蓮川 絵馬小屋谷〜白倉山


- GPS
- 07:10
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 1,004m
- 下り
- 996m
コースタイム
天候 | 曇時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
絵馬小屋の林道は一箇所落石と倒木で車が通れない状態だったので除去 |
写真
感想
寝坊してしまい、林道終点に到着して行動開始したのは9時過ぎ。日帰りにしてはかなり遅めの出発。トポの時間では行ける想定だが、時間が厳しければ杣道を利用したエスケープも検討することとする。6年ぶりに訪れた行合の景観に目を楽しませながら先を急ぐ。
五ヶ所滝ゴルジュは釜を泳いで大岩の下に入る。暗闇の中ルートを探るが、左壁よりも右壁の方が登りやすそう。最初のステップがないので、カムアブミを駆使して引っかかった丸太のところまで這い上がる。最後に天井の狭い穴を潜り抜けると五ヶ所滝の真下へ飛び出す。水流に磨かれたスラブの湾曲美に思わず見惚れる。そこからは右岸巻きで上部ゴルジュの異様な景観を堪能。何故こんなにもきれいに抉れているのか。ゴルジュを抜けるとしばらく河原歩き主体となり、炭焼窯跡などを横目に進む。
二俣手前の3段18m滝は両岸共に立っているので、ロープを出して右壁に取り付く。最初は残置マイクロカムのあるクラックに取り付いてみるが時間がかかりそう。右手を見るともっと登りやすそうな場所があったので取り付き場所変更。こちらも登り出しはちょっと難しいのでカムで慎重に支点を取る。バンドのトラバースもスリップしない様に要注意。
これ以降は滝の巻きも明瞭。ゴルジュと滝の間は少々歩きが多いが、聳え立つ側壁と美しい森に癒される渓相だった。晴れ間がのぞくと源頭はとても気持ちがよい。
鹿とお互い気付かず、5mの距離で対面したりしながら、藪漕ぎなしで稜線へ。遡行時間は4時間半と関西起点沢登りルート100の通りだったが、今回はほとんど遊ばなかったので、トポとしてはやはり時間設定が厳しい様に思う。辿り着いた白倉山からは宮川貯水池が見えて、別エリアとしての認識しかなかった蓮川流域と宮川流域の繋がりを感じることができた。
下山は白倉山登山道から。稜線上はたまにルートロストするが、稜線なのでリカバリは問題なし。こんな道にハイカーは来ないだろうと思っていたら二人組にすれ違ったのでちょっと驚いた。この辺のマイナーピークを登られる方々は玄人感が漂っている。絵馬小屋谷の源頭からは鹿の鳴き声が響いていたが、先ほどの鹿だろうか。
ナンノ木平からは登山道も明瞭になり、山頂から2時間20分で下山。絵馬小屋出合で全身水流に浸かって汗を流す。ヒルは一人二匹ずつ付いていたので駆除、唐谷川の暴力的な数と比べると桁が違うのでほぼいないに等しい感覚。周辺の温泉施設には立ち寄らずすぐに帰宅。
早くも今期三回目の蓮川となったが、狭いエリアなのにどの沢もそれぞれ個性的なのが興味深い。また、いずれも日帰りで遡行でき、最後はマイナー名山のピークも踏めるのでお得感がある。(過去に遡行した奥ノ平谷などは泊まりになるが)
台高北部でアプローチも比較的良いので、関西・名古屋の沢屋にとってはよく登られるエリアなのだろう。
コメント
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誰もが写真を撮りますねw
ミズナラの巨木とのことで特にナンノ木感はないんですが、ゆるいネーミングに癒されます。
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