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Yamareco

記録ID: 262401
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積雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士五湖西湖の北、毛無山

2013年01月19日(土) [日帰り]
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GPS
03:30
距離
2.1km
登り
572m
下り
5m

コースタイム

文化洞トンネル駐車場 3:35 − 3:50 足和田山分岐点 − 4:10 長浜分岐点 − 5:05 1241m三角点 5:10 − 5:50 長浜分岐点 − 7:05 毛無山山頂 7:20 − 8:00 長浜分岐点 8:05 − 8:30 1241m三角点 8:40 − 9:05 長浜分岐点 − 9:25 駐車場

注:頂上手前1時間ほどは、登りも下りも景色を楽しみ写真を撮ったりで倍以上の時間がかかっています。
天候 無風快晴
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
河口湖と西湖をつなぐ文化洞トンネルの河口湖側に駐車場があり、そこが登山道入口です。
日の出はまだまだですが東の丹沢山塊の空は赤く染まりはじめました。
急がないとこの樹林帯では富士山の朝焼けが見えません。
気は焦ってもひざラッセルではなかなか進まない。
日の出はまだまだですが東の丹沢山塊の空は赤く染まりはじめました。
急がないとこの樹林帯では富士山の朝焼けが見えません。
気は焦ってもひざラッセルではなかなか進まない。
なんとか富士山に朝日が当たる前に樹林帯を抜けることが出来ました。
河口湖の町も湖もまだ眠っているようです。
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なんとか富士山に朝日が当たる前に樹林帯を抜けることが出来ました。
河口湖の町も湖もまだ眠っているようです。
その時頭上に飛行機雲が・・・
雲も朝日に赤く染まっていますが、1分も持たずに消えてしまう短い命だっただけに余計綺麗に感じました。
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その時頭上に飛行機雲が・・・
雲も朝日に赤く染まっていますが、1分も持たずに消えてしまう短い命だっただけに余計綺麗に感じました。
ついに太陽が顔をだしました。6時52分。
ついに太陽が顔をだしました。6時52分。
顔を出した太陽で色づく富士山。
でも、残念ながらこれが限度でした。
太陽と富士山と私が90度の位置関係では朝焼けは見られないことに初めて気が付きました。
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顔を出した太陽で色づく富士山。
でも、残念ながらこれが限度でした。
太陽と富士山と私が90度の位置関係では朝焼けは見られないことに初めて気が付きました。
毛無山山頂直下の朝焼け。
太陽を背中にすると朝焼けは見ることができます。
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毛無山山頂直下の朝焼け。
太陽を背中にすると朝焼けは見ることができます。
山頂のお決まり写真。
一回ぐらいは、三脚で自分撮りもしてみたいものです。
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山頂のお決まり写真。
一回ぐらいは、三脚で自分撮りもしてみたいものです。
毛無山山頂の正面からはいつもこの富士山が見えます。
冬の朝の富士山はとりわけ綺麗。
河口湖の町からはもっと大きな富士山を見ることができますが、こんなに綺麗にすそ野を広げた雄大な富士山は見ることはできません。
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毛無山山頂の正面からはいつもこの富士山が見えます。
冬の朝の富士山はとりわけ綺麗。
河口湖の町からはもっと大きな富士山を見ることができますが、こんなに綺麗にすそ野を広げた雄大な富士山は見ることはできません。
下山を始めてすぐの地点から見る富士山と西湖と、足下は登って来た尾根です。
墨絵のような山は、足和田山です。
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下山を始めてすぐの地点から見る富士山と西湖と、足下は登って来た尾根です。
墨絵のような山は、足和田山です。
同じく下山を始めてすぐの地点の登山道。
この辺りは鹿が縦横に走っているらしく、登山道の雪が荒れています。
登山道は最上部でもこんな感じで緊張するような危険な箇所はありません。
同じく下山を始めてすぐの地点の登山道。
この辺りは鹿が縦横に走っているらしく、登山道の雪が荒れています。
登山道は最上部でもこんな感じで緊張するような危険な箇所はありません。
登山道に付けられた鹿のトレース。
鹿は足を左右揃えて歩くのかトレースは細いです。人間はそのトレースに足を乗せても片足のみなのでもう一方の足のタコ壷が鹿のトレースの横に残っています。
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登山道に付けられた鹿のトレース。
鹿は足を左右揃えて歩くのかトレースは細いです。人間はそのトレースに足を乗せても片足のみなのでもう一方の足のタコ壷が鹿のトレースの横に残っています。
1310mの長浜への径の分岐点。
1310mの長浜への径の分岐点。

感想

首都圏に大雪が降ったので雪山気分を味わいながら朝焼けのデッカイ富士山を見たいと思って、富士五湖の西湖の北にある毛無山から十二ヶ岳へ歩いて見ようと思いました。
朝焼けの富士山を見るためには、眺望の良い 毛無山=木無し山 の山頂に夜明け前に届いていないといけないので、横浜の自宅を午前零時に出発し、登山口の文化洞トンネル駐車場に3時前に着きました。
車の中から登山道にトレースがあるのを確認してから出発準備を始めました。
標高差600mをラッセルして登る力は私にはもうありませんので、毛無山まではトレースがあるのを期待しての山行です。いわゆるラッセル泥棒ってヤツです。
ラッセルする気は全くありませんので、ワカンやスノーシューは勿論ストックさえ持ってきていません。
車の横でSnowLineのチェーンアイゼンを履いて3時半に登り始めたましたが、トレースはトンネルを越えたあたりで道路へと下って行っていて上へ向かっては古いトレース跡さえ何もありません。騙された。
登り始めてすぐに妙だなとは思ったんです。それは、このトレースは足跡だけでストックの跡がなかったので本当に登山者の足跡かな?と一瞬疑問に思いました。悪い方に当たってしまいました。
歩き始めて20分ほど、これで敗退というのも悔しいので取り敢えず上へ向かうことにしました。
径は雪で隠されていますが、ヘッドランプでもルートをはずさず進んでいけるはっきりした尾根筋です。
1216m三角点の手前からヒザまで潜る様なところが出てきます。
さすがに尾根が下降になると登山道はこれで良いのかしら?と慎重になりあたりをキョロキョロ見回しますが、ヘッドランプをハイビームにするほど不明瞭な尾根筋ではないです。
同じ膝ラッセルでも信州や上越の豪雪地帯のラッセルとは違ってかなり楽です。
ここは一回足を踏み込んで立ち上がるとそのまま体重を乗せることが出来ます。豪雪地帯では一度足場を固めて体重を乗せるともう一度雪が沈み一歩毎に2回の足の踏ん張りが必要です。
またここまで標高差300m近くを1時間半ほどで登ってきています。この調子なら諦めていた朝焼けの富士山を見ることができるかも、と期待が出てきました。
まだまだ真っ暗ですが上空はうっすら白くなり始めて、上部の長浜への分岐点(1310m)の先からは振り返ると樹林の間から富士山も形が見えるようになって来ました。
夜明けまでに山頂に着くのは到底無理ですが、なんとか樹林帯は抜け出していたいと希望をつなげて頑張ります。
明るくなり始めてからは写真の報告通りです。
兎の足跡しかない山頂から大きな富士山を独り占め、久々に満足な山登りが出来ました。
時間的にも体力的にも十二ヶ岳を目指せそうですがもうお腹一杯。このまま下山します。野生の動物が獲物が近くにいても知らん顔するのと同じ感覚でしょうか。
この後も多くの方がきっとこの山頂に来られるだろうと、雪を足跡で荒らさず一本だけ残して下山を始めました。

□朝焼けの富士山
今回は朝焼けの富士山を見たかったのですがこれは失敗しました。
太陽と富士山と私が90度の三角形の位置状態では朝焼けは見ることができません。
太陽と山と自分、または、太陽と自分と山が一直線状態になると朝焼けを楽しむことが出来るように感じました。
折角、無風、快晴、休日と揃えたのに残念でしたが山にいる間ずっと綺麗な富士山が見れたので満足です。

□チェーンアイゼン
車から出発して降りてくるまでずっと SnowLine のチェーンアイゼンを履いていました。
毛無山から十二ヶ岳へ向かう時は本格的な12本爪アイゼンのつもりでしたので持って行きましたが今回は使っていません。
この手のチェーンアイゼンは装着しているという違和感が殆ど無いので具合いいですネ。

□登山靴
スカルパのトリオレプロGTXを昨年秋に買いました。
前回の夜叉神峠もそうでしたがこの程度の雪山でも両足指先がかなり冷たいです。
保温の効くソールを同時に購入しましたが、踵が浮いた感じなのがイヤで付けていませんでしたが次の山では保温ソールを履いてみたいと思います。
保温ソールを付けていなくっても踵は暖かでした。

□ウェア
肌着はユニクロのヒートテック長袖シャツ、ミッドはノースフェイスのバーサミッドベント、アウターは古い夏のレインウェアの3層で充分でした。
車の中で着替えるとこの格好で−8℃の外に出ても寒くはありません。
3層なので身軽で動きやすいです。
ミッドレイヤーも昨年まではユニクロのマイクロファインフリースでした。(その時のアウターは厳冬期用のしっかりしたものです)
レインウェアは保温よりも放熱を考えているのでしょうか、風が吹くと首周りがスカスカ涼しいです。
ヒートテックの長袖シャツ、山の中では暖かく実に快適でしたが、そのまま夕食時も着ていたら汗の湿った感じがして少しゾクゾクしました。
何がまずいのでしょうね?暖かい部屋では速乾性能が無くなるのでしょうかね。
タイツは数年前に購入の見た目ヒートテックタイツにそっくりなもので、その上が部屋履きのズボンにレインウェアとやはり3層でした。

□ヘッドランプ
積極的に夜に歩きますので(と言っても径を迷いそうなルートは決して行きませんが)換えの電池ばかりかもう一機予備としてザックの中に入れています。
幸いにして予備を使ったことはありません。
使っているのは、BlackDiamondのSpot 60ルーメンです。
今までこれ以上の明るいのが欲しいと思ったことはないですが予備機は同じ機種ですが90ルーメンです。

□地図ロイドと山旅ロガー
Androidスマホのアプリです。これが欲しくって携帯からスマホに移ったと言っても過言ではないほどのファンです。
夜間登山には、必須のアイテムです。
いかに地図を読む技術があってもホワイトアウトと同様に100m先は見えない夜間では地形が全く読めないので、GPSに頼らないと現在地は分かりません。
この地図ロイドが群を抜いて素晴らしいのは、普段見ている国土地理院の2万5千の地形図で現在地が分かることです。
GPS専用機に移れない最大の理由もここにあります。
素晴らしいアプリを感謝しています。

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