【過去レコ】鈴鹿/御池岳



- GPS
- --:--
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 834m
- 下り
- 835m
天候 | 晴れ時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
御池岳は何度も行きそこねている山であった。国道の鞍掛峠が通行止めだったことが二度。天候の急変で諦めたこともある。今年も3度目の計画でようやく登ることができた。
自宅を出たのが9時半を回っていたので、今回も予定変更を頭に入れての出発だった。昼の短い季節でもあり下山時の時間を計算してのことだ。
コグルミ谷出合下の駐車スペースに着いたのが11時15分。この時間なら登って下りてこられる。腹ごしらえと準備をして出発が11時30分。
毎度ながら通常登山では考えられない時間からのスタートである。サワグルミの美しい鈴鹿特有の森の中の急坂を快適に登る。
カタクリ峠からの道では冬眠に向けて必死で腹ごしらえをするリスに遭遇。警戒心強いリスではあるが食事に忙しいらしく、私たちには気がついていない様子。
ここまで上がると紅葉は終わりを迎えている。丸山に直接登らず、まずは展望で有名なボタンブチへ。ここまで1時間35分。
さすがに展望の名所だけあって、西から南にかけては何も遮ることのない見事な眺望。足下はゴロ谷まで一気に切れ落ちているためまさに絶景。ここにテントを張って数日間住みつきたいほど素晴らしい場所だ。にぎり飯をほお張りながらしばらくパノラマを楽しんだのち鈴鹿最高峰の丸山へ。
ここは景色もなく鈴鹿で一番の高所という以外は平凡なところである。
鈴北岳へ向かうルートはこれまた夢のようなところ。穏やかな起伏のカルスト台地で、カレンフェルトやドリーネが点在する爽やかな草原。この一帯は1996年の火災で背丈の高いササが焼失し、いまは苔と背の低い草が一面を覆っているのみ。
軽い登りかえしでの鈴北岳山頂からは北から東の大展望が広がる。琵琶湖や伊吹、比良、養老連山がはっきりと望める。遠くまで晴れ渡り空気が澄んでいると御岳や白山までも見えるだろう。その景色を常に前に見ながら鞍掛峠へ下る。振り返れば鈴北岳中腹のまばらな紅葉がかわいい。ようやく行くことのできた御池岳は、感動も大きくすばらしい山行であった。
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