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Yamareco

記録ID: 2369353
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

【過去レコ】1980冬山合宿 茶臼岳

1980年12月24日(水) 〜 1980年12月26日(金)
 - 拍手
JA12V その他16人
GPS
56:00
距離
20.9km
登り
2,036m
下り
2,033m

コースタイム

1日目
山行
7:00
休憩
0:00
合計
7:00
2日目
山行
8:30
休憩
0:00
合計
8:30
6:30
510
3日目
山行
5:00
休憩
0:00
合計
5:00
正確な日付、時刻は憶えていませんが、1980年12月の山行で2泊3日の行程でした。
アプローチは学校の用意したマイクロバス。
高校山岳部だったので事故が無いよう余裕を持った計画だったと思います。
コース上に小屋が三軒もあり緊急時に使えることも有効です。
天候 晴れまたは曇り
アクセス
利用交通機関:
バス
畑薙第一ダムまで先生の運転するマイクロバス。
コース状況/
危険箇所等
ラッセルが必要な積雪。
当時は県道189号三ツ峰落合線・富士見峠の手前から積雪があり、以降はずっと雪が切れませんでした。
その他周辺情報 現在と違い、当時の赤石温泉白樺荘は12〜4月は冬季休業でした。
静岡市葵区・横沢集落にてトイレ休憩。
ずっと前、富士見峠越えのこの道はダム工事のための私道で料金徴収のためのゲートがあったそうです。
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静岡市葵区・横沢集落にてトイレ休憩。
ずっと前、富士見峠越えのこの道はダム工事のための私道で料金徴収のためのゲートがあったそうです。
今ではまず見られない、静岡の一般道でのアイスバーン。
今ではまず見られない、静岡の一般道でのアイスバーン。
数台しか車が走っていない新雪を進みます。
数台しか車が走っていない新雪を進みます。
空は鉛色。
五郎ダム(井川ダム)左岸の山も雪化粧。
五郎ダム(井川ダム)左岸の山も雪化粧。
井川駅構内です。
線路に立ち入ることは禁止なのですが…
井川駅構内です。
線路に立ち入ることは禁止なのですが…
井川線の列車が入線しました。
機関車は引退したDB1型!(ビモータとは無関係です)
まだDD20型が登場する以前で、現役で本線を走っていました。
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井川線の列車が入線しました。
機関車は引退したDB1型!(ビモータとは無関係です)
まだDD20型が登場する以前で、現役で本線を走っていました。
道路脇でも立派な氷柱が見られました。
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道路脇でも立派な氷柱が見られました。
畑薙湖もこの天候。
畑薙湖もこの天候。
バスを降りて出発準備。
顧問の先生の同僚で、免許マニアの機械科の先生がマイクロバスを運転していつも送ってくれました。
2WDバスにチェーンを巻いて峠越え。帰路は尻軽で大変だったろうと思います。
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バスを降りて出発準備。
顧問の先生の同僚で、免許マニアの機械科の先生がマイクロバスを運転していつも送ってくれました。
2WDバスにチェーンを巻いて峠越え。帰路は尻軽で大変だったろうと思います。
月ではなく太陽です。
下界は晴れているのでしょう。
月ではなく太陽です。
下界は晴れているのでしょう。
隊列を組んで出発。
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隊列を組んで出発。
畑薙大吊橋が見えて来ました。
畑薙大吊橋が見えて来ました。
まずは空身で道板の除雪をします。
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まずは空身で道板の除雪をします。
間隔を置いて慎重に渡ります。
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間隔を置いて慎重に渡ります。
上河内沢も吊橋で渡ります。
上河内沢も吊橋で渡ります。
中ノ段で休憩。
ウソッコ沢小屋を過ぎると急登になります。
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中ノ段で休憩。
ウソッコ沢小屋を過ぎると急登になります。
ようやく横窪峠。
二日間お世話になる小屋が見えます。
当時は建て替え前のトタン葺き旧小屋でした。
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ようやく横窪峠。
二日間お世話になる小屋が見えます。
当時は建て替え前のトタン葺き旧小屋でした。
小屋内の様子。
長方形の平屋で中央に細長い土間があり両側が板の間でした。
内部に仕切り壁はなくトイレは別棟。
小屋内の様子。
長方形の平屋で中央に細長い土間があり両側が板の間でした。
内部に仕切り壁はなくトイレは別棟。
土間で焚火をして暖を取ります。
現在の小屋では到底出来ません。
土間で焚火をして暖を取ります。
現在の小屋では到底出来ません。
翌朝アタック日。
天候は快晴でした。
シュラフの顔周りは息が凍ってバリバリでした。
翌朝アタック日。
天候は快晴でした。
シュラフの顔周りは息が凍ってバリバリでした。
青空が見えます。
青空が見えます。
樺段あたりでしょうか。
休憩中。
自転車用の合羽にオーバーミトン。
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樺段あたりでしょうか。
休憩中。
自転車用の合羽にオーバーミトン。
樹林帯なので風が弱くヤッケ(ジャケットのドイツ読み)を脱いでいます。
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樹林帯なので風が弱くヤッケ(ジャケットのドイツ読み)を脱いでいます。
キャバンシューズにオーバーシューズを付けています。
ゴアテックスなど無縁の頃でした。
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キャバンシューズにオーバーシューズを付けています。
ゴアテックスなど無縁の頃でした。
人数だけは居るのでラッセルが捗ります。
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人数だけは居るのでラッセルが捗ります。
茶臼岳山頂が見えて来ました。
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茶臼岳山頂が見えて来ました。
富士山をバックに、先生も登頂です。
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富士山をバックに、先生も登頂です。
畑薙湖が見えます。
右端は小無間山。
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畑薙湖が見えます。
右端は小無間山。
山頂で記念撮影。
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山頂で記念撮影。
部の備品だったピッケルとバンド留めアイゼン。
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部の備品だったピッケルとバンド留めアイゼン。
イヤーバントが無ければタオルで代用です。
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イヤーバントが無ければタオルで代用です。
二日目の夜。
焚火は囲炉裏があるわけでなく、土間の中央で直火でした。
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二日目の夜。
焚火は囲炉裏があるわけでなく、土間の中央で直火でした。
暖を取るために焚火をするのですが、焚き木は小屋の周辺で採集したもの。
決して良く燃えるわけではありません。
燻って猛烈に煙たいか、寒くて震えるか、究極の選択です。
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暖を取るために焚火をするのですが、焚き木は小屋の周辺で採集したもの。
決して良く燃えるわけではありません。
燻って猛烈に煙たいか、寒くて震えるか、究極の選択です。
最終日、下山開始。
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最終日、下山開始。
ウソッコ沢小屋で休憩。
スヴェアが写ってます。
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ウソッコ沢小屋で休憩。
スヴェアが写ってます。
畑薙湖まで降りてきました。
畑薙湖まで降りてきました。
全員で記念撮影。
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全員で記念撮影。
この頃はまだ畑薙大吊橋の上流まで湖面ですね。
(現在は堆砂により河原になってます)
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この頃はまだ畑薙大吊橋の上流まで湖面ですね。
(現在は堆砂により河原になってます)
畑薙第一ダムを後にします。
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畑薙第一ダムを後にします。

感想

高校時は山岳部でした。
恒例の冬山合宿は南アの茶臼岳と決まっていました。
地元の山で小屋が多くマイカーで行けるのが特色です。
当時は路線バスが井川・田代集落まで運行されていました。
本村にはタクシーの営業所だってあったのです。
観光路線へ変革した井川線にも朝の便が当日もあり。
一番便が駅に走って来ました。
当時の冬は今とは比較にならない寒さ。
使えそうな日常着を装備の代用に充てました。
素人学生が行くにはそれでもハードルが高かった…
ピッケルなんてウッドシャフトの年代物。
ラッセルの果てに登り詰めた頂は感無量でした。
引率してくれた先生やみんなにお礼申し上げます。
あと何回そんな感動の刻に巡り会えるのでしょうか?

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利用交通機関: 車・バイク
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