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Yamareco

記録ID: 266344
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雪山ハイキング
赤城・榛名・荒船

小野子三山~標高1200mながら眺望最高の山で待っていたもの~

2013年02月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:10
距離
9.1km
登り
1,104m
下り
1,093m

コースタイム

7:44 小野子山登山口
9:19 小野子山山頂(-9:35)
10:26 中ノ岳山頂(-10:34)
10:53 小野子駅分岐
~男坂へ~
11:26 十二ヶ岳山頂(-12:16)
~女坂へ~
13:39 小野子山山頂
14:35 小野子山登山口
天候 晴れ(稜線上強風)
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
《往路》
さいたま市自宅→R17→R353→群馬県道36号→中山峠→小野子山登山口

※この辺りの山へは高速を使わずいつも下で行きますが、さいたま市自宅から早朝4時半出発で2時間半程で到着しました。

《復路》
往路の逆を行く。

〇県道36号からの左折ポイントは大きな鉄塔があります。そこをUターン気味に左折し途中途中にある「小野子山登山口」の看板を頼りに道なりに進みます。
この林道は除雪車が入っていないようなので、降雪後は厳しそうです。
今回は残雪や一部凍結もありましたが、ノーマルタイヤで慎重に進めばなんとかなりました。

〇最終コンビニは、R353沿い田尻交差点にあるセブンイレブンです。

〇駐車場は4~5台駐車可。
トイレはありません。
コース状況/
危険箇所等
〇登山ポストは見当たりませんでした。

〇登山口は駐車場から林道を5分ほど歩いた左側にあります。

※全体的に目立った危険箇所はありませんが、陽が当たるところは凍結が目立ちましたので要注意です。
積雪は多いところで50センチほどですが、トレースがあまいところが多々ありツボ足歩きを余儀なくされますので、コースタイム通りには行かないと思われます。1.5~2倍のタイムをみておけば安全です。
天気次第で状況はあっさり変わりますのでご注意下さい。
毎度ポイントだけ簡単に記しておきますので、少しでも参考になれば幸いです。

〇小野子山登山口~小野子山山頂
スタートからしっかりした雪があり、稜線に出ると北側からの風が強くなります。
樹々の間からですが展望もそこそこあり、本コース中この稜線が歩いていて一番楽しい所かもしれません。
しばらく歩くと小野子山で有名なゴヨウツツジの群生地に出ますが、何故かここから小野子山頂までノートレース。
ゴヨウツツジは春ですよね。何故、、、

〇小野子山山頂~林道への分岐
山頂からの展望は特に武尊山が近く素晴らしいですが、十二ヶ岳からの展望がさらにスゴいので先を急ぎます。
山頂から北側の斜面はけっこう急な坂道。雪は腐っていないのでまだましですが、もしアイゼンを装着するなら小野子山山頂で付けてしまった方がいいと思います。
このあたりもトレースがあまくツボ足です。

〇~中ノ岳山頂
南側ゆえ比較的雪は溶けておりました。先程の下り同様、この区間もけっこうな坂です。
全体的な話になりますが、アップダウンが激しくなだらかな坂が少ないのが小野子三山の特徴ですかね。

〇中ノ岳~小野子駅分岐
中ノ岳山頂は、山と高原の地図によると「展望なし」とありますが、山頂から少し下りたスペースに西側の展望がきくポイントがあり、浅間山の眺めでしたらここからが一番素晴らしかったです。
中ノ岳からの下りはわりと緩やかな方で、ちょうど最低コルあたりで小野子駅からの道と合流します。

〇男坂・女坂
名前の通り男坂はかなりの急坂、女坂は巻き道の緩やかな坂です。
もし両方歩くということでしたら、登りを男坂にした方が安全です。
男坂は凍結箇所が多かったので、アイゼン装着は必須と思われます。

〇十二ヶ岳山頂
本コースの最終地点にして、ウワサに聞きし最高の展望スポット。
東に赤城山~足尾山塊~日光連山と尾瀬、北に谷川連峰~上信越の山々、西に四阿山、浅間山、八ヶ岳(運が良いと北アも)、南に丹沢山塊や秩父の山々、そして榛名山が大きい。
標高1200メートル程ですが、360度の凄まじい展望です。

〇リバートピア吉岡(道の駅よしおか温泉)
この辺りの山に来た際には立ち寄ることの多い日帰り温泉施設。
道の駅に併設されてますので、新鮮な地元の野菜やお土産も買うこともできとても便利。
2時間 300円という低料金にしてお湯も気持ち良く、しっかりした施設で浴槽も広く、ドライヤーなども完備する抜かりの無さ。コストパフォーマンスが素晴らしく、トータル的には5つ星では。

炭酸水素塩泉
一部源泉掛け流し
なるほど、テレビCMで某予備校講師が仰る通り。

じゃあいつ行くの?
今でしょ、小野子三山!
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なるほど、テレビCMで某予備校講師が仰る通り。

じゃあいつ行くの?
今でしょ、小野子三山!
木漏れ日の中スタート!
期待していた雪があり一安心でしたが、、、
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木漏れ日の中スタート!
期待していた雪があり一安心でしたが、、、
そんな気分も束の間。
そう、待っていたのは予想外のノートレースで、
初のプチラッセルにチャレンジ!
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そんな気分も束の間。
そう、待っていたのは予想外のノートレースで、
初のプチラッセルにチャレンジ!
我が名はD-chan!

道切り開く者!
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我が名はD-chan!

道切り開く者!
勇者様、お疲れさまでした!
無事小野子山頂に到着。
2013年02月03日 09:22撮影 by  L-01E, LG Electronics
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2/3 9:22
勇者様、お疲れさまでした!
無事小野子山頂に到着。
遠くMt.浅間を眺める私。
買い足していったせいか、それとも単にセンスがないのか、なんとも無節操な色使い(笑)
2013年02月04日 17:51撮影 by  L-01E, LG Electronics
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2/4 17:51
遠くMt.浅間を眺める私。
買い足していったせいか、それとも単にセンスがないのか、なんとも無節操な色使い(笑)
分かりづらいですが、小野子山の北側斜面は急坂&ふかふかの雪。
ここでHP(体力)の4分の1を奪われる。
2013年02月04日 19:15撮影 by  L-01E, LG Electronics
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2/4 19:15
分かりづらいですが、小野子山の北側斜面は急坂&ふかふかの雪。
ここでHP(体力)の4分の1を奪われる。
で、突如中ノ岳山頂。
これから目指す最終地点、十二ヶ岳を望む。
2013年02月03日 10:32撮影 by  L-01E, LG Electronics
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2/3 10:32
で、突如中ノ岳山頂。
これから目指す最終地点、十二ヶ岳を望む。
本日3回目のお疲れ様ー!
十二ヶ岳山頂になんとか到着。
そういえば夫婦揃っての写真はお初でした。
2013年02月03日 12:09撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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2/3 12:09
本日3回目のお疲れ様ー!
十二ヶ岳山頂になんとか到着。
そういえば夫婦揃っての写真はお初でした。
愛用している山専ボトルと十二ヶ岳山頂の様子。
風景指示板とは、まさにこの山にあるべきもの!
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愛用している山専ボトルと十二ヶ岳山頂の様子。
風景指示板とは、まさにこの山にあるべきもの!
上信越方面の山はあまり自信はありませんが、
こちらは草津白根山。
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上信越方面の山はあまり自信はありませんが、
こちらは草津白根山。
麗しのMt.浅間。
どこから見ても素敵ですが、私的にはこちら東側からが一番美しいと思う。
2013年02月03日 11:29撮影 by  L-01E, LG Electronics
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2/3 11:29
麗しのMt.浅間。
どこから見ても素敵ですが、私的にはこちら東側からが一番美しいと思う。
四阿山。
去年末に登山口で敗退w
2013年02月03日 12:16撮影 by  L-01E, LG Electronics
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2/3 12:16
四阿山。
去年末に登山口で敗退w
雄大な榛名山。
2013年02月04日 17:57撮影
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2/4 17:57
雄大な榛名山。
、、、と、その後ろに分かりづらいが八ヶ岳。
運が良ければ北アも見えるとか。
2013年02月04日 17:57撮影
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2/4 17:57
、、、と、その後ろに分かりづらいが八ヶ岳。
運が良ければ北アも見えるとか。
日光白根山や、、、
2013年02月03日 12:12撮影 by  L-01E, LG Electronics
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2/3 12:12
日光白根山や、、、
男体山(左)と皇海山(右)。
これらは百名山なんですから、、、
2013年02月03日 12:13撮影 by  L-01E, LG Electronics
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2/3 12:13
男体山(左)と皇海山(右)。
これらは百名山なんですから、、、
天国の深田先生、どうかお願いします。
こちらの白砂山もお加え下さいw
2013年02月03日 12:06撮影 by  L-01E, LG Electronics
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2/3 12:06
天国の深田先生、どうかお願いします。
こちらの白砂山もお加え下さいw
寝ころびたい気分です。
が、またあのお山(小野子山)に戻らなくては、、、
2013年02月03日 11:45撮影 by  L-01E, LG Electronics
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2/3 11:45
寝ころびたい気分です。
が、またあのお山(小野子山)に戻らなくては、、、
小野子山稜線上より、
十二ヶ岳では雲に隠れていた武尊山が姿を現す。
2013年02月03日 13:22撮影 by  L-01E, LG Electronics
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2/3 13:22
小野子山稜線上より、
十二ヶ岳では雲に隠れていた武尊山が姿を現す。
アニマルトラッキング。
ヤケにデカかったので。
熊ですか?!
2013年02月03日 14:40撮影 by  L-01E, LG Electronics
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2/3 14:40
アニマルトラッキング。
ヤケにデカかったので。
熊ですか?!
撮影機器:

感想

実は出発の6時間ほど前までは、筑波山に日の出を見に行く予定でした。
が、直近のヤマレコをチェックすると雪もなくドロドロ多しということで、この時期にワザワザそんな苦行をすることもあるまいと思い、急きょ予定変更!

北方面の天気が良さそうだったので、満を持して小野子三山へ。
以前通りすがりでnyagiさんのヤマレコを拝見しまして、小野子三山の3つ並んだ端正な姿や山頂からの展望の素晴らしさにひかれてました。
今宵時は満ちました、いざ出陣!

予想通りこちらはスタートからしっかりした雪があり一安心。
やっぱりこの時期はせっかくならば雪と戯れたいですね。
踏み固められたトレースもあり、順調に登って行きます。
この日は稜線に出ると風が強めでしたが、木々の間から白い雪の山壁が、、、
山頂からの展望に期待がさらにアップ!

が、ゴヨウツツジの群生地あたりで状況が一変。
何故かここから小野子山山頂までトレースが完全に消える展開に一同騒然!
ラッセルで道を切り開く諸先輩方には申し訳ないですが、冬山では毎回他力本願の私達。
待っていたのは、初めてのプチラッセルでした。

積雪は50センチほどあり、膝あたりまでズボズボ。
本格的なラッセルは全く別物なんでしょうが、
いやあ、しんどいしんどい。
普段トレースがある雪道しか歩かない私は、改めてトレースのありがたさに感謝するのでした。

展望をそこそこ楽しみ、プチラッセルで疲弊した体をしばし休め小野子山頂を後にする。
が、それも束の間。この山の北側がかなりの急斜面でトレースもあまくツボ足歩行を余儀なくされる。
本コースは3つの山を巡る旅なので当然アップダウンが激しいのですが、緩やかな坂が少なくけっこうハードでした。雪がふかふかなのでなおさらですね。

中ノ岳山頂で麗しのMt.浅間を拝み、いよいよ十二ヶ岳へ。
そういえば、日曜日の快晴という登山日和にも関わらず、ここまで誰とも会わない静かな山歩きでした。
後少しで山頂というところで、道が2つに分かれる。
男坂と女坂。
登りを男坂にしましたが、これが正解!
とても険しい登りで足下も凍結しており危ない危ない。久々にアイゼンを装着しました。

そして、
今回の旅の終着点、十二ヶ岳山頂に到着。
山頂からの眺望の素晴らしさをコース状況の欄で散々書いておいてなんですが、

言葉にならない360度の大パノラマw

いろいろな山を眺められ感無量でしたが、そんな中でも私の中でとりわけ光っていた山が、白砂山。
去年登りたいと思い何度かチャンスを伺っていたが、予定と天気に阻まれた山。
隣の苗場山や谷川連峰が雲の中だっただけに、上信越最奥の名山を眺められとても幸運でした。
これが、もう一つの待っていたものと言えるかもしれませんね。
今年こそは!
と胸に秘めるのでした。

山頂の眺望を楽しみながらランチを食べる。
感動も束の間、この後は今来た道をそっくりそのまま帰らなくてはなりません。

ひぇええ~(汗)

次回は、満を持して雲取山リベンジ戦に行って参ります。

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コメント

kamasenninさん、おはようございます!
素晴らしい天気の日に登られましたね!!
ラッセルした甲斐ありましたね〜
お疲れ様でした

最近はスキー混みする関越を避けて富士山ばっかり見ていたもので
久々に北の山々を見たくなりましたよ!

我が家はまだ東側からは登ったことが無いので、
次回参考にさせていただきますっ
詳細レポはありがたやありがたや〜〜 笑
2013/2/6 8:33
nyagiさん、こんにちは!
コメントどうもです
いや〜おかげさまで、この日はバッチリの天気でウワサに聞きし展望を満喫できました
こちら東からのコース、アップダウンが激しくまるで丹沢の表尾根を歩いているような気分でしたが、
ゴールの十二ヶ岳がだんだんと近づいてくる感じがとても印象的で歩いていて楽しかったです。
nyagiさんも機会があれば是非お試し下さい

滝子山の方もお疲れ様でした
2013/2/6 13:16
登ってますネ
kamasenninさん、登ってますね〜happy01
ここの高山村は高速が渋滞してるときの抜け道で使ってま〜す

この辺に美味しいパスタ屋さんがあったようなgood
2013/2/6 15:07
skipos0208さん、お久しぶりです。
遅まきながら、今年も宜しくお願いします!
このあたりもよくご存知ですね。
確かに信号もなくスピード出せそうな道でした

今はゲレンデもシーズン真っ盛りでしょうね。
交通情報で関越道の渋滞なんてニュースもよく聞きますし

こちらはまた今週、雲取山に行ってきます
2013/2/6 17:35
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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