浅草岳(2回目)
- GPS
- 07:59
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 817m
- 下り
- 801m
コースタイム
天候 | 晴れ時々霧のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
〇ネズモチ平登山口〜前岳直下の分岐 始めは滑りやすい黒土に黒い岩がゴロゴロしている。 傾斜が増してくると段差が大きいところが数か所あり、木の幹や根を掴んで体を引き上げる必要あり。足元の黒土がぬかるんでいると踏ん張りが効かない。 隣の早坂尾根が見えてくると赤茶色の土に変わるが相変わらず石がゴロゴロしている。 ○前岳直下の分岐〜浅草岳山頂 木道が多い。 ○前岳直下の分岐〜桜ゾネの広場 嘉平与ボッチの手前まで木道。嘉平与ボッチの先のコブから急坂となるが、黒い岩がゴロゴロして歩きにくい。赤茶色の土に変われば岩はなくなり、木の根はあるもののいくぶん歩きやすくなる。 |
その他周辺情報 | ○下調べをしていなかったので、道の駅「いりひろせ」に寄って、「レストラン鏡ヶ池」の「ごっぽうそば」を食べました。 http://www.irihirose.jp/?page_id=9 ○大白川駅の2階に「平石亭」という美味しいお蕎麦屋さんがあるようです。 だいだい土日の営業のようですが、営業日はHPで確認するか電話で問合せた方がいいでしょう。 https://hiraishitei.jp/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ガスコンロ
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感想
2020年09月06日(日) 【浅草岳】
先週末は台風10号の影響で湿った空気が南から入って関東はイマイチの天気予報でした。晴れの予報は新潟県ぐらいだったので、ちょっと遠方ですがお手頃の浅草岳に行ってきました。
28年前の秋、1993年10月に歩いたときは生憎のお天気で何も見えなかったのでリベンジも兼ねることにしました。
朝5時過ぎにネズモチ平に大駐車場に着いたが、広々とした駐車場に車は2台しかとまっていなかった。もっとたくさんとまっていると思っていたが、ネズモチ平からのコースは長くないので皆さんの出発時間が遅いのかもしれない。
天気は快晴。5時半過ぎに歩きだす。10分ほどコンクリートの林道を歩いたあと、ヤスノ沢の手前で登山口に入る。車が1台とまっていて、窓ガラスに除草作業中なので注意するようにとの張り紙がしてあった。黒い土に黒い岩がゴロゴロした歩きにくい登山道を緩やかに登る。ヤスノ沢の沢音は聞こえるが、野鳥の鳴き声はほとんど聞こえない。
ブナが現れるようになるとだんだん傾斜が強くなっていく。大きな段差がいくつか現れるが、足元の黒土が滑りやすくて、木の幹や根を掴んで体を強引に引き上げるのに難儀する。
振り向くと守門岳が堂々とした山体を見せていた。尾根を回りこむと左手に大きな早坂尾根を見ながら灌木帯の中をダラダラと直登していく。足元は黒い土から赤茶色の土に変わっている。
前岳の分岐に着くとガスが去来する浅草岳の山頂が見えた。眺めが良くてとても気持ちの良い草原状の山腹に続く木道を進む。除草作業中の方に挨拶をして、最後の僅かな登りをこなすと浅草岳の山頂に着いた。狭い山頂には既に数人のハイカーが展望を楽しんでいた。守門岳のほかにも、燧ヶ岳や越後駒ヶ岳、中ノ岳が雲から顔を出していた。
しかしだんだん山頂にガスがかかり始めて展望を楽しめなくなってしまったので、山頂から少し東側に下がったところにある天狗の庭を見に行くことにした。ガスの中を下っていくと草原の中に木道が続いていてとても素敵なところだった。私の他には誰もいなくて独り占めの気分も味わうことができた。
山頂に戻ろうと登り返すと数人のハイカーとすれ違った。一足早めに天狗の庭に下りて正解だった。
山頂に戻っても相変わらずガスで展望はないので、お昼を食べたら下山するつもりでいた。しかし、今日の行程は長くないし、雷雨の可能性もないので、少し粘っていたところ、ガスが取れてきて、足元に田子倉湖がくっきりと見え始めた。山頂にいる人達から歓声があがった。ガスはどんどんとれていき、浅草岳の山体を隠すガスはすっかりなくなり、大展望が広がった。下山を始めていた人の中には山頂へ引き返してくる人もいた。
田子倉湖を囲む山々は雲もなくよく見えた。その中でもやはり鬼ヶ面山の荒々しい大岩壁は素晴らしかった。その向こうには手猛山塊や憧れの未丈ヶ岳も見えていた。
北側には粟ヶ岳から東に川内山塊の山々が連なるが、残念ながら私には同定できなかった。
結局、山頂付近には天狗の庭への往復を含めて3時間もいたが、いつまでも展望を楽しんでいるわけにもいかないので、後ろ髪惹かれる思いで、桜ゾネの広場へ下山すべく、前岳に向かって歩き始めた。
しかし前岳までの草原地帯はとても気持ち良くてぜんぜん前に進まない。嘉平与ボッチの手前まで眺めのよい木道が続く。嘉平与ボッチの先のコブ?から急坂となり、黒い岩や石がゴロゴロして歩きにくかった。
傾斜が緩くなってくると赤茶色の土に変わり、木の根はあるものの岩はなくなり歩きやすくなる。所々で右側(北側)が開けていて、今歩いている桜曽根と早坂尾根との間に広がる空間と森を一望できるが、私はこの景観がなぜか日本離れしているように感じられてとても好きだ。
さらに傾斜が緩くなり感じのいいブナの回廊が現れると桜ゾネの広場に出て登山道はあっけなく終わった。
あとは舗装された林道をお花や守門岳を見ながらのんびり歩くだけだった。
途中、殉職者慰霊碑で2000年6月18日に遭難救助中に亡くなられた4名の方の冥福を祈った。
※この山行記録は2020年9月9日 59歳時に作成しました。
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