西穂高岳西尾根
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,837m
- 下り
- 1,848m
コースタイム
- 山行
- 20:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 20:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂高岳西尾根は小ピークまでは樹林帯の中を歩くためにそれほど危険はありません。そこから先は滑落等の危険が出てきます。西穂高岳から西穂山荘は登山道になりますが、時間が遅くなるとわかりにくくなります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
バラクラバ
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
ガスカートリッジ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
針金
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
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感想
1月正月明けに来たときには、腰までの雪にはばまれてしまい、穂高平牧場まで3時間、さらにとりつきまでの600mにも3時間ほどかかり、あえなく撤収であった。今回はすでに4月に入っており、大雪はしばらく降っていないことから、少しは雪が締まっていることを期待する。
新穂高温泉から穂高平小屋は除雪がされている。ラッセルすることもなく、まるで夏道を歩くような勢いであっという間に穂高平牧場へたどり着く。牧場の中は相変わらず雪が積もっている。しかし適度に雪が締まっておりおよそくるぶし程度か。トレースはないがこの雪質なら頂上まで行けそうである。ロープウェイの時間に間にあうかはただし微妙であろう。
尾根へのとりつきはすでに一回来ているですすぐに分かった。尾根上は最初が急傾斜であり、ここはそれなりに積もっている。くるぶし程度のラッセルをしながら進む。ところどころにある足跡は目印にはなるが踏み固められてはいない。すでに消えかけているので1〜2週間前くらいに入った足跡か。
第一目標としていた1946mピークには取り付いてから3時間ほどで到着である。ここまでは急斜面であり、斜度を考えるとよいペースである。といいつつ、頂上へはここからさらに1000m近く登り、さらに全体工程としては1/6程度進んだだけである。
2030mごろごろ岩場を通り過ぎ、小ピークにたどり着いたのが8時くらい。次第に空が青くなる。今日は日焼けをしそうだ。第一岩峰が目の前にそびえたつ。ここは左右どちら側からもアプローチ可能である。右側は白出沢の右岸をたどるようだ。なめらかな雪稜で歩きやすそうである。しかし残念ながら雪が緩んできたこの時間では雪崩のリスクが高すぎる。左側は岩峰の裏側へと回り込まらされる。その先はどうなっているかわからないが、岩峰の様子を見ると小さなルンゼでもあるのだろう。直登は明らかクライミングの領域に入るので選択肢としてはいれたくない。左側にルートをとる。裏側に回り込むと岩の隙間に雪が詰まった小さなルンゼがあり、ここにフィックスも張ってある、木の根も張っており、それほど難しくはない。ただしフィックスロープはずいぶん時間が経っている様子であり、これを利用するのは勇気がいる。
第一岩峰を越えると北西尾根と交わるジャンクションピークであり、西穂が青空の中そびえたっている。雪煙がまっており、主稜線上は風が強そうだ。ここから先はところどころ雪庇があるので尾根の真ん中を歩くようにする。天気が良いので雪庇のおおよその位置がわかるから危険はほとんどない。
西穂高に到着したのは14時を過ぎていた。
この時間帯だと最終のロープウェイには間に合いそうにない。独標を過ぎたところ、丸山の手前から西穂平経由で降りる。ここはルートとしては斜度はないが、とにかく長い。スノーシューもしくはスキーが望ましい。
鍋平からさらに登山道を経由して新穂高温泉に戻ったときにはほぼ真夜中であった。
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