那須岳 <茶臼岳〜朝日岳〜三本槍岳>
- GPS
- 08:27
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,030m
- 下り
- 1,015m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 8:26
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
○那須高雄温泉「おおるり山荘」に前泊。 ※HP https://www.ohruri.com/nasu_ohrurisansou ※素泊まり GoToTravel 利用でなんと税抜1,950円の1日5組限定最安プランを利用。 https://www.yukoyuko.net/6532/plan?utm_source=yss&utm_medium=cpc&utm_campaign=S002_L00_ |
コース状況/ 危険箇所等 |
剣ヶ峰~朝日の肩はやや道が悪い。クサリ場もあり。稜線西側の岩場のトラバースがクサリ場になっていて高度感がある。足元は幅があるので注意を怠らなければ問題なし。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
ライター
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
2020年10月4日(日)【那須岳 <茶臼岳〜朝日岳〜三本槍岳>】
今秋こそは紅葉の山を計画的に楽しもうと10月最初の週末から紅葉の山旅をスタートしました。一番行きたかった栗駒山はもう見頃のようですが、ちょっと遠いのと事前の計画不足のため、来年に回すことにしました。そこで奥羽山脈の名山のうち、関東に近い那須岳<茶臼岳〜朝日岳〜三本槍岳>を歩くことにしました。
当初は単独で東京深夜発の日帰りを計画していましたが、小・中学校時代の同級生も加わることになり、彼女の要望で登山口に近い那須高雄温泉で前泊しての山旅となりました。
ようやく空が白み始めた5時半過ぎ、ほぼ満車と思われる峠の茶屋駐車場を出発する。広葉樹の森を進むが暗くて森の様子が分からない。樹木の背が低くなってくると前方に山の上の方だけがシルエットになって見える。朝日岳のあたりだろうか。
中の茶屋跡で樹林帯を抜けると遮るものがなくなって眺めがとてもよくなる。シルエットで見えていた朝日岳の大きな山容が目の前に広がっている。ここから稜線上の峰の茶屋まで右手に大きな谷を隔てて、紅葉が始まった朝日岳の山肌を眺めながら、茶臼岳の山腹をトラバースしながらゆるやかに登っていく。
峰の茶屋跡は避難小屋の他には何もない火山らしい稜線上にあった。天気は予報どおり、朝から高曇りだが、山稜にはガスは出ていないので、西側に広がる山並みも遠くまでよく見える。
小腹を満たしてから茶臼岳に向けて岩の多い山腹を斜上していく。お釜口に登り着くと山頂まではあとわずかだった。相変わらず高曇りだが、ガスはまったくないので、山頂からは那須連山はいうに及ばず、遠い山並みまでよく見える。足元には紅葉の名所である姥ヶ平も見えるが紅葉の色づきはこれからといったところか。
小さなお釜を廻ってから峰の茶屋跡に向かって下る。正面に朝日岳を始めとする那須連山を見ながらの下りは爽快だ。峰の茶屋から今度は朝日岳に向かう。目の前に聳える剣ヶ峰は東側をトラバースして巻いていく。登山道の脇にりんどうなどの花がわずかに残っていた。
剣ヶ峰を巻き終えると本格的な登りとなる。西側が入れ落ちたクサリ場もある。いつの間にか増えてきたハイカーのみなさんと前後しながら登っていくと朝日の肩に着いた。
多くのハイカーがザックを置いて朝日岳の山頂に向かうが、私はザックを担いで歩かないと落ち着かない性分なのでザックを担いだまま山頂に向かう。10分ほどの緩やかな登りで岩の多い山頂に着いた。360度の雄大な展望は素晴らしいの一言だ。特に大きな谷を隔てて南側に対峙する茶臼岳の眺めは圧巻だ。
風があって少し寒いので早々に山頂を後にして三本槍岳へ向かう。途中岩場もなく多少のアップダウンがあるが、ハイマツ?もあり稜線漫歩が味わえる。三斗小屋温泉に下る熊味曽根を分けるとなだらかな1900m峰に着く。スダレ山〜三本槍岳〜裏那須の眺めが素晴らしい。
短い急坂を下ると清水平だ。干上がっているように見えるが水があると湿原のようになるのだろうか。スダレ山の山頂は通らず北温泉の分岐を経て緩やかに三本槍岳の鞍部へと下っていく。紅葉が始まっていてきれいだ。三本槍岳への短い急坂を登ると雄大な展望が広がる山頂に着いた。那須連山の旭岳や裏那須の眺めが素晴らしい。磐梯山も小さいがしっかり三角錐の山容が見えている。足元には裏那須に繋がっている尾根の紅葉が始まっている。
岩がない山頂はたいらで広い。ベンチはないけど落ちつけるので腰を下ろしてお昼にした。少し寒いので暖かいカップラーメンを食べて元気をつける。展望を十分に楽しんだあと来た道を戻る。半年ぶりの本格的登山になる友人は清水平から1900m峰の登り返しが苦しそうだが、午後からなぜか元気が出る私はガツガツ登った。
1900m峰で再び休憩する。スダレ山〜三本槍岳〜裏那須の眺めはほんとに素晴らしい。皆さんも思い思いにここで休憩をとっていた。朝日岳には寄らずに峰の茶屋跡を経て峠の茶屋へ向けて下る。午後に入ってもまだまだ登ってくる人がいる。大きな谷を隔てて北側には相変わらず朝日岳の荒々しい山肌や紅葉の山肌が素晴らしい。何度も足を止めては見入ってしまった。
中の茶屋を過ぎると広葉樹の森に入るので素晴らしい眺めとはお別れとなる。
石がゴロゴロしているので足元に集中していると鳥居が現れて登山道は終わりとなった。
駐車場に戻ると雲のすき間から青空が見え始めた。朝日岳にはガスが湧き始めたが、切れ間から駐車場を囲む森の上にギザギザの稜線が顔を出していた。
高曇りの一日でしたが、ガスもなく風も強くなかったので、常に那須連山の素晴らしい景観を見ながら縦走することができました。紅葉は少し早かったようだし、陽の光も当たらず鮮やかではなかったけど、それでも十分に紅葉に彩られた山肌を楽しむことができた山旅となりました。
※この山行記録は2020年10月10日 59歳時に作成しました。
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