黒岳&越前岳−まさかの膝上新雪つぼ足ラッセル[微速度撮影動画付]


- GPS
- 07:30
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 907m
- 下り
- 907m
コースタイム
09:15 愛鷹登山口(国道469号線須山バス停)
09:30 山神社駐車場
10:05 愛鷹山荘
10:10 富士見峠
10:40 黒岳山頂
11:05 富士見峠
12:20 鋸岳展望地
13:15 富士見台
14:15-14:20 越前岳山頂(小休憩)
15:10 三角点富士山展望地
15:30 展望台
15:40 十里木高原駐車場登山口 着
天候 | 晴れのち小雪 登山口気温:氷点下5度(AM8時) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
約30台駐車可。無料。トイレ&靴洗い場あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山道は膝上まで積雪してます。踏み跡が無いと迷う可能性あり。 枝の赤布やトラロープなどの目印はあります。 ●雪が締まるまでは、踏み跡が無ければラッセルの覚悟が必要。 特に富士見峠から越前岳への稜線は無雪期の約3倍の時間を要します。 12本爪アイゼンとワカンやスノーシューの随時装着推奨。 ●国道469号線の舗装車道はチェーン規制中(つか富士山周辺全て)。 車はチェーン又はスタッドレスを装着。歩く場合はアイゼンを装着。 |
写真
感想
冠雪した富士山を見ながらまったりハイキングしたいとなと去年暮れから考えておりました。
いくつかの登山道の選択肢はあったのですが、今回は宝永火口を眼前にでっかく富士山を眺望できる愛鷹山の[黒岳&越前岳]選択。
十里木高原駐車場を基点に国道を愛鷹登山口まで歩き、そこから林道へ入って山神社駐車場から登山道へ。
そして黒岳→越前岳とまったり縦走して富士山を眺めながら十里木高原へ下山で計画。
現地の裾野市観光協会による参考タイムだと約5時間半の行程。
冬とはいえ太平洋側の1000m級の山なら凍結してもせいぜい積雪10cm程度だろうから、4本爪簡易アイゼンとスパッツで充分だと考えてました。
完全に目論見が外れましたよ…
13日に登られた方のヤマレコ記録ではほとんど雪が無かったのに、まさか新雪が膝上まで積雪していようとは…
/(^o^)\ナンテコッタイ
原因は、たぶん前日に東京を積雪8cmで交通麻痺をもたらした爆弾低気圧。
名古屋では雨だったんですけどねぇ〜トホホ
それでも山神社からの登山者は10名くらい居て先行者の踏み跡もあったので安気に構えてたんですよね。
先行者の踏み跡は、富士見峠から越前岳方面に向かっていて黒岳方面は踏み跡なし。
なので峠から黒岳へは、ラッセルになりましたが積雪量はスパッツギリギリ程度でなんとかなりました。
辿り着いた黒岳からの冠雪した富士山は雄大で感動!来て良かったと心底思いましたね。
そして峠から越前岳への縦走。
こちらは膝上まで積雪してましたが、先行者の踏み跡もあるしまぁ大丈夫だろうと。
途中、越前岳方面から登山者が下ってきたし、鋸岳展望地でも2人組みの登山者が休憩されていたので安心してました。
しかし、鋸岳展望地から約10分のところで踏み跡が…途切れてる!?
どうやら越前岳方面から下ってきた登山者が先行者だったようで、ここで諦めた模様。
時刻は12:30。ここで引き返すか悩みましたが時間には余裕があります。
越前岳山頂まで出てしまえば問題ないと判断し、膝上つぼ足ラッセルを決行!
ワカン無しの膝上つぼ足ラッセルは初めての経験でしたが…苦行ですねw
場所によっては腰まで埋まって這いながら進みましたが、物凄く大変!
富士見台に辿り着いたときは、既に心が折れてました。写真撮影する余裕も皆無。
そこから越前岳までは、もう完全に無心状態でひたすら山頂を目指しましたよ。
そして、山頂に辿り着いた途端に安心感と疲労感でへたり込みましたねw
越前岳山頂は、寒くて長く休憩していられないのでバナナ補給をしたらさっさと下山。
山頂から十里木駐車場までは踏み跡があったおかげか約1時間のスピード下山。
下山後は車内でヒーター全開にして一時間ほどへたり込んでました。
先の見えない膝上つぼ足ラッセルは良い経験になりましたが、もう御勘弁願いたいです。
やっぱ、締まった雪上をアイゼンでザクザク歩くのが楽しいのですよ。
さて実は、十里木高原駐車場に前日夜訪れて現地前夜車中泊をしてたのですが、天気が良かったので機材のテストも兼ねて富士山の星景微速度撮影もしてきました。
色々とポカをやらかして理想の映像にはなってませんが、一応公開しておきますね。
コメント
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Sei_typeRさん 初めまして。
13日 雪なし!快晴!快適に越前岳・黒岳を登ったclioneです
愛鷹山は雪どのくらい降ったのかな?
と思っていたらレコ発見!
いや〜かなり降ったんですね
本当にごくろうさまでした
映像とても綺麗です…感激
映像を拝見しました。素晴らしいです。
撮影は根気がいると思いますが、結果を見ると我慢して撮った甲斐がありますね。
神秘的で美しいです。感動しました。
初めまして、Sei_typeRさん。
富士山星景日周運動の写真も富士山の星景微速度撮影の動画も素晴らしくて拍手1つじゃ足りないぐらいです。
youtubeの方もグッド連打したいぐらいです。
この動画を作るのは大変な作業なんでしょうね…
良いものみさせてもらいました、ありがとうございます。
13日の記録は今回の山行の参考にさせて頂きました。
できれば私も快適まったりハイキングをしたかったんですけどね。
まぁ、つぼ足雪中行軍はめったに経験出来ない事なので、これはこれで良しとします。
拙い映像ですが感動して頂けて何よりです。
実は最近の一眼レフと撮影機材を揃えればバッテリーが無くなるまで自動でインターバル撮影や連写が出来ます。
なので、撮影時にセッティングしておけば後は放っておいても勝手に撮影してくれるので、根気はそんなに要らなかったりw
それでも、撮影場所まで機材を運んで寒い中でのセッティングは中々辛いものがありますけどね。
写真と動画に感動して頂けて有難うございます。
上のokuho1banさんのレスにも書きましたが、撮影そのものは大変じゃないですよ。
現在は便利な機材が揃えられるのでホント助かります。
ただ機材を一通り揃えるとそれなりの重量になるので、登山で運ぶには体力が必要かもですw
Sei_typeRさん、はじめまして。
こんばんは
あの日鋸岳展望台で休憩していた2人組です。
yoshikoronと申します。
なんと山頂まで行かれましたか
あの日のスタートは私達が最初でした。
あしかた山荘手前でソロの男性に先を譲りました。
鋸岳展望台で私達が休憩していると、ほどなくソロの男性が戻られてきたので、引き返されたのだなと思っていましたが、
Sei_typeRさんが先に行かれたのは全く気づきませんでした。
失礼いたしました。
たぶん2人して雪だるま作成に集中していたかと
愛鷹山(越前岳)には毎冬のように訪れていますが、
はじめての途中敗退となりました。
ちなみに私達は途中でワカンを装着しましたが、
あの雪質にはあまり効果を発揮しませんでした。
山頂までのラッセル、本当にお疲れ様でした
Sei_typeRさんこんばんは。
翌々日に山神社から越前岳登りました。
Sei_typeRさんの後はおそらく誰もこのルートからは通っていないようで、所々深く潜った跡だけうっすら残っているだけで、ほぼトレース無しで富士見峠から越前岳山頂までラッセルを強いられました
歩行距離や標高差は大したことないですがまさかこの山でラッセルすることになるとは思わず驚きました
それでも手軽に雪山が楽しめて良かったです
ラッセルお疲れ様でした
おっ!鋸岳展望地で休憩されてたお二人ですね!
いやぁ、なんか中睦まじく休憩されてた様子でしたので、敢えて声をお掛けしませんでした
先にトレースを造って頂けたおかげで、展望地までは割と楽に歩けて助かりました。
あそこから戻られたそうですが、山神社からの登山ならそれで正解だと思います。
自分の場合は十里木駐車場に降りる予定でしたから強行しましたけど、ホント辛かったですよ
ワカンは効果を発揮しませんでしたか…
積もったばかりの新雪だと、逆につぼ足で歩いた方が楽なのかもしれませんね。
うはwその様子だと、あれからまた少し雪が積ったんですね。
まぁあれだけ積ってれば、よっぽど体力と時間に余裕が無いと歩こうとは思わないでしょうねぇ。
私の場合は、つぼ足の辛さをあまり認識してなくて突っ込んで戻れず仕方なく強行した阿呆ですけども。
しかし、あの行程をラッセルで往復したのですか…凄いです
こちらこそ、ラッセルお疲れ様でした。
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