北蔵王 小屋ノ沢支流 大鍋沢右俣


- GPS
- 07:18
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 702m
- 下り
- 692m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
R286から渓流釣りの看板の所を曲がり小屋ノ沢林道に入る。 すぐ未舗装になるが、渓流釣りの辺りまでは問題なく行ける。その先はかなりの悪路で、車高が高い車ならスムーズに行けるかもしれないが、普通車などはかなり神経を使う事になる。 我々はブドウ沢登山口までなんとかたどり着いたが、どこまで車で行くかは自己責任でお願いしたい。途中に何ヶ所か駐車出来るスペースがあるので、そこに停めてもいいかと思う。 ちなみに、車高が高い車であれば、ブドウ沢登山口を過ぎてもまだもう少し車で入れる。この日も釣り師の車が一台限界まで入ってきてた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
小屋ノ沢林道を終点まで行ったら、そこから藪っぽい踏み跡をさらに進むと堰堤が出てくる。その下を太いパイプが通っており、そこが大鍋沢出合い。 大鍋沢に入渓するとすぐ二俣となり両方から滝で出合っている。 右俣の4m滝を越えて行くと続けざまに小滝の連瀑帯となる。 この沢、とにかく滝が多い。最初の内は滝の数など記録にとっていたが、あまりに多いので途中から数えるのをやめてしまった。 小滝も合わせれば30程の滝がひっきりなしに出てくる。 そのほとんどが直登出来る滝だが、その中でも印象に残った滝をいくつか上げたいと思う。 まず750m付近にある8m。ロープを出して水線をシャワーで登ったが、水線の中にあるホールドが少なく少し緊張した。モロに水を浴びるのであまりモタモタもしてられず気が急ぐが、落ち着いてホールドを確実に掴みたい所だ。巻くなら左岸。メンバーの1人が巻いたが難しくは無さそうだった。 それを越えるとすぐに5mの滝。 途中まで直登するが、上部の手掛かりが少なく途中から左岸の斜面に移り巻き気味に通過。滝身を直登したのはメンバーで1人だけだった。 その後の800m付近に30m大滝。 直登の記録を見てはいたが、我々には無理なので登攀ラインだけ確認して巻きを選択。 今回は左岸と右岸を二手に分かれて巻いてみた。私とmanimaniさんは左岸を巻いたが、滑りやすい一枚岩や泥の急斜面などで結構時間がかかってしまった。懸垂下降なしでは降りれたが、危うい場所が多かった。manimaniさんが一瞬転がってた気がする。 右岸を巻いた2人は我々より大分早く巻き終わっていた。こちらもスラブの岩が滑りやすかったらしいが、巻くなら右岸の方が良さそうである。 その後も倒木や滝を越えていき、910m二俣を左に入る。 最後は終盤に出てくる極狭V字の多段滝。 ここの越え方は人それぞれだろうが、水線は人が入れないくらいに狭いので突っ張りが有効かと思う。 1番上の4mは突っ張りで取り付き、途中から背中も使いながらイモ虫みたいにジリジリよじ登った。 最後の4mは右岸に逃げれるが、どんなに不格好でも色々な手を使って突破した方が面白い。 ここを過ぎると源頭の雰囲気になってきて、最後の枯滝の手前から登山道に向かって薄藪を10分程進めば登山道に合流する。 今回は利用しなかったが、登山道に出る手前から小尾根を乗っ越して左俣に移り、下降に使う事も出来るようである。 下山はブドウ沢コースの登山道を利用。歩きやすい。 なお、今回の遡行をするにあたり、mikiosam様、ソロで生きるのトラ山様の記録を参考にさせて頂きました。ありがとうございました。 記 mooree |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
ロープ
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
渓流シューズ
ハーネス
30メートルロープ
|
---|
感想
今シーズン初沢登り
滝が多いことは聞いてはいたが、ここまで滝が連続する沢は初めての経験でした。
沢登り2回目で果敢にチャレンジするtakashiiiiさん、すでに自分の先を行ってしまったようで、技術不足と果敢にチャレンジする勇気が足りない自分、まだまだ精進が足りないようです。
今期のデビュー戦、もう少し楽な沢と思っていましたが連続する滝で中々ハードな一日になりました。次回はもうすこーしナメ歩きが楽しめる沢に行きたいなぁ
行きたい沢はいっぱいあるが、この時期は雪渓の事なども考慮して、北蔵王の大鍋沢を選んでみました。
数少ない記録を見ると、とにかく滝が多いとの事。私やHiroshiiiiさんは好みの沢だが、今シーズン沢始めのmanimaniさんと沢登り2回目のtakashiiiiiさんにはちょっとキツイかもと思ってたが、敢えてそんな事は言わず4人で訪れる事にしました。
実際遡行してみて、やはり滝の多さに驚きました。距離は短いですが、ナメやゴーロは僅かしかなくて、ほとんどが滝を歩いてたような気がする程です。
最初から最後までみんなで楽しく遡行する事が出来ましたが、沢登りのパーティーとしては全然まだまだ未熟であり、恥ずべき点が多々ありました。沢登りの本当の楽しさを知るのにはまだまだ時間がかかりそうでありますが、日々精進したいと思います。
今回歩いた大鍋沢は小屋ノ沢の支流だが、いつの日か蔵王の名渓、小屋ノ沢本流やガッカラ沢なども訪れたいと思っています。が、あの林道の悪路を思うと少し憂鬱であります。
mooreeさんとhirosiiiii(幼なじみなので、さんはつけません笑)の沢登りに二回目の同行です。噂に聞いてたmanimaniさんともご一緒出来て大変楽しい時間でした。
個人的には30m滝の右岸の高巻きが印象的です。hirohiiiiiの忠告も聞かず上がり過ぎて、少しの間セミになってました(笑)。なんとかトラバース出来た時の安堵感は半端なかったです。
滝の連続でテンション上がり過ぎ、後半まで疲労感はなかったのですが、足がつった時に皆さんとの基礎体力の違いを痛感しました。
知識、技術、体力、装備、課題が山積みですが、楽しさを知ってしまったのでこれから頑張ります!
最後に…俺もハーケン打ちたい!(笑)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
楽しそうですね。羨ましい。蝶々の名前はアサギマダラです。夏から秋にかけて高山帯で見かけます冬は台湾辺りで過ごすそうです。
zaomonsさん、お久しぶりです。
アサギマダラ、ですか。manimaniさんがちょうど葉っぱに止まった所を撮影していました。他にも青い蝶などもいて綺麗でしたね。
教えて頂いてありがとうございます😁
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する