扇ノ山 小又谷
- GPS
- 04:46
- 距離
- 3.5km
- 登り
- 362m
- 下り
- 374m
コースタイム
- 山行
- 4:02
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 4:47
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・一度入渓するとほぼ切れ目なくゴルジュが続き、両壁が切り立っているため、滝の高巻きも容易ではなく、覚悟を決めて入渓する必要あり。 ・シワガラの滝と桂の滝の間に出てくる第一核心部の7m滝は、記録上にあった残置ボルトが外れて落ちていた。 |
その他周辺情報 | 湯村温泉 薬師湯を利用。シワガラの滝から車で30分弱。この日はまだコロナ対策で営業時間短縮(7:00〜22:30→9:00〜21:00)・休憩室は使用不可だった。利用料500円。綺麗な温泉施設。 |
写真
装備
個人装備 |
沢靴
ドライレイヤーベーシックタンクトップ
ラピッドラッシュロングスリーブ
フラッドラッシュロングスリーブ
Tシャツ
フラッドラッシュタイツ
ドライレイヤーベーシックタイツ
ハーフパンツ
沢スパッツ
膝サポーター
沢靴下
グローブ
登山靴
靴下
雨具
防水バッグ
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地形図
コンパス
笛
計画書
ココヘリ
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
ハーネス
ヘルメット
確保器
環付きカラビナ
カラビナ
スリング
ロープスリング
セルフビレイランヤード
アッセンダー
お助けロープ10m×6mm
シャワーよけバイザー
防虫スプレー
レジャーシート
ゴルジュハンマー
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共同装備 |
50mロープ×2
30mロープ
アブミ
ハンマー
ハーケン
カム
|
備考 | ・昨年行ったナル谷の高巻きでひどい目にあったので、今回はゴルジュハンマーを入手し持参。一番軽いハンマーを購入しようと思っていたけど、いろいろ検討していたら、530gもあるけどピックの歯がしっかりしていて、高巻きとかで役に立つに違いないと思いこれにした。結局、ヤマさんがハーケンを打つのに貸してあげただけで、最後の泥壁は上手く使いこなせなかった。 ・防水バッグをナイロン袋0.02mmで2重に覆っていたのに、なぜか防水バックの中も浸水。 |
感想
今シーズンの初沢は4月下旬に南紀の沢を予定していたが、
残念ながらコロナの影響で、自粛せざるを得なくなり、
やっと自粛解除になった5月下旬、沢に行けることになった。
まだ県外移動は自粛要請がでていたので、県内の沢へ。
リーダーN男が選んだ沢は、情報が少なく遡行図もない扇ノ山 小又谷。
初沢というのになかなか手厳しい沢を選んできた。
しかし私的には最近の絶景本に必ず掲載されている「シワガラの滝」に寄れるという点のみに惹かれて、1人ウキウキ参加。
男たち4人はヤバい沢らしいと、警戒していたみたい。。
4名はススキの草原と星空が広がる上山高原で前泊し、闘将だけ当日合流。
上山高原には立派な避難小屋があり、臭くないトイレ完備でなかなか素敵な小屋だ。
しかしこの時期ゲジゲジ毛虫が大量発生していたので、虫嫌いの私はリスクを避けて車中泊を選択。
夜は満点の星空を見ることができた。
翌朝もいいお天気。
上山高原で沢装備を整えていると、ヤマさんがヘルメットを忘れたことに気づく。よくわからない沢だし、なしで入渓するわけにもいかず、すでに家を出発していた闘将に連絡し、取りに帰ってもらうことに。
このお代は全員に但馬牛をふるまうという約束だが、すでに2週間以上たった今もまだ御馳走されていない。
シワガラの滝駐車場にて待ち合わせて、まずはシワガラの滝を見学に行く。闘将の合流後、予定より1時間強の遅れで出発した。
シワガラの滝まで30分弱で到着。
一見の価値ありの、神秘的な雰囲気の滝だった。
その後、来た道を戻り途中から滝見道のほうへ。いくつかの記録で懸垂下降数ピッチで降りたらまたシワガラの滝だったという失敗だけはしたくないな〜と思いながら、ルーファイはみなさんにおまかせ。50mロープ1本での懸垂1ピッチで入渓した地点は、シワガラの滝より上部だった。ホッ。
降り立った場所は素晴らしい緑のゴルジュで、テンションアップ。
でも一度入渓するとほぼ切れ目なくゴルジュが続き、両壁が切り立っているため、滝の高巻きも厳しく、脱出が容易ではない沢だった。
沢初心者の私だけがそれを理解しておらず、1人はしゃいでいた。
綺麗なゴルジュが続く中、泳いだりシャワークライミングしながら登りごたえのある滝をいくつか越えていくと、最初の核心部の7m滝に出てきた。
ネット上の記録ではここに残置のボルトがあるはずだったが、見当たらない。とてもフリーで登っていけるような壁ではなかった。
この日の気温は21℃。水にどっぷり浸かり体も冷えてきたので、少し戻った日の当たる場所で飲んだり食べたりしながら、私以外はヤバい、どうやって脱出する?と相談しだした。
カムが効かない、リスがない、ハーケンを打ってみても岩が割れる。。
沢を戻りながら登れそうな場所をさがしていると、右岸側に登れそうなラインをリーダーが発見。
ここからはリーダーN男が葉っぱの茎にランニングビレイを取ってしまうような厳しい状況の中、頑張ってロープを張ってくれた。私は草付きの泥壁がなかなか登れず、ロープを頼って何とか登れる状態であった。
ここを登ると滝見道に出ることができた。
今回はここで終了。
1時間程の遡行であり物足りなさはあったが、とにかく無事脱出できて良かった!
コメント
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そのままゴルジュ内から脱出できずヘリでも呼んだら、自粛期間中ということもあり、伝説になれたのに残念!!
ほんと残念、リーダーN男だけがネットに名前を残せたのにね
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