早月尾根 劔岳 試練と憧れ
- GPS
- 09:30
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 2,315m
- 下り
- 2,296m
コースタイム
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 9:30
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
馬場島〜早月小屋 いきなり階段状の急登、平坦地 木の根張り出した急登 早月小屋〜劔山頂 岩場の連続 危険箇所には鎖あり、ザレたところ、逆層多数で歩きにくい |
その他周辺情報 | 温泉 みのわ温泉 外湯無し 地元民の社交場 |
写真
感想
何度か計画して実現ならず、やっと今回行くことが出来た。北アルプス三大急登の中でも長さ、標高差共別格。暗いうちからスタートし、早月小屋までは樹林の急登でほとんど展望も利かず修行でしか無いが、小屋手前の開けた場所から劔本峰が圧倒的な威容で立ちはだかる、北側からの為、黒々した塊に圧倒された。ここまで休まず1ピッチで一気に標高を上げ、展望も開け晴れた景色に、途中からすぐ後ろを歩いてきた同じく早月尾根は初めてという青年と共感、アルプスの北端なので山の数は少ないが、山頂での景色に期待が膨らんだ。小屋で小休止の後はルートががらっと変わり岩場の連続、危険箇所には鎖があり難しい箇所は無いと感じた。ただ1ピッチ目飛ばし過ぎたのか寝不足のせいか、急にペースが上がらなくなったので、山頂まで一気に行くのをやめて一度だけ小休止した。日も当たりだし暑いが、時折吹く風が心地よい。岩だらけとはいえ、小屋から暫くは、僅かな土のある場所に咲く花にはいつもながら癒される。マツムシソウの群生もあり、秋の気配、来月行く予定の北方稜線がいいフォルムで見渡せるが、雲が湧いてきて山頂での景色に不安が。2700mを過ぎる頃からは直登で一気に標高を上げ、稜線に出た。別山尾根からのルートは下に見えるが、遠く見える筈だった槍穂はおろか立山すら見えない。報われない修行確定の瞬間。頂稜を行き別山ルートと合流して山頂祠。真っ白で何も見えず(T . T)、 25年振りの劔山頂は微笑んでくれませんでした。ここから北方稜線が見たかった、八ツ峰も。それでも、一昨年八ツ峰から挑んで山頂手前でタイムアップで辿りつけず、早月尾根からの登頂に満足、気落ちは無い。山頂には20人を超える人、大盛況。晴れ間を期待しながら炭酸と凍らせてきたゼリードーピング、結局晴れることなく、さい銭、お参りして下山。岩場もそうだが、ザレや逆層もあり岩が滑りやすいので、下りも気を抜けない。早月小屋では先の青年と会い軽く山談義、今回水分として持ってきたのはハイドレーション1.5L、炭酸0.5L、他はゼリー類で、彼は3.5L持ってきたと。私は甘かった、セーブしながらなんとか下山時も0.3Lほど残ってだけど、ゴクゴク飲める爽快感がなかったのが、少しバテた原因か。反省です。下る最中も、登ってこられる方がかなりいたのに驚いて、人気のルートを実感、アルペンルート使わずお劔様に日帰りで行けるんだからお買い得◎。標高差2259mで黒戸尾根より少しありだが、黒戸よりキツイと感じた。登山口で今朝は暗くて見えなかった「試練と憧れ」の石碑に挨拶をして帰路に。高速から雲の中の劔を想いながら、まだ昼過ぎなので、本当に登ったのかと不思議な感覚に包まれながらの帰途となりました。
こんにちは、昨日お話しさせていただいた者です。登りも下りもしんどく、誰かと話がしたかったのでその節はありがとうございました。
下山で早月小屋を先にたたれて、追い抜かしてとおっしゃっていて結構本気で降りたんですけど追い付けず...熊鈴は聞こえてはいたんですけど、めちゃくちゃ早いですね。ゴール前30分くらいでバテました(笑)
また、どこかでお会いできるといいですね。
勝手ながらフォローさせていただきました。
こんにちは。
私にとっては憧れと憧れの早月尾根です。
登ってみたいと思いながらも早何年、、、年をとっていくばかりです(><)
westfieldhiさん、素晴らしい速さで踏破ですね!
眺望に恵まれなかったのは残念でしたが、来月の北方稜線に期待しちゃいますね。
黒戸よりやっぱりキツイのですね。。。
こんにちは、早月小屋の先でペース落ちたので休憩してた時、同じ場所で休憩してたときは本当に辛くて、話も出来ず申し訳無かったです。
登ったら下らなきゃいけないのがピストンルート、わかっちゃいたけどきつくて、とにかく早く終わらせたくてスイッチ入ってしまいました。
私もこのルート、また行きたいとは思いません^_^
青年のイメージのまま、私もフォローさせていただきます。
こんにちは。
試練と試練の早月尾根でした。晴れ予報だったんですけどねー。もう最近は雨さえ降らなきゃ良しです。
標高差、距離はありますが、水X暑さ対策もポイントかと。小屋が再開されたら挑戦されてはどうでしょうか、勝手ながらmapleさんなら行けると思います、黒戸より達成感はあります。憧れが試練に変わりますように。
お疲れ様でした〜!さすが、飛ばし屋westfieldhiさん!早いですね(*_*;
でも、劔岳の頂上が25年ぶりなんて意外でした!こんなに毎週のように色々な山を登っていても、タイミングが合わないと、メジャーな山でもそんなに疎遠になってしまうんですね。
最近は早月日帰りが人気のようなので、チャレンジャーのwestfieldhiさんとしては、これから毎年の恒例山行になりそうですよね(^O^;)
こんばんは。
メジャーだけど、アプローチの面倒くささもあって、室堂界隈は複数回登った山は少ないんです。因みに記載間違いで実際は34年前と28年前の二回しか登頂していなく、以後八ツ峰の時含め劔は二回山頂を逃してます。
今回登って、人気なのは実感しましたが、皆さん体力ありそうな方々またはトレラン系で、良く見かける60代後半と思しき年配の方は見受けられませんでした。10歳ぐらいの女子が最年少でした。コロナ渦、小屋の予約問題の影響でしょうかね。
下山時はもう2度と来ないと思っていましたが、どMの性分が背中を押すかもしれません。その時は更に早く登り見逃した景色を見たいので、水を増量し、その分(以上)体重を減らしてチャレンジしたいと思ってます。
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