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Yamareco

記録ID: 259713
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

念願の雪の横岳へ!

2013年01月11日(金) [日帰り]
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GPS
07:10
距離
13.7km
登り
1,270m
下り
1,270m

コースタイム

6:20美濃戸P→8:05行者小屋→9:10地蔵の頭→10:00横岳→11:00硫黄岳→12:00赤岳鉱泉→13:30美濃戸P
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
バス停留場のある美濃戸口のさらに林道奥の美濃戸に駐車。今日は林道にはあまり雪がありませんでしたが、逆に氷化している箇所があり、帰り道のすれ違いの時にスリップして超恐かったです。スタッドレスタイヤ、できたらチェーンもあると安心かも。
コース状況/
危険箇所等
美濃戸〜行者小屋:問題なし!トレースが少し硬いですが、つぼ足でも大丈夫。
行者小屋〜地蔵の頭:急登の連続なのでアイゼン、ピッケル必携。今日はトレースがあって歩きやすかったです。降雪直後はラッセルが大変かも。
地蔵の頭〜横岳:トレースがあり雪もさほど多くなかったので、無積雪期よりも歩きやすいかも。日ノ岳の登り、鉾岳のトラバースが雪の状態とかで難易度は随分変わると思います。東側は無風で暖かいのに西側は寒くて強風でした。
横岳(奥の院)〜硫黄岳:横岳直下のナイフリッジが核心部か!と思いきや、その先の岩場のトラバースの方が凍結していて恐いかも。その先は硫黄岳までだらだらした下りと登り返し。風が結構強くて雪が着いてないところもあり、アイゼンをつけていると歩きにくかったです。
硫黄岳〜赤岳鉱泉:赤岩の頭までは風が強いです。そこから赤岳鉱泉へのルートはトレースが無かったり視界が悪いと迷いやすいと思います。また赤岩の頭直下は急登で過去に雪崩があったので降雪直後は要注意です。
赤岳鉱泉〜美濃戸:問題なし!南沢よりもこちらのほうがアップダウンもほとんどなく明るい感じで良いです。下部の林道がけっこう滑りやすいです。ショートカットがありますが、氷化した道になっていたので今日は通るのをやめました。
早朝の南沢。厳冬期は沢もこのとおり凍てついています。
2013年01月11日 19:06撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/11 19:06
早朝の南沢。厳冬期は沢もこのとおり凍てついています。
白河原から見え出す横岳の稜線。
2013年01月11日 19:07撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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白河原から見え出す横岳の稜線。
同じく。緊張するなあ〜。
2013年01月11日 07:52撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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同じく。緊張するなあ〜。
先月登った赤岳。今日はつらいので?カットします。
2013年01月11日 07:58撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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先月登った赤岳。今日はつらいので?カットします。
行者小屋付近からの朝陽に輝く阿弥陀岳。ここも今雪山シーズンに登りたいな。
2013年01月11日 19:08撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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行者小屋付近からの朝陽に輝く阿弥陀岳。ここも今雪山シーズンに登りたいな。
地蔵尾根途中から見える阿弥陀岳。必ずここで足を止めてしまいます。(見とれている&足がつりそうなので。)
2013年01月11日 19:08撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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地蔵尾根途中から見える阿弥陀岳。必ずここで足を止めてしまいます。(見とれている&足がつりそうなので。)
赤岳。
2013年01月11日 19:08撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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赤岳。
地蔵尾根上部から見た横岳の日ノ岳?
2013年01月11日 09:03撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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地蔵尾根上部から見た横岳の日ノ岳?
第一の核心部、日ノ岳への登り。トレースがあります。
2013年01月11日 09:23撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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第一の核心部、日ノ岳への登り。トレースがあります。
振り返ると真っ白な富士山。
2013年01月11日 19:09撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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振り返ると真っ白な富士山。
ここから見る赤岳はすっきりとした三角錐できれいです。
2013年01月11日 19:09撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ここから見る赤岳はすっきりとした三角錐できれいです。
日ノ岳ののぼり。雪の無い時は一枚岩の鎖場になっています。
2013年01月11日 19:09撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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日ノ岳ののぼり。雪の無い時は一枚岩の鎖場になっています。
ほっと一息つきます。
2013年01月11日 09:30撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ほっと一息つきます。
鉾岳のトラバース。トレースがありました。こちら側は陽があまり当たらず、風も強くて寒い。
2013年01月11日 09:36撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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鉾岳のトラバース。トレースがありました。こちら側は陽があまり当たらず、風も強くて寒い。
赤岳、中岳、阿弥陀岳。遠くに南アルプス。
2013年01月11日 09:41撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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赤岳、中岳、阿弥陀岳。遠くに南アルプス。
ちょっとポーズ!でもまだ山頂ではありません。
2013年01月11日 09:43撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ちょっとポーズ!でもまだ山頂ではありません。
杣添尾根。わずかなトレースがありました。今の時期に登るのは大変だろうなあ。
2013年01月11日 19:10撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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杣添尾根。わずかなトレースがありました。今の時期に登るのは大変だろうなあ。
横岳(奥の院)は、真っ白です。
2013年01月11日 09:48撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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横岳(奥の院)は、真っ白です。
ここが横岳の最高地点です。やっと念願がかなった!でも足が重いよ〜。
2013年01月11日 10:00撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ここが横岳の最高地点です。やっと念願がかなった!でも足が重いよ〜。
これから行かねばならない、硫黄岳。
2013年01月11日 10:00撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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これから行かねばならない、硫黄岳。
赤岩の頭方面とその後ろには真っ白な北アルプスの山々が広がっています。
2013年01月11日 10:00撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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赤岩の頭方面とその後ろには真っ白な北アルプスの山々が広がっています。
中央アルプスと御嶽山。
2013年01月11日 10:00撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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中央アルプスと御嶽山。
横岳直下のナイフリッジ。写真ではあまり高度感がわかりませんが、なかなかスリルあります。
2013年01月11日 19:12撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/11 19:12
横岳直下のナイフリッジ。写真ではあまり高度感がわかりませんが、なかなかスリルあります。
大同心。
2013年01月11日 10:15撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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大同心。
硫黄岳から振り返ると、今日歩いたルートが見渡せます。
2013年01月11日 11:02撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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硫黄岳から振り返ると、今日歩いたルートが見渡せます。
先日登った天狗岳。双耳峰が特徴的ですね。
2013年01月11日 11:06撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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先日登った天狗岳。双耳峰が特徴的ですね。
赤岩の頭からみる硫黄岳。
2013年01月11日 11:15撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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赤岩の頭からみる硫黄岳。
つい先ほどまであの先の稜線にいたのですね。大同心は雪がすっかり無くなってしまいましたね。
2013年01月11日 19:13撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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つい先ほどまであの先の稜線にいたのですね。大同心は雪がすっかり無くなってしまいましたね。
また撮影してしまいました。アイスキャンドルと大同心。空が青い・・・。
2013年01月11日 12:23撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/11 12:23
また撮影してしまいました。アイスキャンドルと大同心。空が青い・・・。
北沢の流れ。寒いけど凍らないのですね。
2013年01月11日 19:14撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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北沢の流れ。寒いけど凍らないのですね。
北沢から続く林道。なんか春山みたいに日差しが暖かです。
2013年01月11日 19:14撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/11 19:14
北沢から続く林道。なんか春山みたいに日差しが暖かです。
美濃戸山荘前です。ここで南沢と北沢に分かれます。なんか写真が妙に斜めになってるけど・・。
2013年01月11日 13:27撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/11 13:27
美濃戸山荘前です。ここで南沢と北沢に分かれます。なんか写真が妙に斜めになってるけど・・。
いつも頂いてます、美濃戸山荘前にある沢の水。水の落ちるところに氷の受け口ができていました。どうやってできたのでしょう?
2013年01月11日 19:14撮影 by  uD800,S800 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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いつも頂いてます、美濃戸山荘前にある沢の水。水の落ちるところに氷の受け口ができていました。どうやってできたのでしょう?

感想

夏には高山植物を楽しむためによく登る横岳から硫黄岳の稜線ですが、雪の時期はちょっと恐くて登ったことがありません。いつかはチャレンジ!と思いつつ、ようやく本日決行することに。

冬型も少し緩みお天気は良さそうだし、年末に降った雪も適度に締まりさらにトレースもついていることを期待して、まだ暗いうちから家を出発。
いつもは車の運転に自信がないので美濃戸口から歩き出すのですが、今日は雪も少なそうだし山行自体が日帰りでつらそうなので、美濃戸まで車で入りました。(帰路、行き違いの際に氷化した路面で少々スリップして恐かった・・・。)

行者小屋までの南沢はまだ薄暗く、ヘッドランプを着けて進みます。トレースはほどほどに締まっており、とても歩きやすい。登りなのでアイゼンも不要。雪はさほど多くないようです。(年末に降って以来ほとんど降雪無し)白河原まで来ると、いよいよ横岳の稜線が見え出し、ちょっと緊張してきます。風は今の時期にしてはあまり無さそうですが。

行者小屋のテント場には平日ですが、5張りほどテントがありました。なんか韓国の方が来ているようで賑やかです。ここのテント場からの景色は抜群です。特に今の時期はモノトーンの山々と真っ青な空とのコントラストが美しすぎる。
それはさておき。ここでアイゼン、目出帽、ピッケルそして今日はゴーグルまでつけちゃいました。ちょっと大げさ?

地蔵の頭まではあいかわらずの急登・・・つらい。でも高度を上げるにつれて見え出す山々の美しさに励まされます。特に雪で真っ白な阿弥陀岳が秀逸。右側に御嶽山が見えててさらに良いです。階段や梯子はまだ少し出ていました。完全に埋まることはないのかしら。

淡々と登り地蔵の頭に到着。ちょっと風が強まります。
と、ここでデジカメが寒さのためかフリーズしてしまいました。時計の温度計は−10以下で計測不能です。そんなに寒さは感じませんが、風が強い所は−20度くらいになってるのかも。
予想通り、横岳方面にもばっちりトレースがありました。トレースを当てにするのは良くないですが、やはり不安なので・・・。余裕があったら赤岳から縦走したかったのですが、さすがに日帰りではつらいので赤岳はカットです。

この先はずっと雪稜が続きますが、思っていたよりも雪が少なく、しかもちょっと恐いかなと思うようなトラバースや急登にはトレースがあってなんとかクリアできました。特に心配だったのが、日ノ岳の急登、鉾岳のトラバース、奥の院直下のナイフリッジです。夏でもけっこうスリル満点の場所ですから・・・。
風はありましたが、この時期としては穏やかな方だったのではと思います。

ようやくたどり着いた念願の雪の横岳(奥の院)からの眺めは最高でした。赤岳、中岳、阿弥陀岳。その間には権現岳。さらに奥には南アルプス。行者小屋を出てからここまで誰一人にも出会わず、私一人だけの山頂です。なんだか贅沢。
横岳から硫黄岳までは、けっこう風が強くて、しかも雪が着いていないところがあり、アイゼンでは歩きにくかったです。(特に小屋までが。)

硫黄岳から先はつい最近登ったので、ちょっと安心。日差しも暖かで春山のようです。やはりお天気次第で簡単にも難しくもなるのだなと実感です。
念願の雪の横岳へは登ってこれましたが、まだまだ自分一人の力で登るには至ってないなと思ったりもしました。

余談ですが、ゴーグルはなかなか良かったです。目出帽ですっぽり覆っても、サングラスみたいに曇りませんでした。ちょっと視界が狭くなりますが。

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