焼石連峰 夏油川水系 ウシロ沢


- GPS
- 08:08
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 942m
- 下り
- 927m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
入渓は、夏油温泉の駐車場から舗装された道路を少し戻り、後沢橋の辺りから未舗装の林道へ入る。 林道が左へカーブしてる辺りの右側から薄い踏み跡を辿ってウシロ沢へ降り立ちました。 少し瀬を歩き、釜の深い小滝やゴルジュをヘツリながら進む。 最初の滝らしいF1は8m。これは左岸を小さく巻く。 その後すぐに10m。ここはロープを出して右壁を登る。途中ハーケン二ヶ所で中間支点を取る 。 その後は3〜5m程の小滝が続くが、どれも快適に登れる。 760m辺りから雪渓が現れる。この辺りの雪渓は下を潜って通過。 次第に両岸が狭まってきて崩落した雪のブロックが多くなってくると、水もどんどん冷たくなってきてドボンの恐怖と戦いながら遡行する。 800m付近に二条6mの滝。これの通過が1番緊張した。左壁に取り付きトラバース気味に落ち口に抜けるが、ホールドは細かく、ヌメリが酷いのでかなり慎重に登った。落ち口に抜ける最後の一歩二歩がかなり勇気がいる。 残置ハーケンが一個あるので、ロープを出すのが無難だと思う。 860m二俣にそれぞれ20mの滝がかかっている。 水量が多い時は3本の滝となるらしいが、この日は2本だった。それでも見応えは十分で、少し離れた所でも水しぶきが飛んできて大迫力であった。 この日は時間が押してたのと、雪渓がこの先もだいぶありそうだったので、二俣の滝から少し戻り、850mの二俣を左に入り、そこから登山道に出ることにした。 左俣の出合いは5mの階段滝で始まっている。その後も小滝を快適に越えて行くが、こちらの沢にも雪渓がかなり残っていた。 出口が見えるくらいの短い雪渓は下を潜ったが、長い物だと50m程はあり、潜るならヘッデンを付けないと真っ暗で何も見えない。 雪渓の真ん中は危うい感じだが、両脇はぶ厚い立派な雪渓なので、長い雪渓は二ヶ所、上を通過した。ゴルジュハンマー大活躍であった。 その後は沢も細くなるが、少しボサッてくる程度で藪こぎなしで登山道に合流した。登山道の水場がある6合目と7合目の間くらいでした。 この日は全体的にヌメリがあり。水量は少なめだが、上に行くにつれ水はキンキンに冷たくなってきました。 下山の登山道は問題なし。 |
その他周辺情報 | 元湯夏油 日帰り入浴18時まで。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
雨具
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
ヘルメット
10メートル補助ロープ
ガチャ類
スリング類
遡行図
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---|---|
共同装備 |
30mロープ
|
感想
今シーズン5本目は夏油のウシロ沢へ。
夏油川水系は、去年大鹿沢を遡行して以来約1年ぶり。次はウシロ沢と決めていたので楽しみにしていました。
暑い日が続いてるとは言ってもまだ6月なので、雪渓がまだ少し残ってるだろうとは思ってましたが、こんなに残ってるとは予想以上でした。
それでもこの時期から沢に入ってればこんな事もあるだろうと、雪渓の状態をよく確認しながら通過出来たので勉強になりました。
ただ、当たり前ですが、雪渓が近付くにつれて水温がかなり冷たくなってきたのと、さらに雪融けと一緒に泥水も流れ込んできてるせいで、下流部は綺麗だった水がかなりの濁りになってきました。
こんな冷たくて汚い水にドボンしたくねぇよと思いながらいつも以上に慎重に歩きました。ヌメリもあったので緊張する場面も何回かありましたが、ドボンは免れました。
当初は、860m二俣の滝を越して源頭まで詰める予定でしたが、雪渓の多さと時間の関係で登山道歩きが短いルートに変更しました。
先人方の記録で、ウシロ沢のハイライトは二俣滝の先にあると思っていたので、こちらは次回のお楽しみに取っておきます。
少し予定のルートは変更しましたが、とても渓相も良く登れる滝が豊富で素晴らしい沢でした。次回は雪が消えた頃にまた再訪したいと思います。
そして夏油川のもう1つ、枯松沢の遡行も楽しみです。
今回、沢登り三回目の同行。入渓前にmooreeさんに地図読みを教わりスタートです。地図も遡行図もコピーして持って来てくれました。ありがとう!
短時間で分かりやすかったです。後は自分で勉強ですね!苦手だけど(笑)
二級の沢と聞いていたので、チョット不安でしたが入ってみれば楽しくてニヤニヤしながら歩いてたと思います。まぁ沢の先輩たちがいての前提ですが。
沢での雪渓は初遭遇でしたが登る前にmooreeさんが懸念してた意味がよくわかりました。間を通りすぎた雪渓が滝を登る準備してた時に凄い音で崩れたんです。一瞬雷が鳴ったとおもいました。ほんの少し時間がずれたら危なかったとゾッとしますね。
その後の雪渓の下をくぐる時はメチャクチャ怖かったです。
それ意外は危なそうな所ではロープを出してもらい楽しく登れました。mooreeさんとhiroshiiiiの二人の連係は感心しますね。私も早くそのレベルまで追い付きたい。練習、経験あるのみですね。
最後に、フェルト靴の雪渓歩きは地獄でした。ゴルジュハンマーを下げて歩きたい衝動だけで欲しかったけど、二人が使って歩いてるのを見て、カッコ良いだけじゃなくハーケン打つ以外の必要性を実感しました(笑)私はカラビナを手に持ち雪渓に刺しながらでへっぴり腰で歩きました。毎回勉強になります。
コメント
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岩手にいらしてたんですね😆ようこそ岩手へ😁
相変わらず楽しそうなレコを今回も拝見しました😁
新しいメンバーさんも加わって、
楽しさパワーアップですね😆
これから本格シーズン!
是非是非また岩手にいらして下さい😆
rock-handさん、こんにちは!
岩手にお邪魔しましたよ😁
さすがに岩手は残雪豊富でしたね。沢筋にはまだ雪渓がビッシリでした!
でも素晴らしい沢登りが出来て大満足しております。
今シーズン、岩手の沢はまだまだ行きたい所がたくさんあるので、またお邪魔させてもらいますね😉
rock-handさんも秋駒お疲れ様でした!
ミニゴルジュかっけぇなぁ!
まだ雪解け水が入る沢は冷たかったでしょうね
ドボンしなくて良かった良かった。
それにしてもTakashiiiiiさんの成長が凄まじい
manimaniさん、こんばんは!
ウシロ沢、とてもいい沢でしたよ👍
takashiiiiiさんは、成長が凄いと言うより、元々体の柔軟性やバランスがいいんでしょうね。見てても安定感があります。そして観察力と理解力があるんでしょう。我々の動きをよく見てると思います。
そんな人がこれから成長して行くと思うので、あっという間に先を行かれそうです😆
通過の写真は見てるだけでドキドキします。
さすがに岩手。雪が多いですね。
chicken_manさん、こんばんは!
岩手はさすがに雪ありましたね😁
それにしてもchicken_manさんらしく渋い所攻めましたね。船形山塊も沢筋には雪はまだあるんですね。二口とはやはり違いますね。
chicken_manさんの沢登りのレコは新鮮でなんかワクワクしますね(笑)
もらったコメントにそちらのレコのコメントですいません🙏
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