祝瓶山(針生平登山口より鈴振尾根往復)


- GPS
- 06:44
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,067m
- 下り
- 1,069m
コースタイム
天候 | 晴れ☀️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■針生平登山口からすぐに吊橋を渡る。右側しか板がないので注意。ブナの森を抜けて2回渡渉する。2回目の渡渉からすぐに急坂に取り付く。クロマツが立ち並ぶ尾根を緩急を繰り返しながら登る。時折左側が開けて朝日連峰が見える。 ■登山道が開けてくるとやがて一の塔が先方に見える。一旦下って一の塔への急坂に取り付く。ザレた区間に気をつけながら、ひたすら急登をこなし、一の塔にたどり着く。一の塔からはやや崩壊気味の道を歩きながらコブを2つほど越えるとようやく山頂が見えてくる。山頂部の急登をこなすと360度の展望の山頂に到達する。 |
その他周辺情報 | 白い森交流センターりふれ ¥500 |
写真
感想
山形遠征第2弾は、3年前の朝日連峰縦走の際にたどり着けなかった祝瓶山、東北のマッターホルンと呼ばれる鋭峰です。長い鈴振尾根をひたすら上コースと聞き、やや不安がよぎりましたが、とにかくゆっくり登ろうと心に決めました。
針生平登山口で前泊し、4時頃には夜が白み始めたので、準備をしてスタートしました。スタートしていきなり片側しか板のない吊橋。レコなどで知っていましたが、揺れる、揺れる。ビビリながら牛歩でクリアしました。この後はブナの巨木の立つ森の中を進み、2度渡渉すると、大朝日岳との分岐に達しました。
ここからが本番。急登につぐ急登でぐいぐい標高を上げていきます。ちょうどカメラ機材を持った70Lのザックを背負った方に先に行ってもらい、その後を歩きました。時折開けた場所から朝日連峰が朝日に照らされ、その姿に励まされながら登りました。
目指す山頂はどこかなと思っていましたが、正面に立ちはだかった鋭峰を目にしたときは、今までの登りが序章に過ぎなかったことを悟りました。ここからは登れども登れども先が見えず、永遠の苦行のように思われました。一の塔にたどり着いたときには座り込んでしまいました。
その先ももこっとした尾根が続いていました。咲き始めたササユリと足元に健気に咲くアカモノに励まされ、コブを一つずつ乗り越えて行きました。最後に見えた山頂部は東北のマッターホルンの呼び名にふさわしい急峻な登りでした。
最後の力を振り絞って登った先には、360度のパノラマの絶景が待っていました。右に飯豊、左に朝日という贅沢この上ない景色。まさに両手に花状態でした。こんなに素晴らしい展望が得られるとは思ってもみなかったので、しばらく放心状態で景色にひたっていました。
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