憧れの白峰南嶺(笹山-大籠岳-広河内岳)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 2,380m
- 下り
- 2,375m
コースタイム
天候 | 晴れ〜雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
前年の夏、蝙蝠岳から眺めた白峰南嶺の稜線に魅せられて、いつかは歩こうと思っていました。加えて、白峰南嶺には笹山、大籠岳、広河内岳という日本百高山の3峰があることも魅力でした。中央道の双葉SAか増穂の道の駅か忘れましたが、前夜車中泊して早朝、奈良田に移動。まだ早かったので、駐車場は3割程度しか埋まっていませんでした。
5時5分にスタート。吊橋を渡って登山口を探しましたが分からず、しばらくウロウロしてやっと見つけました。すぐにダイレクト尾根の急登が始まります。ずっと樹林帯が続き、6時間でようやく尾根に出て笹山に到着。目の前に前年歩いた蝙蝠岳の稜線の先の塩見岳、その左に荒川岳、南の白峰南嶺の先には二ヶ月前に歩いた笊ヶ岳など奥静の山並みが連なっていて、しばらく見とれていました。
そこから白河内岳、大籠岳へは広いガレ場の尾根歩きなので、展望は良いもののルートが分かりにくく、ガスっていたら道迷いになりそうです。途中で、8月に行われるトランスジャパンアルプスレース(TJAR)の出場資格獲得のため白峰三山+白峰南嶺を日帰りで走っていた選手と出会い、いろいろ苦労話をお聞きしました。ちなみにその選手はTJAR本番に出場しています。
稜線上では風が強かったですが、大籠岳を過ぎたあたりから更に強さを増してきました。もともと大門沢下降点付近でテン泊しようと思っていましたが、そこまで行くのは無理と判断し、風を防げる場所を探しました。岩陰で何度かトライしましたが、風で吹き飛ばされ断念。ようやく窪地を見つけて、逃げ込みました。当然、まともには張れないのでツェルトのようにくるまって寝ましたが、一晩中、轟轟と吹き荒れる風音が止むことはありませんでした。
翌朝も雲が低く立ち込め、早い速度で動いていました。風雨がさらに強くなり、広河内岳への登りの最後は這って歩く有り様でした。そんな中、反対側から登ってきた物好きさんがいてお互い苦笑い(^^)証拠写真1枚だけ撮ってすぐ退去。
下降点もガスガスで急いで下ります。コース沿いの斜面が沢になっていて、雨の中を大門沢小屋に到着。まだ早かったけど、雨宿りしながら牛丼をいただきました。先客のオジサンがラーメンを食べていて、食べ終わってから一緒に降りることになりましたが、歩くのが極端に遅く、またしょっちゅうこけるので、申し訳ないとは思いつつ先行することにしました。取水口まで降りるとようやく雨も上がり、13時前に駐車場に到着。
そんなこんなで念願の白峰南嶺は素晴らしい眺望とひどい風雨に悩まされた悲喜こもごもの山行となりました。いつかは笊ヶ岳から伝付峠を越えて白峰南嶺、白峰三山とつなげて歩いてみたいものです。
※過去レコ 2020年5月12日作成
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