大普賢岳《紅葉を求めて…》
- GPS
- 06:02
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 1,261m
- 下り
- 1,253m
コースタイム
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 5:52
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ヒュッテから10分程下った林道横に新たな駐車場有 15〜20台位駐車可 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〈道の状況〉 (登山口〜窟)-広く明るい緩やかな広葉樹の尾根道、危険個所なし (窟〜日本岳コル出会い)-窟(いわや)が連続します。 「シタンの窟」 からはじまり、「朝日窟」「笙の窟」「鷲の窟」。 垂直に切り立った岩壁の下を通って進みます (日本岳コル出会い〜大普賢岳直下)-登山道の両側が切れ落ちた狭い急坂の岩稜尾根。20カ所以上の長短の鉄梯子・鎖場が連続する。 雨で濡れている場合は滑り易く要注意。よく手入れされているので慎重に歩けば大丈夫です。 (大普賢岳直下〜山頂)-緩やかな笹の夏道は歩き易い。 大峰奥駈道出会いから山頂までは100m。危険個所なし また、下山時の梯子や鎖場は要注意、慎重に 〈登山ポスト〉 登山口に設置されている |
写真
感想
昨日は一日中雨のため順延、今日の山行を迎えた。
天気予報は晴れ、3年振りの大普賢岳で気分は少し高揚している。
過去の登山歴は積雪期、しかし今回の大普賢岳は秋の紅葉を見るため。
大阪から2.5時間で「和佐又ヒュッテ」、その直前に駐車場があり沢山の車が止まっている。他県ナンバーの車も沢山駐車している。
「あれッ?」と思ったが、和佐又ヒュッテが老朽化のため、昨年11月に所有する上北山村が取り壊さしを決定、今年の夏に解体された。
今後、建屋を新調し営業再開する方向ではあるが、時期や、どんな建屋になるのか等、具体的なことは現段階では決まっていないようだ。
登山口に着くと建物は取り壊され、平地になっている。
大きな重機の先に、大きな栃ノ木だけが昔の儘迎えてくれる。
様々な思い出の舞台である和佐又ヒュッテ、やはり寂しは隠せません。
登山口に立つ、東に拡がる台高山地は雲と霧で判然としない。
時間が経てば霧は消滅し、素晴らしい秋の大峰の山々見ることができると期待して出発する。
30分ほど登ると「和佐又のコル」に到着する。
コルからは広く明るい緩やかな尾根道です。ブナ、ヒメシャラやナラ等の大樹が拡がる気持ち良い尾根歩きです。
暫く歩くと修験道の修行が行われてきた窟(いわや)が連続します。
「シタンの窟」からはじまり、「朝日窟」「笙の窟」「鷲の窟」と更に進むと日本岳のコルの取り付きに到着、コルまでの急傾斜が壁のように迫る。
濡れた鎖場の岩道を慎重に上り詰め「日本岳のコル」に到着する。
この辺り来ると樹々の紅葉が始まっている。
コルからは狭い岩尾根、沢山の鉄梯子や鎖場が連続し1時間ほどで「石の鼻」に立つことができる。本来ならば素晴らしい展望の場所であるが、霧のため視界が効かない。
それでも厚い雲に覆われた遠方に「大峰奥駈道」の山脈や「台高山地」の山々を垣間見ることができた。
「石の鼻」から「小普賢岳」までは近い。小普賢のコルは急坂の岩道で注意が必要です。
ここから先も急傾斜の長い鎖場・梯子が連続する。
「大峯奥駈道の出合」までの夏道はミヤコザサに覆われた緩やかな歩き易い道になる。
出合付近は鮮やかな紅葉が拡がり、秋の山を実感する。
11時30分、「大普賢岳」山頂に到達する。
山頂で昼食を摂り、暫らく休息するが霧が湧き上がり、冷気が漂い始める。
山頂からの眺望は視界が効かず「八経ヶ岳」や「稲村ヶ岳」、「山上ヶ岳」などの大峰の山脈を見ることができなかった。
短い山頂滞在のあと下山を開始する。
連続する急坂の鉄梯子や鎖場は、足の疲労もあり登り以上に慎重になる。
いつもの様にスイスイと下山することができない。
標高が下がるに従い天候も回復、好転の兆しを見せ始め、紅葉が一段と鮮やかに映る。
途中の「笙の窟」で行者に出会い、改めて大普賢岳は修験道の山、行場霊地であることに感動する。
青空が覗き、眼前に台高山地が展開する登山口に無事下山、今日の山行は終了する。
紅葉の盛りはもうちょっと…1週後が最高かな
秋の大普賢も最高でした。
ありがとうございました。
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