アヤメ平〜尾瀬ヶ原

2020年06月07日(日) [日帰り]

• GPS: 10:20
• 距離: 23.9km
• 登り: 639m
• 下り: 649m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:00
• 休憩: 2:19
• 合計: 10:19

距離 23.9km 登り 644m 下り 650m

5:27 鳩待峠
6:24 6:26 中ノ原
6:44 6:45 横田代
7:21 7:22 中原山
7:38 8:19 アヤメ平
8:30 セン沢田代
8:35 8:36 富士見田代(尾瀬原分岐)
8:41 冨士見小屋
8:47 富士見田代(尾瀬原分岐)
9:16 土場
9:24 9:25 長沢頭
10:17 10:59 竜宮十字路
11:22 ヨッピ吊橋
11:28 ヨシッ堀田代
11:43 東電小屋
11:53 東電尾瀬橋
12:03 東電分岐
12:17 12:18 見晴
12:44 12:58 竜宮十字路
13:17 13:22 尾瀬ヶ原
13:25 下ノ大堀川橋
13:37 13:48 牛首分岐
13:56 上ノ大堀川橋
14:27 14:45 山ノ鼻
15:42 15:43 鳩待峠
15:46 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

○尾瀬戸倉の尾瀬第一駐車場に車を停めた。24時間ごとに1,000円なり。
○乗合バスと乗合タクシーは尾瀬第一駐車場前から出ていた。どちらも片道1,000円なり。
※駐車場代と乗合バス＆乗合タクシー代で合計3,000円なり。尾瀬は金がかかる！
○乗合バスは16：40が始発だが、16：30に乗合タクシーが出発した。津奈木橋のゲート前に16：50に着いてしまうが、ゲートは17：00にならないと開かないので10分待つ。17：10に鳩待峠下に到着。
○帰りの乗合タクシーは人数（8人？）が揃ったところで順次出発する。

コース状況／危険箇所等

○鳩待峠〜富士見峠
アヤメ平までの標高差は400mもないので急坂はない。前半は特に平坦部のようで登っている感じがしない。
残雪も殆どなく、木道が多いが滑ることもなかった。

○富士見田代〜龍宮十字路
下り始めは残雪が多くて、ところどころで出ている木道がとても滑りやすい。
赤布がたくさんあるので、木道が残雪で埋もれていても迷うことはなさそう。
「土場」の前後は長い平坦部。
「長坂頭」から「長坂」までは岩や石の多い急坂の下りがある。

○尾瀬ヶ原
残雪もなく全て木道のため問題なし。

○山の鼻〜鳩待峠
残雪もなく山の鼻の手前を除いて全て木道のため問題なし。

写真

6/7 5:21

尾瀬戸倉第一駐車場から始発の乗合タクシーに乗って鳩待峠下の乗り場に着いた。乗り場の横にある簡易水洗トイレで用を足している間に誰もいなくなっていた。

6/7 5:24

私だけトイレで出遅れたみたいで、鳩待峠にもう登山者の姿はなかった。

6/7 5:24

至仏山にもひかれるが今日はアヤメ平に向かう。

6/7 5:26

アヤメ平に通じる「鳩待通り」の登り口。

6/7 5:30

最初は気持ちのよい広葉樹の森が広がる。野鳥のさえずりがたくさん聞こえた。

6/7 5:43

少し登ると木道が始まる。

6/7 6:23

広葉樹の森はいつの間にか針葉樹の森に変わる。「鳩待通り」の前半はほぼ平坦と言っていいぐらいの緩い登りが延々と続く。

6/7 6:36

横田代にでた。緑の湿原になるのはまだ少し先のようだ。

6/7 6:37

横田代の道標

6/7 6:36

湿原の淵に水芭蕉がたくさん咲いていた。

6/7 6:35

6/7 6:38

6/7 6:38

横田代を振り返る。

6/7 6:39

木道の間や脇にも水芭蕉が咲いていた。

6/7 6:44

横田代は3枚？ぐらいに分かれている。

6/7 6:47

横田代から至仏山。この素晴らしい眺めにちょっと感激。

6/7 6:56

6/7 6:56

6/7 6:56

6/7 6:56

横田代から平ヶ岳

6/7 6:59

横田代を抜けたところから至仏山と左に小さな笠ヶ岳。

6/7 7:06

アヤメ平へはほんの少し下ってほんの少し登り返す。

6/7 7:16

中原山の手前の湿原

6/7 7:17

中原山の手前の湿原から武尊山と笠ヶ岳

6/7 7:16

中原山の手前の湿原から武尊山

6/7 7:17

笠ヶ岳のアップ

6/7 7:20

中原山の道標

6/7 7:26

アヤメ平に出た。ここまで誰にも会わなかった。

6/7 7:27

6/7 7:27

アヤメ平の緑ももう少し先のようだ。先行者がひとりおられた。

6/7 7:34

アヤメ平の右上に道標とベンチが置かれているところが見える。アヤメ平のベンチはそこの3本だけで、コの字型になっている。

6/7 7:29

アヤメ平から燧ヶ岳

6/7 7:29

アヤメ平から平ヶ岳

6/7 7:37

アヤメ平から至仏山

6/7 7:40

アヤメ平の道標。ここで大休止をとっている間に4,5組の登山者と会った。うち1泊2日で沢を登ってきたという男性2人のパーティと挨拶を交わした。

6/7 7:49

6/7 7:50

6/7 8:18

天空の散歩道

6/7 8:19

日光白根山の方向

6/7 8:19

日光白根山の方向のアップ。雲が多くてよく見えない。

6/7 8:20

去り難いアヤメ平から富士見峠へ向かう。

6/7 8:20

6/7 8:24

アヤメ平から少しくだったところから振り返る。

6/7 8:24

アヤメ平から少しくだると片品村方面が見えるところがある。

6/7 8:24

6/7 8:29

セン沢田代？

6/7 8:29

右下に富士見峠にある建物が見える。

6/7 8:29

建物のアップ。

6/7 8:34

富士見田代の分岐。

6/7 8:34

富士見田代の分岐の道標。

6/7 8:38

富士見峠のトイレ。使用できなかった。

6/7 8:39

2015年に営業を終了したという富士見小屋。

6/7 8:40

ふたたび富士見田代に向かう。

6/7 8:42

少し登ると湿原に出る。

6/7 8:44

富士見田代と燧ヶ岳

6/7 8:44

6/7 8:44

6/7 8:48

富士見田代から長沢新道を下って尾瀬ヶ原に向かう。長坂新道の上部は残雪から出ている木道の部分がとても滑りやすかった。木道が埋もれている頃でも赤布がたくさんあるので道に迷うことはないだろう。

6/7 9:09

6/7 9:10

新緑がとてもきれい。

6/7 9:12

「土馬」と呼ばれているところ。前後はほぼ平坦な下り。

6/7 9:13

「土馬」の道標

6/7 9:15

6/7 9:24

長沢頭の道標。ここから石や岩の多い急坂の下り。

6/7 9:38

針葉樹の森を抜けると広葉樹の森となる。

6/7 9:47

長沢の流れやハルゼミ？の音、野鳥のさえずりを聞きながら、素晴らしい広葉樹の森を進む。

6/7 9:48

6/7 9:53

「長沢」の道標

6/7 9:55

6/7 9:56

素晴らしい広葉樹の森が続く。

6/7 10:00

6/7 10:07

広葉樹の森を抜けて初めて尾瀬ヶ原に歩を進める。湿原と小川と水芭蕉を前景にした至仏山にちょっと感動。

6/7 10:09

6/7 10:11

6/7 10:13

竜宮十字路まであと少し。奥の山は景鶴山。

6/7 10:14

6/7 10:14

6/7 10:16

竜宮十字路から燧ヶ岳

6/7 10:16

竜宮十字路から至仏山

6/7 10:18

竜宮十字路から至仏山

6/7 11:00

竜宮十字路からヨッピ吊橋に向かう。右奥は景鶴山。

6/7 11:17

景鶴山のアップ。

6/7 11:20

6/7 11:20

ヨッピ吊橋の分岐

6/7 11:21

ヨッピ吊橋の道標。

6/7 11:21

ヨッピ吊橋

6/7 11:22

ヨッピ川の清らかな流れ。

6/7 11:22

ヨシッ堀田代に出るところ。

6/7 11:23

ヨシッ堀田代に続く木道。奥に燧ヶ岳。

6/7 11:36

歩荷？さんが歩いていた。

6/7 11:37

東電小屋に着いた。

6/7 11:37

6/7 11:38

6/7 11:43

東電小屋公衆トイレ。水洗トイレでした。協力金100円を支払う。

6/7 11:44

東電小屋から東電分岐を経て「見晴」に向かう。広葉樹の小さな森を通る。

6/7 11:47

とても気持ちのよい広葉樹の森。

6/7 11:53

只見川にかかる東電尾瀬橋

6/7 11:51

只見川の流れ

6/7 11:51

只見川の流れ

6/7 11:55

東電分岐に向かう。

6/7 11:55

6/7 12:03

東電分岐

6/7 12:10

東電分岐から「見晴」に向かう。

6/7 12:15

「見晴」に到着。

6/7 12:16

「見晴」の水場。

6/7 12:17

「見晴」から竜宮十字路に向かう。至仏山が大きい。

6/7 12:21

「見晴」と燧ヶ岳を振り返る。

6/7 12:28

6/7 12:28

6/7 12:29

6/7 12:41

竜宮小屋の近くに沼尻川の流れ。

6/7 12:41

竜宮小屋前の森

6/7 12:43

竜宮十字路と至仏山

6/7 13:03

竜宮現象付近の木道

6/7 13:06

竜宮現象出口(湧出点)

6/7 13:07

6/7 13:16

6/7 13:23

下ノ大堀川の水芭蕉群生地。ここが有名な撮影ポイントみたい。あいにく中田代の上には雲がかかっていまひとつ。

6/7 13:37

牛首分岐から至仏山

6/7 13:46

牛首分岐から燧ヶ岳

6/7 13:47

ワタスゲにピントが合わない？

6/7 13:56

6/7 14:00

6/7 14:00

6/7 14:01

逆さ燧の池塘。湖面に波が立ってきれいに映らない。

6/7 14:03

6/7 14:04

6/7 14:06

6/7 14:09

6/7 14:15

この日見た中で一番の水芭蕉の群生

6/7 14:16

6/7 14:17

6/7 14:17

山の鼻の手前にある水が豊かで水芭蕉とリュウキンカが咲いていてとても素敵なところ。

6/7 14:17

6/7 14:24

6/7 14:25

山の鼻に到着。

6/7 14:27

山の鼻の道標

6/7 14:27

研究見本園＆至仏山登山道入り口

6/7 14:37

研究見本園の池塘と雲がかかった燧ヶ岳

6/7 14:39

研究見本園から至仏山

6/7 14:45

山の鼻の公衆トイレ。ステンレス製の便器の水洗トイレ。協力金100円を支払う。

6/7 14:45

山の鼻のキャンプ場。明日は月曜日だが5,6張あった。

6/7 14:49

6/7 15:03

山の鼻から鳩待峠へ向かう。

6/7 15:09

木道のすぐそばにシラネアオイの大きな株？がフェンスで囲ってあった。

6/7 15:11

鳩待峠への木道は川上川に沿って続いているので、終始沢音を聞きながら気持ち良く歩ける。

6/7 15:26

広葉樹の森がいい感じ。

6/7 15:29

6/7 15:35

鳩待峠の手前は木道の階段が続く。

6/7 15:41

鳩待峠に到着。24キロは長かった。

6/7 15:42

6/7 15:43

6/7 15:43

鳩待峠の道標。お疲れさまでした。

6/7 15:43

鳩待峠で尾瀬戸倉までの乗合バス兼乗合タクシーのチケットを買ってすぐ下の乗り場へ行く。乗合タクシーが何台も待っていて、余韻を楽しむ暇もなく車中の人となった。

撮影機器：

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ ガスコンロ

感想

1986marilyn

2020年6月7日（日）【アヤメ平〜尾瀬ヶ原】

東京には転勤で通算13年間も住んでいたのに、尾瀬は裏燧林道を歩いただけで、尾瀬ヶ原も尾瀬沼も至仏山も燧ヶ岳も歩いたことはありませんでした。

2018年4月に再び東京に転勤してきてから、尾瀬に行くことを全然考えていなかったわけではなくて、アプローチなどを少し調べたこともあるのですが、登山者が多くてなんとなく敷居が高い感じがしていました。
しかし、東京在住もあと2年を切ったので、登山者の少ないこの機会に思い立って歩いてみることにしました。

尾瀬ヶ原を歩くことが勿論今回の主目的ですが、それだけでは物足りないので、天気予報も晴れだし、アヤメ平から歩くことにしました。

アヤメ平に至る鳩待通りの前半は拍子抜けするぐらい急坂がなくて、ほぼ平坦で単調な登りが続きました。横田代あたりから少し登りになったぐらいで、距離はありましたが、アヤメ平には予想外に楽に登ることができました。

横田代からの至仏山の眺めや、アヤメ平からの燧ヶ岳、至仏山、平ヶ岳の眺めは素晴らしいの一言でした。日光白根山や武尊山は雲がかかって残念ながらよく見えませんでした。
特に針葉樹林の森から横田代に抜けて、振り返って飛び込んできた至仏山の巨大で美しい山容はちょっと感動ものでした。

アヤメ平はまだ緑色になっていませんでしたが、池塘の広がる山上の湿原はまさに天空の遊歩道と言えるもので、これにも感動してしまいました。夏空広がるアヤメ平はさらに素晴らしいこと間違いなしでしょう。

長沢新道の下りが終わるあたりから尾瀬ヶ原の手前までは背の高い広葉樹の森が広がっていて、新緑がまぶしくてとても素敵でした。野鳥のさえずりやハルゼミ？の鳴き声もたくさん聞こえました。広葉樹の森は他にも鳩待通りの登り始め、東電小屋の東側、山の鼻から鳩待峠の間にもあって野鳥のさえずりとともに素晴らしかったです。

長沢新道から尾瀬ヶ原に出るところも初めて尾瀬ヶ原を踏むということでちょっと感動してしまいました。可愛いらしい小川とその周りの水芭蕉と尾瀬ヶ原の湿原越しに見る至仏山はとても素晴らしい眺めでした。

尾瀬ヶ原に出たあとは、終始、至仏山、燧ヶ岳を眺めながらの木道歩きを楽しみました。水芭蕉は終わり頃だったし、他の花の数もとても少なかったけど、天気はいいし、池塘や小川はとてもきれいで十分に楽しめました。特に山の鼻の手前の川が流れる疎林には水芭蕉やリュウキンカがたくさん咲いていてとても素敵なところでした。

今度はぜひ夏空の下で緑とお花がいっぱいの湿原を歩いてみたいと思いました。