狗神岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 729m
- 下り
- 49m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
狗神岳、ずーっと気になる山だった。今年の2月その山を見る為に近くの毛無山を登り、その思いは高まり今回の山行となった。
林道が除雪されていて濁川ダムの先のゲートまで車を乗り入れることが出来、予定の尾根を少し登った所まで偵察後、ゲート手前の路肩で前泊(車中泊)。
小川を飛び越え細尾根を一段上がると広い尾根となる、スキー(STCショートスキー)を履く。
尾根の北側斜面を廻り込んで標高410mのポコにでた。その先のコル付近に南側斜面から作業道が上がってきていた。その作業道を進み、南側斜面を斜上して狗神岳北尾根上、640.3三角点ピークの南面裾の平坦部へとでた。
青空の下に、目指す狗神岳が荒々しい北尾根の先に見え、気持ちも高まってくる。
コルに近づくと、コルへ繋がる斜面にトレースが見え羆の足跡と直感し、一発大声をあげ笛を吹き周囲の様子を伺うが、黒い動くものはいなかった。
コルから下ってきた足跡の様子から前日の日中のものと推測されひと安心。
雪面はまだ硬くスキーを脱いで、コルへのやや急な斜面を熊の足跡を辿ると容易に登ることができた。
標高点675への登りからブッシュが多くなりスキーをデポ。
標高点729からの下りは岩稜交じりの細尾根となっている。このピークから下っていく小さめの熊の足跡がありそれを辿り、2〜3mの雪の段差をずり落ちたりして下ったが、熊のルートファンティングは完璧だった。
標高点834の岩峰手前にはロウソク状の岩があり登りたいな〜なんて思ってしまう自分がいることに嬉しくなったが、今の自分はそこまででしかない。
標高点834の岩峰は西側を捲いて息を弾ませひと登りで頂上手前ピークに着き、狗神岳も西側から回りこんでその頂上に立った。
天気も最高に良く、私の初山で展望を楽しむ。
天気の良さとさらに続く山々に、三角点888.9を経由して下山したい気持ちが起こるが、スキーをデポしてきたことが悔やまれた。
下山は標高点729はずり落ちた所の登り返しが大変そうだったので、東北東に延びる尾根までトラバースして登り返したがこちらも力が入った。
スキーデポからは適度に融けたザラメ雪に滑りを楽しめた。
帰路振り返ると標高点834の岩峰が立派でその頂に立たないできた、自分を馬鹿だな〜と思った。そのそばにいるときはなんとも魅力に乏しく感じ、パスしてしまったことを後悔した。
この北尾根をほぼ末端から往復している函館の斉藤浩敏氏の著書(「魅する山々」道南100座紀行)を読まさせていただいていたが、斉藤氏の意識の高さに敬服いたしています。
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