稲子岳(南壁左カンテ)/北八ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 793m
- 下り
- 789m
コースタイム
8:10 しらびそ小屋(8:25発)
9:25 南壁基部
9:55 登攀開始
12:45 終了点(5ピッチ)
13:35 中山峠下一般道
14:20 しらびそ小屋
15:10 唐沢橋
天候 | 霧(一時晴間が見えるときもあったがほとんど霧) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
≪アプローチ≫ ●しらびそ小屋から中山峠へ向かう林道の2160m付近から南壁基部へアプローチ ●途中まで立木に赤いテープのマーキングがあり、それを追っていけばよいが、大岩帯のあたりで見失ってしまった。そこからは基本的に左上したが、正解だった。 ●左カンテは、南壁に突き当たって左へ進んだ奥の少し上がったところにある。なお、左カンテへのトラバースは、ルート取りによっては少しやらしいところがあるので慎重に。 ●南壁の1ピッチ目には赤いハーケンが打ってあるので、それが目印にもなる。 ●かつては左カンテ以外のルートもよく登られていたが、時代の移り変わりとともに登られなくなってしまい、ルートも荒れた。左カンテは多少登られているのでまだマシ(しらびそ小屋のご主人談) ≪ルート≫ ●岩質は硬く締まっていてフリクションもそれなりに効くが、なんといっても浮石が多い。4P目終了後、1パーティが後続(!)していたことがわかったが、落石を起こさずに良かった。 ●ルートには残置ハーケンが多数。ただ、より難しいルートに向かうハーケンもあるので、安易にハーケンを追って行かないことが必要。 ●各ピッチにはリングボルト等が複数打たれているビレイポイントがあるが、カム等で必要に応じて補強するのがベター |
写真
感想
当ルートはアルパインルートです。このルートを行くには、ロープワークをはじめとしたアルパインクライミングの技術を習得していることが不可欠だと考えます。
●1P目・35メートル(3級?):小生
凹角右手の赤いハーケンにクリップし、左手の凹角のフェイスに体重移動するところで手こずった。いったん取付きまで下り、最初から凹角を上がろうと試みたが、手、足とも乏しく、再び赤いハーケンのある右手からチャレンジ。体が温まったためか(笑)、なんとか、凹角へ体重移動し、左上にあるハーケンにクリップし一息。そこから体を上げるところも、ホールド、スタンスとも少なく、一苦労。そのあとは順調。出だしの見た目は簡単そう♪だが、思ったより全然手強かった。3級かなぁ??
●2P目・30メートル(3級):M井さん
ここも凹角を登る。出だしから5メートルほど行くとクラックに沿って登るところがあり、そこがちょっとバランシー。くるくる回るボルトが一個打たれている。
●3P目・30メートル(3級):K田さん
右手の巨岩のフェイスにもハーケンが打たれているが、当然のごとく、チムニー状を登る。上部右手がやさしそうだが、浮石が多く確実に落としそうなので、左手に回り込む。ところが、回り込んだところのホールドになる岩がぐらついている。まずいと思ってその先の岩に手を伸ばすが、その岩も動く。。。さほど難しいわけではないのだが、バランスを要する箇所なので、緊張した。
●4P目・40メートル(4級):小生
3P終了点から左手に回り込むとガラガラした斜面のむこうに岩稜が2つ見えている。トポによれば、右手が4P目で左手が5P目。ガラガラを岩を落とさないように慎重に通過し、古い残置スリングが見える左手の岩稜を目指す。少しせり上がったところの狭いステップ状の岩に立つと、上部は少しかぶり気味の垂壁(3メートル)となっていて、なにぃ〜(涙)と思ったが、右側にはスタンス・ホールドもあり、左側のジャミング等も併せてせり上がった。
●もう一つのクラックが走る岩稜は登らずに右手を巻いて一般道に出た。記録を見ると登っている人が多い。やっぱり登っておくべきだったかな。。。
※楽勝! 簡単♪ という記録が多いが、それはきっと上手い方達の記録。それなりに難しいところもある。なので、決して舐めてはいけません。。。(僕のレベルでは。。。(^^ゞ)
※カムが決まるクラック等が多いので、持参すると便利。
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