また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 2616388
全員に公開
ハイキング
飯豊山

蒲生岳:奥会津のマッターホルン北壁はホントにほぼ垂直だった、半袖隊長、乗り鉄も兼ね只見線を完乗

2020年10月02日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:46
距離
9.9km
登り
530m
下り
519m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:07
休憩
0:54
合計
5:01
9:42
36
久保登山口
10:18
10:18
13
夫婦松
10:31
10:31
26
分岐点
10:57
10:57
0
風穴
10:43
10:44
21
11:05
11:25
31
11:56
11:56
18
12:14
12:14
35
12:49
12:49
57
13:46
14:19
10
ひとっぷろまち湯
14:29
只見駅
合計距離: 9.93km / 最高点の標高: 777m / 最低点の標高: 358m
累積標高(上り): 581m / 累積標高(下り): 571m
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
★EK度数:18.595=9.93+(581÷100)+(571÷100÷2) 
→→→判定「●EK16〜24未満 比較的楽」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142

【参考文献book/記録
 ◆分県登山ガイド06福島県の山(山と渓谷社2017年10月30日初版)
  08蒲生岳:会津のマッターホルンの異名を誇る鋭峰へ
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【往路】地元駅0532新宿駅05390553東京駅06048とき301号bullettrain0736浦佐駅07460754小出駅07580915只見駅0925bus 0933会津蒲生駅
【復路】只見駅14321522会津川口駅15291718会津若松駅18131931郡山駅1946やまびこ64号bullettrain2046大宮駅2058 新宿駅
 (注1)bus只見線は大雨災害からの復旧工事中にて、只見駅〜会津川口駅間は代行バス輸送中。
 (注2)bullettrain座席コンセント:とき・やまびこともまさかの全滅……古い車両の証左。
コース状況/
危険箇所等
コース状況【emj:158]paper
 特筆すべき危険箇所だらけです。
●登りは南壁:久保登山口から久保コース・鼻毛通しコースで山頂へ。
●下りは北壁:小蒲生コース・北壁コースを辿り久保登山口へ。
 コースは登り下りとも明瞭ですが、ロープ・クサリのオンパレードです。
岩場の直登箇所は多くでクサリを使用することなく、三点支持だけで登れます。
しかしトラバース箇所はクサリを使用する方が確実です。
 下りは垂直に近い岩場のクサリが二ヶ所あります。ここは後ろ向きでの下りをお勧めします。それらを終えると痩せ尾根歩きとなり、見事なブナ林に下り立つとひと安心です。風穴を過ぎ●●水の道標の先に通行止めの虎ロープが張られているように見えた(⇨未確認)ので、もう一つの踏み跡を辿ると、それが久保登山口に繋がる北壁コースでした。
★水場sweat02:なし……久保登山口の向かい側にある(bx分県ガイド)はずの上原清水は何処にあるのか判らず。
★渡渉箇所wave:なし
★泥濘状況shoe:なし
★残雪状況snow:もちろんなし
★蜘蛛の巣 :久保登山口近くに多少あり

☆半袖 タイム:全行程
★半袖 出会い指数:計測非対象期間
☆半袖 驚かれ指数:計測非対象期間
★入山者run:遭遇なし
☆山行後体重libra:計測漏れ
その他周辺情報 ★登山ポストpostoffice:なかったと思う<(_ _)>
★駐車場parking:2台駐車していた
★トイレtoilet:駐車場に近い集会所(=代行バスの会津蒲生駅)のトイレを使用可能。但し100円チップ制なので、山屋なら無チン利用などもってのほかにて、必ず投入しましょう……でなければ、将来、使用不可になりますよ。
★携帯:ほぼ圏内
★食料調達処24hours:NewDays東京駅(コーヒーのみ)
★酒類調達処:せず
★お土産処present:NewDays郡山駅……(郡山銘菓)
★飲食店restaurant:寄らず
★入浴spa:ひとっぷろまち湯……但し温泉ではなく沸かし湯(只見駅から徒歩7-8分/500円/シャンプー備え付けあり/食事処併設)
★宿泊施設hotel:日帰り
上越新幹線ときに乗り……
上越新幹線ときに乗り……
浦佐駅で上越線に乗り換え。
浦佐駅で上越線に乗り換え。
すぐに小出駅で只見線に乗り換え。
車内には多数の乗り鉄オヤジ。
1
すぐに小出駅で只見線に乗り換え。
車内には多数の乗り鉄オヤジ。
代行バスに乗り換えのため只見駅で下車。
背後の山が蒲生岳かと思った。
代行バスに乗り換えのため只見駅で下車。
背後の山が蒲生岳かと思った。
只見駅舎。
代行バスが待っています。
只見駅舎。
代行バスが待っています。
ふと右横を見ると天空に屹立する鋭峰。
あれが蒲生岳だったか?
3
ふと右横を見ると天空に屹立する鋭峰。
あれが蒲生岳だったか?
代行バスの会津蒲生駅。
地元集会所のトイレを借用できる。
但し100円チップ制を厳守。
代行バスの会津蒲生駅。
地元集会所のトイレを借用できる。
但し100円チップ制を厳守。
駐車場から来ると目に入る大看板。
1
駐車場から来ると目に入る大看板。
古い標柱……蒲生岳久保登山道と書かれている。
下から見上げる蒲生岳は肉眼だともっと迫力あり。
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古い標柱……蒲生岳久保登山道と書かれている。
下から見上げる蒲生岳は肉眼だともっと迫力あり。
すぐに踏切を渡る。
今は運休区間なので列車は来ません。
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すぐに踏切を渡る。
今は運休区間なので列車は来ません。
踏切の右側に会津蒲生駅。
復活の日に向け待機中。
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踏切の右側に会津蒲生駅。
復活の日に向け待機中。
すぐに登山道入口。
道標が立っています。
すぐに登山道入口。
道標が立っています。
鼻毛通しコースを辿ります。
最初は普通の登山道。
鼻毛通しコースを辿ります。
最初は普通の登山道。
程なく最初のロープ。
確りした足場さにて三点支持で対応。
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程なく最初のロープ。
確りした足場さにて三点支持で対応。
振り返ると……柴倉山( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
標高を稼いだのを実感。
2
振り返ると……柴倉山( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
標高を稼いだのを実感。
白っぽく長〜い岩場が続く。
緩い傾斜で二本足歩行可能。
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白っぽく長〜い岩場が続く。
緩い傾斜で二本足歩行可能。
剥き出しの根っこ道。
剥き出しの根っこ道。
夫婦松。
山頂550m標示あり。
1
夫婦松。
山頂550m標示あり。
この後、断続的にロープ・クサリが登場。
但し登りでは使わなくても行けます。
2
この後、断続的にロープ・クサリが登場。
但し登りでは使わなくても行けます。
南尾根コース道標。
南尾根コース道標。
木の葉の間に浅草岳方面。
南西方向です。
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木の葉の間に浅草岳方面。
南西方向です。
山頂下分岐点。
ガイド本に従い鼻毛通しルート(緩やかな道)へ。
左はキケン岸壁(けわしい道)とあります。
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ガイド本に従い鼻毛通しルート(緩やかな道)へ。
左はキケン岸壁(けわしい道)とあります。
最初の岸壁トラバース。
高度感はちょっぴりです。
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最初の岸壁トラバース。
高度感はちょっぴりです。
トラバースを終え振り返り。
やはり少しでも下ると怖く見える。
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トラバースを終え振り返り。
やはり少しでも下ると怖く見える。
時々、振り返ることも大切。
構図は変わらぬも柴倉山が下に見えてきた。
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時々、振り返ることも大切。
構図は変わらぬも柴倉山が下に見えてきた。
鼻毛通しコース道標。
奥に垂れ下がるロープが見える。
鼻毛通しコース道標。
奥に垂れ下がるロープが見える。
鼻毛通し。
岩にぽっかりと開く窓。この
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鼻毛通し。
岩にぽっかりと開く窓。この
岩間にお地蔵さま。
鼻毛通しの謂われの説明書き。
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岩間にお地蔵さま。
鼻毛通しの謂われの説明書き。
二度目のトラバース。
最初より少し足場が悪い程度。
二度目のトラバース。
最初より少し足場が悪い程度。
渡り終えて振り返る。
渡り終えて振り返る。
上から見た鼻毛通し。
岩をくりぬいたような穴が空いている。
2
上から見た鼻毛通し。
岩をくりぬいたような穴が空いている。
標高が上がってきたぞ。
只見駅で蒲生岳と間違えたのはこの柴倉山でした。
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標高が上がってきたぞ。
只見駅で蒲生岳と間違えたのはこの柴倉山でした。
長いロープが垂れ下がる。
2
長いロープが垂れ下がる。
道標と注意喚起ロープ。
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道標と注意喚起ロープ。
鷲ヶ倉山より北側が初めて開けた。
只見川が大きく蛇行しているのが分かる。
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鷲ヶ倉山より北側が初めて開けた。
只見川が大きく蛇行しているのが分かる。
裸岩にクサリ。
登りでは両手両足総動員の方が安全です。
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裸岩にクサリ。
登りでは両手両足総動員の方が安全です。
左下にあと100m標示。
左下にあと100m標示。
風穴〜確かに冷たい空気が流れ出ています。
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風穴〜確かに冷たい空気が流れ出ています。
何度も振り返ってしまいます。
休息のためですが……( 。゜Д゜。)
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何度も振り返ってしまいます。
休息のためですが……( 。゜Д゜。)
ロープに沿いトラバースし、右奥に回り込みました。
ロープに沿いトラバースし、右奥に回り込みました。
やったぁ、蒲生岳にトウチャコ。
狭いながらも楽しい我が家……独占です。
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やったぁ、蒲生岳にトウチャコ。
狭いながらも楽しい我が家……独占です。
山座同定不能ですが……眺望(1)。
3
山座同定不能ですが……眺望(1)。
眺望(2)。
眺望(3)。
眺望(4)。
眺望(5)。
詳しくは山頂の眺望ガイドで現地確認願います。
                
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詳しくは山頂の眺望ガイドで現地確認願います。
                
下りはガイド本通りに北壁で。
念のため赤ヘルを装着。
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下りはガイド本通りに北壁で。
念のため赤ヘルを装着。
えっ、通行禁止!?
よく見たら駐車禁止だし、小蒲生(=北壁)と書いてある。
2
えっ、通行禁止!?
よく見たら駐車禁止だし、小蒲生(=北壁)と書いてある。
やはりここだ。
足許に小蒲生コース標示。
やはりここだ。
足許に小蒲生コース標示。
正面の白い岩を乗り越えます。
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正面の白い岩を乗り越えます。
山頂からは見えなかった北〜東側を眺望(1)。
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山頂からは見えなかった北〜東側を眺望(1)。
同じく眺望(2)。
初っぱなのロープが登場。
初っぱなのロープが登場。
最初のクサリ。
これが噂のほぼ垂直の下りか。
2
最初のクサリ。
これが噂のほぼ垂直の下りか。
流石に最初は後ろ向きで、後半は半身でした。
実際は写真写りよりもっともっと急てした。
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流石に最初は後ろ向きで、後半は半身でした。
実際は写真写りよりもっともっと急てした。
真ん中の張り出た根っこを跨いで越えます。
トラバース中なので緊張します。
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真ん中の張り出た根っこを跨いで越えます。
トラバース中なので緊張します。
何と書いてあるのか……未だに分かりません。
2
何と書いてあるのか……未だに分かりません。
第2の激下りの開始地点。
2
第2の激下りの開始地点。
ここも後ろ向きで対処。
ほぼ垂直に見えますか?
3
ここも後ろ向きで対処。
ほぼ垂直に見えますか?
その後は激下りは鳴りを潜め、痩せ尾根歩きに。
その後は激下りは鳴りを潜め、痩せ尾根歩きに。
樹間から只見川の流れ。
2
樹間から只見川の流れ。
振り返って)根っこ剥き出し道。
1
振り返って)根っこ剥き出し道。
パワーを感じさせる大ブナ。
2
パワーを感じさせる大ブナ。
北壁下山を終え安堵の胸を撫で下ろします。
明るい小広場で左斜め下に方向転換。
北壁下山を終え安堵の胸を撫で下ろします。
明るい小広場で左斜め下に方向転換。
最後に見た只見川。
1
最後に見た只見川。
明るいブナ林。
ウハウハ気分です。
明るいブナ林。
ウハウハ気分です。
あれ?まだロープがあるんだ。
長い長い緩斜面……ロープは落ち葉対策用かと思いました。
あれ?まだロープがあるんだ。
長い長い緩斜面……ロープは落ち葉対策用かと思いました。
鮮やかな淡緑色。
うーん、マンダム。
鮮やかな淡緑色。
うーん、マンダム。
日当たり良好箇所は草むらで踏み跡が隠れます。
日当たり良好箇所は草むらで踏み跡が隠れます。
あっ、さっきまで居た天辺が見えたぞ。
3
あっ、さっきまで居た天辺が見えたぞ。
下りにも風穴(左○)がありました。
古くは蚕を冷やしていたとか。
道標(右○)に従いどんどん下ります。
下りにも風穴(左○)がありました。
古くは蚕を冷やしていたとか。
道標(右○)に従いどんどん下ります。
唯一迷った地点。
白糸清水とありますが……
2
唯一迷った地点。
白糸清水とありますが……
遠目に通行止めロープが張ってあるように見えました。
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遠目に通行止めロープが張ってあるように見えました。
そこでもう一つの踏み跡を辿ることに。
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そこでもう一つの踏み跡を辿ることに。
程なく「北壁コース」との案内標。
久保登山口に繋がっている道でした。
2
程なく「北壁コース」との案内標。
久保登山口に繋がっている道でした。
その後も踏み跡は明確。
案内標も確か二つありました。
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その後も踏み跡は明確。
案内標も確か二つありました。
最後のロープ設置箇所。
それなりの急坂ですが、下り用あるいは落ち葉対策用でしょう。
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最後のロープ設置箇所。
それなりの急坂ですが、下り用あるいは落ち葉対策用でしょう。
豪雪地帯らしいですね。
若いブナの根本が婉曲しています。
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豪雪地帯らしいですね。
若いブナの根本が婉曲しています。
「登山口」標……マッターホルンから無事に帰還できそうです。
「登山口」標……マッターホルンから無事に帰還できそうです。
3時間前と同じ取付地点に戻りました。
3時間前と同じ取付地点に戻りました。
駐車場に設置されている登山道案内。
紹介されているのは鼻毛通しコースと北壁コースでした。
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駐車場に設置されている登山道案内。
紹介されているのは鼻毛通しコースと北壁コースでした。
会津蒲生駅周辺には何もありません。
ぼーっとしてたらチコちゃんに叱られるので只見駅に戻ります。
只見川に掛かる鉄橋に列車が走るのはいつになるでしょうか?
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会津蒲生駅周辺には何もありません。
ぼーっとしてたらチコちゃんに叱られるので只見駅に戻ります。
只見川に掛かる鉄橋に列車が走るのはいつになるでしょうか?
コスモス乱舞。
蒲生岳(左端)柴倉山(右端)。
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蒲生岳(左端)柴倉山(右端)。
どこから見ても屹立している蒲生岳。
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どこから見ても屹立している蒲生岳。
ひとっぷろまち湯で汗を流しました。
水害で閉鎖されるも近年、再興しました。
2
ひとっぷろまち湯で汗を流しました。
水害で閉鎖されるも近年、再興しました。
ちょっとだけよ?
但し今は沸かし湯……以前は温泉だったそうです。
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ちょっとだけよ?
但し今は沸かし湯……以前は温泉だったそうです。
駅近の観光案内所に立寄りました。
蒲生岳に登ったことを職員に話したら…
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駅近の観光案内所に立寄りました。
蒲生岳に登ったことを職員に話したら…
登山バッジ2020年版を頂きました。
コロナ禍のため山開きが中止となり余ってしまったと。
来年は開催できると好いですね。
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登山バッジ2020年版を頂きました。
コロナ禍のため山開きが中止となり余ってしまったと。
来年は開催できると好いですね。
乗り鉄を再開します。
……と言っても最初は乗りバス。
乗り鉄を再開します。
……と言っても最初は乗りバス。
運転手さんの只見川被害・只見線修復工事箇所の解説付きでした。
見事に流された橋脚修復工事箇所。
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運転手さんの只見川被害・只見線修復工事箇所の解説付きでした。
見事に流された橋脚修復工事箇所。
会津川口駅でバス代行区間はここまで。
会津川口駅でバス代行区間はここまで。
会津若松行き列車に乗り換えます。
会津若松行き列車に乗り換えます。
滔々と流れる只見川。
大規模氾濫したのは2011年でした。
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滔々と流れる只見川。
大規模氾濫したのは2011年でした。
秘境駅に次々止まって遂に会津盆地へ。
先日登った磐梯山。
こちらから見ると横長ですね。
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秘境駅に次々止まって遂に会津盆地へ。
先日登った磐梯山。
こちらから見ると横長ですね。
会津若松駅での乗換えは1時間近く待ちます。
では市街地探訪へ……
会津若松駅での乗換えは1時間近く待ちます。
では市街地探訪へ……
と思った矢先にラーメン二郎に遭遇。
会津若松にもあるんだ( ゜д゜)
小ラーメン野菜増しニンニク……で満腹。
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と思った矢先にラーメン二郎に遭遇。
会津若松にもあるんだ( ゜д゜)
小ラーメン野菜増しニンニク……で満腹。
ニンニク臭くないか心配しながら郡山行きに乗車。
でも心配無用なほど空いていました。
ニンニク臭くないか心配しながら郡山行きに乗車。
でも心配無用なほど空いていました。
郡山駅1931発やまびこ号で帰京。
朝から晩まで列車バスとマッターホルン(^^)v
お疲れさんどしたm(_ _)m
2
郡山駅1931発やまびこ号で帰京。
朝から晩まで列車バスとマッターホルン(^^)v
お疲れさんどしたm(_ _)m

感想

昨年、磐越西線(福島・郡山⇒新潟・新津)を乗り鉄していたら、津川駅辺りだったと思うが、低山ながら急峻な山を見掛けた。
その時、そう言えば会津のマッターホルンと呼ばれる山があったなと思い出し、調べてみたらそれが蒲生岳であり、新幹線を利用すれば日帰りできることが分かった。

蒲生岳は会津蒲生駅近くの駐車場からだと3時間程度で登降できる低山である。
しかしその会津蒲生駅に行くまでが遠い。
普通列車(青春18)利用では登山口到着は最速で14時40分となり、当日中に帰宅するのが困難。
しかし新幹線を利用すれば浦佐(上越新幹線)回りで9時33分着。
おまけに下山後に只見線を完乗するため会津若松・郡山回りとしても、当日中に帰宅できるのである。
只見線は2011(平成23)年洪水による大規模被災のため、長期にわたって運休中。
一時は廃線となる危機もあったが、どうにか運行再開が決まり、今もって復旧工事が続いているが、工事完成はまだまだ先のようである。
その間は代行バスが運行されており、逆に言えば、代行バスに乗るなら今の内。
今回はそんな乗り鉄根性丸出しの計画である。
なお復路も浦佐(上越新幹線)回りとすれば2時間以上も早く帰京できるので念の為。

さて蒲生岳は、ガイド本に拠ると技術度3(★★★☆☆)。
「会津のマッターホルン」「垂直に近いクサリ場があるので慎重に」「カニのタテバイとよびたくなるような難所だ」「初心者は経験者の指導にしたがうか、往路を戻ること」などと脅し文句が並んでいる。
どのコースにするかは思い悩んだが、ガイド本をそのまま踏襲することにした。
そして念のためヘルメットを持参し、実際に北壁の下りで使用した。

登り(南面)にも多数(約20本?)のロープ・クサリが設置されているが、下りでは必須なのであろうが、登りでは大半で使うことなく対処できる。
足場も確りしているので、あまり高度感(=恐怖感)を感じることなく登ることができた。
時折り振り向くと眼前に広がる大展望が魅力で、標高を稼いでいることを実感できる。
但し岩場が脆い箇所もあり、体重を掛けてもよいのか…判断しながら進んだ。

山頂展望は270度くらいでしょうか。素晴らしいです。
残りの90度も下山方向に進めば得ることが出来ます。

さて問題の下山ルートはのっけからやせ尾根を下ります。
そして「おっ、これが垂直に近いクサリ場か!?」と思う箇所が二つありました。
確かに下を覗き込むと「ほぼ」垂直に見えます。下から見ても「ほぼ」垂直に見えます。
この二ヶ所は後ろ向きで、足場を確認しながら下りました。
それを終えると緩急を繰り返し乍ら、時にはロープ・クサリが設置されたヤセ尾根を下って行きますが、一般的な注意事項を守れば対処可能でした。

ブナ広場からは小蒲生コースを辿りますが、それはそれは素晴らしいブナ林が広がるなだらかな幅広い道でした。
それが最後まで続くのかと勝手に期待していたら、当たり前ですが、途中から緩急織り交ぜた山道となります。
唯一迷ったのが白糸清水の道標があった地点(74〜76番)。
真っ直ぐ進めば白糸清水なのですが、それより濃い踏み跡が分かれています。
計画(ガイド本)では真っ直ぐ=白糸清水方向なのですが、遠目に虎ロープが張られているの見て取れ、「通行止め」になっているのかもと考え、濃い踏み跡を選択しました。
するとそれが「北壁コース」で、そのまま窪登山口に戻ってきました。
登山口駐車場の大きな登山道案内図には、この北壁コースが紹介されており主流なのかと思いました。

下山後は会津蒲生駅付近には何もありません。
また約2時間の待ち時間があるので、徒歩1時間余の只見駅に戻って入浴するか食事するか…。
暑い日だったので「食事より入浴」を選択し、慌ただしかったですが「ひとっぷろまち湯」で汗を流しました。

会津若松に向かいながら、只見線が受けた甚大な被害を目にしましたが、まだまだ色んな箇所で工事中でした。
地元の方々にとっては一刻も早い運行再開を願っていらっしゃるでしょうが、乗り鉄オジサン達もそう思っているはずです。
この日もそんな乗り鉄オジサンがたくさん乗っていました。

【今回登った主な山】
★蒲生岳(かもうだけ)826m:初…東北百、うつくしま百、会津百、みちのく120、分県ガイドなど

お疲れさんどした<m(__)m>

  隊長
  
【個人用過去レコリンク:蒲生岳関連】 
 なし

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コメント

山頂の花と山のパネル
yamabeeryuさん おはようございます。
都会から離れて今回は只見へ、
蒲生岳は低山だけども登坂意欲を掻き立てる山容ですよね。
2度ほどお邪魔したいますが、一度目はまだ山頂パネルはなく石がゴロゴロしているだけの山頂で蛇の住家となっていました、2度目は妻の靴を同じ片足ずつ持っていってしまう事件で道中栗拾いをしながら山頂のパネルを確認しています、まだ残っているのですね(だいぶ傷んでいたので)、
鼻毛通しコースの方が直登(危険コース・・・一回目の時は強者コース都と表示)の方が意外と楽ちんで登れました。
乗り鉄旅も楽しいでしょうね。
お疲れ様でした。
2020/10/7 9:35
隊長がメット持ってくなんて
結構危ないとこなんだな〜と思ったら
6月にsatfourさまが北壁ルートを回避してピストンされたお山ですか
ヒメサユリ ばっかりに気を取られてましたが
マッターホルン とはえげつないとこのようですね〜
PS しっかし、龍飛埼日帰りの翌日に福島のマッターホルンですか
JRに表彰されますよ〜 電車内か駅にお住まいになった方がいいのでは?
2020/10/7 10:04
cyberdocさん
先月登った編笠山・権現岳にもヘルメットを忍ばせていたのですが、そんなにハイカーが多くかなったので貰い事故もあるまいと、結局、使う場面はありませんでした。
今回は「ほぼ垂直に近い」と聞いただけで「持つべき・被るべき」との構図が出来上がり、誰にも遇いそうになかったのですが、下までは被って行くことにしました。
結局、道路歩き中も被ったままままで、ひとっぷろまち湯の受付で脱ぎました。

蒲生岳の南側(今回の登りコース)にもヒメサユリは咲くそうですよ。
もっともあまり愛でている余裕はないと思いますが…。

JRに表彰されるのではなく、策略に踊らされていると行った方が正しいでしょう。
今夏は青春18きっぷや東日本フリーパスなどを使う機会がなかったので、その反動です

  隊長
2020/10/7 16:44
只見線の旅
yamabeeryuさん、こんにちは

只見線の車窓からの景色、
素晴らしかったのだろうと想像します。
「旅」を堪能されたのではないでしょうか

蒲生岳、鋭鋒がカッコイイですよね。
しかも、北壁を下りましたか!
危険なところと聞いていたので私は
回避してしまいましたが。
怖くなかったですか?
2020/10/7 12:34
satfourさん
ヒメサユリの頃に会津朝日岳とセットで登られていますよね。
南側の分岐点の先は「直登コース=あぶないコース」を辿られており、どんな風に危なかったのか???と気になります。
でもその両コースの合流地点が今になってもどこだったのか分かりません。

北壁を下るのはやや躊躇しましたが、危険度4ではなく3だったので決行しました。
確かにほぼ垂直の崖下りでしたが、幅が狭かったこともあり、高所感(=恐怖心)が薄かったように思います。
また足場がそれなりにあったので宙づりになるかも…と思うこともなかったです。

妙義山(丁須の頭)付近の岩場はもっと幅が広くて長かったので、もう少し怖かったです。
但し、その時は斜面が少し凍結していたことも影響していました。

只見線…いわゆる「秘境駅」候補がたくさんありました。
会津盆地に出た途端に風景が一変して長閑な田園風景になったのにも驚きました。

  隊長
2020/10/7 16:54
今回は一枚の写真に激しく反応!
半袖隊長、こんにちわ。
最近、段々ハードだったり、超マイナー(失礼!)なとこ行ってますね。
次は何処に行くんだろうと楽しみに覗いてますが、今回は一枚の写真に激しく反応。会津若松駅前は、ホントに駅前なんですよね。私は二年くらい行けてませんが、小一時間の待時間で行ってこれたのなら、空いていた?福島の二郎、野猿街道で修行した店主の店ですが、昔の三田と比べて如何でした?
2020/10/7 13:20
BochiBochiさん
会津若松駅周辺をあてどもなく徘徊する積りでやや寂れた入ったら、いきなりあの派手な看板が目に入りました。
店の前には行列もなく、店内を覗くと空席もあります。
こりゃ食べるしかないでしょ!!!と入店しましたが、久しぶり故、券売機の前でどれにしようか迷ってしまいました。
しかし5分後ぐらいにふと後ろを見たら、席待ち・入店待ち客がいたので、ホントにタイミングがよかったようです。
三田本店で食べた「大Wマシマシ」の苦しさを忘れることはないので、控えめに「小ラーメン」にしましたが、十分に宇治黄檗山萬福寺でした。

昔の三田本店で食べていたのは今から30年ぐらいまえのこと。
こんなに濃い味のラーメンが…と最初は思っていましたが、慣れてしまうものですね。

次もマイナーな所を訪ねます。
観光地としては超・有名ですが…。

  隊長
2020/10/7 17:04
yasioさん
本題に入る前に…烏帽子岳であの川内優輝選手に遭遇されたとか
トレラン修行(高地修行)に来られていたのでしょうか?

さて写真だとなぜだか平べったく写ってしまうのですが、実物母恋しみちスクッと切り立つ締まった山容でした。
山頂の写真付き山座同定パネルは、やや日に焼けて(特に四隅)、見づらくなっていました。
そうそう何度も取り換える訳には行きませんから、もう少し今のままで長持ちさせるのだろうと思います。

分岐点では直登の方が当然危険だと思っていたので、迷うことなく、ガイド本通りに鼻毛通しコースを選択しました。
意外にそうでもないのですね。
横への移動(トラバース)の方が危険・怖いってことはよくありますね。

  隊長
2020/10/7 16:36
Re: yasioさん
yamabeeryu さん 今晩は。
山内選手とは込み入った話はしていません、一言三言なので詳しくは解かりませんが、もうじき大会に出るとのことでしたのでマラソンの練習だと思います、これほどの選手でも登ってきたときには顔は汗でびっしょりでしたよ、凡人と変わりないと思いましたね、しかしマラソン選手特有にに痩せていますよ。
2020/10/8 21:49
yasioさん[2]
コロナ禍のため各種マラソン大会は中止を余儀なくされ、プロランナーも大変ですよね。

そう言えば、岩手・北上近くの低山を歩いた時、「有森ロード」と名付けられた道がありました。
五輪メダリストの有森裕子さんが現役時代にトレーニングに励んだ道だそうです。
やはり勾配のある道を走るのは運動効果が得られるんでしょうね。
拙者はまったく走る気にはなりませんが…

  隊長
2020/10/10 15:00
新幹線
yamabeeryuさん、こんにちは
連日の鉄道旅お疲れ様です
それにしても、やはり新幹線はすごい!!
日帰りでかなり遠いところまで出かけることができますね。
いえ、もちろん誰でもマネはできませんが
日頃からいろんなコースを想定しておかないといけませんね。

ヘルメット装着のマッターホルン北壁
無事に下山されてよかったです。
2020/10/7 17:50
sumihiyoさん
いつもは普通列車のんびり旅では那須や谷川、妙義、八ヶ岳辺りが日帰り限度ですが、新幹線を利用すると「もっと遠くに、もっと内陸に」行くことが出来ますね。
駅から登山できる山であれば「最高です」
でも下山後に何もない場合が大半なので、それがちょいと残念です。

赤ヘルは購入後にまだ一回しか使用しておらず、宝の持ち腐れ状態。
もっとも「ヘルメットを被っていてよかったね」…なんて状況には遭遇したくはありません。
今回は下山後の道路歩きでも、クルマから目立つかも…と思って被ったままでした。

そうそう…下山後に拙者が歩いたのは「沼田街道」でした。
只見から国道289号線に分岐して桧枝岐・尾瀬沼・沼田に至ります。

  隊長
2020/10/8 11:08
蒲生岳行っちゃいましたか(^_^*)
こんばんは😄
今回は低山ながらガチな山行きでしたね。
あの山はまだ登ってませんが正にミニマッターホルンのようですね。
レコにも何度かアップされて食指をそそられてますが、ちと遠いです(^_^*)

高校時代、電気科の研修で田子倉発電所の見学に行きましたが、郡山市からも大分遠かった記憶があります。
蒲生岳の記憶は全くありません。多分バスの中で爆睡してたと思います。

東京からあそこまで電車や公共交通機関で天晴れというか、強い信念を感じます。
とても真似が出来ません(^_^*)
何か次のレコに期待が膨らみます。
2020/10/7 18:59
teheheさん
蒲生岳は会津蒲生駅で降りたらすぐに登山口があるので有難い山です。
新幹線で遠くまで行っても、また更にバス移動などがあると、実際に歩く時間が削られてしまいますからね。

田子倉ダムは浅草岳の南側にありますね。
只見線に乗車していても、田子倉湖付近では長いトンネルになっているので、途中の短い一ヶ所を除けば、眼にすることは出来ません。
またその昔に浅草岳に登ったことがありますが、蒲生岳については全く意識していませんでした。

次回作は、1号隊員の温泉慰安旅行ですので、ヤマレコではなくほぼ観光レコになります

  隊長
2020/10/8 11:24
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