小野子三山~標高1200mながら眺望最高の山で待っていたもの~
- GPS
- 07:10
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,104m
- 下り
- 1,093m
コースタイム
9:19 小野子山山頂(-9:35)
10:26 中ノ岳山頂(-10:34)
10:53 小野子駅分岐
~男坂へ~
11:26 十二ヶ岳山頂(-12:16)
~女坂へ~
13:39 小野子山山頂
14:35 小野子山登山口
天候 | 晴れ(稜線上強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
さいたま市自宅→R17→R353→群馬県道36号→中山峠→小野子山登山口 ※この辺りの山へは高速を使わずいつも下で行きますが、さいたま市自宅から早朝4時半出発で2時間半程で到着しました。 《復路》 往路の逆を行く。 〇県道36号からの左折ポイントは大きな鉄塔があります。そこをUターン気味に左折し途中途中にある「小野子山登山口」の看板を頼りに道なりに進みます。 この林道は除雪車が入っていないようなので、降雪後は厳しそうです。 今回は残雪や一部凍結もありましたが、ノーマルタイヤで慎重に進めばなんとかなりました。 〇最終コンビニは、R353沿い田尻交差点にあるセブンイレブンです。 〇駐車場は4~5台駐車可。 トイレはありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〇登山ポストは見当たりませんでした。 〇登山口は駐車場から林道を5分ほど歩いた左側にあります。 ※全体的に目立った危険箇所はありませんが、陽が当たるところは凍結が目立ちましたので要注意です。 積雪は多いところで50センチほどですが、トレースがあまいところが多々ありツボ足歩きを余儀なくされますので、コースタイム通りには行かないと思われます。1.5~2倍のタイムをみておけば安全です。 天気次第で状況はあっさり変わりますのでご注意下さい。 毎度ポイントだけ簡単に記しておきますので、少しでも参考になれば幸いです。 〇小野子山登山口~小野子山山頂 スタートからしっかりした雪があり、稜線に出ると北側からの風が強くなります。 樹々の間からですが展望もそこそこあり、本コース中この稜線が歩いていて一番楽しい所かもしれません。 しばらく歩くと小野子山で有名なゴヨウツツジの群生地に出ますが、何故かここから小野子山頂までノートレース。 ゴヨウツツジは春ですよね。何故、、、 〇小野子山山頂~林道への分岐 山頂からの展望は特に武尊山が近く素晴らしいですが、十二ヶ岳からの展望がさらにスゴいので先を急ぎます。 山頂から北側の斜面はけっこう急な坂道。雪は腐っていないのでまだましですが、もしアイゼンを装着するなら小野子山山頂で付けてしまった方がいいと思います。 このあたりもトレースがあまくツボ足です。 〇~中ノ岳山頂 南側ゆえ比較的雪は溶けておりました。先程の下り同様、この区間もけっこうな坂です。 全体的な話になりますが、アップダウンが激しくなだらかな坂が少ないのが小野子三山の特徴ですかね。 〇中ノ岳~小野子駅分岐 中ノ岳山頂は、山と高原の地図によると「展望なし」とありますが、山頂から少し下りたスペースに西側の展望がきくポイントがあり、浅間山の眺めでしたらここからが一番素晴らしかったです。 中ノ岳からの下りはわりと緩やかな方で、ちょうど最低コルあたりで小野子駅からの道と合流します。 〇男坂・女坂 名前の通り男坂はかなりの急坂、女坂は巻き道の緩やかな坂です。 もし両方歩くということでしたら、登りを男坂にした方が安全です。 男坂は凍結箇所が多かったので、アイゼン装着は必須と思われます。 〇十二ヶ岳山頂 本コースの最終地点にして、ウワサに聞きし最高の展望スポット。 東に赤城山~足尾山塊~日光連山と尾瀬、北に谷川連峰~上信越の山々、西に四阿山、浅間山、八ヶ岳(運が良いと北アも)、南に丹沢山塊や秩父の山々、そして榛名山が大きい。 標高1200メートル程ですが、360度の凄まじい展望です。 〇リバートピア吉岡(道の駅よしおか温泉) この辺りの山に来た際には立ち寄ることの多い日帰り温泉施設。 道の駅に併設されてますので、新鮮な地元の野菜やお土産も買うこともできとても便利。 2時間 300円という低料金にしてお湯も気持ち良く、しっかりした施設で浴槽も広く、ドライヤーなども完備する抜かりの無さ。コストパフォーマンスが素晴らしく、トータル的には5つ星では。 炭酸水素塩泉 一部源泉掛け流し |
写真
感想
実は出発の6時間ほど前までは、筑波山に日の出を見に行く予定でした。
が、直近のヤマレコをチェックすると雪もなくドロドロ多しということで、この時期にワザワザそんな苦行をすることもあるまいと思い、急きょ予定変更!
北方面の天気が良さそうだったので、満を持して小野子三山へ。
以前通りすがりでnyagiさんのヤマレコを拝見しまして、小野子三山の3つ並んだ端正な姿や山頂からの展望の素晴らしさにひかれてました。
今宵時は満ちました、いざ出陣!
予想通りこちらはスタートからしっかりした雪があり一安心。
やっぱりこの時期はせっかくならば雪と戯れたいですね。
踏み固められたトレースもあり、順調に登って行きます。
この日は稜線に出ると風が強めでしたが、木々の間から白い雪の山壁が、、、
山頂からの展望に期待がさらにアップ!
が、ゴヨウツツジの群生地あたりで状況が一変。
何故かここから小野子山山頂までトレースが完全に消える展開に一同騒然!
ラッセルで道を切り開く諸先輩方には申し訳ないですが、冬山では毎回他力本願の私達。
待っていたのは、初めてのプチラッセルでした。
積雪は50センチほどあり、膝あたりまでズボズボ。
本格的なラッセルは全く別物なんでしょうが、
いやあ、しんどいしんどい。
普段トレースがある雪道しか歩かない私は、改めてトレースのありがたさに感謝するのでした。
展望をそこそこ楽しみ、プチラッセルで疲弊した体をしばし休め小野子山頂を後にする。
が、それも束の間。この山の北側がかなりの急斜面でトレースもあまくツボ足歩行を余儀なくされる。
本コースは3つの山を巡る旅なので当然アップダウンが激しいのですが、緩やかな坂が少なくけっこうハードでした。雪がふかふかなのでなおさらですね。
中ノ岳山頂で麗しのMt.浅間を拝み、いよいよ十二ヶ岳へ。
そういえば、日曜日の快晴という登山日和にも関わらず、ここまで誰とも会わない静かな山歩きでした。
後少しで山頂というところで、道が2つに分かれる。
男坂と女坂。
登りを男坂にしましたが、これが正解!
とても険しい登りで足下も凍結しており危ない危ない。久々にアイゼンを装着しました。
そして、
今回の旅の終着点、十二ヶ岳山頂に到着。
山頂からの眺望の素晴らしさをコース状況の欄で散々書いておいてなんですが、
言葉にならない360度の大パノラマw
いろいろな山を眺められ感無量でしたが、そんな中でも私の中でとりわけ光っていた山が、白砂山。
去年登りたいと思い何度かチャンスを伺っていたが、予定と天気に阻まれた山。
隣の苗場山や谷川連峰が雲の中だっただけに、上信越最奥の名山を眺められとても幸運でした。
これが、もう一つの待っていたものと言えるかもしれませんね。
今年こそは!
と胸に秘めるのでした。
山頂の眺望を楽しみながらランチを食べる。
感動も束の間、この後は今来た道をそっくりそのまま帰らなくてはなりません。
ひぇええ~(汗)
次回は、満を持して雲取山リベンジ戦に行って参ります。
コメント
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素晴らしい天気の日に登られましたね!!
ラッセルした甲斐ありましたね〜
お疲れ様でした
最近はスキー混みする関越を避けて富士山ばっかり見ていたもので
久々に北の山々を見たくなりましたよ!
我が家はまだ東側からは登ったことが無いので、
次回参考にさせていただきますっ
詳細レポはありがたやありがたや〜〜 笑
コメントどうもです
いや〜おかげさまで、この日はバッチリの天気でウワサに聞きし展望を満喫できました
こちら東からのコース、アップダウンが激しくまるで丹沢の表尾根を歩いているような気分でしたが、
ゴールの十二ヶ岳がだんだんと近づいてくる感じがとても印象的で歩いていて楽しかったです。
nyagiさんも機会があれば是非お試し下さい
滝子山の方もお疲れ様でした
kamasenninさん、登ってますね〜
ここの高山村は高速が渋滞してるときの抜け道で使ってま〜す
この辺に美味しいパスタ屋さんがあったような
遅まきながら、今年も宜しくお願いします!
このあたりもよくご存知ですね。
確かに信号もなくスピード出せそうな道でした
今はゲレンデもシーズン真っ盛りでしょうね。
交通情報で関越道の渋滞なんてニュースもよく聞きますし
こちらはまた今週、雲取山に行ってきます
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