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Yamareco

記録ID: 265408
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積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

春の日光連山 霧降高原から女峰山へ

2009年04月11日(土) 〜 2009年04月12日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
18.5km
登り
1,386m
下り
2,045m

コースタイム

霧降高原(150分)赤薙山(120分)赤薙山奥社(120分)一里ガ曽根(90分)女峰山
(45分)避難小屋(120分)黒岩(120分)行者堂
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2009年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
霧降高原行きのバスは4月から11月まで
コース状況/
危険箇所等
赤薙山への登りは残雪で夏道はわからなかった。ルートファインディングが必要。
稜線は、踏み抜きが多く速度は上がらない上に非常に体力を持っていかれる
ひどい時は腰まで踏み抜く。
雪洞適地は至るところにある。
痩せ尾根部分は雪庇の名残か北方向にやや張り出している。積雪量や条件では雪庇が発達するのだろうか?
早朝は、カリッカリに凍りつくので前爪のあるアイゼンは必須。
一日で避難小屋まで抜けてしまえば不要だが…

下りの黒岩尾根は田母沢源頭あたりで雪がなくなる。
ぬかるみがひどいのでスリップに気を付けよう。
滑落するとただでは済まない
リフト脇。残雪で登山道が見えない。
2009年04月11日 10:03撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/11 10:03
リフト脇。残雪で登山道が見えない。
小丸山に到着した
2009年04月11日 10:06撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/11 10:06
小丸山に到着した
トンビ?
2009年04月11日 11:25撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/11 11:25
トンビ?
焼石金剛あたりより。あ、ゲイター忘れたヽ(´Д`;)ノやべぇ
2009年04月11日 11:26撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/11 11:26
焼石金剛あたりより。あ、ゲイター忘れたヽ(´Д`;)ノやべぇ
赤薙山に到着!!!
2009年04月11日 12:15撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/11 12:15
赤薙山に到着!!!
慎重に。落ちたらヤバイ!
2009年04月11日 12:45撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/11 12:45
慎重に。落ちたらヤバイ!
女峰は遥か彼方
2009年04月11日 13:09撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/11 13:09
女峰は遥か彼方
赤薙山あたり。意外と歩いたものだ
2009年04月11日 13:09撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/11 13:09
赤薙山あたり。意外と歩いたものだ
2009年04月11日 13:09撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/11 13:09
奥院。積雪は80cmくらいか。日あたりがいい場所だしな
2009年04月11日 14:10撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/11 14:10
奥院。積雪は80cmくらいか。日あたりがいい場所だしな
埋もれた道標
2009年04月11日 14:19撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/11 14:19
埋もれた道標
厳冬期は雪庇になっているのだろうか?
2009年04月11日 14:44撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/11 14:44
厳冬期は雪庇になっているのだろうか?
ヤハズ。随分とこんもりと稜線に雪が残る。
あまり右により過ぎると危ない。
2009年04月11日 14:44撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/11 14:44
ヤハズ。随分とこんもりと稜線に雪が残る。
あまり右により過ぎると危ない。
一里ガ曽根の手前にて。この時で14時。ビバークか。テントないんだよなぁ 避難小屋まで行くつもりだったkら
2009年04月11日 15:38撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/11 15:38
一里ガ曽根の手前にて。この時で14時。ビバークか。テントないんだよなぁ 避難小屋まで行くつもりだったkら
半雪洞を掘ってビバーク。そして、夜明け。
2009年04月12日 05:14撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/12 5:14
半雪洞を掘ってビバーク。そして、夜明け。
2009年04月12日 05:18撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/12 5:18
2009年04月12日 06:05撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/12 6:05
単独行。ピッケルはともかくアイゼンが4本だった。あぶねぇ(; ̄ェ ̄)
2009年04月12日 06:07撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/12 6:07
単独行。ピッケルはともかくアイゼンが4本だった。あぶねぇ(; ̄ェ ̄)
昼間溶けて夜の気温低下でカリカリになっているので斜面にキックを2回入れて進む。
固くて1発じゃ入らない。
2009年04月12日 06:22撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
4/12 6:22
昼間溶けて夜の気温低下でカリカリになっているので斜面にキックを2回入れて進む。
固くて1発じゃ入らない。
そんなところを4本アイゼンで上がっていく。単独行者。いやいやいや、まぢで滑るなよ…
2009年04月12日 06:27撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
4/12 6:27
そんなところを4本アイゼンで上がっていく。単独行者。いやいやいや、まぢで滑るなよ…
山頂部。
2009年04月12日 06:38撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
4/12 6:38
山頂部。
2009年04月12日 06:46撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/12 6:46
2009年04月12日 06:46撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/12 6:46
2009年04月12日 06:47撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/12 6:47
09年以降は、これほどの積雪を見ていない
2009年04月12日 06:47撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/12 6:47
09年以降は、これほどの積雪を見ていない
2009年04月12日 06:48撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/12 6:48
山頂の神社が埋もれている。
2009年04月12日 07:06撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
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4/12 7:06
山頂の神社が埋もれている。
避難小屋。
2009年04月12日 07:58撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
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4/12 7:58
避難小屋。
前女峰
2009年04月12日 08:25撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/12 8:25
前女峰
2009年04月12日 08:49撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/12 8:49
ここから雪がなくなる
2009年04月12日 09:38撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/12 9:38
ここから雪がなくなる
黒岩
2009年04月12日 10:18撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/12 10:18
黒岩
稚児が墓
2009年04月12日 11:45撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/12 11:45
稚児が墓
行者堂。
2009年04月12日 12:40撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4/12 12:40
行者堂。
撮影機器:

感想

残雪の女峰山へ行ってきた。
思いのほか雪が残っていたので行程が大幅に遅れていしまった。

踏み抜きが赤薙山から先がひどかったのだ。一歩歩いては踏み抜き、一歩歩いてはまた踏み抜きの繰り返しだった。潜り具合は膝ぐらいの時もあれば、腰まで潜ることもあった。
次るく時はワカンでも持ってくるか。

一里ガ曽根に到着した頃には14時を回っていた
これはどう考えても今日中に唐沢避難小屋にたどり着くのは無理だ。
踏み抜きで体力を奪われすぎていなければ或いは…という感じだった。

赤薙山あたりから一緒に歩いてきた単独行の人も同じあたりで夜明かしになる。
話を聞くとアイゼンは4本。テントどころかツェルトもないとのこと。

これ私がいなかったらどうするつもりだったのだろう?
サバイバル登山家ばりに青天でもする気だったのだろうか?

かく言う私も1人用のツェルトくらいしか持っていなかった。
ショベルもない。ちゃんとした接道を掘るのは無理だった
幸い、大きめのクッカーとピッケルはある。
ピッケルで堅雪を砕き、クッカーで雪を掘っていく

そのあいだに単独行の人に水を作っていてもらう。

ツェルトで屋根を作れば二人が寝れるくらいのスペースは作れた。
夜中は寒さは感じなかった。夜中にトイレに起きるととても星が綺麗だった。

翌朝、前日はユルユルだった雪はギシっとしまっていて踏み抜くことはなくなった。
その代わりにアイゼンがないと急傾斜のところは歩きたくはなかった。
前爪が一回では刺さらない。2回蹴り込みながら進んでいく。
アイゼンを鳴らしながら歩くというのは雪の山を歩いている気にさせてくれる。
気持ちの良い音だと思う。

山頂は一面雪に覆われていた。
雲が多く景色が最高というわけではないがそれでも遮るものがない鋭鋒は素晴らしい景色を与えてくれた。
男体山はもちろん その後ろには日光白根も見えた。

喜びも束の間、下山が待っている
ここから帰るには黒岩尾根が一番安全であろう。
だが、長い10km近い歩行距離に東武日光駅まで歩くとなると1900mの標高差がある。
体力の消耗も後半は出てくるだろうから ゆっくりと下山していくことにした



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