一の鳥居苑地〜飯縄山〜萱ノ宮〜大頭山

2020年08月16日(日) [日帰り]

• GPS: 06:41
• 距離: 17.9km
• 登り: 1,014m
• 下り: 1,019m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:56
• 休憩: 0:42
• 合計: 6:38

6:43 一の鳥居駐車場
6:57 6:58 一ノ鳥居登山口
7:50 7:50 駒つなぎ場
8:02 8:08 富士見の水場
8:26 8:26 飯縄山–南・西登山道分岐
8:37 8:38 飯縄山南峰
8:48 9:11 飯縄山
9:19 9:19 飯縄山南峰
9:26 9:26 飯縄山–南・西登山道分岐
10:10 10:10 萱ノ宮
10:32 10:33 西コース短絡路入口
10:37 10:37 飯縄山西コース登山口
12:40 12:50 大頭山
13:21 一の鳥居駐車場

天候

曇り後晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

一の鳥居苑池
飯綱山登山者用駐車場に駐車
トイレあります

コース状況／危険箇所等

・南登山口〜飯綱山〜西登山口
標識、登山道が良く整備され、危険個所はありません
・大頭（つむり）山
林道沿いに踏み跡を探しましたが見つからず、
適当に樹林帯の中の小灌木のまばらな藪を漕いで
GPSを頼りに山頂と思しき地点に到達
三角点は発見できませんでした

その他周辺情報

アゼィリア飯綱
https://www.azeiria.com/detail.php
休業中でした(T_T)

写真

8/16 6:43

一の鳥居苑地を出発

8/16 6:49

車道に沿う遊歩道

8/16 6:55

霊山信仰の歴史を物語るかのような石仏が車道脇に

8/16 6:55

一の鳥居登山口はすぐ
両脇の灯篭が目印

8/16 6:56

キンミズヒキ

8/16 6:57

凛々しい狛犬さん
お元気でしたか？随分ご無沙汰していた気がします！

8/16 7:01

林道を横断
その前に笠山への踏み跡があるか、左折して偵察

8/16 7:04

門扉前右に微かな踏み跡

8/16 7:04

微か過ぎる(/_;)
破れても惜しくない長ズボン、蚊取り線香携行のいでたちでないと後悔しそう！やっぱり冬道は冬に来るしかないようです！という訳で夏道に引き返しました(^^;

8/16 7:14

旧一の鳥居跡地

8/16 7:15

十三仏第一不動明王

8/16 7:23

第三文殊菩薩

8/16 7:34

第七薬師如来

8/16 7:37

涼しい木陰に静かに佇む石仏を拝しながら辿る信仰の道の素晴らしさを改めて感じます

8/16 7:46

馬頭観音が現れると駒つなぎの場は近い、と突然思い出しました！

8/16 7:47

駒つなぎの場
ここまで、馬が人を乗せたり荷物を運んだりして来ていた風景に思いを馳せます

8/16 7:48

夏道は、ここからしばらく巻道

8/16 7:57

水場発見
以前こんな飲み易そうだったか、記憶にありません、近くに屋敷跡の標識があった気がします

8/16 8:00

第十二大日如来

8/16 8:02

富士見の水場
標識が新しそう。良く整備して頂いてあり、有難いです。

8/16 8:06

天狗の硯石
雲に覆われ、展望がないのでノンストップ通過

8/16 8:15

オトギリソウ

8/16 8:16

ツリガネニンジン
トトキは懐かしい名前。この後の沿道で目立つ最盛期の花でした♪

8/16 8:26

マルバダケブキ？

8/16 8:27

西登山口分岐
帰りは西登山口へ下ります

8/16 8:30

フウロソウ

8/16 8:30

アキノキリンソウ

8/16 8:31

？
花の形はアザミそっくり

8/16 8:33

ウツボカズラ
まだ咲き残っていました。花期の長い花！

8/16 8:34

シモツケ群生地
この辺りは、来る時季で様々な山野草がみられ、楽しみな場所(^^♪

8/16 8:35

お久しぶりです
また来られて嬉しいです

8/16 8:35

オミナエシ

8/16 8:38

南峰神社
冬季はここが強風を避ける貴重な休憩所になり、賑わうのに、夏場は立ち寄る人もなく、ひっそり

8/16 8:49

山頂に到着
標高がロシア革命だったと初めて気づきました(*_*)

8/16 8:49

何等なのか？
削れて判然としません

8/16 8:49

南登山道
笹が刈って頂いている様子です。以前歩いた時は藪で道を見失いかけた箇所があり、記憶に鮮明。また歩いてみたくなります(^.^)

8/16 9:09

一瞬雲のカーテンが引かれましたけれど…

8/16 9:11

やはり今日は期待してきた展望を諦めます(:_;)また来ますね！

8/16 9:25

分岐
右に下ります

8/16 9:32

緩い笹原の下り
見晴らしの良い場所なのに残念

8/16 9:33

足元に麓の集落や畑がちらり

8/16 9:35

マツムシソウ
今年初にお目にかかります♪根子岳のマツムシソウにも逢いたくなりました。

8/16 9:36

ミヤマオダマキ
高山村から万座温泉に向かう県道脇にも沢山咲いているのですが、道路崩壊による通行止めで、今年は見られません(/_;)

8/16 9:37

ヤマハハコ
白い花束のよう

8/16 9:39

タカネナデシコ
濃い紫が綺麗！

8/16 9:46

怪無山でしょう

8/16 9:50

広葉樹に交じり、コメツガ

8/16 10:08

萱ノ宮が近づきました

8/16 10:09

新しいしめ飾りが、御宮を生き生きとさせている感じ。守る集落もなくなり、打ち捨てられたような祠の数々を思い出すと、なんだかほっとします。

8/16 10:09

鳥居を過ぎると緩やかな下りの気持ちの良い散歩道♪

8/16 10:10

左側は唐松の植林帯、右側は自然林

8/16 10:12

冬はワカンで気持ち良く歩ける緩やかな雪道、夏は緑に癒されながら歩ける快適な散策路。登山靴でなくとも、登山口から萱ノ宮往復の行程なら十分楽しめると思います。

8/16 10:18

未舗装林道横断

8/16 10:35

舗装道路に合流
右に行くとちびっこ忍者村＆神告げの湯ですが、今日は行きません。

8/16 10:35

ひたすら人の気配のない林道を歩きます。退屈ですけれど。足元が楽で、最近は林道歩きが大半じゃないか？と思うような登山ばかり(^^;

8/16 10:52

平坦道
道路の凹みに丁寧に石が敷かれ、普通車でも問題なく通れますが、国有林伐採の為の道路なので、一般車通行禁止。

8/16 10:53

コオニユリ？

8/16 10:54

笠山に繋がる稜線が見えました

8/16 10:55

左の峰が笠山だと思います

8/16 10:57

ツリフネソウ

8/16 10:58

フシグロセンノウ
あまりにも大輪で綺麗だったので、倒れそうな茎を手で支えて撮影。山野草には珍しい色！

8/16 11:00

キツリフネ
色の違うツリフネソウが同じ場所で見られるのは珍しいかも

8/16 11:01

オトギリソウ？
大きすぎませんか？

8/16 11:01

大輪(*_*)

8/16 11:01

フシグロセンノウ群生地

8/16 11:02

見事に花盛り
人知れず、咲き誇る花が本当に健気で美しいと思います。予想外の素晴らしい出会いに感動。この道を歩いたからこそでした。お花畑林道と名付けたくなります(^^ゞ

8/16 11:08

カーブミラー
右に真っ直ぐ延びる尾根に登山道（或いは廃林道）がある筈なのですが、藪に覆われているのかもしれず、引き返し

8/16 11:12

近くの尾根に平行していそうな作業道で下ることにしました。下るのですから途中で道が消えることはないと思います(^^;

8/16 11:12

バックフォーで踏んづけただけの道、歩き難くとも藪がないだけ、上等

8/16 11:31

作業道の左に藪を漕ぐと廃道らしき道に合流

8/16 11:36

小灌木が茂り始めていますが、道跡とはっきり分かる箇所もあります。何が嫌って、顔に当たる蜘蛛の糸や、小灌木の枝葉(T_T)

8/16 11:40

やれやれ、無事戸隠古道に合流

8/16 11:40

運動靴で歩ける山を！というタイトルで今年二月に歩いた懐かしい戸隠古道ですが、今日は横断します。

8/16 11:45

国道503号線に出ました。車の通行量が凄いです!脇に遊歩道が整備されているので、安心。

8/16 11:49

丁石
庚申山を思い出します

8/16 11:53

時代劇の撮影が出来そう(^^;

8/16 11:55

お盆最終日、日曜日のせいか、走る車の多さに驚くばかり

8/16 11:55

標識完備

8/16 12:02

古道は国道により分断されているのが惜しいです。これが古道の宿命なのでしょうけれど…

8/16 12:04

丁石とお別れ
そろそろ道路を渡らなくては

8/16 12:05

ここで国道を横断

8/16 12:08

錆びた標識が目印
一般車通行不可の文字で、以前大頭山登山を諦めました。今日は歩行者なので大丈夫?

8/16 12:22

舗装路!に合流
れれっ!私有地を抜けるショートカット故の通行禁止だったのでしょうか?

8/16 12:50

大頭（つむり）山
「おつむてんてん！」と赤ちゃんをあやした記憶が不意に蘇りました。藪漕ぎしてGPSを頼りに三角点を探し回り、うろうろするも見つからず、古びたビンクテープを撮影(T_T)

8/16 13:00

舗装路に帰還
この辺り、薮蚊の攻撃が凄く、今日は大丈夫だろうとの油断を後悔、反省

8/16 13:23

ゴールまで後少し
西登山口迄は快調でしたが、大頭山の三角点探しと薮蚊の猛攻に難儀、どっと疲れました。定番の日帰り温泉も諦め、帰宅します(/_;)

感想

kyom4

毎朝、自宅から振り仰ぐ飯綱山（飯縄山よりこの漢字が好きです）、
随分ご無沙汰しているような気がしていました。
今年二月に登りそびれ、気になっていた大頭山登山も兼ね、
久しぶりに登ることにしました。

まだ登山を始める前、思い付きで登ったのが飯綱山。
朝八時頃登山口に取り付き、午後はテニスコートに居ました。
そんな無茶苦茶をしたのも、若かったからと思い返します。
人も世も変わる中で、登山道に佇む石仏が変わらずに見えるのが
今の自分には拠り所であり、慰めと思い至りました。

辛い石だらけの急登に耐えて登る草原はいつもお花畑、
（冬は積雪で、石ごろのきつさはないものの寂しさが募ります）
僅かな時の差で違うお花が見られるのも、
嬉しい驚きの連続、本当に素晴らしい登山道と思います。

期待していた予報は外れ、麓は晴れていた様子ですが
山頂付近だけが雲に覆われていた為か、周辺の山々は見えずじまい、
いつでも思い立てばすぐに来られる山は、
意外にあっさりと諦めがつき、また来ようと決意。

西登山口に下り、ゲートのある林道をぶらぶら歩く途中
発見したフシグロセンノウは、驚きでした。
まさか、こんな林道脇で珍しい花に会えるとは、と感動！
緑を為す山中で、ひときわ目立つ朱色の大好きな花！
場所によっては絶滅危惧種でもあるようです。

頭と書いて「つむり」と読むのはもう難しいかもしれません。
子供が赤ちゃんの頃、「おつむてんてん！」とあやした日を思い出し
還らぬ遠い日が、懐かしくなります。
飯綱山麓にあり、三角点と名前が記されていながら、
目立たない小さな山で、今まで気付かずに通り過ぎていました。

僅かな距離なのに、林道から踏み跡らしきものが見つけられず
樹林帯に生える小灌木の藪を掻き分けて到達した山頂では
10分程うろうろ探し回ったものの三角点は発見できませんでした。
しかも林道に戻ると、待ち構えていた薮蚊の一斉攻撃に会い、
終わり良ければ、という結末に至らず、どっと疲れが出ました(T_T)