固雪ざくざく、足跡2人目♪〜明神山から三国山稜を紅富台まで〜
- GPS
- 06:20
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 700m
- 下り
- 809m
コースタイム
天候 | 世間は晴れ、三国山稜だけ雲… |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
御殿場駅08:10〜旭日丘08:50 富士急路線バス 950円 http://bus.fujikyu.co.jp/line/jikokuhyo/01.html 旭日丘08:58〜三国山ハイキングコース入口(旧:東電寮BS)09:04 富士急「ふじっ湖号」 230円 http://bus.fujikyu.co.jp/transportation/retrobus_fujikko.html#PageLnk2 帰り: 紅富台16:17〜駿府小山駅付近16:55頃(本来は健康福祉会館までのところ、特別に駅前まで) 小山町町内巡回バス 無料(お礼のつもりで町特産品をお土産に買いました^^;) http://www.fuji-oyama.jp/index_jukoku.html ※小山町町内循環バスは本来「町内の病院や公共施設を利用する方専用バス」だったようですが、別にいいですよ、と乗せて頂けました。ありがとうございました。 月曜日は運休です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山ポスト> 登山口にはなし。 <道の状況> コース全体を通して、前日のものと思われる雪が数cm残っていました。 今後の凍結注意箇所としては、パノラマ台〜明神山、三国山北斜面、アザミ平〜畑尾山くらいかと思います。 登山口〜パノラマ台: 歩きやすい道ですが、霜柱がかなりあり。気温が上がると溶けてぐちゃぐちゃになる感じ大でした。危険箇所はありません。 パノラマ台〜明神山(鉄砲木ノ頭): ススキ野原の中の気持ちのいい道ですが、それなりに斜度があるので、雪の再凍結で滑りやすいところあり。 人の踏み跡は特に凍っていたので、なるべく足跡のないところを歩きました。(もちろん登山道の範囲で) もう少ししたら軽アイゼンが必要になりそうな感じ。 明神山〜三国峠: 道が平行して2つ出来ていて、行き来出来ないようところどころにロープが張ってあるのですが、そもそもどちらが正規の登山道かわかりませんでした…。 危険箇所はありません。 三国峠〜三国山: 北向き斜面なので軽アイゼン装着も覚悟していましたが、意外にざくざく雪で全く滑る気配なし。 ただ、正規ルートと思われるところはかなりえぐれていて、踏み抜きが怖いので脇の積雪斜面を登りました。足跡は数人程度。 今後の天候&入山者の数によっては、凍結もあるかもしれません。 三国山〜立山: ところどころ雪が残っていましたが、ほぼ平坦or緩斜面なので、今後ともアイゼンが必要になるところはなさそう。 アザミ平付近は水はけが悪いのか、気温が上がるとぬかるみがひどくなりそうな感じ。 1366ピーク(静岡側の大洞山)で、東に向かって踏み跡あり、木に赤ペンキまでついているので迷い込みに注意。正規ルートを示す標識はあります。 立山〜紅富台: 南西斜面のため、午後遅くまで明るくて助かりました。雪もほとんどなし。 踏み跡もはっきりして、ピンクテープも数mおきにあるので迷う心配はなさそうです。 下部の針葉樹林帯は大規模な土壌崩壊箇所が数箇所ありますが、仮修復もかなりされているので、歩きにくいところや危険箇所はありませんでした。 <下山後> 紅富台バス停裏にセブンイレブンあり。トイレも利用できます。 またすぐ近くに「天恵」という温泉施設があります。 駿河小山駅前には売店はなく、自販機のみ。駅前から少し歩けばコンビニ等があります。 |
写真
感想
やっぱり冬は富士山よね!
ということで、去年石割山とどちらに行くか迷って、結局見送った三国山稜へ行ってきました♪
行きは前と同じバス。ただ、富士っ湖号ではなく普通のバス(代車らしい)でした。
三国山ハイキングコースバス停で降り、まずは明神山、別名・鉄砲木ノ頭へ。
パノラマ台(ここからでも十分きれい!)から、火山礫の斜面を頂上へ向かいます。
よく歩かれている分、踏み跡は凍ってつるつる。ほとんどがゆるやかな階段ですが、たまに斜度があるところでは滑ります。
登山道は幅があるので、踏み跡がなく、且つ霜柱ざくざくのところを選んで登りました。
霜柱のある方がグリップが効くなんて。普通とは逆ですね。
何度も振り返りながら富士山を堪能します。
ああ、でもここ、やっぱり登りより下りる方がいいかも。
富士山をずっと正面に見ながら、視界をさえぎるものもなく下りていくのはきっと最高だろうなあ。
明神山山頂では女性2人連れとしばしおしゃべり。
空は全方向スカッ晴れなのに、何故か自分の進む三国山稜だけに雪でも降りそうな雲が…。
ちょっと心折れそうになり、石割方面に変えようかなとかもちらっと考えたりしたものの、やはり初志貫徹、進むことにしました。
三国山へは北斜面なので、こここそが凍結しているのではと警戒していたのですが、歩く人も少なく(足跡2人分くらい)前日の雪がザラメ状に固くなっていたので、すごく登りやすかったです。アイゼンの出番はなし。
三国山へは、明神山山頂にあった標識「大人35分」を何とかクリア。
山頂はベンチがたくさん。でも団体さんで全て使用中だったので、お昼は先にすることにしました。
それにしてもこの山頂、ちょっと方向感覚が狂うかも。一瞬どこから登ってきたか分からなくなって混乱しました。
一応標識とコンパスで進行方向を確かめてレッツゴー!
ここから大洞山まではひたすら平坦に思える森の中の道を進みます。
行く手には木越しに次のピークが見えて、あすこまで登るんだ〜と思っても、いつ登りだっただろうと思う間にピークを越えて、の繰り返し。
葉が落ちているから、広くてもちゃんと尾根だということがわかります。その中をどこまでもまっすぐ伸びる道は気持ちがよくて、思わず走り出したくなる衝動に駆られまくり。
まあ、走りませんでしたけどねw(←ランニング嫌い)
ゴングのベンチを過ぎる辺りから、目の前の道につけられた足跡が一人分だけになっていることに気がつきました。
わー雪が降ってから、この道を歩くのは私が2人目なんだ!!
何だかうきうきして、足跡の主にも親近感覚えちゃったりして。
私より3cmくらい大きな靴。ストライド広め。方向は私と逆、西から東です。
畑尾山からは足跡がもう1人分。今までの人のより、もう1サイズくらい大きな足跡。行きと帰りがあるから、この人は紅富台からのピストンだね。
…なーんて探偵ごっこをしていると曇りでもちょっと楽しい。
ヒト以外には鹿とか、鳥とか、なぞの三本蹄の生き物?とか、の足跡を楽しみながら、本日の第2目的地・立山展望台へ。
ちなみにメインルートのお二人(の足跡)は展望台へは寄らなかったらしく、こちらへの足跡は私が1人目!
駄目だろうな〜と思っていた富士山は案の定雲の中。
真上の空も曇っていたけど、お昼を食べていないし、バスの時間には中途半端だし、ということでシートを敷いてのんびりお湯を沸かします。
今いるところはほぼ無風。でも上空はかなり風が強いらしく、雲がうねって千切れ飛び、その形を刻々と変えていきます。
時折青空もちらっと見えるのでちょっと期待もしつつ、ひたすら目の前の雲を眺め、富士山の形を脳内で思い描きながら、食後のココアを作っていると…。
あれ?
あれれ?
稜線、見えてきたよ?
慌ててカメラを構えてシャッターを切ります。
そうこうしている内にお湯が沸いてココアを急いで混ぜて…と、あわあわしていると、ついに富士山が全貌を現しました!
思わず心の中で「アニキー!」と叫びます。(何故アニキかは自分でも不明)
そしてその2分後。
再び富士山は渦巻く雲の中に姿を隠し、30分待っても出てきませんでした。
紅富台への道は地形図に載っていないので少し不安がありましたが、歩いてみると赤テープがこれでもか!と付けられていて、最後まで全く心配なく歩けました。
紅富台からは町営の無料バスで駿府小山駅まで。
バス内では運転手さんが道々小山町のいろいろな話を聞かせてくださり、給油するついでだから、と本来は行かない駅まで送ってくださいました。(実際には買い物がしたいと言ってお店の前で下ろしてもらいましたが)
町民の方にもちょっとルート的な融通を利かせたりされていて、人間味のあるバス(運転手さん)だなあ、とちょっと最後にほんわかした気分で小山町を後にしました。
自分の行く手だけ雲、というちょっとアンラッキーなこともあったけど、その日2人目の足跡をつけることが出来たことを考えると、この日でよかったかもな〜と思える山行でした♪
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