西穂高岳 快晴の北アルプス



- GPS
- 25:55
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 846m
- 下り
- 848m
コースタイム
西穂高口13:30→→14:30西穂山荘
1月6日
西穂山荘06:13→→06:35丸山→→07:15独標→→08:05ピラミッドピーク→→09:30西穂高岳山頂09:45→→11:00ミッドピーク→→11:30独標→→【氷雪技術講習2h】→→13:40丸山→→13:55西穂山荘14:50→→15:25西穂高口
天候 | 1月5日 晴 1月6日 雪/晴 気温 −17℃〜−20℃ 風速 10m/s〜15m/s |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
自宅05:30→→06:30京都06:55→→(新幹線)→→07:30名古屋07:45→→(特急ひだ)→→10:01高山10:10→→(自家用車)→→12:15新穂高温泉13:00→→(ロープウェイ)→→13:25西穂高口 復路 西穂高口15:45→→(ロープウェイ)→→16:05新穂高温泉16:20→→(自家用車)→→17:45高山18:45→→(特急ひだ)→→21:02名古屋21:13→→(新幹線)→→21:50京都→→22:50自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・西穂高口〜西穂山荘 年末年始のピークの後なので、しっかりトレースあり。 アイゼン・わかん等不要。 ・西穂山荘〜丸山 トレースあり。危険個所なし。 ・丸山〜独標 トレースあり。 独標直下の岩場は慎重に。 ・独標〜ピラミッドピーク〜西穂高山頂 岩稜帯での行動が主体になるので、上級者向け。 熟練者の同行が必要。 信州側に雪庇が大きく張り出しており、踏み抜き・滑落注意。 凍結した岩場での行動も多く、滑落に注意。 道迷いに注意(間違い尾根にトレースがついていた)。 ※気温は、マイナス15℃〜マイナス20℃くらい、風速は10m/s〜15m/s程度。 ※トレース、雪庇、凍結等のルート状況はその都度大きく変わるので、あまり参考にしないで下さい。 |
写真
感想
年始休みを利用して、西穂高岳に行ってきました。
昨年は独標まででしたが、今年はいよいよ西穂高岳山頂です。
いつもお世話になっている山岳ガイドさんと同行し、西穂高岳で氷雪技術講習を行ってもらいました。
1月5日、早朝に大阪を出発し、新幹線・特急を乗り継いで飛騨高山へ。
ここで、車でピックアップしてもらいます。
そして新穂高温泉からロープウェイに乗り、標高2,156mの西穂高口へ。
早朝に大阪を出て、お昼には北アルプスの標高2,000mに着くのですから、交通の発達とはすごいものです。
この日は西穂山荘まで行き、山荘のまわりで技術講習を行いました。
1月6日、朝起きるとまだ雪が降っています。
夜中はすごい風で何度も目が覚めたのですが、稜線上はまだ強風でしょうか。
すこし風がおさまるのを待ち、遅めの6:00過ぎに山荘を出発しました。
丸山〜独標付近で夜明けを迎えます。
独標を超えてピラミッドピークに向かう頃には、ガスが晴れて青空が顔を出し始めました。
しかし、風は依然として10〜15m/s程度は吹いており、バラクラバ・オーバージャケットのフードをしっかり被って進みます。
温度計はマイナス17℃〜20℃くらいを指しています。
ピラミッドピークの先では雪庇がおおきく張り出している個所もあり、踏み抜き・滑落に要注意です。
危険個所は飛騨側を巻いて行きます。
氷雪技術講習も兼ねているので、トレースを外して、凍った岩場や雪壁をルートファインディングしながら慎重に進みます。
アイゼンの前爪を掛けながら、慎重に進みます。
そして、午前09:30快晴の空の下で憧れの山頂を踏む事ができました。
まさに360度の絶景!!
冬山の景色は、本当にこの世のものとは思えないくらい幻想的で美しいですね。
まさに天上の世界です。
そして、危険な岩稜帯の通過や冬山の気候等、厳しい条件下でたどり着いた冬の頂は、達成感も感動もひとしおです。
その後独標まで戻り、独標〜丸山の斜面を使って技術講習を行ってもらいました。
あっという間に2時間も経っていました(笑)
今回の山行は、西穂高岳のピークを踏む事のほかに、氷雪技術講習で雪山の技術を学ぶ事が大きな目標です。
岩稜帯や氷雪面での行動技術、アイゼン・ピッケルワーク、ルートファインディング、強風下の稜線での行動技術、安全確保の方法、ビレイの構築、ロープワーク等、今回も本当にたくさんの事を学ばして頂きました。
年末年始、遭難の報道が相次ぎました。
経験不足や認識不足による遭難もあると思いますが、ベテランのパーティーが万全の準備をしてなお起きてしまった遭難もあります。
山に対して人間はあまりにも小さく、避け得ない遭難もあるのだと思います。
だからこそ、自分で出来る限りの準備をし、知識、経験、技術を積み重ね、山に臨みたいと思います。
さてさて、次はどこに行こうかなっと♪
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する