
まぁ、潮風トレイルでは「本当にここを行くの?」という場所に導かれるのは慣れっこになってますけどね。
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ここ?(笑
まぁ、潮風トレイルでは「本当にここを行くの?」という場所に導かれるのは慣れっこになってますけどね。
…あれ? なんか思っていた風景と違うなぁ。
…あれ? なんか思っていた風景と違うなぁ。
周辺の山肌が皆伐を受けていて街道の面影もなにもあったものではなくなっています。
周辺の山肌が皆伐を受けていて街道の面影もなにもあったものではなくなっています。
いたるところで小規模な土砂崩れが発生。台風の影響もあるのでしょうが、伐採後に適切な処置をしていないんじゃないかな、これ。
いたるところで小規模な土砂崩れが発生。台風の影響もあるのでしょうが、伐採後に適切な処置をしていないんじゃないかな、これ。
滑落の危険すら感じます。
ここは慎重に…。
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滑落の危険すら感じます。
ここは慎重に…。
小さな尾根を越えて南斜面に入ると樹林帯が復活。
地面の様子も安定しました。
小さな尾根を越えて南斜面に入ると樹林帯が復活。
地面の様子も安定しました。
作業道のような道を下っていきます。
まだ石塚峠を越えていないのに下らなくていいんだけどな…。
作業道のような道を下っていきます。
まだ石塚峠を越えていないのに下らなくていいんだけどな…。
作業道は我々を沢筋に導きます。
そのまま砂防ダムの脇を通り抜け…
作業道は我々を沢筋に導きます。
そのまま砂防ダムの脇を通り抜け…
再び登りに転じると、なんとなく昔の街道の面影を残した道になります。ブルドーザーとかで無理やり開削した感じじゃないと思いませんか?
再び登りに転じると、なんとなく昔の街道の面影を残した道になります。ブルドーザーとかで無理やり開削した感じじゃないと思いませんか?
しかし、そんな穏やかな風景の長くは続きません。
しかし、そんな穏やかな風景の長くは続きません。
かなり大きな雨裂が道を引き裂き、その上を押し流されてきた土砂が覆っていました。荒れてるなぁ…。
かなり大きな雨裂が道を引き裂き、その上を押し流されてきた土砂が覆っていました。荒れてるなぁ…。
もはや昔日の面影を留めているのは水が通らなかったところだけのようです。
もはや昔日の面影を留めているのは水が通らなかったところだけのようです。
お、ようやく峠でしょうか?
お、ようやく峠でしょうか?
石塚峠に着きました。
案内看板などが立っていますが、残念ながら昔の道標などは失われてしまったようです。残った一部が郷土資料館で保存されているようです。
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石塚峠に着きました。
案内看板などが立っていますが、残念ながら昔の道標などは失われてしまったようです。残った一部が郷土資料館で保存されているようです。
一人静かにヒトリシズカ。
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一人静かにヒトリシズカ。
下りも歩きやすいのは最初だけで…
下りも歩きやすいのは最初だけで…
下るほど道は荒れていきます。
下るほど道は荒れていきます。
いやぁ、ひどいな…。
今後、豪雨災害が多くなると山道や登山道の荒廃が心配されます。
いやぁ、ひどいな…。
今後、豪雨災害が多くなると山道や登山道の荒廃が心配されます。
道の両側に人工的な盛土があります。
道の両側に人工的な盛土があります。
街道時代の七里塚とのこと。
一里塚じゃないんですね。
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街道時代の七里塚とのこと。
一里塚じゃないんですね。
説明板が設置されていました。
ふむふむ…えっと、結局一里塚と同じってこと???
説明板が設置されていました。
ふむふむ…えっと、結局一里塚と同じってこと???
その後もボッコボコに破壊された道が続きました。
その後もボッコボコに破壊された道が続きました。
被災からほとんど手がつけられていない状況がうかがわれます。
まぁ、奥に史跡があるとはいえ、こんな作業道は一番後回しだよねぇ。
被災からほとんど手がつけられていない状況がうかがわれます。
まぁ、奥に史跡があるとはいえ、こんな作業道は一番後回しだよねぇ。
石ガラの道に苦労しましたが、それもようやく終わりが見えてきたようです。
石ガラの道に苦労しましたが、それもようやく終わりが見えてきたようです。
逆コースの場合、ここから石塚峠に入っていきますよ。
この入口の雰囲気では、まさかあんな荒れた道が控えていようとは思うまい…。
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逆コースの場合、ここから石塚峠に入っていきますよ。
この入口の雰囲気では、まさかあんな荒れた道が控えていようとは思うまい…。
久々に見る海は唐丹湾。
また一つ、リアス式の湾を越えていきます。
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久々に見る海は唐丹湾。
また一つ、リアス式の湾を越えていきます。
本郷という小さな集落の入り口に津波記念碑が立ち並んでいました。
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本郷という小さな集落の入り口に津波記念碑が立ち並んでいました。
新しいのは東日本大震災の津波記念碑。
これ以上増えなければいいのですが、こればかりはねぇ…。
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新しいのは東日本大震災の津波記念碑。
これ以上増えなければいいのですが、こればかりはねぇ…。
本郷の集落は公園のようにキレイに整備されています。
沿岸の漁村でこういう雰囲気の集落って珍しい気がします。
本郷の集落は公園のようにキレイに整備されています。
沿岸の漁村でこういう雰囲気の集落って珍しい気がします。
しかし、そんな歩きやすい道で最後まで行けるわけもなく(笑
再び山道が始まります。
しかし、そんな歩きやすい道で最後まで行けるわけもなく(笑
再び山道が始まります。
ニョイスミレ?
うーん、もとは林道かなにかだったんでしょうか。
今はもう廃道同然。
うーん、もとは林道かなにかだったんでしょうか。
今はもう廃道同然。
舗装路に出ましたが、ここは横切るだけ。向かいに見える作業道に再度突入です。
舗装路に出ましたが、ここは横切るだけ。向かいに見える作業道に再度突入です。
急な坂でぐんぐん高度を上げていきます。
急な坂でぐんぐん高度を上げていきます。
あっという間に本郷の集落を見下ろせる高台に立ちます。
あっという間に本郷の集落を見下ろせる高台に立ちます。
小さな峠を越えると小白浜の漁港が見えてきます。
おお、なんだか急に視界が開けました。
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小さな峠を越えると小白浜の漁港が見えてきます。
おお、なんだか急に視界が開けました。
森林鉄道の跡じゃないか、と妄想を抱かせるような、おおらかなカーブを描いて道は続きます。
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森林鉄道の跡じゃないか、と妄想を抱かせるような、おおらかなカーブを描いて道は続きます。
道はやがて舗装路になり、海へ下りていく狭い道になります。
道はやがて舗装路になり、海へ下りていく狭い道になります。
小白浜漁港に到着。
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小白浜漁港に到着。
新しい防潮堤が完成しています。多数の消防団員が亡くなった反省から、非常時には自動的に閘門が閉じるようになっているようです。
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新しい防潮堤が完成しています。多数の消防団員が亡くなった反省から、非常時には自動的に閘門が閉じるようになっているようです。
防潮堤をくぐると更地になった内陸部へと道は続きます。
防潮堤をくぐると更地になった内陸部へと道は続きます。
凛々しいチュンさん。
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凛々しいチュンさん。
唐丹駅まで戻ってきました。
お疲れさまでした。
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唐丹駅まで戻ってきました。
お疲れさまでした。

感想

みちのく潮風トレイル釜石エリア、釜石駅から唐丹駅まで歩いてきました。
ここは前回、雨にたたられて途中で打ち切った区間の続きとなります。
この区間の焦眉は平田〜唐丹間の石塚峠越え。
旧浜街道の跡を歩く部分なのですが、街道の面影に昔日の思いを馳せ…などという気持ちで臨むと痛い目にあいます(笑
というのもこの区間は前年の台風で大きな被害を受けていて道がかなり荒れています。通行不能ではないですが、流れ出た岩ガラ、倒木などがそこここにあり、ガチの登山のつもりで装備を整えていかないと厳しいと思われます。土砂が流れ出た影響で踏み跡がはっきりしない場所もあり、それに加えて作業道など枝道も多いので、しっかりとルートファインディングしないと道迷いの可能性も…。これから挑戦する人は気を引き締めて挑んでくださいね。

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