三井寺にお参りに
- GPS
- 06:50
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 989m
- 下り
- 974m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 6:50
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス | 乗り物使わず |
コース状況/ 危険箇所等 |
路面が湿っていて多少滑りやすかった |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
日焼け止め
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
2020年9月26日(土)に,ご近所(?)の三井寺にお参りに行ってみた。リハビリを兼ねているので,今回も歩いて行って歩いて帰る,を目指してみた。どうしてもなら帰りは京阪京津線という手もあるしね。
出発は午前10時を過ぎてしまった…。あまり天気が良くなくてなかなかモチベーションが上がらなかったのがその理由。これが快晴なら午前8時頃には出れていたと思う…たぶん…。ルートは大文字山三角点から如意ヶ岳,長等山,坊越峠経由で三井寺へ下るルート,いわゆる如意越にしてみた。長等山近くの早尾神社への分岐点からは逆方向で歩いたことがあったが,東向きを歩いたことがなかったし,分岐点から三井寺に行くルートがどんなのかを知りたいと思ったから。そのため,まずは大文字山を目指した。
大文字山へは白川今出川の交差点から銀閣寺に向かう。通常ならお土産物屋が並ぶ銀閣寺への参道を通らずにすぐ北側の細い道を行くが,まだ言うほど観光客がいなかったので参道を歩いた。銀閣寺の入口前を左折して銀閣寺の裏手を登っていくと大文字山に登れる。未舗装林道を登り,堰堤で突き当たる辺りで歩行者用の橋を渡って上へ上へと登っていく。途中,お地蔵さんがある広場っぽい分岐があるが,そこは向かって左上(北の方角)に曲がる。分岐をまっすぐ行って左寄りに行くと大の字の左の払いの下に出るが,今回はメインルートで大の字のかなめに向かった。ちなみに右にいくと鹿ヶ谷の方に行けるはず。
大文字の火床(大の字のかなめ部分)まではすぐに着ける(個人の感想です)。そこは少しスペースがあり,下界がよく見えるので子供連れの人たちもよく登っている。火床から大文字山の山頂(通称,大文字山三角点)までは少々距離もあるし,上りが続く。でも,大文字山に登るというのを正しく実行するなら,大文字山の三角点まで行かないと,と思う(あくまで個人の意見です)。
それはさておき,今回は三井寺が目標なので,大文字山三角点から東に向かう。少し東に行くと右下に下る分岐があるが,そのすぐ先には大文字山四つ辻がある。そこは南から来て西に下る京都一周トレイルと,東に向かう昔の如意越とが交差する地点。でも今回は四つ辻を通らずにまっすぐ東に向かった。大文字山から東に向かうと,未舗装の林道と交差し,林道からあまり離れずに雨神社近くまで行く。交差後,雨神社までに2度ほど林道がそばまで近づいてくる。
林道は雨神社前を通り少し北側に向かい登山道から離れていく。その辺りで登山道は,如意ヶ岳への道と,如意ヶ岳をパスして三井寺に行く道(未確認),四宮に下る道の分岐点となっているが,ちょっとわかりにくくなっている。今回は如意ヶ岳をパスして三井寺に行くルートも気になったが,まずは如意ヶ岳を通るルートを歩いてみたくて如意ヶ岳を目指した。如意ヶ岳に行くには雨神社近くの分岐から左の上にぐいっと登っていく感じになる。今回は倒木があり,ここか?という感じに見えた。5月に逆向きに歩いてなかったら迷ってしまっていたかもしれない。ちなみに如意ヶ岳をパスするルートと四宮へ下るルートはほぼ平行に東に向かう。四宮への道がすぐに右に曲がっていくが,あそこもわかりにくいかもなぁ,と思っている。
分岐からは少しぐいっと登ったのち,ほぼ水平に歩くと如意ヶ岳山頂付近に着く。しかし,如意ヶ岳山頂付近には運輸省大阪航空局管理の航空保安施設があるため本来の山頂には行けない。そのため,保安施設のそばまで行くと如意ヶ岳に登ったことになっている。今回は保安施設の西側から来たので,西側の金網辺りまで行って如意ヶ岳に登ったことにした。ほんとは保安施設の南側の辺りが到達できる一番高い場所だけど,今回はよしにしておいた。登山道は保安施設を南側から迂回して保安施設の東側に達するルートとなっている。保安施設の東側には,保安施設を管理するための舗装された管理道があり,三井寺へはしばし管理道を下っていく。
実はこの辺りが一番道がわかりにくい。この舗装路を下っていくと,車の出入りを制限するゲートがあるのだが,このゲートのところは歩行者でも通過できなくなっている。ゲートの下の隙間を強引にくぐれないことはなさげだが,ちょっと厳しい感じがした。そのため舗装路をゲートまで行ってしまうと行き止まりになってしまう。そこで,その手前で舗装路からはずれないといけない。実は,如意越の道は航空保安施設から舗装路を少し下った辺りで,道の右側に草地があり,ガードレールに切れ目がある見晴らしのいいところから下る。そして少し下ったところからほぼ水平に東に向かうルートとなっている。しかし,この下りがかなり急な下りになっていて,雨上がりの湿った時にはずるっと滑ってしまいそうな感じがする。上りならそんなに怖くなさげだが…。
そこで,本来の如意越道をくだらずに,舗装された管理道をしばらく下ったところから如意越の道に合流する作戦を使う方がいい感じとなっている。その場所はガードレールをくぐるように登山道がある場所で,そばに「火の用心」と書かれた赤い小さな標識が立っている。道の反対側に送電鉄塔(保安施設から来ると2個目だったような気がする)がある辺りになる。そこから下るとすぐに如意越道に合流できる。合流後は少し歩くとすぐに茶色の大きな送電鉄塔の横にでる。一度歩くとわかると思うが,知らないと迷いかねないなぁ,と思った。
茶色の送電鉄塔の先,しばし歩くと木立の中の少し開けた感じの空間にでる。左をみるとオリエンテーションの際の地点表示と思われる標識っぽいものが立っていて「D」と書かれたものがある。すぐ先には如意越の標識がある。その辺りで左手に行くと早尾神社のそばに出るルートで下ることができる。分岐付近は平らなので,早尾神社にいく踏み跡は2〜3本あるが,すぐに一本になる。分岐を右に下ると藤尾に下るみたいだが,通行止めと書いてあった。分岐を正面に行くと長等山山頂そばを通って坊越峠に向かう。坊越峠で東へ(左へ)下ると三井寺の霊園の辺りにでる。坊越峠でまっすぐに行くとアップダウンがあった後に小関峠にたどり着けるみたい(まだ行ったことはない…)。前回は早尾神社そばから上がってきたが,今回は長等山山頂近くから坊越峠に下るルートを行くことにした。
早尾神社への分岐をすぎると,すぐに急な下りが待っていた。かなり急な下りで,雨上がりで湿った時にはずるっと滑り落ちそうで怖かった。トラロープがあり,それを頼りに下るのが賢明かもしれないと思った。距離的にはそこまで長くはないが,あの下りは路面が湿ってる日にはあまりおすすめしない。そこを過ぎて一瞬登ると,長等山山頂への分岐点に出る。そこから長等山山頂へはすぐで,山頂からは琵琶湖がすぐそこに見えた。
長等山山頂から引き返し,分岐を南に行くとぐいぐい下って坊越峠にたどり着く。途中,児岩(ちごいわ)という岩があり,仏様の像が彫ってあった。坊越峠は長等山から小関峠への道と三井寺から奥藤尾への道の交点だが,奥藤尾への道は通れないと書いてあった。また,三井寺方面に行こうとすると,すぐそばに未舗装林道があり,ちょっと複雑な分岐点となっている。
坊越峠から三井寺へは一気に下る。と言っても,前半はまあまあ急な斜面があるが,堰堤を2個ほど通過するとすぐに未舗装林道に入り気づけば三井寺霊園のそばに出る。三井寺では,まずは琵琶湖ビューポイントの観音堂に行ってみた。おすすめするだけのことはあり,確かに眺めはよかった。観音堂にお参りした後,絵馬堂横の売店で弁慶の力餅を食べた。疲れた体には力餅は美味しかった。さらに,お土産に味付き赤こんにゃくも買った。それは帰った後にチューハイのあてにして食べてしまった。
観音堂の後は金堂を外から眺め,三井の晩鐘を300円の冥加料を払って一撞きしてから帰路についた。出発が遅かったため,帰路についたのはほぼ午後2時半だった。もう少し早ければ如意ヶ岳を通らずに三井寺に行くルートがどうなってるか,などを探索しようと思っていたが,少し時間が遅いし,この季節は日暮れも早いので寄り道せずに帰ることにした。ルートは来た道を逆にたどるルートとした。 三井寺から坊越峠までは思ったほどしんどくなかった。その先,長等山までもまぁなんとかなった。長等山山頂付近から早尾神社への分岐点まではなかなかに手強かった。そこは,三井寺に向かう時に激下りした場所で,逆向きでは激上りとなっている(当然だが…)。角度的には岩場登りの方がきついと思うが,土の斜面であの角度は少々手強かった。湿った時にあの急斜面はちょっと怖いよなぁ…。
早尾神社への分岐点をすぎると後は比較的ラクだった。如意ヶ岳への登りは,茶色鉄塔の後にすぐに舗装路に出ずに,本来の(?)の如意越の道を歩いてみた。以前も歩いたが,ほぼ水平にトラバースする道があり,最後に一気に舗装路まで登る感じになっている。トラバース路は歩く部分が微妙に斜面の下向きに斜めになっていて,今回は路面が多少湿り気味だったので滑落しそうで気を遣った(滑落と行ってもちょっと落ちるだけだが…)。あそこは歩き慣れてない人にはあまりお勧めできないなぁ…。おまけに最後の登りはとても急やし…。
如意ヶ岳から先はぐいぐい進んだ。大文字山三角点の少し手前では,四つ辻に行く道を歩いてみた。これまでどこがどうつながっているかわからなかったが,これであの辺りの道はわかった気がする。大文字山三角点からは,大文字の火床経由で下った。未舗装林道に出る辺りで水場で水を飲み,銀閣寺前に着いたら,午後4時46分だった。三井寺から2時間20分ほどで着けたことになる。ま,こんなもんかな。最後の最後に雨に降られたが,なんとか無事に家にたどり着くことができた。いやぁ,よかったよかった。
今回はリハビリ第2弾ということで,三井寺に詣でてみた。往復で21kmほどを歩いたみたい。獲得標高はあまりなかったが,知らない道を探索できてなかなかに面白かった。足も一週間前ほどはだるくならなかったので,それなりにトレーニングできているような気がした。来週はもうちょっと距離を伸ばして歩きたいなぁ,と思った土曜日だった。
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