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Yamareco

記録ID: 2556281
全員に公開
沢登り
剱・立山

称名川 ザクロ谷

2020年09月05日(土) 〜 2020年09月06日(日)
 - 拍手
so-mura その他2人
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
36:51
距離
29.9km
登り
5,078m
下り
5,072m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
11:11
休憩
0:00
合計
11:11
6:00
671
スタート地点
17:11
2日目
山行
11:30
休憩
0:38
合計
12:08
6:22
617
16:39
17:10
36
17:46
17:49
10
17:59
18:03
0
18:03
18:03
27
18:30
ゴール地点
天候 晴れ、一時雨
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
桂台ゲートが開くのが7時〜18時までなので、ゲート前の路肩に駐車する。
コース状況/
危険箇所等
エスケープルートの牛の首直下の河原から牛の首の登山道までは踏み跡、フィックスロープあり。
ゴルジュの中は危険個所しかない。
その他周辺情報 登山後の温泉は亀谷温泉へ
桂台ゲートから出発。
2020年09月05日 06:38撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/5 6:38
桂台ゲートから出発。
ここを登ります。急な階段です。
2020年09月05日 07:07撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/5 7:07
ここを登ります。急な階段です。
トンネルくぐります。以外に長い。そして天井が低く、かがみながら歩くので地味につらい。
2020年09月05日 07:42撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/5 7:42
トンネルくぐります。以外に長い。そして天井が低く、かがみながら歩くので地味につらい。
雑穀谷に出ます。ここからザクロ出合までゴーロを歩きます。
ここも意外と長く感じる。
2020年09月05日 07:58撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/5 7:58
雑穀谷に出ます。ここからザクロ出合までゴーロを歩きます。
ここも意外と長く感じる。
ザクロ谷へ
2020年09月05日 10:05撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/5 10:05
ザクロ谷へ
F1を超え、F2へ向かいます。写真のゴルジュの奥左壁にカムで支点が作れる。ここからF2へ。
2020年09月05日 10:43撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/5 10:43
F1を超え、F2へ向かいます。写真のゴルジュの奥左壁にカムで支点が作れる。ここからF2へ。
ビレイポイントからのF2
2020年09月05日 10:57撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/5 10:57
ビレイポイントからのF2
F2はじめの段は、釜を泳ぎ、滝裏へ入るとホールドあり。息もできる。そこから水流を受けながら右へ出てステミングに入る。
荷揚げは細かくやらなければ、すぐにスタックし苦労する。
F2途中にリングボルト1つあり。
F3手前には残置がなかったように思える。
F3は右からエイドで超える。
2
F2はじめの段は、釜を泳ぎ、滝裏へ入るとホールドあり。息もできる。そこから水流を受けながら右へ出てステミングに入る。
荷揚げは細かくやらなければ、すぐにスタックし苦労する。
F2途中にリングボルト1つあり。
F3手前には残置がなかったように思える。
F3は右からエイドで超える。
F4。釜を泳いで取りつき、ステミングで上がる。
途中右にスカイフックが決まる穴あり。アブミをかけてゆっくり休める。
最後は右からよじ登る。
登るのは問題なかったが、荷揚げで問題発生。たるんだロープが釜に吸い込まれスタックし、切断することに、、、これが後でひびくことに。
F4。釜を泳いで取りつき、ステミングで上がる。
途中右にスカイフックが決まる穴あり。アブミをかけてゆっくり休める。
最後は右からよじ登る。
登るのは問題なかったが、荷揚げで問題発生。たるんだロープが釜に吸い込まれスタックし、切断することに、、、これが後でひびくことに。
F4上から。この後ロープが滝壺に吸い込まれスタックする、、、
2020年09月05日 13:27撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/5 13:27
F4上から。この後ロープが滝壺に吸い込まれスタックする、、、
核心を超えた後も、難しい滝が続く。ハンマー投げ、エイド、ショルダー必須。
2020年09月05日 14:06撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/5 14:06
核心を超えた後も、難しい滝が続く。ハンマー投げ、エイド、ショルダー必須。
ここはハンマー投げで超える。登った先には結び目が微妙に引っかかったハンマーが、、、
2020年09月05日 14:06撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/5 14:06
ここはハンマー投げで超える。登った先には結び目が微妙に引っかかったハンマーが、、、
地味に難しい滝が連続する。
2020年09月05日 14:49撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/5 14:49
地味に難しい滝が連続する。
2020年09月05日 15:01撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/5 15:01
美しく、厳しいゴルジュが続く。
2020年09月05日 15:09撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/5 15:09
美しく、厳しいゴルジュが続く。
2020年09月05日 15:13撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/5 15:13
2020年09月05日 15:30撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/5 15:30
釜をわたり、水流横よりショルダー、、、だったかな?
2020年09月05日 15:31撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/5 15:31
釜をわたり、水流横よりショルダー、、、だったかな?
途中少しやさしい渓相になるがまだ滝は続く。
2020年09月05日 16:07撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/5 16:07
途中少しやさしい渓相になるがまだ滝は続く。
2020年09月05日 16:21撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/5 16:21
流木があって、少し楽をさせてもらう。流木をまたぎよじ登る。
2020年09月05日 16:42撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/5 16:42
流木があって、少し楽をさせてもらう。流木をまたぎよじ登る。
牛の首直下の河原手前の最後の滝。
この日唯一普通に超えれた滝。この滝以外は何らかの工夫がないと超えられない。
2020年09月05日 17:38撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/5 17:38
牛の首直下の河原手前の最後の滝。
この日唯一普通に超えれた滝。この滝以外は何らかの工夫がないと超えられない。
牛の首直下の河原にて。
薪も豊富。焚火が楽しい。
ご飯もうまい。快適。
2020年09月05日 18:29撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/5 18:29
牛の首直下の河原にて。
薪も豊富。焚火が楽しい。
ご飯もうまい。快適。
2日目初めに現れるてまり滝。
ここは左から巻く。
巻き道には、はじめのほうにトラロープあり。
ここからは去年も歩いているので少し楽。去年はウエット着て高巻きをしたため、この巻きで暑くて死にそうだった。
あまり小さく巻こうとすると少し悪い。ちょっと高い位置から巻くと安全で楽。
2020年09月06日 06:54撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/6 6:54
2日目初めに現れるてまり滝。
ここは左から巻く。
巻き道には、はじめのほうにトラロープあり。
ここからは去年も歩いているので少し楽。去年はウエット着て高巻きをしたため、この巻きで暑くて死にそうだった。
あまり小さく巻こうとすると少し悪い。ちょっと高い位置から巻くと安全で楽。
ここを降りて早乙女出合へ。
2020年09月06日 07:48撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/6 7:48
ここを降りて早乙女出合へ。
早乙女出合から。
ここからの滝も一筋縄にはいかない。
2回目なので比較的スムーズに進む。初見では一つ一つに時間がかかる。
2020年09月06日 07:48撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/6 7:48
早乙女出合から。
ここからの滝も一筋縄にはいかない。
2回目なので比較的スムーズに進む。初見では一つ一つに時間がかかる。
奥にくちなしの滝。
小さいのに地味に苦しい。
ヒールフックで上がれるはずが、今回は水位が低かったからか、苦しい。水中ショルダーなら1撃
2020年09月06日 08:18撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/6 8:18
奥にくちなしの滝。
小さいのに地味に苦しい。
ヒールフックで上がれるはずが、今回は水位が低かったからか、苦しい。水中ショルダーなら1撃
たくさん泳ぎます。
滝もハンマー投げ、エイドで超えるもの多数。
2020年09月06日 09:24撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/6 9:24
たくさん泳ぎます。
滝もハンマー投げ、エイドで超えるもの多数。
お助け紐が活躍。
お助け紐が活躍。
2020年09月06日 09:57撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/6 9:57
F25。これは登れない。
左の極悪スラブから巻きます。
2020年09月06日 10:52撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/6 10:52
F25。これは登れない。
左の極悪スラブから巻きます。
噂に違わぬ極悪スラブ。
チョンボ棒が活躍。
リングボルト、ハーケンの残置がいくつもある。
はじめのボルトまでが難しいと記録でみるが、その後のほうが怖い。上の草付きバンドに上がり、木で支点をとる。
バンドに上がる直前の壁も立っていて怖い。
そして、この後が問題だった。トラバースするはずだが、草付きが悪く見えて、さらに上部岩壁直下のバンドまで上がってトラバース。これも悪かった。
2020年09月06日 10:52撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/6 10:52
噂に違わぬ極悪スラブ。
チョンボ棒が活躍。
リングボルト、ハーケンの残置がいくつもある。
はじめのボルトまでが難しいと記録でみるが、その後のほうが怖い。上の草付きバンドに上がり、木で支点をとる。
バンドに上がる直前の壁も立っていて怖い。
そして、この後が問題だった。トラバースするはずだが、草付きが悪く見えて、さらに上部岩壁直下のバンドまで上がってトラバース。これも悪かった。
トラバース後。ソーメン滝が見える。
が高く巻きすぎたか、、、
30mロープ1本は昨日切断したせいで短くなり使えず。もう1つの30mロープ一本では降りられない様子。
ソーメン滝に降りれなさそう。さらに巻くこともできそうだったが、さらに悪そう。協議した結果残念だがここで撤退。
鍛えなおして、また来よう。
帰りのトラバースはさらに怖かった。
2020年09月06日 13:57撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/6 13:57
トラバース後。ソーメン滝が見える。
が高く巻きすぎたか、、、
30mロープ1本は昨日切断したせいで短くなり使えず。もう1つの30mロープ一本では降りられない様子。
ソーメン滝に降りれなさそう。さらに巻くこともできそうだったが、さらに悪そう。協議した結果残念だがここで撤退。
鍛えなおして、また来よう。
帰りのトラバースはさらに怖かった。
帰りは牛の首からエスケープ。
牛の首へは踏み跡、フィックスロープあり。傾斜は結構急だ。
2020年09月06日 17:18撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/6 17:18
帰りは牛の首からエスケープ。
牛の首へは踏み跡、フィックスロープあり。傾斜は結構急だ。
さらばザクロ。
またくるよ!
2020年09月06日 17:18撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/6 17:18
さらばザクロ。
またくるよ!

装備

個人装備
長袖インナー ズボン 靴下 グローブ 雨具 着替え ザック 行動食 非常食 地図(地形図) トポ コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 ナイフ カメラ ロープ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング セルフビレイランヤード アブミ アッセンダー ディッセンダー ハンマーバイル 渓流シューズ ウエット上下 ライフジャケット
共同装備
キャメロット ストッパー カム ナッツキー ナイフブレード アングルハーケン ラープ ベッカー クリフハンガー リングボルト ジャンピングキット フローティングロープ ツェルト
備考 スカイフックが有効な箇所がある。持って行ってよかった。
水温が低く、泳ぎも多いのでウエット上下必須。あとライジャケもあると絶対いい。
滝を登るときは水流をもろに受ける箇所多数。水中メガネがあると非常にいいと思う。
むめりがあるが、靴はラバーソールでいいと思う。手袋は軍手。
カムは0.2〜1程度を。オフセットががっちり決まる箇所も。

感想

ザクロ谷に挑戦する。
去年上部を見学したのを踏まえ、万全の準備をしたはずだが残念ながら途中まで。
しかし、下部核心の滝は楽しく突破でき、上部核心のF25の巻き、緑のスラブも通過でき、とても楽しく充実した山行でした。
登れなかった山(ルート)ほど思い出深く思える。
やはりザクロは美しく、そして厳しい。
鍛えなおして、また来よう。
そして今回一緒にザクロに挑戦してくれた仲間に感謝。仲間がいなければここまでこれなかった。また行きましょう!

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