池ノ沢

2019年08月03日(土) 〜 2019年08月04日(日)

• GPS: 06:33
• 距離: 7.8km
• 登り: 1,095m
• 下り: 158m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:01
• 休憩: 0:41
• 合計: 6:42

5:17 池ノ沢出合い付近
5:46 5:50 池ノ沢小屋
8:47 9:23 池ノ沢池
11:58 11:59 広河内岳
11:59 ゴール地点

コース状況／危険箇所等

　本記事は、南アルプス南部調査人のブログ「池ノ沢ルート記録　2012年10月6日現在」からの移行です。
　2019年8月3日現在　の追補がありますので、先ずそれを紹介します。

　下記記事に勧めている様に池ノ沢池見物で、広河内岳から下りました。
結果的には標高2480mの水場迄です。この水場は苔の生えた斜面をさらさら水が流れていて、独特の雰囲気があります。
　沢の上部の注意点は7年前を変わりません。逆に中部から下部は水量も多いので、現時点でどの様に変化しているかは全く不明です。
　最近池ノ沢に入った登山者の記事を読みましたが、ハイマツの藪漕ぎに苦労した旨書かれていました。ハイマツは最高所の藪を除けば、左右に高巻けば全く問題ありません。この様なルートファィンディングができる能力の無い登山者は入谷は控えてください。

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以下　2012年10月6日の記事です。
詳説は写真のキャプションとして記載します。

　池ノ沢池はかつて南アルプスで最も美しい池と言われていたそうです。現在は土砂で埋まってかつての面影は無いそうですが、一度は見てみたい気持ちを抑えられず、池ノ沢に入谷してみました。アプローチは別報告の大井川東俣ルート報告に記載しています。なお結論から言いますと、池ノ沢池のみを見るのであれば、ルートの状態からして白峰南嶺から往復するのがベターだと思います。

　なお本報告で採ったルートがベストであるとは全く断言できません。一例として参考にしてください。その意味で案内ではなく、記録です。

写真

池ノ沢小屋外観。池ノ沢小屋は立派な小屋で、未だに数多くの釣り人、登山者が訪れていると思われる

池ノ沢小屋内部

池ノ沢小屋からの出だしは、かすかながら踏み跡が確認できた。池ノ沢小屋からしばらくで池ノ沢に本格的に入谷する

次第に狭い沢筋になる。最初は登山靴でもなんとか歩け渡渉可能であった

渡渉可能であった箇所

標高2020m付近で地下足袋に履き替えた。此処からは踏み跡を探すよりも沢を直登した方が早いと判断して、グイグイ沢を登った

沢としては滝も無く面白みは少ない。振り返れば、北荒川岳方面が見えた

標高2190mで右岸からの枝沢

標高2240mで左岸から水量の多い枝沢が合流する

標高2250m付近で勾配が緩くなり、ふと右岸に目をやるとルートを示すペイントを発見、以降は踏み跡を忠実にたどった

池ノ沢池の流出部は倒木が塞いでいた

池は静かなたたずまいで、一見の価値は十分にある

白峰南嶺主稜線へのルートは明瞭である

しばらく行くとハイマツ帯になる。三箇所あるハイマツ帯は1回目は右側を迂回。2回目のハイマツ帯は右側をショートカット、3回目のハイマツ帯は中央突破をする。何れも踏み跡や、マークを探せば問題ない

標高2480mに最期の水場がある

美しいダケカンバ帯

振り返ると蝙蝠岳が顔を覗かせる

ハイマツ帯を抜け、ゴーロ帯に入る

ここからはルートは明瞭。蝙蝠岳が素晴らしい

ハイマツを縫いながら

白峰南嶺主稜線より広河内岳への登りの全体像を見る

広い斜面を山頂に向かい、広河内岳の山頂に着く