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Yamareco

記録ID: 2465434
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

角ヶ仙 〜鈍った身体には辛い直登の峰〜

2020年08月01日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:47
距離
4.1km
登り
520m
下り
511m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:24
休憩
1:20
合計
4:44
11:09
41
スタート:越畑キャンプ場登山口
11:50
11:50
26
展望台
12:16
12:18
56
950mピーク
13:14
14:32
44
15:16
15:16
37
林道出合
15:53
ゴール:越畑キャンプ場登山口
天候 曇/晴
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鳥取市からだと、国道59号線を南下して用瀬で右折し国道482号線を佐治方面(西)へ向かいます。そのまま辰巳峠を越えて、国道179号線(奥津渓バイパス)に入り南下、奥津温泉手前の湯の坂トンネンルを抜けたところで、奥津温泉と反対の左側へ折れます。泉ヶ山登山口を通り過ぎてしばらく行くと「角ヶ仙登山口」の標識がありますのでその方向へ進みます。閉鎖されている越畑キャンプ場入り口付近の路肩に駐車スペースがありますのでそこに車を停めました。
コース状況/
危険箇所等
西側(今回上りに利用)コースは整備されていて、入り口を間違えさえしなければ、歩きやすく、危険も無い登山道です。ただし、直登の坂が続くのでそのつもりで覚悟を。
東側(今回下りに利用)コースは笹に覆われていて、足を踏み入れれば道であることがわかるものの、足元がわかりにくく注意が必要です。土の坂は滑りやすく何度も足を滑らせました。長袖が必須です。
その他周辺情報 ここまで来たら、是非奥津温泉に入って帰ってください。
近づいてきました。良くみると左側の尾根にまっすぐ上へ向かう道がついています。
2020年08月01日 10:58撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 10:58
近づいてきました。良くみると左側の尾根にまっすぐ上へ向かう道がついています。
キャンプ場は閉鎖されていますが管理棟が目印で、その向かいに駐車スペースがあります。
2020年08月01日 11:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 11:14
キャンプ場は閉鎖されていますが管理棟が目印で、その向かいに駐車スペースがあります。
キャンプ場に入ったのが間違いでした。荒れています。登山口はキャンプ場入り口下手にあります。
2020年08月01日 11:16撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 11:16
キャンプ場に入ったのが間違いでした。荒れています。登山口はキャンプ場入り口下手にあります。
カワラナデシコ
2020年08月01日 11:18撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 11:18
カワラナデシコ
登山道への道は荒れ放題です。
2020年08月01日 11:18撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 11:18
登山道への道は荒れ放題です。
ヤブを漕いでやっと登山道へ出ました。ここまで来れば快適に歩けます。
2020年08月01日 11:26撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 11:26
ヤブを漕いでやっと登山道へ出ました。ここまで来れば快適に歩けます。
登山道は整備されています。初っ端から直登の急登。ここだけでなく、これから先も急登が続きます。
2020年08月01日 11:29撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 11:29
登山道は整備されています。初っ端から直登の急登。ここだけでなく、これから先も急登が続きます。
周りはミズナラなどの広葉樹です。
2020年08月01日 11:36撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 11:36
周りはミズナラなどの広葉樹です。
キノコ発見 よく見かけるヤツですね。ツルタケだと思います。
2020年08月01日 11:43撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 11:43
キノコ発見 よく見かけるヤツですね。ツルタケだと思います。
出た、直登の急登、まだペースがつかめないのでゆっくり歩きます。
2020年08月01日 11:45撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 11:45
出た、直登の急登、まだペースがつかめないのでゆっくり歩きます。
かつては展望所だったようですが。木が大きくなっていて眺めは全然です。
2020年08月01日 11:50撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 11:50
かつては展望所だったようですが。木が大きくなっていて眺めは全然です。
とにかく登る登る。
2020年08月01日 12:06撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 12:06
とにかく登る登る。
層状のこの石は泥質片岩かな。
2020年08月01日 12:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 12:14
層状のこの石は泥質片岩かな。
950m小ピーク
2020年08月01日 12:16撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 12:16
950m小ピーク
今日は少し雲が多いです。
2020年08月01日 12:21撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 12:21
今日は少し雲が多いです。
登り坂は果てしなく、、、。
2020年08月01日 12:35撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 12:35
登り坂は果てしなく、、、。
この辺りは美作檜の里だということで、スギよりヒノキが多く見られます。
2020年08月01日 12:39撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 12:39
この辺りは美作檜の里だということで、スギよりヒノキが多く見られます。
笹が刈られて登山道が明瞭なのは有難いです。
2020年08月01日 12:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 12:52
笹が刈られて登山道が明瞭なのは有難いです。
振り返ると、泉山。
2020年08月01日 12:57撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 12:57
振り返ると、泉山。
急登は続く、、、
2020年08月01日 12:58撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 12:58
急登は続く、、、
高木が少なくなってきました。直射日光が暑い。
2020年08月01日 13:05撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 13:05
高木が少なくなってきました。直射日光が暑い。
上り坂は真っ直ぐです。潔い。
2020年08月01日 13:08撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 13:08
上り坂は真っ直ぐです。潔い。
一番高い所に近づいたのでは、、、(*⁰▿⁰*)
2020年08月01日 13:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 13:14
一番高い所に近づいたのでは、、、(*⁰▿⁰*)
山頂に到着!
2020年08月01日 13:16撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 13:16
山頂に到着!
三等三角点「角ケ仙」
 緯度: 35:14:27.5283
 経度: 134:00:14.8395
 標高: 1152.66
2020年08月01日 13:17撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 13:17
三等三角点「角ケ仙」
 緯度: 35:14:27.5283
 経度: 134:00:14.8395
 標高: 1152.66
お昼はアルコールストーブで棒ラーメン。
2020年08月01日 13:49撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 13:49
お昼はアルコールストーブで棒ラーメン。
山頂の植物をチェックしてみる。
ハウチワカエデ
2020年08月01日 14:30撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 14:30
山頂の植物をチェックしてみる。
ハウチワカエデ
ミズナラ
2020年08月01日 14:31撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 14:31
ミズナラ
ガマズミ かな?
2020年08月01日 14:31撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 14:31
ガマズミ かな?
南の尾根を下りてみます。あまり道は明瞭ではなさそうです。
2020年08月01日 14:32撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 14:32
南の尾根を下りてみます。あまり道は明瞭ではなさそうです。
笹の茂る中に不明瞭な道があります。足元に気を付けて進みます。
2020年08月01日 14:37撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 14:37
笹の茂る中に不明瞭な道があります。足元に気を付けて進みます。
リョウブ かな?
2020年08月01日 14:55撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 14:55
リョウブ かな?
ウリハダカエデ
2020年08月01日 14:57撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 14:57
ウリハダカエデ
ここからは道があるようです。最後まで薮だったらどうしようかと不安になっていたので、ちょっと安心しました。
2020年08月01日 15:16撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 15:16
ここからは道があるようです。最後まで薮だったらどうしようかと不安になっていたので、ちょっと安心しました。
ヒノキ林の中を下ります。
2020年08月01日 15:24撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 15:24
ヒノキ林の中を下ります。
沢に沿って歩きます。
2020年08月01日 15:41撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 15:41
沢に沿って歩きます。
林道へ下りてきました。もう遭難することはないでしょう。
2020年08月01日 15:46撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 15:46
林道へ下りてきました。もう遭難することはないでしょう。
舗装道路に下りてきました。
左が杉林、右が檜林です。
2020年08月01日 15:46撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 15:46
舗装道路に下りてきました。
左が杉林、右が檜林です。
車の所へ帰ってきました。距離の割には鍛えられる、侮れない山でした。
2020年08月01日 15:53撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/1 15:53
車の所へ帰ってきました。距離の割には鍛えられる、侮れない山でした。

装備

個人装備
長袖シャツ ジャンパー ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子(キャップ) サブザック(19L) 昼食(棒ラーメン+乾燥野菜) 行動食(飴) 予備食(シリアルバー他) 飲料(お茶600mL 水500mL) アルコールストーブ+燃料 メスティン iPhone(GPS) iPad mini サブバッテリー カメラ 携帯電話 腕時計 ラジオ ヘッドライト 手拭い ティシューペーパー
備考 トレッキングポールがあると良かったかも

感想

 今年は梅雨明けが遅く、7月になっても空模様のスッキリしない日が続いていた。コロナ自粛もあり、引きこもりがちになっていて体力が落ちているのが気になっていた。
 7月末にようやく梅雨が明けて、いよいよ山歩き再開、あまり距離の長くない程よい山を探してみた。県境の岡山側に「角ヶ仙」という、歩行距離4km程度の山を見つけた。距離が短い割に標高差は500mぐらいあるので傾斜はやや厳しいかもしれない。ま、そうはいってもわずか4kmの行程なので何とかなるだろうと、高をくくっていた。
 登山口はキャンプ場跡にあるようだ。入口に平成16年に営業を休止したと記されている。車から下りて身支度をしていると、除草作業をしている人を乗せた車が通りかかって、運転手が声を掛けてきた。「山登るんですか?クマ出没って書いてありますよ、マムシがいっぱいいますよ、気を付けて。」気遣っているのか、からかわれているのか、明るく「そうですね、ありがとうございます。」と返しておいた。
 キャンプ場の中に入って登山道を探したが登山道らしきものが見つからない。道の跡は草で覆われていて薮になっている。GPSで登山道の方向へ向けて薮の中を掻き分けながらしばらく行くと目の前が開けて道に出た。「角ヶ仙」の札の掛かった標柱がある。周りを見渡して見ると、どうも私が踏み込んだキャンプ場入口より少し下手に登山道入り口があったようだ。初っ端から余計な労力を消耗してしまった。登山道へ入ってしまえば、そこは広く草が刈られていてきちんと整備されている。さすが岡山県、キャンプ場が閉鎖されても登山道の管理はきちんと行っている。
 程なく「角・ヶ・仙・登・山・道」と、一文字ずつの文字板が、真っすぐな上り階段の横に立てられている。最初からこの急登はキツイなぁ、と一歩ずつ踏みしめながら上った。その坂を上って右に曲がるとまた、真っすぐで急な階段。坂がきついかもと、ある程度は予想していたが、予想以上にまっすぐな直登の階段が多いコースだった。周囲を眺めると、ヒノキ林の中に広葉樹が混ざり、広葉樹の林床には笹が茂っている。
 登山口から山頂まで距離は2km程度しかないのに、汗だくになって2時間以上かかってしまった。というのも、次から次へと現れる真っすぐな急登に心が折れそうになり、歩が止まってしまう。久しぶりの山行で体力の落ちた身体にはなかなか厳しいコースだった。
 山頂は広く刈り払われていて広場になっている。南西側に泉山(いずみがせん)の美しい山容を眺めることができた。そういえば、以前泉山に登った時、下山の登山道の先に山頂までまっすぐな道が続いている山を目にしたことを思い出した。あの山がこの角ヶ山だったのだ。山頂へ続く真っすぐな道は遠目には美しかったが、実際歩くとこの直登の急登だ。いやあ、参った。
 下りは山頂から南へ向かうコースをとったが、こちらの道はあまり整備されていない、というか笹や木の枝が道を覆っていてコースがはっきりしない。傾斜もそこそこきつく、足下が見えないものだからしばしば足を滑らせてしまう。中腹まで下りて高木の樹林の中に入るとようやく草が少なくなり歩きやすくなって、ほっとする。スギ・ヒノキの林の中を走る道まで出ると、その脇には渓流が水音を響かせていた。その後、舗装された林道を少し歩いて車を停めていた場所まで帰ってきた。
 急登と笹の茂る道で、わずか4kmほどの行程ではあったが、しっかり山を歩いた充実感というか消耗感が得られた。これから夏の山歩きを本格化させる前哨戦としてなかなか良い山行ができたと思う。今年の夏はあまり遠出はできないかもしれないが、山を侮らずしっかり準備を整えて充実した山歩きを楽しみたい。あぁ〜くたびれた。

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