三方崩山 〜イワカガミの行方を追う〜 [岐阜県 白川村]


- GPS
- 07:02
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,519m
- 下り
- 1,517m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂手前のトラバースと岩場くらい。 |
その他周辺情報 | 道の駅『飛騨白川』に温泉あり |
写真
感想
梅雨に入り高山植物も徐々に高山へ上がってる。
ショウジョウバカマもだが、イワカガミは今どの辺まで上がってるのだろう?
そんな疑問を晴らすべく、選んだ山が三方崩山だ。
この山は標高差がある分、幅広い層での観察が可能だろう。
道の駅を朝5時起床とかなり早起きが出来た。
5時半に出発し林道を歩いていると車が通る。
林道終点まで車で行くスタンスの人だ。
勿論それもありだが、大した距離と時間の差はそんなに無い。
林道終点から登山道に入っていくと、いきなり藪っぽい道から始まり不安に駆られるも、直ぐに下草はなくなる。
それ以上にかなりの傾斜がずっと続く。
標高1000mを越えるとブナ林がより一層美しくなり、これからまだ標高差1000m以上もある事を忘れさせてくれる(はず)。
ギンリョウソウも見頃を迎えており、かなりの数が生えてる。
そして6時半を回った時にそれは訪れた。
エゾハルゼミが一斉に鳴きだして一気に大合唱を迎えた。
このセミの存在で驚く事はないが、鳴き始めの時間帯に巡り合ったのは初めてだ。
因みにこのセミはこの登山中に何匹か手掴みで捕まえては生態調査を行ってました。
そんな事をしながら登っていったら自然と樹林帯から抜け出し、格好良い三方崩山の姿が見れるようになった。
風格は高山と言われても違和感ないだろう。
そして花もどんどん出てくるようになった。
鎖場がある急登の先のピークは山頂手前のピークの中で1番のビューポイントだ。
しかもハイマツも生えているくらいだ。
両白山地北部、人形山を初めとする県境の尾根など。
360℃の景色なので当然美濃側も展望はあるが、雲掛かってそこまで見応えはなかった。
そこのピークからの下りは意外とスリリングで少し気をつけた方が良い。
そして崩落地際の痩せ尾根を通り、カールを巻く。
このカールの巻き、見た目以上にかなりの傾斜のトラバースなので油断は禁物だ。
そこを通り過ぎるとシラビソの樹林帯に入る。
すると目的であるイワカガミの群落がいくつもあり魅了してくれた。
この時期はもう2000mまで上がっていると言う事が分かり満足した。
その樹林帯の先に三方崩山の山頂がある。
残念な事に隣にあるはずの白山はシラビソの樹林帯に邪魔されて見れない状態だ。
しかもこの樹林帯の先に道どころか踏み跡も見当たらず、密かに企んでいた奥三方岳の縦走はボツとなった。
行く人は居るのだろうけど。
山頂は狭く樹林帯があるせいで落ち着かないので、先程のピークまで戻って大休止を取った。
下山時もエゾハルゼミを捕まえながら遊んでゆっくり下ってると、一人の男性が『何処かであったな』と言う。
俺は全然思い出せなかったが、その人は『冬の貝月山であったやろ』と言い、そこでようやくヤマレコユーザーのKAMEさんだと気が付いた。
よく分かったなと関心するものだが、俺は男っぽい髪型じゃないから分かりやすいのかもしれないな。
それにしても下りがかなり堪える。
それもその筈、標高差は1400mある訳だから当然楽ではないな。
勾配は特に標高1000mから林道終点までがキツかった。
林道に出るとあんなにうるさかったエゾハルゼミの鳴き声もなくなった。
そう、このセミの鳴き声って大合唱だとクマゼミに負けないくらいうるさいんです。
あとは道の駅に戻りきっておしまい。
この山は何度も言うとおり、とにかく標高差がありトレーニングには打ってつけだろう。
そして疑似高山を味わえるのも魅力だと思う。
コメント
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お久しぶり!KAME32ですよ、
偶然レボを発見🤗
相変わらず絶好調ですね😃
私はYAMAPでは mooかめ でアップしてます、こちらもご覧下さいな🤗
最近の五蛇池山ではケチョンケチョンにされました😰
あそこは2度と行きたくないですね、、時間が経つとわからんですが、、。
ではでは。
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