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Yamareco

記録ID: 234096
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

[信州の里山] 戸隠連峰 西岳〜本院岳〜戸隠山

2012年10月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:34
距離
13.9km
登り
1,503m
下り
1,494m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

0620鏡池駐車場-0710天狗原-0810最初の鎖場-0842能の遊場-0920梯子場-0945P1弁慶岳-1015西岳山頂

1025西岳山頂-1049本院岳-1141最低鞍部-1220八方睨み-1230戸隠山-1240八方睨み

1300八方睨み-1335西窟-1342百間長屋-1420奥社-1430随神門-1450鏡池駐車場
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
バードラインを戸隠方面へ
宝光手前を左折鏡池方面へ。

紅葉シーズンの10月土日は8:00〜16:30までは、マイカー規制が実施されていて、鏡池方面へは進入できないので注意。

http://togakushi-21.jp/medias/upload/DOC120419-001.pdf
コース状況/
危険箇所等
●トイレ・水場
鏡池にあり
奥社にも水場あり

●登山ポスト
鏡池にはなかった。
今回はメールにて提出

●危険箇所など
[鏡池〜天狗原]
登山道への取り付きは、一先ず上楠川林道に入れば、左側を注意深く見ていけば登山道に入れる。
その後の分岐地点がちょうど土砂崩落しており、かなり彷徨った。
ウォッ地図のルートが最新なので、それを参考にすると良い。
渡渉は問題ないが、天狗原までの登りは、ぬかるんでいる箇所があり若干気を遣う。

[天狗原〜最初の鎖場]
最初は草原を緩やかに登るが、樹林帯に入り、次第に坂がキツくなり、尾根も痩せてくる。ほぼ直登なので、人によってはキツイかもしれない。

[最初の鎖場〜P1]
鎖場の連続。若干迷う箇所があった。P1尾根での道迷いは、イコール墜落死なので、慎重に。鎖のサポートがない箇所もあるので、とにかく掴めるものは何でも掴んで登る。

[P1〜西岳山頂]
問題ないが、東側は切れ落ちているので、ちょっとした所で、つまずいたりしないように。

[西岳山頂〜本院岳]
西岳肩からコルに下る所に三段構えの鎖場がある。
本院岳への登りはキツイ。

[本院岳〜八方睨み]
長い鎖場があるので慎重に。八方睨みへの登り返しはしんどかった。

[戸隠山〜奥社]
蟻の戸渡他、鎖場多数
お馴染みのルートなので割愛

[奥社〜鏡池]
遊歩道
鏡池の駐車場
まだ8時前なので、一般車が入ってきている。
6時だというのに、混雑していた。
鏡池の駐車場
まだ8時前なので、一般車が入ってきている。
6時だというのに、混雑していた。
朝の戸隠連峰
期待と不安
2
朝の戸隠連峰
期待と不安
上楠川林道をすすむ。
ここにも駐車スペースがある
上楠川林道をすすむ。
ここにも駐車スペースがある
程なく、左カーブの少し手前に、左に登山道の入口がある。
程なく、左カーブの少し手前に、左に登山道の入口がある。
暫くは沢沿いを進む。
暫くは沢沿いを進む。
川が見えてきた。
この辺りで迷う。
川が見えてきた。
この辺りで迷う。
本来なら、この崩落箇所を越えて行かなければならないのだが、地形図を頼りに、反対方向に進み、しばし彷徨う。
本来なら、この崩落箇所を越えて行かなければならないのだが、地形図を頼りに、反対方向に進み、しばし彷徨う。
結局、迷った箇所に戻ってきて、崩落箇所を回避できた。
結局、迷った箇所に戻ってきて、崩落箇所を回避できた。
一回目の渡渉点。
一回目の渡渉点。
二回目の渡渉点
三回目の渡渉点
いずれも、すんなり渡れる。
三回目の渡渉点
いずれも、すんなり渡れる。
天狗原までは、足場の悪い急登を登っていく。
天狗原までは、足場の悪い急登を登っていく。
川の様だが、登山道
川の様だが、登山道
木の幹を乗り越える。
木の幹を乗り越える。
写真では分かりづらいが、道が流失してしまっている。
写真では分かりづらいが、道が流失してしまっている。
天狗原へ出た。
牧草は育てている感じはなかった。
天狗原へ出た。
牧草は育てている感じはなかった。
大分近づいてきた。
1
大分近づいてきた。
草原地帯を過ぎると、樹林帯に入り、次第に斜度がキツくなって道が痩せてくる。
草原地帯を過ぎると、樹林帯に入り、次第に斜度がキツくなって道が痩せてくる。
木と木の間を通過する。
両側は切れている。
木と木の間を通過する。
両側は切れている。
P1尾根も間近に見れるようになってきた。
どこをどう行ったら、あそこに辿り着けるのか・・・
2
P1尾根も間近に見れるようになってきた。
どこをどう行ったら、あそこに辿り着けるのか・・・
大きな岩が見えてきた。
直感的に鎖場の始まりだと悟った。
大きな岩が見えてきた。
直感的に鎖場の始まりだと悟った。
案の定。
ここで、ヘルメットを装着
案の定。
ここで、ヘルメットを装着
一旦トラバースした後にまっすぐ登る。
ホールドがなく、苦労した。
2
一旦トラバースした後にまっすぐ登る。
ホールドがなく、苦労した。
つい山の風景写真ばかり撮ってしまう。
3
つい山の風景写真ばかり撮ってしまう。
色鮮やか!
実際見てみたが、「熊」ではなく、「能」であった。
能が何を意味しているのかは分からないが、少なくとも、熊が鎖場を越えてくるのは難しいと思った。
2
実際見てみたが、「熊」ではなく、「能」であった。
能が何を意味しているのかは分からないが、少なくとも、熊が鎖場を越えてくるのは難しいと思った。
鎖やロープがあっても良い箇所だが、何もなし。
掴めるものは何でも掴んで登る。
鎖やロープがあっても良い箇所だが、何もなし。
掴めるものは何でも掴んで登る。
斜めに上がる。
上がったら横に。
上がったら横に。
トラバース。
また、登る。
グイグイ登る。
高度感はあるが、比較的すんなり上がれる。
グイグイ登る。
高度感はあるが、比較的すんなり上がれる。
大分高度を稼いだ。
1
大分高度を稼いだ。
陣場平山に虫倉山
2
陣場平山に虫倉山
トラバースしてきて、惰性で進んでしまうところだった。
トラバースしてきて、惰性で進んでしまうところだった。
鎖が垂れ下がっていて、上に登るのが正規のルートと気づく。
鎖が垂れ下がっていて、上に登るのが正規のルートと気づく。
ミニ百間長屋
どこまでも続く
鎖の無い上りもあった。
緊張。
鎖の無い上りもあった。
緊張。
西岳山頂と雲のベストショット
14
西岳山頂と雲のベストショット
梯子場を上から見下ろす。
梯子場を上から見下ろす。
下って振り返る。
梯子は真ん中で折れるタイプで、上半分は岩に固定されているが、した半分は固定されていない。
ぐらつくので注意
1
下って振り返る。
梯子は真ん中で折れるタイプで、上半分は岩に固定されているが、した半分は固定されていない。
ぐらつくので注意
程なく蟻の戸渡り
程なく蟻の戸渡り
ヤセ尾根になれていれば問題ない。
ヤセ尾根になれていれば問題ない。
その後の鎖。ほぼ垂直。
どうやって登ったか覚えていない。
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その後の鎖。ほぼ垂直。
どうやって登ったか覚えていない。
まだ続くかと思っていると
まだ続くかと思っていると
P1の赤ペンキが見えてきた。
P1の赤ペンキが見えてきた。
P1に到着
P1から飯縄山
西岳山頂
P1山頂はこの赤ペンキから左に行ってすぐのところにある。
P1山頂はこの赤ペンキから左に行ってすぐのところにある。
西岳に向けて縦走開始。
西岳に向けて縦走開始。
西岳と本院岳の間、後方に高妻山
1
西岳と本院岳の間、後方に高妻山
本院岳ダイレクト尾根の紅葉。
1
本院岳ダイレクト尾根の紅葉。
振り返って左手前よりP1、P2、P3
振り返って左手前よりP1、P2、P3
アルプスもよく見えた。
アルプスもよく見えた。
白馬岳かな
西岳山頂へ到着
眺望はそれ程でもない。
西岳山頂へ到着
眺望はそれ程でもない。
西岳から飯縄山。左手前は本院岳
西岳から飯縄山。左手前は本院岳
高妻山方面
縦走路もはっきり見える。
その先が、、、
縦走路もはっきり見える。
その先が、、、
縦走路最初の鎖場
縦走路最初の鎖場
鎖は三段階位に分かれていて、持ち替えの箇所は注意。
鎖は三段階位に分かれていて、持ち替えの箇所は注意。
鎖場を振り返る。
2
鎖場を振り返る。
溜息のでる美しさ
4
溜息のでる美しさ
本院岳へ
おなじみ槍様
本院岳から西岳を振り返る。
1
本院岳から西岳を振り返る。
左手に四阿山その奥が浅間山
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左手に四阿山その奥が浅間山
縦走路に立ちはだかる木。
高さがちょうど良かったので、少し腰掛けて休憩。
縦走路に立ちはだかる木。
高さがちょうど良かったので、少し腰掛けて休憩。
縦走路二回目の鎖場。
縦走路二回目の鎖場。
横に進んで、下に降りて
横に進んで、下に降りて
再び横に進んで、下に降りる。
再び横に進んで、下に降りる。
八方睨みが近づいてきた。
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八方睨みが近づいてきた。
八方睨み尾根筋の紅葉
八方睨み尾根筋の紅葉
八方睨みに人がいるのが分かる。
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八方睨みに人がいるのが分かる。
直前は急登
八方睨みに到着。
別世界のような賑わい。
1
八方睨みに到着。
別世界のような賑わい。
戸隠山を臨む。
高妻山、美しい。
2
高妻山、美しい。
縦走路を振り返る。
1
縦走路を振り返る。
鏡池をバックに、蟻の戸渡。
2
鏡池をバックに、蟻の戸渡。
奥社の参道がよくわかる。
奥社の参道がよくわかる。
戸隠山
GPSデータと地形図がマッチしていないのだが。。。
再検証が必要と感じた。
戸隠山
GPSデータと地形図がマッチしていないのだが。。。
再検証が必要と感じた。
下れる気がしない。
下れる気がしない。
八方睨みから下山開始。
いきなり鎖。
八方睨みから下山開始。
いきなり鎖。
振り返って。
渡ろうとしたら、会社の携帯が鳴る。
1
渡ろうとしたら、会社の携帯が鳴る。
結局、巻道を選択したが、巻き道といえども油断できない。
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結局、巻道を選択したが、巻き道といえども油断できない。
蟻の戸渡を越えたあとも、鎖場が続く。
1
蟻の戸渡を越えたあとも、鎖場が続く。
縦、横、縦の鎖場
1
縦、横、縦の鎖場
先に降りてる人が降り終えるまで待機。
1
先に降りてる人が降り終えるまで待機。
西窟へ到着
百間長屋が見えてきた。
1
百間長屋が見えてきた。
百間長屋手前の岩場をトラバースする箇所。
滑りやすそう。
百間長屋手前の岩場をトラバースする箇所。
滑りやすそう。
百間長屋
程なく五十間長屋
ここでも、ルートミス(笑)
程なく五十間長屋
ここでも、ルートミス(笑)
奥社登山道入口
ようやく下った。
ようやく下った。
奥社の水場
お参り待ち
沢山の人で賑わっていた。
登山スタイルは少なく、結構、浮いている。
沢山の人で賑わっていた。
登山スタイルは少なく、結構、浮いている。
奥社の杉並木
立派である。
ぞくぞくと奥社を目指して登ってくる。
ぞくぞくと奥社を目指して登ってくる。
随神門を過ぎて右方向、鏡池へ
随神門を過ぎて右方向、鏡池へ
よく整備された遊歩道
よく整備された遊歩道
鏡池に戻ってきた。
1
鏡池に戻ってきた。
朝見た風景とは違う景色に見えた。
朝見た風景とは違う景色に見えた。
600円
それ程広くない。
600円
それ程広くない。

感想

今年の山行の集大成として遭難者の90%以上が墜落死と言われている、西岳縦走を選んだ。
まさか、毎日見ている険しい山並みを自らが登るとは夢にも思っていなかった。

この時期を選んだのは
・夏場は暑いので、水を担ぎ上げるのが大変。
・日の出、日没時間を考慮すると、ギリギリのタイミング。
・紅葉も楽しめる。
というのが主な理由。

今回は、1.5L+奥社での補給ですんだが、夏場であれば、私の場合、行程的に3L超は必要であっただろう。日が長くてその分時間的な余裕ができるが、できるだけ重量を節約したかったのである。

評判どおり、険しい山であったが、何とか登れるものである。しかし、一般ルートでは無いので、ルートが不明瞭であったり、あって然るべき所に鎖やロープのサポートがなかったりで安易に入れる山ではないと思った。
歩行距離も10kmを越え、工程も8時間以上かかるので、それなりの準備と体力、気合が必要と感じた。
今回は時計回りであったが、稜線では逆回りのペア1組と単独行の方1名とすれ違った。奥社からだったら難易度は五分、ルートは逆回りの方が圧倒的に分かり易いと感じた。また、いつもの山ではありえない所の筋肉痛に見舞われている。腕とかお尻とか。

総体的には、天気にも恵まれ、素晴らしい景色、紅葉も楽しめ、集大成にふさわしい山行であったと思う。八方睨みは奥社からの登山者で賑わっており、西岳方面からの登りは急登のため、八方睨みへはひょこんと顔を出す感じで登場するので、かなり目立ったというか、どこから来たの?的な視線が、、、縦走路を振り返ると、我ながら、何となくその気持ちがわかる気がした。

※GPSのルート軌跡は一部正確でない部分があり。

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