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Yamareco

記録ID: 239906
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無雪期ピークハント/縦走
十勝連峰

初夏の三峰山でナキウサギに会えず(T_T) 〜上富良野岳・三峰山〜

2012年06月03日(日) [日帰り]
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GPS
06:10
距離
9.9km
登り
869m
下り
849m

コースタイム

十勝岳温泉凌雲閣(8:20)→安政火口分岐(8:45)→上ホロ分岐(9:05)→上富良野岳(10:05)→三峰山(10:35←昼食・ナキウサギタイム→11:30)→1860mピーク(11:40←ナキウサギタイム→12:30)→三峰山(12:40←談笑→12:50)→上富良野岳(13:20)→上ホロ分岐(13:55)→安政火口分岐(14:10)→十勝岳温泉凌雲閣(14:30)
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2012年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
十勝岳温泉凌雲閣前駐車場を利用
コース状況/
危険箇所等
山開き前は登山ポストにブルーシートが掛けられていて使えません。凌雲閣の中に入林届がありますので記帳してから入山されるようにお願いします。確か、バーデン上富良野バス亭横の小屋にも入林届があったと記憶しています。

三峰山までは、一旦、上富良野岳に登ってから稜線を辿ります。残雪を気にしてアイゼンも持って行きましたが出番なしでした。登山道は一部は雪に埋まっていますが、殆ど夏道上を歩いていけます。三峰山の西峰(1860m)と本峰周辺にはナキウサギが多く生息していますが、今回は不発でした。

花はショウジョウバカマとキバナシャクナゲ、ミネズオウが咲いているのを見掛けました。開花は例年よりも早いかもしれません。
入山届を書くために寄った凌雲閣前でシナモンとバッタリ。
入山届を書くために寄った凌雲閣前でシナモンとバッタリ。
凌雲閣前駐車場。登山ポストはブルーシートに包まれてます。
凌雲閣前駐車場。登山ポストはブルーシートに包まれてます。
安政火口へのハイキングルートも雪は随分とありません。
安政火口へのハイキングルートも雪は随分とありません。
安政火口の渡渉点...雪は完全に姿を消しています
安政火口の渡渉点...雪は完全に姿を消しています
安政火口から化物岩を巻くトラバース。今年は雪が少なくてそれほど怖くない。
安政火口から化物岩を巻くトラバース。今年は雪が少なくてそれほど怖くない。
上ホロ分岐手前の巨岩帯は完全に雪の中に埋まってます。
上ホロ分岐手前の巨岩帯は完全に雪の中に埋まってます。
上ホロ分岐標識。夏はあんなに高いところにあるのに、こんな感じです。
上ホロ分岐標識。夏はあんなに高いところにあるのに、こんな感じです。
ショウジョウバカマが咲いている。
ショウジョウバカマが咲いている。
富良野岳の雪も殆どなし。
富良野岳の雪も殆どなし。
キバナシャクナ...開花していない。残念。
キバナシャクナ...開花していない。残念。
D尾根から十勝岳。とてもいい雰囲気。
D尾根から十勝岳。とてもいい雰囲気。
ミネズオウは咲いていた。ちょっと嬉しい。
ミネズオウは咲いていた。ちょっと嬉しい。
キバナシャクナゲ開きつつあり。
キバナシャクナゲ開きつつあり。
D尾根突端部は完全に雪に埋まっている。
D尾根突端部は完全に雪に埋まっている。
振り返ると富良野岳が...。
振り返ると富良野岳が...。
上ホロカメットク山もすぐそこに...。
上ホロカメットク山もすぐそこに...。
赤茶けた岩場を登るとすぐに...
赤茶けた岩場を登るとすぐに...
上富良野岳到着です。いや疲れた。
上富良野岳到着です。いや疲れた。
上富良野岳から三峰山・富良野岳の稜線を望む。
上富良野岳から三峰山・富良野岳の稜線を望む。
三峰山・富良野岳の稜線。
三峰山・富良野岳の稜線。
稜線上のキバナシャクナゲ。咲いている(^^)。
稜線上のキバナシャクナゲ。咲いている(^^)。
三峰山の本峰近し。
三峰山本峰。
三峰山本峰の巨岩で開店中。
三峰山本峰の巨岩で開店中。
眼下には凌雲閣が...。望遠で撮影。
眼下には凌雲閣が...。望遠で撮影。
カッコウがやって来た。格好いい(^^;。
カッコウがやって来た。格好いい(^^;。
三峰山西峰。ナキウサギを探すも一瞬姿をみせただけ。
三峰山西峰。ナキウサギを探すも一瞬姿をみせただけ。
北大ワンゲル部で賑わう三峰山山頂。
北大ワンゲル部で賑わう三峰山山頂。
三峰山から上富良野岳方面の稜線。何回見ても良い景色。
三峰山から上富良野岳方面の稜線。何回見ても良い景色。
三峰山と上富良野岳のコル。三峰山で出会ったワンゲル部員が隊列なして歩いている。
三峰山と上富良野岳のコル。三峰山で出会ったワンゲル部員が隊列なして歩いている。
また閉じてしまったキバナシャクナゲ。
また閉じてしまったキバナシャクナゲ。
撮影機器:

感想

ここのところ風邪か何かよくわからない症状が続いているが、単なる鼻炎かもと勝手に解釈して、天気も良いので上富良野岳に登りに行きます。凌雲閣前駐車場では往年のゴン太のようにシナモンとミルク(全部犬の名前)が営業活動をしています。去年、凌雲閣に来たばかりの頃は、吠えてばっかりだったのに随分と雰囲気変わったなと思いつつ、凌雲閣の中にある入山届に記入して出発です。天候は極めて良好。

登山道の状態はもう殆ど例年の山開き時期と変わらず、雪は多少あるもののアイゼンは単なるお荷物状態。終始、拍子抜けでした。上ホロ分岐の手前あたりからは例年通り大きな雪渓が残っています。このあたり夏は面倒な巨岩帯ですが、それらはすべて数メートル下に埋まっているのでこの時期は楽々です。300階段手前で十勝岳ピストンするというおっちゃんに追い付き、その後、300階段で私のペースが落ちたり花の写真を撮ったりして、結局、上富良野岳まで一緒に登るようなかたちになりました。途中でショウジョウバカマとキバナシャクナゲ、ミネズオウに出会いました。キバナシャクナゲは少し気の早いのが咲いているぐらいで殆どはツボミでしたが。

上富良野岳でおっちゃんと別れて三峰山を目指します。まぁ、何度歩いたか覚えていないぐらい慣れた道ですが、雪もなく夏の稜線を歩いているような気になります。三峰山手前の小さな雪渓を越えればもう山頂です。例によって山頂標識脇の巨岩にお店を開いて昼食にします。晩夏ほどではないですがナキウサギの声も聞こえます。まぁ、この季節は殆ど顔出してくれませんね。しばらく観察していたらエゾシマリスが横切っていきました。ナキウサギは相変わらず出てきませんが今度はカッコウが来ました。鳴き声は聞いたことありますが生で本物を見たのは初めてかもです。急いで写真撮りましたが、ちょっとピンボケです(TT)

三峰山の岩場は中々出てきてくれないので、その後、対岸の1860mピークに移動して、ようやく動いている姿を発見ですがフレームインならず。以降は全然出てきてくれません。しばらく粘っていると賑やかな8人パーティが登って来ます。その場は特に話もせずにすれ違いましたが、何だかタライのようなでかい鍋を背負ってたりして、これはきっと北大のワンゲルに違いないと思いつつ、ナキウサギ観察を諦めた後、三峰山山頂で昼食をしている彼らと、彼らが落としたと思われる短い紐を届けがてらに話をしてみました。大して使い道のなさそうな短い紐が一体何に使うための物なのか非常に興味がありましたが、これがなんとパーティの女の子自作のてるてる坊主の首紐だったんです。もうビックリです(^^;。彼らはオプタテシケ山を越えてトムラウシ温泉まで縦走するということで、去年の私の苦労話などをしつつ、しばし談笑。今年は雪も少ないし、今週の天気予報はずっと晴れマークということで彼女のてるてる坊主はきっと願いをかなえてくれるはず(^^)。

その後は冬の強風で折れたと思われるロープのポールを直したりして、来た道を戻ります。行きにはつぼみだったキバナシャクナゲも陽気に誘われて少し咲きつつあるようです。なんだかすっかり夏山っぽいなと思いつつ、まだ、長距離歩行に慣れていない足を庇いつつ下山しました。

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