三ノ峰から別山へ(別山への登り途中まで)


- GPS
- 08:06
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,429m
- 下り
- 1,430m
コースタイム
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 8:28
天候 | 晴。10時前頃には別山はガスに包まれた。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道に危険個所はありません。途中の案内板に表記されていた「打波の頭」(越前三ノ峰かな?)の直下、標高差200mは急登です。高山植物が多いので花に背中を押してもらって登りきりました。三ノ峰から別山に向かって100m程下る箇所で雪渓が解けた後と思われる斜面はザレていて高度感はありませんが、滑落注意です。この日は福井山岳会の人達が三班に分かれて登山道の草刈りを行っておられました。下山時、六本槍で休憩していた人たちは登山口から、六本槍までが担当で、若手は三ノ峰避難小屋付近まで実施していました。標高と年齢が逆比例のようでした。それにしても貴重な休日、自身も登りたいであろうに、大変有難く、頭の下がる思いでした。改めて御礼申し上げます。 |
その他周辺情報 | 上小池駐車場から約8km下った場所に鳩ヶ湯温泉があります。6/20日から営業開始で、日帰り入浴もできるようです。 |
写真
感想
梅雨の晴れ間に三ノ峰から別山を目指した。強行軍を避け前泊、早朝出発の日帰りの予定。JRで福井へ、レンタカーで大野へ行き、一泊。翌朝4時に出発して、国道158号と県道173号を通って約1時間で上小池駐車場に着いた。5時だというのに30台くらい収容の駐車場はほぼ満車、後から来た人は路駐。人気の程が窺えた。ここにはきれいなトイレもあり有難い。駐車場から一旦下って、林道を15分ほど歩くと登山道入り口で、いきなり階段の急登だが、しばらくすると一旦、緩やかになり、再度急登を登れば六本檜に到着。一気に展望が開け、南方には荒島岳、北東に、目指す三ノ峰が望める。曲がりくねった稜線の先の遥かな高みに三ノ峰はあった。三ノ峰山頂手前の急斜面を見ると気持ちが萎えそうになったが、気持ちを入れなおして出発、この先はアカモノロードの様相を呈していた。しばらくは周囲の展望を楽しみながらの、緩やかな稜線歩きだが、なかなか調子が上がらない。剣ヶ岩を過ぎ急登を繰り返すと一旦、平坦になるが、その先、案内板に記されていた打波の頭(多分、越前三ノ峰だろう)の南西斜面に急登が待ち受けている。テーブルのある場所で小休止して急登に挑む。坂の中間付近で標高2000mを越え、ハクサンイチゲが咲いていた。コイワカガミの群落やミヤマダイコンソウ、ツバメオモト、ツマトリソウ等の高山植物が咲き乱れていて、辛さを忘れさせてくれた。標高2100m付近で急登は終わり、三ノ峰避難小屋へのトラバース道となる。ここは岩々で少し歩きづらい。予定より遅れて三ノ峰避難小屋に到着、朝食兼昼食を摂って30分ほど休憩した後、三ノ峰を目指した。今日はもう三ノ峰までにしようと思って山頂に到着したら、山頂から100m程下って別山に登り返す雄大な景色を見て、行ける所まで行こうと決め、先に進んだ。しかし、三ノ峰までの登りで体力を使い過ぎていて登り返しに入ったら足が前に出ない。時間をかけてゆっくりだったら行けなくはないが、無事下山できるかが心配になったので、標高2050m付近で引き返した。残りの標高差350mだが、低山と違うので引き返して良かったと思っている。三ノ峰に登り返して避難小屋まで下り、そのまま下山にかかった。かなり足が疲れていて、時々踏ん張りが利かない時も有ったが、何とか六本檜までたどり着いた。ここでは福井山岳会の人達が休憩していた。傍にチェーンソウが置いてあったので聞いてみたら登山口から三ノ峰避難小屋近くまで3つの班に分かれて草刈りをしておられるとの事だった。そういえば、標高2000m〜2100m付近と1600m付近で草刈りをしておられたが、業者の人かと思っていた。山岳会に入っている人なら、好天の休日は山に行きたくて仕方ないのではないかと思うが、登山者の為に草刈りをして頂き、感謝!感謝!!です。本当にありがとうございます。良い話を聞いた後は足も軽くなり、下山口まで順調に降りることができた。駐車場の脇で沢の水でジュースやコーラを冷やしてあり、1本100円で代金は篭に入れる仕組みになっていた。登山者の良心に訴えるコメントを付けた無人販売所だ。この日は越前大野で汲んだ湧き水を2L近く飲んでいるだけだったので、オレンジジュースを一気飲みして生き返る思いだった。その横には靴洗い場がありブラシも置いてあったのできれいに洗うことができた。越前大野市は町中もきれいに整備され、広い無料駐車場も数ヶ所あったし、三ノ峰避難小屋や登山口の無料駐車場など、きめ細かい心配りができていると感じた。標高2000mを越えたのはほぼ2年ぶりだったが、年齢と共に体力の低下は否めず、非常に疲れる山行となった。しかし標高が高くなるほど周囲の景色は雄大になり、高山植物が沢山咲いているので、その魅力には勝てそうにない。今シーズンは山小屋の多くが休業するようなので、行ける山は限定されるであろうが、行ける山を選んで行きたいと思っている。
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