四万川本谷で宴会

2020年08月29日(土) 〜 2020年08月30日(日)

• GPS: 09:04
• 距離: 16.9km
• 登り: 802m
• 下り: 799m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:15
• 休憩: 0:06
• 合計: 5:21

6:13 スタート地点
6:37 6:43 四万川本谷
11:34 宿泊地

2日目

• 山行: 3:39
• 休憩: 0:04
• 合計: 3:43

7:58 宿泊地
11:01 11:05 四万川本谷
11:41 ゴール地点

天候

29日：晴/曇一時雨　　30日：晴/小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

赤沢やすらぎ広場に駐車、キャパ5〜6台

コース状況／危険箇所等

沢登りとしては易しい範疇に入ると思われる。
何箇所かゴルジュや小滝が現れるが、容易に登れたりへつれたりするし、登れないところは高巻き可能。
それ以外はナメも多く水もきれいで、さすが四万ブルーと言われるだけある。
しかし、入渓までの林道のみなのか、入渓後の草付近くも含むのか不明だが、ヒルがいて気を使う。

写真

8/29 6:14

(S)微妙に変わる天気予報により、ギリギリまで目的地を決めかねていたのですが、結局四万川本谷へ行くことになりました。
朝momo7nanaさんと朝食を食べながら話をしていたら、蚊に刺されまくりでかゆい。
6:00過ぎに出発です。

8/29 6:17

(S)このゲートを越えて行きます。

8/29 6:32

(S)林道が崩落してもう進めなくなっている場所から入渓しました。

8/29 6:33

(S)なかなかきれいな渓相であります。

8/29 6:47

(S)ゴルジュや深い釜は基本へつって進みます。それほど暑くはないので、胸までは浸かりたくない感じ。

8/29 6:53

(S)ナメも多く、快適に進んでいけます。

8/29 7:15

(S)沢水は極めてきれい。

8/29 7:31

(S)枝沢はほとんどが滝で流れ込んでいます。

8/29 7:32

(S)切り立った岩壁と沢、樹木が癒しの空間を生み出しています。

8/29 7:44

(S)水は冷たいけど、苦になるような感じではありません。腰くらいまでなら結構な時間浸かっていられます。

8/29 7:46

(S)滝登攀はほとんどありませんが、へつって越える場所は頻繁にあります。どこもそれほど難しくはありませんが、滑っていて気は抜けません。

8/29 7:53

(S)稜線はすぐそこに見えているのに、枝沢はけっこうな水量で流れてきます。

8/29 8:14

(S)ゴルジュへ突入。

8/29 8:15

(S)一気に暗くなります。

8/29 8:16

(S)滑るへつり。この先の良いところにお助けが下がっていて楽に通過可能でした。

8/29 8:27

(S)泳ぎたくないので、ひたすらへつり。

8/29 8:28

(S)かなり滑る場所が多いのに、momo7nanaさんは何事もないかのように超えて行く。

8/29 8:32

(S)四万ブルー！
いかにも魚がいそうで、momo7nanaさんはかなりの距離を釣りあがるも、魚影一匹すら見掛けず。

8/29 8:32

(S)この先の狭隘部を偵察に行きましたが、突破は無理そう。

8/29 8:33

(S)小さく高巻く。
(桃)左岸を3m位登ると歩ける程広いバンドが有りました。

8/29 8:36

(S)滝がないので、へつらなくて良いところもへつって楽しむのだ(´ω｀)

8/29 8:36

(S)ゴルジュは大小合わせて数か所。

8/29 8:39

(S)水量が多いのでシャワーは無理！

8/29 8:48

(S)その昔軌道が敷かれていたようです。
確かに橋が落ちたらしい構造物があったりして、どんな歴史なのか調べるのもまた面白そう。

8/29 8:59

(S)スラブになったり

8/29 9:01

(S)河原になったり。
momo7nanaさんは辛抱強く竿を出すが、そもそもここには魚が存在するのか？

8/29 9:39

(S)快適に遡上していくが、若干飽き気味になったところで
(桃)ゴルジュの上流から平凡な河原となり飽きます。

8/29 9:40

(S)5mのおもしろそうな滝。水線突破出来ないか様子を見に。

8/29 9:50

(S)水圧で吹っ飛ばされそうなので、水線右を確保してもらって登る。途中1枚だけハーケンを打ちこんで中間支点としました。

8/29 10:22

(S)登りきったところで休憩。ふと足元を見ると、ついに出やがったな！
ゲイターをめくってみたりすると、結局4〜5匹見つかる。幸いなことに献血はしていなかったようです。
どこでくっ付いたんだろう…

8/29 12:49

(S)その後穏やかな渓相は変わらないが、「もういいよね」的な空気になり。手近な幕営地を見つけて薪を拾い、焚火にかかる。
(桃)5mの滝上流の平凡な河原はかなり長いです。
魚が居れば楽しいのですが、全く釣れないので嫌になりました( ゜Д゜)

8/29 12:50

(S)ヒルがいることが懸念されるので、しばらく話をしながら様子見していると、どうもこの辺にはいないらしい。
適当に位置を決めて今夜の宿を設営。

8/29 12:50

(S)amazonで2,998円で買った蚊帳を使ってみたくて持ってきました。激狭だが、意外に寝心地は良かった。寝ること以外何も出来ないけど。タープ等、雨除けがないと使い道がほぼありませんが。

8/29 13:04

(S)そうこうしているうちに夕立ち…タープ持って来てよかった！

8/29 13:29

(S)降っている間はどうにもやることがないので、もうビールに手を出す！
この後30分程度で幸いにも晴れてきました。

8/29 13:40

(S)せっかく着火した焚火なのに、雨ですっかり消火されていました。

8/29 13:41

(S)momo7nanaさんは固形着火剤と牛乳パックの切れ端と絶妙な薪の積み方で

8/29 13:55

(S)いとも簡単に濡れた薪に火を定着させてしまう。さすがでございます。

8/29 14:15

(S)薪にしようと思って掴んだ朽木にかわいいきのこ。

8/29 14:15

(S)すっかり雨もやみ、陽が射して気温も高くなく快適に。

8/29 14:40

(S)まだこんな時間なのにビールは尽き、日本酒に手を出し始める。。。
(桃)ウイスキー、焼酎に、骨酒用の日本酒二本を担ぎ上げました😊
釣果ゼロにガッカリです。
しかし、SM100Cさんのビール4本持参には脱帽です(*'▽')

8/29 15:37

(S)こうなるとmomo7nanaさんが持ってきた怒涛の食材ラッシュであります。油揚げを焼いて醤油を振る。

8/31 8:26

桃)お揚げはこれです。
出汁と甘辛の味がついていて、乾燥しています。
常温保存可能一枚当たりの重量は15〜20gしか有りません。
水でも湯でも戻せてお手軽。
一枚あれば飯一杯いけちゃいますので、坊主時の保険にと、いつも持って行きます。

8/29 15:46

(S)きくらげと、春雨を水で戻しておきます!(^^)!
(桃)きくらげと春雨は軽量で水で戻すとボリュームが出ます。
具の少ない乾燥スープ類が、引きたてられます。

8/29 15:53

(S)ご飯を炊いてお湯を沸かす。
(桃)45年ぶりに新しい飯盒を買いました。
前川産業の飯盒、信頼の日本製です。
計量ライン、中蓋、外蓋の容量が正確です。
中狂製との差は+\500程度です。
取手が緩いので、針金を巻いて動きを渋く改良しました。

8/29 16:00

(S)ごはんだけで食べれるほど美味い！

8/29 16:03

(S)味噌汁にきくらげ、シャキシャキした触感が不思議と味噌汁に合うのです。

8/29 16:06

(S)このごはんのうまさで、飯盒の力を思い知る。

8/29 16:08

(S)見た目は良くないかもしれないけど、momo7nanaさんオススメのグリーンカレー。粉末のカレースープに一味唐辛子とカレー粉を適量混ぜるらしい。これもかなり美味です。
きくらげと春雨は何にでも入れる(´ω｀;)

8/29 16:18

(S)美味しくて飯盒にこびりついたごはんを懸命にこそぎ落として食べる、の図。

8/29 17:18

(S)もうかなりできあがってきたのに、まだ明るい17:00過ぎ。
なのに最後のチョリソーを繰り出す！

8/29 18:47

(S)様々な話をしつつ、夜は更けていく…ってまだ19:00にもなっていない(´ω｀;)
しかし眠くて限界なので寝ることにしました。

8/30 8:02

(S)おはようございます。良い感じに陽が射し、良い日になりそうです。

8/30 8:27

(S)登りで唯一ロープを出した滝を落ち口から下を見る。ここからは降りれないので

8/30 8:31

(S)巻き気味に登ったところの木を支点にして懸垂で降りました。

8/30 9:03

(S)巻いてきたゴルジュも水流の中を行けないかチェック。

8/30 9:04

(S)思ったより浅かったので無事通過。

8/30 9:40

(S)滑りそうで滑らなかったり、その逆もあったりで、へつりは毎回慎重に通過しました。

8/30 10:20

(S)かつての軌道用に開削したのでしょうか。

8/30 10:23

(S)良い沢旅でした。

8/30 10:32

(S)ヒルがいなければ最高なんですけども、四万ブルー。
(桃)沢筋にはヒルは居ないのですが、アプローチの林道や巻きなどには居る様ですね。私は殆どたかられませんでした。二番手が一番やられるんですよね( ゜Д゜)

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

感想

SM100C

まずは少し前、この四万川本谷で悲しい事故により亡くなった女性のご冥福をお祈りします。



本来は魚野川で岩魚定食の予定だったが、天気が少し悪化傾向であったため、早く戻れる四万川へ急遽変更。
前夜出発し、朝待ち合わせ場所で無事momo7nanaさんと落ち合うことが出来た。
ちょっとした展望台になっている公園のベンチで朝食を食べながら話をしていたら、蚊に刺されまくり、かいかいで出発。

四万川本谷は途中ナメ〜ゴルジュが交互に出てきて、景観とへつりがそこそこ楽しめる沢だが、魚がまったくいない。この日だけなのか、元々いないのかは不明だが、結局岩魚定食はおあずけとなってしまった。

ロープを出した登攀が楽しめる滝は今回一ヶ所のみだったし、5m程度の小規模なものだったため、若干物足りなさを感じた。
まぁ最初から岩魚定食メインの遡行、登攀自体を楽しむような趣旨ではないので仕方ない。

アブやブヨの生息数は極めて少ないと思われたが、途中首筋を食われたり、ヒルにくっつかれたりと、吸血生物はコンプリートと言っても良いだろう…

滝を登るとしばらくは平凡な渓相となり、かなり奥地まで来て雨による増水の心配もあったので、適当な幕営地を見つけ、さっさと定着する。

momo7nanaさん曰く。
「制約がある中で美味いものをいかに軽く持って行くか、というのが面白いところなんだよ」
なるほどなぁ。
普段は食べたいと思ったものを重量無視で、なおかつ万が一を考えて多めに持って行く食料、無駄な装備等、かなりの重量を担いでいた。
いろんな楽しみ方があって良いとは思うが、「軽くすればその分ビールがたくさん担げるから良いよ」と、momo7nanaさんは仰る。
てことはさ。
ビールが増える分、総重量は変わらないってことじゃん(´ω｀;)

しかし確かに沢で何より悲しいのは、早々にビールがなくなってしまうことなのである。

何はともあれ、百戦錬磨の方と山や沢のことで話し込むのは実に楽しいし、とても参考になるものだ。
ヤマレコを通じて様々な方と知り合えたのは、とても幸せなことなんだなぁと感じる沢旅であった。


家に帰って洗濯する物を引っ張り出していたら、人差し指にヒル…
トラウマになりそうだ。
るーひー恐るべし。

桃奈々

四万川は危険です！
この沢は魚が生息していないと思われますので、食料はちゃんと持って行かないと危ないです！
遡行中の80%でルアーを投げ続けたが、全く魚影無し、あたり無し( ゜Д゜)
行先を変更した時点で中之条のスーパーに引き返し、食料を買い増したのは正解でした。

コメント

サラホ

暑い毎日に…。
暑い毎日に死にそうな私に涼しげなレコをありがとうございますm(__)m
体感温度が10℃位下がりました♪
最近、また社畜状態の私は、みなさんのレコが楽しみです！
ジャンジャン上げてください(^^)/

SM100C

Re: 暑い毎日に…。
salad-hopeさんこんにちは！

こういう酷暑の時期、沢は最高です。
本格的にやらなくても、子どものやるような水遊びでも
十分な涼感なので、歩いて行ける距離にそういう沢が
あるといいなぁと思うんですが。。。
長岡の信濃川じゃ警察が来そうです

また社畜生活ですか(°_°;)
しばらくはレコ見れないのが残念ですねぇ。

ely

沢レコ
沢レコじっくり見たのは初めてです。
ドキドキしました。
幼少時、おばあちゃんちの池で（今は父が住む九州の実家）滑り落っこち凹にハマり怖い思いをしてからというもの、苔が生えてて滑る場所がどーも苦手で

見ているだけで怖い〜
ヒル怖い〜
アブ・ブヨマジ無理〜
でも、焚火や野営が楽しそう
🐟を串焼きして食べたい！

ヒルをお持ち帰りだなんて… ドMなんですね〜
お疲れさまでした〜

SM100C

Re: 沢レコ
elyさんこんにちは！

沢に抵抗ある人は多いみたいですね。
登山道よりは確かに危険度は高いですしね。
でもこの究極のアドベンチャー度がまた良いのですよ。

吸血生物・水難・滑落と、注意すべきものだらけですが、
本来自然とはそういうもので、
登山道が存在するということの方が不自然とも言えますな。
でも逆に沢に行ってから登山道を歩くと、そのありがたみが
よくわかります。

家でヤマビルを見たら背筋寒くなりましたよ。
ちいさい子どもヒルだったからかわいい感じでしたが…
あの気味の悪いビジュアルとムーブ、なんとかならんもんか(°_°;)

キラ＠kira

四万ブルー！
6月だか7月の朝の大雨の日に女子大生が流されちゃった場所ですね。。ヒル君はそちらにも進出してましたか(((( ;ﾟдﾟ)))) 私はすっかり自粛と夏バテの影響で気力体力が落ち死亡しております。ヤマレコもろくに見ないし、山への情熱もゼロ(ノз｀) 涼しくなったら徐々にテンション上げていきたいとこです！獺祭があるのでシーズン入ったら、妙義か南牧で宴会しますか

SM100C

Re: 四万ブルー！
kiraさんおひさしぶりです！

妙義の夏場を避けて山から遠ざかっているのであろうと
大方の予想通りでした(´_`;)

稲包山にはヒルがいるとの情報を知っていたので、
その直近の林道にはいるんじゃないかという予想は
していたのですが、的中でした。。。
ヘンな予想ばかり当たる昨今です

まぁアレです。
妙義のシーズンにはまた出向きたいと思っておりますので、
宴会でも何でもウェルカムでございます(´_`)