20200821 日光白根山


- GPS
- 06:39
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 751m
- 下り
- 743m
コースタイム
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 6:38
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されていて、危険な箇所なし |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ファーストエイドキット
|
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感想
20200821 日光白根山
東京の自宅を朝4時半に出発、蒸し暑い。車の温度計では気温31℃であった。渋滞無く順調に走行、しかしいつもながら、沼田ICを降りてから丸沼高原までは長い・・・。7時過ぎに日光白根山ロープウェイ山麓駅に到着、気温は20℃くらいで涼しい。さすがは平日で、すでに停まっている車は5台くらいであった。チケットも並ばずに買うことが出来て、7時半からロープウェイの運行開始。ゴンドラは本来8人乗りであるが、三密を避けるためにグループごとに乗せていた。それでも4〜5番目くらいのゴンドラに乗ることができた。素晴らしい青空、そして丸沼、四郎岳、燕巣山などの眺望が美しい。至仏山、燧ヶ岳、谷川岳などは雲に隠れてしまっていたが、武尊山ははっきりと見ることができた。標高2,000mまで15分で到着。気温は忘れてしまったが快適な温度、二荒山神社の鳥居をくぐって登山開始。この時、白根山頂は雲に覆われていたが、午前中は晴れの天気予報に期待!
二荒山神社、鹿除けのゲートを越えて、登山道に入る。ここから大日如来のある七色平への分岐まではなだらかな登りが続く。はじめは幅が広く平らな道で、自然探索コースへの分岐を越えてすぐに不動岩という巨大な岩が左側にそびえ立つ。部分的に階段の整備されたなだらかな登山道になり、続いて血ノ池地獄方面への分岐がある。その後にやや木段が急になり、大日如来を越えると七色平への分岐に到達する。ここまでは樹林帯の中で、また白根山の西側のためにまだ陽の光は差し込まず、非常に快適であった。高山植物は圧倒的なカニコウモリの群生、それにハンゴンソウも多く見られた。オトギリソウは1輪だけ見かけることができた。
七色平への分岐を越えると、南東方向へのトラバース気味の道となり、徐々に高度を上げていく。
一旦下り、地獄のナギと呼ばれる沢では、木々の間から武尊山が見えるらしいがこの日は雲に隠れてしまっていた。そのすぐ先では木々のあいだからロープウェイ山頂駅が見えた。深い樹林帯の中をさらに進むと、登りの木段が続くようになり、やがて九十九折れの急登となる。木々の間からは栃木百名山の錫ヶ岳が見える。ほぼ無風状態で、時折日なたになると、蒸し暑くて汗ばむ。頑張って登ると森林限界を越えて、視界が開けるようになる。ハクサンフウロ、シラネニンジン、ハンゴンソウなどのお花畑を進んでいく。後方には錫ヶ岳の左に皇海山も見えるようになる。武尊山、至仏山は相変わらず雲の中。直射日光を浴びてはいるが、涼しい微風が吹いていて思ったよりは暑くない。ただザレ場の急登が続き、かなり体力を消耗した。次第にガレ場となり、遠くに奥白根神社がみえるようになる。右に火口跡が見える場所まで来ると山頂まで0.2kmの標識あり。奥白根神社の祠に到着、ここから一旦下ってから登り返すと白根山山頂だ! 疲れていたがテンションが上がる、一番人の少ない左の道を選んだ。山頂の左側をトラバース気味に登って、一旦山頂の反対側に行き、また戻ってきて山頂に行く道だ。山頂の反対側では急登を一旦下ってから登って行かなければならない荒々しい白根山北峰が、また振り返ると皇海山や先程通過してきた奥白根神社が見える。
いよいよ山頂に到着!、天気は最高、中禅寺湖が見えるが、残念ながら男体山などの日光の山々は雲の中、太郎山だけはその山頂が雲の中から時々現れる。白根山南峰まで行ってみると、五色沼とその外輪山の絶景!、つい先程までいた白根山山頂と北峰がみえる。北峰に行くには急登を下ってから登り返さなければならない。今日は火口跡を通り、五色沼湖畔まで行くことにした。
一度下ってから登り返し、一つ目の火口跡の左側を通る。小山の左を巻いて二つ目の火口跡を進む。ここからの五色沼は外輪山が綺麗に分かり更に美しい。金精山や温泉ヶ岳もはっきり分かり、白根山の山腹の遠くに会津駒ヶ岳が見える。赤とんぼがたくさん飛んでいて、指にとまった。ここはなだらかで景色を楽しみながら気持ちよく歩けた。五色沼へ向けての急な下りが始まる。マルバタケブキ、ハクサンフウロ、オクヤマアザミ?のお花畑の中をを九十九折りに降りていく。道はザレ場で滑るので注意が必要。右には中禅寺湖、白根隠山が見える。時折涼しい風が吹く、美しい五色沼へ向かっての下りは夢のような体験で疲れを感じさせない。しばらく進んで樹林帯に入り、眺望が無くなってしまう。相変わらずザレ場の下りが続き、注意深く下っていく。風も無く、ここで体力の消耗を感じた。外輪山から下りて、道はほぼ平坦となる。マルバタケブキとハンゴウンソウの黄色いお花畑を進んでいくと赤い屋根の五色沼避難小屋に到着、鍵がかかっていて中の様子は変わらなかった。小屋の前にはたき火の跡があった。カニコウモリの群生している森を抜けると、ついに五色沼が見えてきた。五色沼はあまりにも美しかった。紺碧に輝く水の色、五色山や前白根山の外輪山、そして振り返ると大迫力の白根山。シラネニンジンに囲まれて昼食を取った。心地よい風が涼しい。いつまでもここにいたいが、残念ながら行かなければならない。シラネ?ニガナ、ヒメシャジン?などが咲く中を湖に沿って歩いて行く。コケモモの赤い実やガンコウランの黒紫の実がそこかしこにあり、秋が近づく気配を感じる。
いよいよ五色沼から離れ始める。五色山への登山道の分岐がある。ここらで数日前に小熊を連れた熊の目撃情報があり、ちょっと緊張する。弥陀ヶ池に向けて、本日最後の急登を進む。ここで足が上がらなくなり休み休み何とか進む。少し登るとなだらかになり、振り返ると木々の間から五色沼が紺碧に輝いているのが見える。弥陀ヶ池までは僅かな距離だがコースタイムの倍近くかかってしまった。何とか弥陀ヶ池に到着、白根山がよく見える。弥陀ヶ池はというとただの池という感じ、きっと紅葉の季節は美しいのであろう。ミヤマ?トリカブト、ヒメシャジン?、ヤマハハコ、オヤマリンドウの中を登ると白根山頂への分岐に到達した。かなり疲れていたので座禅山方向には行かずに、最短距離の七色平方向に行くこととした。森の中を急な下りが続き、膝が悲鳴を上げる。遠くに雷の音が何度か聞こえた。時刻は1時半過ぎ、天気予報では15時以降は雷の確率が高くなっていたので、急いで降りる。七色平に到着、雷の音は聞こえなくなった。最短距離の大如来経由で黙々と歩き、14時半頃にロープウェイ山頂駅に到着した。登る時には雲で隠れていた白根山がはっきり見えるようになっていた、本当に美しい!どこかで落雷があったようでロープウェイは3時過ぎまで停止していた。再開までの間に食べたソフトクリームは最高だった。
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