荒島岳 (勝原コースから下山コースへ)
- GPS
- 07:40
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,311m
- 下り
- 1,268m
コースタイム
天候 | 曇り一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
水洗トイレ、靴洗い水道あり。 JR下山駅−JR勝原駅:所要時間7分、料金200円 一日5本と本数が少ないので、時間に注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
下山コースの東陵線は笹の刈払いあとの上を歩くので、登山靴以外では棹の切り口で足をケガする恐れあり。 JP1240からは激下りで、20本以上あるというロープが連続するアスレチック風コース。足場が悪いので、下りは慎重に。 下りは意外と時間がかかるので、列車の時刻までの時間は十分余裕を見たい。 |
写真
感想
この下山コースは、次に荒島岳に行く時は必ず歩きたいと思っていた。
問題は、周回コースとなるため、どうやって振り出しに戻るかだった。
単独では置き車はできない。
時刻を調べると、丁度いい頃に下山から勝原に来る列車があった。
これを使うと、この下山(しもやま)コースは自ずと文字通りの下山(げざん)コースとなる。
下山が列車の時刻に間に合わなくなるという心配もあったが、余裕を持って早出すれば問題ない。
こうして、今回の勝原〜山頂〜下山の周回登山計画が決まった。
荒島岳に最初に登ったのは、今回と同じ11月3日だった。
その時も、予報は良かったが、当日は曇りで途中雨に降られるという天気だった。
今回も、だんだん悪くなる予報に、嫌な予感がしていた。
4日に変更すれば、快晴が約束されていたのだが、なぜか11月3日に拘ってしまった。
朝は、予想したほど悪い天気ではなかった。
次第に良くなることを期待して出発した。
スキー場の上部に来ると、経ヶ岳が見えてきた。
予想した通り、上部が白くなってる。
この調子だと、奥越の山はほとんど冠雪したに違いない。
ここからは見えないけど、この荒島岳も上は真っ白だろう。
紅葉に雪のプレゼントの粋な計らいに感謝しよう。
登山口から少し上がると、黄色からオレンジ色の葉が目立ってきた。
これは紅葉が期待できそうだと思ったが、この後、赤いのがなかなか出てこない。
カエデは黄色く、オレンジ色の葉も少ない。
まだ早いのか、それともこのままで終わるのか。
荒島岳の紅葉は、こんなものではなかったはずだ。
そんな思いのまま、シャクナゲ平に着いた。
もちが壁の途中で振り返ると、シャクナゲ平と小荒島がいつものように赤い。
これを見て、やや安心した。
やがて、何人かの下山者とすれ違う。
「上は雪で真っ白だ」
「寒くてすぐ下ってきた」
口々に上の様子を伝えて下って行く。
しばらくすると、白い物が見えてきた。
その内、霧氷の氷のかけらが、風に飛ばされ落ちてくる。
すぐ下は秋だったのに、もうここは初冬だ。
雪はそれほど多くない。
でも風が冷たい。
ニット帽に替える。
山頂に着いてもガスで何も見えない。
山頂にいた人たちは、写真を撮っただけで、そそくさと下山していった。
さて、いよいよ下山コースである。
どうも、山頂に道標は無いようだ。
ガスの中、笹が刈払われた東に延びる広い帯が目に入る。
これがコース?
もちろん足跡はない。
方向は合っているから、多分これだろう。
しばらく歩いていくと、東に延びる尾根に乗っているのが分かるようになった。
この道、笹を刈払っただけの道で、棹が5〜10cmほど残ったままだ。
まるで、生け花で使う剣山の上をあるいているようだ。
しかも、グラグラするので千鳥足になる。
靴が傷むし、歩きにくい。
スニーカーなどで歩いたら、刺さって、足が傷だらけになりそうだ。
JP1240で90度南に向きを変えると、激下りの始まりだ。
と同時に紅葉の始まりでもあった。
足場の悪い滑りやすい地面をロープにつかまって下っていく。
これを何度も繰り返す。
紅葉が綺麗でなければ、やっていられないコースだ。
やがて、雰囲気のいい広場に着く。
下に九頭竜川の流れとR158が見える。
緑の濃い樹林帯に入ると、国道が更に近づいてくる。
平坦になると、すぐに民家が見えてきた。
舗装道を下っていけば、JR越美北線(九頭竜線)の高架下に出る。
その左に上がっていった所が下山駅だ。
結局、この下山コースでは、途中誰にも会わなかった。
もうここからは、列車(1両だけど)に乗って勝原駅に行き、勝原スキー場跡まで歩けば周回完了だ。
昨年は 11月3日に 登られたんですか?
私は 11月6日に上りました。
山頂の積雪が 周りの 低木を ほぼ隠しておりました。
ただ 天候は 快晴で 寒さは 感じませんでした。
新下山コースを 天候の悪い中の下山 特に 熊笹の 切り株は さぞ 足元を 取られて 大変でしたね。
私も 6月に 下山から 勝原に抜けました。足元のすべる中 ロープを頼りに 登り 最後の 稜線歩きは 足をとられ 大変でした。
新下山コースは あまり 知られていないので もちろん すれ違いは皆無 山頂で 会った方も 知りませんでした。
山頂は 雨とガスで 視界が無く 即 下山しましたが
天気が良いと 360°の眺望が すばらしい山。
近々リベンジの予定です。 天候しだいですが・・・
荒島岳は、毎年、残雪期か紅葉の時期に登っています。
11月3日に登ったというのは、去年ではなく7年前のことです。
そのときが初めての荒島岳でした。
言葉足らずだったようで、すみません。
ちなみに、去年登ったのは、5月3日でした。
このコース、通る人がほとんどいないような感じでした。
新コースで、まだ、あまり知られていないようです。
このままでは、コースを維持するのが大変な気がしました。
特徴ある面白いコースなんですけどね。
もっと認知されたら、歩く人が増えるかな。
これからしっかり定着することを願うばかりです。
荒島岳に、近々登られるとのこと。
今度は晴れるといいですね。
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