春日山原始林と石窟仏を巡る
- GPS
- 05:18
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 459m
- 下り
- 459m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。道標も完備して迷う心配もありません。行程の殆どが林道のような砂利道で、若草山から春日山石窟仏入口付近まで約5kmは奈良奥山ドライブウェイを通るが通行する車は少なかった。能登川沿いの「滝坂の道」は石畳が続き、苔が乗っている石が多いので特に雨の日はスリップ注意。 |
写真
感想
数年前、柳生街道を奈良まで歩いた際に気になった春日山原始林(原生林と思っていた)を歩き、周辺の石窟仏を巡ってきた。近鉄奈良駅をスタートして興福寺、春日大社を経て若草山の南麓の春日山遊歩道に入った。遊歩道の周りは春日山原始林だ。よく整備された幅広の砂利道が若草山の東のドライブウェイまで通じている。原始の森と言っても下草は殆ど無く、非常に明るい林相だった。緩やかに登ること約70分で若草山山頂に着いた。これまで知らなかったのだが、この山は三層になっている。麓から見えるのは一重目で、山頂が三重目になる。標高は341.7mだが見晴らしは抜群だ。正面に生駒山、その南に二上山から金剛山に連なる山並み、北は霞んでいたが、京都方面も視界が開けていた。すぐ下には二重目と一重目が、その先には奈良県庁などが指呼の間だ。しばらく休憩して分岐に戻り、奈良奥山ドライブウェイを進む。これも砂利道だが、有料道路で良く整備されている。この日の通行量は少なかった。若草山から30分で鶯の滝入り口に着き、10分足らずで滝に至る。昼食休憩の後先に進み林道に出てしばらく進むと、元のドライブウェイに出る。30分くらいで春日山石窟仏に着く。ゆっくりと参拝してから再びドライブウェイに出た。以前は石窟の前から直接首切地蔵へ下れたのだが、通行止めになっていた。ドライブウェイを少し進むと分岐がある。左の細い車道は柳生街道だ。右に行けば首切地蔵で、ドライブウェイはここから舗装されて高円山ドライブウェイとなり、歩行は禁止されている。禁止されているが近道なので300m程進むと、地獄谷石窟仏の入口に着く。山道を10分歩くと石窟仏に出る。彩色が綺麗に残る廬舎那仏、薬師如来、十一面観音に感動した。この先は通行止めになっているので来た道を引き返し、入口の場所でドライブウェイを横断して山道を下っていくと首切地蔵に着く。ここから滝坂の道と呼ばれる柳生街道だ。江戸時代の石畳が残る道を下っていくと、朝日観音、夕日観音、寝仏などの石仏が現れて飽きることが無い。滝坂の道が終わると住宅街を歩き、春日大社の南側の入口から入り本殿を目指す。巨木が散在して気持ちのよい参道を進むと本殿に至る。本殿の前で参拝して近鉄奈良駅を目指して進んでいたら、参道の鹿せんべい屋さんが鹿数頭に襲われてせんべいを奪われそうになっていたので、走り寄って阻止しようとした際、派手に転倒して左の肩、肘、膝をすりむいてしまった。着ていたTシャツの肩口と、ザックに着けていた帽子のツバがボロボロになってしまった。一番お気に入りのTシャツだったのに残念。近くのトイレで傷口を洗い、着替えてから近鉄奈良駅に帰り着いた。駅長室で訳を話して消毒薬を頂いて消毒することができた。本当に有難とうございました。参拝を後回しにしたのと、禁止事項を2〜3犯した天罰が下ったのだろうか?反省しきりである。
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