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Yamareco

記録ID: 254786
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ハイキング
丹沢

ニシタン世附(大栂〜織戸峠〜椿丸)

2012年12月24日(月) [日帰り]
 - 拍手
knot その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:42
距離
18.4km
登り
1,355m
下り
1,352m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

06:30 浅瀬ゲート
07:30 法行橋
08:40 P830m
10:00 富士見峠
11:10 大栂
12:20 織戸峠
13:00 椿丸
14:10 P795m
15:10 浅瀬ゲート
天候 晴後曇一時雪
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
●浅瀬

水ノ木幹線林道はズタズタ。湯山商店は無くなる。浅瀬ゲート手前の駐車場はいつ来てもガラガラだ。
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●浅瀬

水ノ木幹線林道はズタズタ。湯山商店は無くなる。浅瀬ゲート手前の駐車場はいつ来てもガラガラだ。
●P830への取付

大又沢林道を分けて法行沢林道へ入り、少し進んだ右斜面の登りやすそうな処から取り付く。
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●P830への取付

大又沢林道を分けて法行沢林道へ入り、少し進んだ右斜面の登りやすそうな処から取り付く。
●スズタケ

尾根を目指して、極力良さそうな処を進んでいるが、気が付くと、スズタケと鹿柵の抵抗に遭っている。
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●スズタケ

尾根を目指して、極力良さそうな処を進んでいるが、気が付くと、スズタケと鹿柵の抵抗に遭っている。
●少し楽になった

まずはダニチェックだ。7〜8匹がもぞもぞと動いている。思ったより少ない。ヒルは冬期休業中だが、ダニは年中無休。働き者だ。
ルートとしては、とにかく、尾根筋を外さないことだ。
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●少し楽になった

まずはダニチェックだ。7〜8匹がもぞもぞと動いている。思ったより少ない。ヒルは冬期休業中だが、ダニは年中無休。働き者だ。
ルートとしては、とにかく、尾根筋を外さないことだ。
●カヤトの展望地

カヤトに覆われた見晴の良い場所に出た。世附権現山が大きい。眼下には大又ダムが見えた。
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●カヤトの展望地

カヤトに覆われた見晴の良い場所に出た。世附権現山が大きい。眼下には大又ダムが見えた。
●スズタケから解放

植林帯は意外と登りにくい。

●スズタケから解放

植林帯は意外と登りにくい。

●P830m

空中図根点の標石と、その場所を示す黄色に塗られた“くの字型”のアングルが目を引く。木々に囲まれ展望はないが、ここに来て初めて、落葉した枝の間から北西方向に大栂を望めた。
●P830m

空中図根点の標石と、その場所を示す黄色に塗られた“くの字型”のアングルが目を引く。木々に囲まれ展望はないが、ここに来て初めて、落葉した枝の間から北西方向に大栂を望めた。
●取付

林道を横切り、大栂までは林班界にもなっている尾根に再び取り付く。
●取付

林道を横切り、大栂までは林班界にもなっている尾根に再び取り付く。
●鹿用防止ネットに絡まり、息絶えた小鹿

最近の鹿柵はフェンスタイプからネットタイプに移行しつつあるようだ。カスミ網のようなネットでは鹿もたまらないだろう。
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●鹿用防止ネットに絡まり、息絶えた小鹿

最近の鹿柵はフェンスタイプからネットタイプに移行しつつあるようだ。カスミ網のようなネットでは鹿もたまらないだろう。
●開けた一角

展望を期待して入った山域ではないが、雲が取れれば見えたであろう富士山は、すそ野の一部しか見えなかった。写真は箱根方面。左から、明神、神山、金時。

●開けた一角

展望を期待して入った山域ではないが、雲が取れれば見えたであろう富士山は、すそ野の一部しか見えなかった。写真は箱根方面。左から、明神、神山、金時。

●スズタケ

ニシタン、特に大又沢以西でのヤブ漕ぎは仕方ないこと。
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●スズタケ

ニシタン、特に大又沢以西でのヤブ漕ぎは仕方ないこと。
●ヤマトマダニ

たかられるのは珍しくもないが、コイツに食われると、取る時余程注意をしないと頭が残ってしまう。
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●ヤマトマダニ

たかられるのは珍しくもないが、コイツに食われると、取る時余程注意をしないと頭が残ってしまう。
●美尾根

ここからひと登りで大栂だ。
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●美尾根

ここからひと登りで大栂だ。
●大栂(1204m)

ニシタン西部地区最奥の防人を担当。一般ハイカーやにわかVR愛好家の侵入を激ヤブやダニ攻撃でことごとく撃退してきた。おかげで、アプローチが長いこともあり、大栂王国はまだまだ続きそうである。大栂がニシタン最後の砦としての位置付けを希望する声は高く、また、人気もうなぎ上りだそうである(そんなことないか・・・)。頑張れ、大栂!
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●大栂(1204m)

ニシタン西部地区最奥の防人を担当。一般ハイカーやにわかVR愛好家の侵入を激ヤブやダニ攻撃でことごとく撃退してきた。おかげで、アプローチが長いこともあり、大栂王国はまだまだ続きそうである。大栂がニシタン最後の砦としての位置付けを希望する声は高く、また、人気もうなぎ上りだそうである(そんなことないか・・・)。頑張れ、大栂!
●織戸峠

ここには、東西に上法行歩道という名の径路がクロスしている。もちろん、上と云うぐらいだから下法行歩道もちゃんとある。昭和49年日地出版登山地図には、歴とした登山道として赤実線で引かれている。
●織戸峠

ここには、東西に上法行歩道という名の径路がクロスしている。もちろん、上と云うぐらいだから下法行歩道もちゃんとある。昭和49年日地出版登山地図には、歴とした登山道として赤実線で引かれている。
●檜洞丸稜線

910m圏峰から望む檜洞丸は、敵の制圧下に入ったと云うものの、主脈から望むものと違って、やはりカッコイイ。ニシタンの盟主にふさわしい。
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●檜洞丸稜線

910m圏峰から望む檜洞丸は、敵の制圧下に入ったと云うものの、主脈から望むものと違って、やはりカッコイイ。ニシタンの盟主にふさわしい。
●910m圏峰鞍部から椿丸

写真では分からないが、西から東への強い横なぶりの風に乗って雪が降っている。目の前の世附権現山も見えなくなった。
●910m圏峰鞍部から椿丸

写真では分からないが、西から東への強い横なぶりの風に乗って雪が降っている。目の前の世附権現山も見えなくなった。
●椿丸

ここから浅瀬までは、通常で2時間の稜線尾根歩きだ。日の短いこの時期、16時までには着きたいので、13時通過は上出来。朝早く出発した甲斐があった。



●椿丸

ここから浅瀬までは、通常で2時間の稜線尾根歩きだ。日の短いこの時期、16時までには着きたいので、13時通過は上出来。朝早く出発した甲斐があった。



●P795m

予定では、P780mの南東尾根を下って、浅瀬橋から水ノ木幹線林道へ入った最初のヘアピンカーブの処へ下りるコースだったが、急きょ、いつも気になっていたP795mからの未知尾根を下ってみることにした。
●P795m

予定では、P780mの南東尾根を下って、浅瀬橋から水ノ木幹線林道へ入った最初のヘアピンカーブの処へ下りるコースだったが、急きょ、いつも気になっていたP795mからの未知尾根を下ってみることにした。
●ところが・・・

この尾根、拍子抜けするぐらい立派な径路がついていた。みんなが利用するのも頷ける。
●ところが・・・

この尾根、拍子抜けするぐらい立派な径路がついていた。みんなが利用するのも頷ける。
●在りし日の湯山商店

浅瀬の番人こと湯山商店のおやじさんが亡くなった。渓流師に慕われ、長きに亘って世附を見つめ続けてきた、いわばニシタンの生き証人だった。また、丹沢湖に沈む以前の世附を知る数少ない一人でもあった。直接お話しすることはなかったが、その存在はつとに有名で、豪雨で流されたお店の後を追うように、ニシタンの名物人は逝ってしまった。合掌
写真は2008年の湯山商店。今はない。
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●在りし日の湯山商店

浅瀬の番人こと湯山商店のおやじさんが亡くなった。渓流師に慕われ、長きに亘って世附を見つめ続けてきた、いわばニシタンの生き証人だった。また、丹沢湖に沈む以前の世附を知る数少ない一人でもあった。直接お話しすることはなかったが、その存在はつとに有名で、豪雨で流されたお店の後を追うように、ニシタンの名物人は逝ってしまった。合掌
写真は2008年の湯山商店。今はない。

感想

ハッキリとは分からないが、
世附はもともと「ゆづく」と読んだらしい。

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コメント

世附
knotさん初めまして
湯山のおやじさんご存じでしたか?
水害の後、退院して元気にしてられるとばかり思っていましたが、お亡くなりになられましたか。
謹んでご冥福をお祈り致します。

管釣り場が出来るまで、長年渓流釣りでお世話になっておりました。
近年は山歩きでお世話になっておりました。

情報ありがとうございました。
2012/12/26 22:37
知る人ぞ知る
kazikaさん、はじめまして。
おやっさんの訃報に目をとめていただきありがとうございます。


湯山のおやじさんは会えば挨拶をするぐらいで、
直接存じ上げていたわけでもないのですが、
地方紙やタウン誌などでもとりあげられていたので、
お名前(湯山勇さん)はよく目にしていました。
それだけに、僕の中では、すごく身近な人でした。

kazikaさんもそうですが、
同じ渓流師からの人望は絶大だったらしく、
世附川を知っていても、湯山のおやっさんを知らない奴は
モグリだとか新参者だなんて呼ばれていたそうですね。

ここに、僕がおやっさんの訃報を知るきっかけとなったサイトがあります。

http://blog.goo.ne.jp/from_10/e/bcd1c5b4294cb1ed270dbcc80fc80e0f

勝手にリンクはどうかと思いましたが、
管理人の「ホリャさん」も、
ひとりでも多くの方が湯山のおやじさんを偲んでいただきたい
と仰っていたので紹介することにしました。

コメントでは、多くの釣り仲間がその死を惜しみ、
最後の言葉を手向けています。

長い間、世附の番人、ごくろうさまでした。
2012/12/27 8:20
「ヨヅク」か「ユヅク」か、はたまた?
おはようございます。丹沢の「世附」についての「感想」興味深く読みました。
こんな時に私が引っ張り出すのは、バカの一つ覚えの「甲斐国志」です。
はなじょろ道の時にコメントに書いたように、私が読んだ甲斐国志では「峯を下りて相州に入り少し平地あり、信玄平という。これより相州ヲヅク村に下る。」
とあり、「ヲ」のようでした。(この本、図書館からの借り物だったので今現物がないので確かめてありません。)

そこでネット上の国会図書館の「近代ライブラリー」で確かめてみると、
「第18巻 村里部第16上 都留郡」の最初の所には
「東、轉山、オオダヲミ、山神並びに嶺を限り相州ヨヅク村と境す。」とありました。
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/764923

おそらく我が町の図書館蔵のものと国会図書館蔵のものは出版元や年代などが異なる版であり、編まれた年代の違いや誤植もあり得ると思われます。
(国会図書館の方には「恩故堂 1884」とあります。また「ヲ」と「ヨ」は形も似ている。)

また「第35巻」の方に
「大室山・・・、これより辰の方へ峯続き尾續(ヲゾク)山に至る。」
という記述もありました。字が違いますが「ヲゾク」は意味ありげですね。

いずれにしても地名は文化財産。昨今のように軽々に安直な地名、書き方に直してしまうのはもったいないと思っています。
2012/12/27 8:58
頭おかしくなるわ
pasocomさん、こんにちは。

固有名詞はむずかしいですね。
今回は、あまり深入りすると底なし沼に沈みそうなので、
サッサと自分なりに結論を出しちゃいました。

現行の地名では、丹沢の麓、松田に
侃々の弁が飛び交っているものがあります。
「寄」がそれで、
「やどろぎ」×「やどりき」×「やどりぎ」
すべて現行呼び名で使われています。
行政は「やどりき」を推しているようですが、どれも正解です。

こういう例えは全国そこここにある事なんでしょうね。
2012/12/27 11:44
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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利用交通機関:
技術レベル
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体力レベル
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