４月の爺ヶ岳――風雨の幕営、雪たっぷりの好展望

2005年04月29日(金) 〜 2005年04月30日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 12.8km
• 登り: 1,764m
• 下り: 1,766m

コースタイム

４月２９日
　東京・西多摩の自宅（４時２０分発）→中央道・長野道経由→豊科インター→信濃大町→扇沢・登山口（９時０４分着、急な雨で車内で待機）
　登山口（１０時０９分着）→冬季ルート分岐→南尾根の標高１８２５メートル地点（１２時０３分、幕営）

４月３０日
　幕営地（４時１９分）→１９１７メートルのピーク（４時３７分）→ JP（ジャンクション・ピーク、標高２３００メートル、６時　０１分）→標高２３２８メートルの鞍部（６時１９分着、食、６時２５分発）→爺ヶ岳南峰（７時３６分着、８時２４分発）→幕営地（１０時４５分着、撤収、１２時２２分発）→扇沢（１３時３２分着）　扇沢（１４時０２分）車→途中、散策、大町温泉入浴、食事→東京・西多摩の自宅（１９時５５分着）

天候

風雨、曇り

コース状況／危険箇所等

　１泊２日で扇沢から鹿島槍ヶ岳に往復で登る予定で出かけました。
　扇沢から種池山荘へ上がる柏原新道は、冬期から残雪が安定する６月後半までは、雪崩や滑落の危険が大きく、使えません。爺ヶ岳へは南尾根（南稜）がルートになります。
１日目に冷池山荘の天場まで上がるはずでした。しかし、４月２９日の午後は天候が一時的に崩れて、扇沢に着いたときは雨と強風でした。この日は、南尾根のJP（ジャンクション・ピーク）のずっと下で幕営。
　翌３０日、好天のなかを、爺ヶ岳（南峰）を往復して、扇沢に下山しました。
稜線からは、例年を上回る大量の雪をまとった北アの山々が美しく望めました。
くわしい記録は下記に。
http://trace.kinokoyama.net/nalps/jiigatake0504.htm

写真

爺ヶ岳南尾根ルートのGPSトラックログ。
右から登る南尾根と合わさるところが、ジャンクション・ピーク。
「山旅倶楽部」より国土地理院２５０００分の１地形図と、数値地図５０ｍメッシュ標高を
使用して、カシミール３Dで描きこんだ。
ハンディGPSは、ガーミンGPS１２を使用。

4/30 12:50

雪が解け出して現れた地面には、
ショウジョウバカマが咲き始めていました。

4/30 12:25

扇沢からの夏道（柏原新道）の途中にある、冬季ルートの道標。
ここから、南尾根通しに、爺ガ岳をめざします。

4/29 17:20

これが天場の全景。残雪のキャンプは、春山の楽しみの一つ。
傾斜がある斜面でも、積雪が１メートル
以上あれば、かなりしっかりした基礎づくりができます

基礎工事風景。携帯電話のカメラで撮影

4/30 5:22

翌朝は、晴れ上がりました。
背景は、朝日を受ける針ノ木岳方面。

4/30 9:27

山頂へのルート

4/30 5:26

標高１９００メートルまで高度を上げると、JPの一つ下の、支尾根の合流する場所。
　この少し先で、ルートは樹林を離れ、尾根の東側の残雪の上部にそって、雪の上を登るようになりました

4/30 7:55

爺ヶ岳南峰の山頂から、剣岳、立山方面

4/30 7:57

同じく、槍ヶ岳、穂高連峰方面

4/30 7:58

針ノ木岳と、右背後に薬師岳

4/30 8:01

鹿島槍ヶ岳

4/30 8:06

爺ヶ岳北峰の背後に、左から、雨飾山、火打山、妙高山、戸隠の乙妻山、高妻山など

撮影機器：

EOS 20D CANON