大文字山〜京都散策 - 山科疏水〜神山〜聖山〜鏡山〜山頂〜北斜面〜山頂〜火床〜京都御苑
- GPS
- 09:04
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,070m
- 下り
- 1,085m
コースタイム
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 9:04
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道全般 京都一周トレイルなど、地図に掲載されている登山道は標識も十分にあり、特に危険な箇所はなし。 その他の登山道として一般に使用されている道についても、標識が少なくなる程度で、特に問題なし。 ■大文字山北斜面 踏み跡に沿って歩いている分には、特に危険な箇所もなさそうです。 ただし、分岐が多く、色々な方向に道が通じているので、現在位置の把握が難しいように感じます。 道迷いした場合でもエスケープは難しくなさそうだけど、地図とコンパスだけでなく、GPSを携帯して歩くと安心できます。 谷筋は倒木などで荒れ気味の所もあり、必ずしも踏み跡がある訳ではなく、ルートファインディングをしながら進む事になります。 浸食されやすい地質のようで、ルートの状況は変わりやすいとの印象です。 判断を誤ると、危険を招き寄せてしまう箇所もありそう。 探りながら歩きたい人向けの山域だと思われ、歩き慣れていない初級者は十分に準備した上で歩くようにしたいですね。 ■その他 今回はDコースを歩いており、途中で出合う林道をそのまま進んでいます。 谷と出合い、本来はそこから谷を進むルートがあると思われますが、ネットに囲まれていて、通行できない状況です。 迂回して進むと思われる踏み跡があるようだけど、今回はネット沿いを強引に進むなどしており、軌跡を参考にするのは良くなさそう。 |
写真
感想
疲れが残っているようなので、歩く距離に融通の利く大文字山へ行く事にする。
そろそろアケボノソウが咲き始めていそうなので、やはり見ておきたい。
前日までの雨続きの天候の影響で谷筋の水量が増しているはずで、お気に入りの滝も見ておきたく、ルートを設定。
これだと、歩き慣れているルートばかりになってしまいそうなので、大文字山の北斜面を歩く際の周回の方向を変えてみて、少しは新鮮な感覚を得られるか、どうか。
山科駅からスタートし、山科疏水へと向かいます。
いつもと同様、ご近所の方が散歩されており、それに混じりつつ西へと進みます。
準備運動的に疏水沿いを歩き終え、広場にて準備を整え、入山です。
少し歩いた辺りで目を引くキノコがあるものの、その後は意外と見かけない。
アケボノソウは無事に咲いており、楽しく観察しつつ、撮影。
分岐にて七福思案処方面には向かわず、右へ。
峠に着き、P257へと至る尾根へ。
神山、聖山と経て、P257へ。
情報通り、ピークハンターさんのプレートが新設されており、『鏡山』となっている。
神山や聖山で見たプレートには『御陵山』と書かれており、その作者さんのプレートはここでは見つけられず。
その後は歩きにくそうな斜面を少し苦労して下り、毘沙門堂の門前の辺りに下山。
Bコースで大文字山へと思っていたのだけど、『倒木ありで通行止』との看板がある。
Aコースが対象となっていて、Bコースは大丈夫なような気がするものの、代替コースがあるので、見送って先へ。
写真10の地点から初めてとなるDコースへ。
しばらく歩くと林道に出合い、程なくして再び山道へと進む分岐があるものの、今回はそのまま林道を辿ってみる。
谷と出合い、本来なら谷を進むルートがあるはずなのだけど、谷は写真16のような状況で、一帯はネットで囲まれていて、通行できなさそう。
写真14の右側に見える踏み跡へと進んでみると、どうも踏み跡を辿るのが得策ではないような気がして、ネット沿いを進んでみる事に。
結果としては、少し苦労したものの、無事に通過し、一般のルートに合流。
ここしばらくは安全志向を強め、苦労を避ける山行を続けているように思われ、以前の山との向き合い方を多少なりとも取り戻す必要があるようにも感じました。
その後、道脇に何かが動くのが見え、大きめの鳥のようで、色合いからするとヤマドリではなく、キジだったよう。
京都北山だと、こちらの気配を察知すると慌ただしく飛び去ってしまうのだけど、ここでは人慣れしているのか、静かに歩き去って行きました。
写真17の地点までは京都一周トレイルのルートを辿り、すぐに大文字山山頂に到着です。
まだ人は少なく、パンを食べつつ展望を楽しんでの休憩とします。
あまり人気はないのかも知れないけど、山で食べるコロッケパンは最高。
いつものように北斜面へと進んで行くと、柴犬に吠えられてしまい、ショボ〜ン?
今回は先に幻の滝などがある谷へ。
幻の滝では団体さんが休憩中で、確かに北斜面を歩く人が増えているなと感じる。
まあ、僕も新参者なんだろうけど。
水場の水量は多めだけど、中尾の滝は普段とあまり変わらないような。
最上流部なので、大雨の直後でないと劇的な違いは見られないのかな。
整備の手が入り、歩きやすくなっている谷を下って行きます。
終盤で良さそうなアケビを見つけ、一つだけこっそりと採取。
すぐに下山完了となり、山中越の道を乗用車に気を付けつつ移動。
写真37の登り口から再入山し、すぐにお気に入りの滝に到着。
期待していたほどには水量は多くないけど、やはり見応えがあり、美しい。
いつもは下っている谷を今回は登っており、できるだけ沢の中や近い位置を辿ってみる。
谷歩きへの苦手意識があるので、多少なりとも練習にはなりそう。
まあ、実際には倒木が邪魔をする程度で、登りでは問題は少ないかな。
中尾の滝などがある谷とは違う雰囲気を味わいつつ歩き、天の原に到着。
フライパンとヤカンは不思議な安定感と共に存在しています。
広がりのある谷をゆったりと歩き、最後はそれなりに急な斜面を直登し、北斜面の一般的なルートに合流。
山頂までもう少しという辺りで単独行の女性に声をかけていただき、北斜面について少しお話を。
今年の夏ぐらいから北斜面に惹かれるようになり、歩きに来られているよう。
人気の山の一般のルートから少し逸れるだけで、喧噪を逃れ、ささやかな探検気分を味わう事ができるし、色々と工夫してのルート取りも可能。
歩く人が増えるという流れを抑えるのは難しそう?
周回を終え、大文字山山頂に到着です。
昼時でもあり、かなりの人で賑わっており、滞在は短く。
火床への道中、すれ違う人は多く、登山ではなく、観光の延長という感じの軽装の人の割合がいつもより高い。
挨拶への返答率も低そうなので、視線を合わそうとしない人や、仲間同士での会話に熱中しているっぽい人には挨拶の声をかけるのを止めるようにし、省エネ運転で歩いて行きます。
そんなこんなで歩いて火床の天辺まで来ると、もう見慣れているはずの景色なのだけども、やはり素晴らしい展望となっていて、静かに感嘆の声が漏れてしまう。
にこやかに階段を下って火床の中心まで行き、所定の流れを。
横棒の端っこ近くまで移動し、絶景を眺めつつ、人の少なさに感謝しての昼食です。
火床の左払いを下って行き、千人塚へ。
メインルートである銀閣寺方面への下りとなり、歩いている人は少なくない。
下り終え、水場ですっきりし、銀閣寺の参道へ。
それなりに人は歩いているものの、ピーク時の賑わいの20%にも満たないぐらいか。
知らんけど。
京都御苑へ向かうので、今出川通りを西へ。
このパターンの山行の時の前例に従い、コンビニでほろ酔い用のドリンクを購入し、鴨川沿いのベンチでエネルギー補給。
ふらふらと歩きたいのだけど、この程度の量では足並みは乱れてくれず、確かな足取りを保ち、京都御苑内へ。
少し歩き、バードバスへ。
陣取っている方は一人だけで、少し離れた位置で様子を窺います。
追加のエネルギー補給をしつつ、撮影を試みてみるものの、手ブレ写真製造機と化してしまったようで、その量産に勤しむのみという感じ。
次々に訪れる小鳥を見ていられるので、まあ、それも含めて楽しいような気もする。
気が付くと、蚊に刺されていたりして、時間もそれなりに経過している。
頃合とし、御苑を南下。
積極的に訪れはしないけど、いつ来ても良い所だなと思う。
実現できるかどうか分からないけど、今年は紅葉の見頃に訪れるようにしたいですね。
最寄りの駅の出入口まで歩き、ログ取りを停止。
その後、四条烏丸まで歩き、この日の行程を終了としました。
秋の花で最も気になるのが、アケボノソウ。
葉っぱだけの頃から気になってしまい、チェックしている場所へ見に行かないという選択肢はないに等しい?
例の件もあってか、今年は過去に歩いた山にしか出かけていないはずで、初めての山域へも向かうべきとは思うものの、なじみの山を歩いて色々と確認したいとの思いを抑えるのも難しく、悩みが募る。
まあ、今年は割り切って、歩き慣れた山へ行こうかと思っておりますが。
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