5歳児と行く、鶏鳴山(栃木県)


- GPS
- 06:51
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 645m
- 下り
- 643m
コースタイム
10:16 登山開始 登山口到着
12:55 鶏鳴山登頂(961m)
16:10 下山 登山口到着
16:40 登山口付近駐車場到着
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口付近駐車場から登山口までの砂利道約30分が辛い。 登山口手前まで車で行けそうである。 序盤から迷路のような狭い山道で冒険心に火がつくコース。 中盤は急斜面が何度か出てくる。 終盤は超急斜面と岩場コース。 頂上には広いスペースとちょっとした木のベンチあり。 鶏鳴山(けいめいざん)と読みます。 |
写真
感想
5歳の息子と新年初登山。
日光市のとあるひっそりとしたところにあるとても静かな標高961mの山。
岩場大好きロッククライマーの息子好みの山でした。
駐車場から登山口まで緩斜面を30分も歩くのでここで息子がバテる。
いつもなら「いくぜー!」と張り切って登山するのだが、登山口から
スタートして5分後に「休憩したい」
再び歩き出して10分ぐらいでまたも「疲れた休憩したい」
・・・いつもの息子ではない。さすがに2回目の休憩では、
息子の気持ちのスイッチが入るまでゆっくり20分〜30分休憩をとる。
いつもなら1時間以上歩いてから、また登頂してから食べるお菓子を
好きなだけ食べさせた。
「パパの自己満足だよなぁ。無理して登山させるのは可哀想か…」
と思っていたら高カロリーお菓子が効いてきたのか、息子の充電が
完了していた。
なるほど。スタートから体力消耗しているときはお菓子をたんと食べさせ、
気持ちが入っていない時はゆっくり待ってあげるのが良いのか。
誰一人といない静かな山だからゆっくりと待っていられたのかも。
また一つ学ぶことができた。
三度歩き出してからは山の迷路のような冒険心をくすぐる登山道が続く。
なんとも急勾配を踏ん張って歩けば、またちょっとしてから急勾配の連鎖。
今回はDIY GPSで頂上までの距離を確認しないため、自分でもあの急勾配を
超えたら頂上かなと何度騙されたか。スノボーで言うと上級者コースの勾配。
そして終盤の超急斜面&岩場コース。
息子の大好きなコースにて異常な元気が出ていた。
ロープをしっかり掴んでグイグイ登っていく息子。
勾配は横から見て45度ぐらい。スノボーでもこの急斜面はマウンテンスタイル。
自分でも斜面に乗っかっている足裏はつま先だけ。
岩場の段差も息子の身長とそんなに変わらない1m段差の部分もあるが、
大人顔負けのスピードで息子が登っていく。
岩登りは自分も楽しいが、これは下山が恐ろしいなと思っていた。
頂上付近なのでちょっと立ち止まって景色をみるとほとんどの山が自分より
低いところあった。ちいさな街並みも見える。二人で「ヤッホー」連発。
やっとのことで頂上到着。
日光東照宮の神山、雪を被った男体山が目の前に。
なんとも絶叫してしまう景色であった。
その奥には栃木県と群馬県の県境に位置する両県の最高峰白根山。
広い場所がありまずは息子といきなり凧揚げ。
いつも頂上は風が吹いていることが多いのだが、今日はほぼ風が無いため、
凧揚げはあまりうまくできなかった。まぁ風が無いほうが登山日和であるが。
朝コンビニのお惣菜コーナーで買った豚汁をクッカーにいれてガスストーブで
温めて食べた。これは絶品。息子もペロリと食べてしまった。次から2袋買おう。
あとはいつものカップラーメン。食後にコーヒー。山頂で飲むコーヒーは格別。
少し離れたところにある961m三角点へ行って登頂完了。
さて、ゆっくり食事時間もとったのでそろそろ下山か。
下山準備を行い、頂上祠の神様に挨拶をしていよいよ。
先ほど登ってきた急勾配の岩場を改めて上から見るとまるで崖。
マジでこれを降りるのか?
ロープを使って降りる方法を息子に教えてゆっくりゆっくり降りていく。
一つ一つ岩場を緊張しながら自分、息子と降りていた時、映画「運命のザイル2」
実在したトニークルツの悲劇の下山を思い出した。
一つの壁をクリアしてもすぐまた新しい壁がやってくる。
緊張が伝わってくる息子の岩場降り姿に重なったのかもしれない。
崖のような岩場をクリアし、超急勾配斜面をようやく下ってやっと安堵。
まだまだ中盤には急勾配斜面が多々あり、まだまだ到着までだいぶある。
明日も休日。焦って下山しなくてもいい。時間がかかっても40分も車で走れば
帰宅できる。ゆっくり行こう。
途中息子が「ねえ、登っているときってこんなに歩いたっけ?」
そうだな。今日はずいぶん歩いたな。よく考えれば5歳の子供がこんなに
高い山を歩くというのは普通に考えてすごいことかと思う。
頂上で1組の夫婦に出会ったが、小学生ですか?と尋ねられた。
大人でも結構きつい1000m近い山登り。
昨年末に1000超えを登ったからと1000m以下は余裕でしょ、と当たり前に
思っていてはいけないなと改めて感じながら急勾配斜面を下っていく。
もうそろそろゴール。思えば最初にいきなり休憩をとった場所まで来ていた。
ゴールが目前の息子はいつも通り元気いっぱいであった。
やっと登山口まで来たね。
・・・でもそこから駐車場までやはり長い30分の道のりであった。
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