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記録ID: 250233
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ハイキング
東海

朝日岳(寸又三山・静岡百山)〜初雪のベールで冬じたく〜

2012年12月02日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.9km
登り
1,541m
下り
1,527m

コースタイム

07:40 寸又峡発
11:25 朝日岳頂上着(3:45)
11:45 朝日岳頂上発
14:35 寸又峡着  (2:50)  合計 6:35
天候 12/2 曇り〜雪〜曇り〜雨
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
[往路]吉田町=島田=千頭=寸又峡第四駐車場(およそ片道70km:2時間)
[復路]寸又峡第四駐車場=千頭=島田=吉田
コース状況/
危険箇所等
<道の状況>
・おおむねよく踏まれていて迷う心配はない。
・赤テープ・赤布類なども随所にある。
■猿並橋
・朝のうちは、橋の板が凍っている可能性がありスリップ注意。
■寸又川左岸林道
・登りついて、目の前の尾根を回り込むと登山口がある。登山口には看板もある。
■登山口〜頂上
・ひたすら登るだけの”忍の一字”の登山道。
・朝日岳から派生する尾根さらにその支尾根上を行くが、登りで言えば尾根に乗る場所、下りで言えば尾根から離れる場所に直角に曲がることを示す指導標があるので、問題がない。
■頂上直下
・急な登りが標高差300m程度続く。
■頂上
・展望がない。
・三角点はかなり損傷を受けていて満身創痍
■日帰り湯
・寸又峡温泉の各宿はすべて日帰り湯をやっている模様。(500円/人)
・町営の温泉もある。(400円・ただしシャンプー等なし)
■歩数:28000歩
■費用:食糧500円、燃料:140km÷17km/LX150円/L=1240円。風呂代500円
    合計2240円
先回と同じように第四駐車場に駐車しました。他に2台ほどしか停まっていませんでした。
2012年12月02日 07:40撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 7:40
先回と同じように第四駐車場に駐車しました。他に2台ほどしか停まっていませんでした。
寸又峡温泉のどんづまり。ここから先は一般車通行禁止です。早朝で誰もいません。
2012年12月02日 07:45撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 7:45
寸又峡温泉のどんづまり。ここから先は一般車通行禁止です。早朝で誰もいません。
朝日岳登山口には林鉄大間駅の駅舎があります。林鉄がここを走っていたんですね。ここ寸又峡は大昔の寸又川の河道であり、険しい山の中にあってひと息つけるようなこの場所に「大間」という名前をつけたのは納得できるような気がしました。
2012年12月02日 07:46撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
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12/2 7:46
朝日岳登山口には林鉄大間駅の駅舎があります。林鉄がここを走っていたんですね。ここ寸又峡は大昔の寸又川の河道であり、険しい山の中にあってひと息つけるようなこの場所に「大間」という名前をつけたのは納得できるような気がしました。
左が夢の吊り橋へ。右の道を下ります。
2012年12月02日 07:47撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 7:47
左が夢の吊り橋へ。右の道を下ります。
朝日が山腹にあたっていて今日は晴れかな?と思わせましたが、この時まで。あとは曇りで寒い一日となりました。天気予報はハズレ!でした。
2012年12月02日 07:47撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 7:47
朝日が山腹にあたっていて今日は晴れかな?と思わせましたが、この時まで。あとは曇りで寒い一日となりました。天気予報はハズレ!でした。
寸又川に向かって下ります。大昔はここを向こうからこちらに川が流れていたと思うと不思議な気分になります。
2012年12月02日 07:48撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 7:48
寸又川に向かって下ります。大昔はここを向こうからこちらに川が流れていたと思うと不思議な気分になります。
もう秋の終わりですが紅葉はまだまだ素晴らしいものがあります。
2012年12月02日 07:52撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 7:52
もう秋の終わりですが紅葉はまだまだ素晴らしいものがあります。
猿並橋が見えてきました。
2012年12月02日 07:57撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 7:57
猿並橋が見えてきました。
猿並橋でSannamiと読むようですが、ここ橋のたもとには「さんのみ橋」と書いてありました。
2012年12月02日 07:57撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 7:57
猿並橋でSannamiと読むようですが、ここ橋のたもとには「さんのみ橋」と書いてありました。
橋の上から振り返ると滝が。これが大昔の寸又川の本流だったはずです。
2012年12月02日 07:59撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 7:59
橋の上から振り返ると滝が。これが大昔の寸又川の本流だったはずです。
いよいよ登りです。びくに坂を上ります。
2012年12月02日 08:09撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 8:09
いよいよ登りです。びくに坂を上ります。
寸又川左岸林道に出ました。この目の前の尾根を回り込むと登山口です。
2012年12月02日 08:11撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 8:11
寸又川左岸林道に出ました。この目の前の尾根を回り込むと登山口です。
紅葉はまだまだ素晴らしい!
2012年12月02日 09:07撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 9:07
紅葉はまだまだ素晴らしい!
途中から沢口山
2012年12月02日 09:23撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
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12/2 9:23
途中から沢口山
そして前黒法師岳
2012年12月02日 09:24撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 9:24
そして前黒法師岳
合地ボツは、尾根が合わさるところという意味だそうです。そういえば光岳の方にもムギウネホツというのがありましたね。
2012年12月02日 09:52撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
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12/2 9:52
合地ボツは、尾根が合わさるところという意味だそうです。そういえば光岳の方にもムギウネホツというのがありましたね。
いよいよ朝日岳の巨大な円頂丘が見えてきます。
2012年12月02日 10:12撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 10:12
いよいよ朝日岳の巨大な円頂丘が見えてきます。
途中の展望地からの池口岳方面の展望です。曇りながら見えています。
2012年12月02日 10:15撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
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12/2 10:15
途中の展望地からの池口岳方面の展望です。曇りながら見えています。
ここにもあった「オレの彼女、色白だろう」の木。どうしてヒメシャラはこうして他の木に寄り添うような生え方をするんでしょうか。
2012年12月02日 10:22撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 10:22
ここにもあった「オレの彼女、色白だろう」の木。どうしてヒメシャラはこうして他の木に寄り添うような生え方をするんでしょうか。
いい感じの尾根みちを行きます。
2012年12月02日 11:25撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 11:25
いい感じの尾根みちを行きます。
頂上ではすでに葉っぱには雪が積もっていました。
2012年12月02日 11:27撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 11:27
頂上ではすでに葉っぱには雪が積もっていました。
頂上の三角点。満身創痍です。どうしてこんなに欠けてしまうのだろう。三等三角点「朝日岳」
2012年12月03日 06:00撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2
12/3 6:00
頂上の三角点。満身創痍です。どうしてこんなに欠けてしまうのだろう。三等三角点「朝日岳」
誰もいない頂上。展望もない。
2012年12月02日 11:28撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 11:28
誰もいない頂上。展望もない。
葉っぱのお皿に初雪のおかず。召し上がれ・・。
2012年12月02日 11:38撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
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12/2 11:38
葉っぱのお皿に初雪のおかず。召し上がれ・・。
あとから来られた3人パーティーに撮ってもらいました。
2012年12月02日 11:46撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
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12/2 11:46
あとから来られた3人パーティーに撮ってもらいました。
(下山途中で)振り返って朝日岳。でかい!
2012年12月02日 12:29撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 12:29
(下山途中で)振り返って朝日岳。でかい!
ガレは地形図よりもかなり発達していあmす。
2012年12月02日 12:29撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 12:29
ガレは地形図よりもかなり発達していあmす。
ペットボトルを樹の二又が挟み込んでつぶしていますね。
2012年12月02日 13:16撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
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12/2 13:16
ペットボトルを樹の二又が挟み込んでつぶしていますね。
紅葉1
2012年12月02日 13:46撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 13:46
紅葉1
紅葉2
2012年12月02日 13:46撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 13:46
紅葉2
そして登山口へ下ってきました。
2012年12月02日 13:57撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 13:57
そして登山口へ下ってきました。
吊り橋です。
2012年12月02日 14:10撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 14:10
吊り橋です。
いい感じの構図?
2012年12月02日 14:11撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 14:11
いい感じの構図?
紅葉3
2012年12月02日 14:22撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
12/2 14:22
紅葉3
紅葉4です。
2012年12月02日 14:29撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2
12/2 14:29
紅葉4です。

感想

 この秋に寸又峡がマイブームとなって、山仲間NJさんと一緒に前黒法師岳・沢口山と立て続けに二山を登りました。
 それならばと単独で最後のひとつ、朝日岳を狙いました。
 天気予報は午前中が晴れ、午後から曇り、そして夕方から雨ということでしたので、朝早くたって早めに帰って来ようと思いました。

 朝の寸又峡は閑散としています。有料駐車場となるのも今日で終了。
 紅葉シーズンも終わりで山もいよいよ冬じたくに入ります。
 いったん寸又川に下り猿並橋で左岸にわたります。
 揺れますがむしろ、板が凍っているようで注意して渡ります。
 そこから「びくに坂」と呼ばれる斜面を登り、寸又川左岸林道に出ます。
 寸又川左岸林道は、崩落や落石ですでに打ち捨てられています。
 
 そこからは、登り一途。
 支尾根から尾根上に登ると前黒法師岳・沢口山がだんだんと姿を現してきます。
 今日は曇り空。
 気温も上がらず、天気予報も今日は外れだなーと毛糸の帽子をぐいと被りました。
 愛知県豊橋から来られた3人パーティーが後から登ってきます。
合地ボツを過ぎると平坦地になってきます。
 この平坦地は、「御鍛冶ノ段」と言います。
 やがて、朝日岳のガレが大きく見えてきて(このガレは国土地理院の地形図よりも大きく発達しているようです)、その向こうに朝日岳の大きな円頂丘が見えてきます。
 「えっ?これ登るの?」という感じです。
 登り始めると上から一人ソロの方が下りて来ました。
 朝6時から登り始めたそうです。
 「上では雪が降っていましたよ」
 いよいよ冬ですね。
 はぁはぁいいながら急な登りをしのぎ、やがて平坦になって頂上に着きました。
 雲は厚くなってきていて、今日は晴れることなく雨へと向かっているようです。
 グレーの雰囲気の中、細かい雪も降ってきて思わずぶるっときました。
 あとから3人パーティーも登ってきて「いやぁ急だったねー」
 コーヒーどうですか、とお誘いを受けました。
 自分も持参しているのでと申し上げましたが、コーヒー豆を手動で挽く機械までお持ちの本格派で驚きました。
 寒いのでそそくさと頂上をあとにし、テクテク下ると寸又峡温泉はすぐでした。
       ***
 ホテルアルプスの内風呂でご機嫌。
 沢口山のときと一緒です。
 すると露天風呂の方から「お〜い!」「お〜い!」と。
 見てみるとびっくり!
 そこにはひと抱えもあるようなタヌキが一匹。
 じーっと露天風呂の中の人を見つめています。
 なにか笑ってしまう構図。
 見られているのはタヌキではなく露天風呂のヒト?という感じ。
 それにしてもきれいな毛並みです。
 「露天風呂に入りに来たのかな?」
 「このあたりに住んでいるのかな」

 寒かったので窓越しに見ていましたが、しばらくして露天風呂の人たちがブツブツいいながら戻ってきました。
 「どうしたんですか?」
 「あのタヌキ、風呂のそばでウンコしたよ。臭いのナンのって!ー」
 で大笑い。
 ”自然に囲まれている”っていいようだけど、こういうこともあるんですね。
 あとでホテルの人が”回収”に来ていました(笑)。

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