山スキーで富士山五合目（中の茶屋〜スバルライン五合目〜精進口二合目〜中の茶屋）
山梨県
yamahero
- GPS
- --:--
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 1,256m
- 下り
- 1,237m
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→スバルライン五合目13:41-14:08→精進口三合目15:12-17→精進口二合目15:56
→船津林道交差17:06-13→吉田ルート合流18:31→中の茶屋18:48
| 天候 | 快晴無風 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
【吉田口 中の茶屋→馬返し】 ◆山スキー、シール歩行 吉田遊歩道を歩く、5,6人の踏み跡あり。 積雪20�僂曚匹撚�適、ツボ足でも踏み抜き無し。 車道は完全凍結、四駆スタッドレスでないと厳しいと思う。 【馬返し→五合目佐藤小屋】 ◆山スキー、シール歩行 雪が少なく、段差が多く苦労した。一合目までは地面が出ている所あり。 吉田ルートは降雪直後を除けば、山スキー・スノーシューの出番はない。 全体的に完全圧雪路、二合目までは雪少なめ。三合目付近若干凍結。 上りはアイゼン不要と思う。 【五合目佐藤小屋→スバルライン五合目】 ◆スキーをザックに付けて、12本爪アイゼン装着。 道路は小御岳流しからの雪で埋もれて急斜面と化している。 雪訓グループの踏み跡が一部あり、樹林帯はズボズボ。 急斜面トラバースはなかなかエグイ。ストック刺さらず、12本爪アイゼン必携。 【スバルライン五合目→精進口二合目】 ◆山スキーで滑降？ ラッセル？ 五〜四合目はクラスト斜面に時々軟雪交じり。ツボ足だと太ももまで踏み抜く。 三合目手前は傾斜が緩く、雪が柔らかいため滑らない。二合目付近も苦戦。 スキーにとっては道幅が狭く四・五合目は難易度「上」、ヘルメット必携。 積雪は20〜80�僂阿蕕ぁ� 【精進口二合目→吉田ルート中の茶屋】 ◆山スキー、シール無しで歩く？滑る？漕ぐ？。船津林道交差からはシール歩行。 二合目から富士林道を使って吉田ルートの中の茶に戻る。 積雪0〜20�僂領啼�(70％ぐらいは緩い下り)を徒歩よりやや早い程度に歩けた。 雪が柔らかいため殆ど滑らず、見込みが外れてしまった。 さらに伐採地では雪が融けてしまっていて500mほどスキー外して歩いた。 |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
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あの崖の渕を行きます
凍結路なので嫌な感じ
ピッケルが欲しいぐらい
12本爪アイゼン必携です
スバルライン寄りの緩斜面
ここも雪訓してます
右の新品の足跡は
たぶんmillionさんのもの
感想
中の茶屋を起点に→佐藤小屋五合目→スバルライン五合目→精進ルート二合目→富士林道→中の茶屋へ
思いつきで、山スキーを使って快適かつ豪快な周回を期待して臨みました。
しかし、精進ルートの四・五合目を除けば快適な滑降はできず
特に登りは1200mの高度差を両足10�垓瓩そ点�(兼用靴＋板)を引きずりながら
修行のような山行になってしまった。
以下 行程概略
富士山に登る時は、もちろん五合目以下でも駅(麓)から登らないと気分が悪い。
しかし、この雪の時期に駅から日帰りでアプローチするのは、なかなか厳しいとわかった。
今回は、駅からではなく、ピストンでもなく、中の茶屋起点の周回にこだわってみた。
1月下旬から比べると、随分雪が減った感じの吉田ルートです。
果たして、山スキーで登ることができるのか、かなり冒険的な感じでした。
馬返しまでは吉田遊歩道を歩きます。
朝の締まった雪で快適にスキーで歩けました。
馬返しの駐車場は満車状態、車を停める場所確保のために雪掻きしている人もいました。
馬返しからはいよいよ登山道ですが、雪が少ない、所々地面が見えています。
二合目の手前まではそんな感じでしょうか。
スキーのシールが傷だらけです。
雪が少ないため、木段が露出していたり、段差が多くスキー歩行はツラかったです。
風も無く、富士山にしては暖かいのか汗だくになりました。
やはり吉田ルートは降雪直後でない限り、スキー、スノーシュー、ワカンの出番はないようです。
四合目付近から雪も増え歩きやすくなりました。
五合目に出るとスケートリンクのようになった滝沢林道に合流します。
佐藤小屋は目の前ですが、登りに段差があるので今日はパス。
滝沢林道の西端で休憩しました。
見上げれば、富士山頂方面とそこから落ちる吉田大沢の一部が迫力でした。
予定ルートのスバルライン方面はどうなっているのでしょうか。興味津々です。
これから通過する狭い崖っぷちがすぐそこに見えますが、
狭くて凍結しているため、嫌な感じです。
軽い昼食を済ませたら、スキーをザックに取り付け、兼用靴に12本爪アイゼンを装着し出発します。
登山靴と違って歩きはイマイチで、担いだスキーもバランス悪いです。
しかし、アイゼンが気持ちよくザクザクと決まり快適に歩けました。
樹林帯のモコモコ雪とクラストした崖斜面が交互に現れます。
やがて雪に埋もれた見慣れた分岐点、泉ヶ滝に出ました。
ここから登る夏ルートは大雪に埋もれ、跡形もありませんでした。
その先からはスバルライン五合目まで広い道路が続くはずですが、
そこは広大な雪の斜面と化していました。
小御岳流しの雪で埋もれてしまったのでしょう。
五合目にしては、かなりの急斜面です。
雪上訓練のグループが練習に励んでいました。
大人数ですので、山岳会ではなく講習会のようです。
何となく昔を思い出し、懐かしい気分で通り過ぎました。
さすが吉田口、五合目にしては、驚くほど硬い雪です。
ストックは殆ど刺さりませんでした。
アイゼンも踏み込まないと刺さらない場所が随分ありました。
ピッケルが欲しいと感じるぐらいの傾斜です。
この格好では転倒したら止まりそうもありません。
スキーを担いでいるとバランスが悪いのでかなり緊張します。
さすがに、な〜んちゃって気分は封印して、ここは真面目にトラバースしました。
今日は無風なので良かったです。
強風だとスキー担いでここを通過するのは無理でしょう。
広大な斜面を通過すると、全く人の歩いた形跡はなくなりました。
樹林帯のモコモコ雪も踏み跡なしです。
やはり厳冬期のスバルライン五合目は誰も来れないのですね。
モコモコ雪を抜けると、スバルライン五合目広場です。
見慣れた風景ですが、静寂そのもの、もちろん誰も居ませんし車も来れません。
駐車場の向こうには白銀の屏風のように南アルプスが立ちはだかっていました。
絶景アルプスとめったにお目にかかれない五合目の風景を満喫したいのですが、
ここで既に予定の2時間オーバーです。
良く知るルートとはいえ、暗闇の雪中行軍は嫌です。
スキーに履き替えて出発です。
雪の精進ルートはどうなっているのだろう。
かなり不安でしたが、見る限り道は明瞭で問題はなさそうでした。
雪は硬いです。スキー滑降で相当時間短縮できそうだ、と思った。
しかし、そんなに甘くはなかった。
10mほど勢いよく滑ったら、いきなり転倒。
所々に柔らかい雪が落とし穴のようにあり、そこに引っ掛かると突然板を取られます。
結局、四度転び、そのうち三回は態勢復帰に時間がかかり、非常に疲労しました。
狭くて、雪質も変化が激しく、ゲレンデのようにはいきません。
私にはまともにスキーをコントロールすることはできませんでした。
精進ルートを滑降！というとカッコイイですが、
傍から見ると、私の滑りは初心者並みだったと思われます。
三合目が近づくと、傾斜がゆるみ雪も柔らかくなります。
殆どスキーが滑りません。
スキーを漕ぎながらラッセルという感じでしょうか。
その後、滑ったり滑らなかったりの繰り返しでやっと二合目に到着。
富士林道を使って吉田ルートの中の茶屋を目指しました。
雪が硬くて滑ると予想した林道も柔らかい雪で苦戦しました。
中の茶屋まで延々と10�劼睨悗描罎�ながらの滑り、というよりスキー歩き。
船津ルートと交差した時、すでに17過ぎ、日没になりました。
ここからアップダウンがあるので、シール歩行に切り替えます。
シールの貼り付けも時間がかかるのです。
スバルラインを通過する頃には薄暗くなりました。
道路の雪には新しい足跡が、行き帰り二つありました。
おそらくmillionさんのものと思われます。
伐採地からは富士吉田の街灯りが見えました。
18時頃には完全に暗闇となりライトを付けます。
吉田ルートに繋がるゲートに着いた時にはフラフラ状態でした。
足首、膝、股関節、腰、腕、そこらじゅう痛いですが、
真っ暗闇で休む気分にもなれません。
さらに富士林道のゲートから中の茶屋までの1�劼�長いこと長いこと。
凍結にバランスを崩しながらも無事到着。
今日は完全にオーバーワークでした。
最近、富士山麓のハイキングで撤退ばかりなので、何とか完踏したかった。
雪山ハイキングの場合、やはり時間は余るぐらいに計画しなければダメですね。
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LArcでございます。
楽しく拝見しました。
急斜面トラバースでは見た目の美しさのあまり、転倒した際の危険な状況を忘れてしまいそうですが、雪というより氷の斜面なんですね。
ゲレンデではない所をスキーで滑ったことがない私にとって、行ってみたい気持ち半分、自信がなくて行きたくない気持ち半分です。
山スキーで颯爽と滑降する計画が、その距離が短くて、かつ、難儀をされて残念でしたね。
お疲れさまでした。
こんにちは。
雪の状態というのは行ってみないとわからないものですね。
今回のルートは上りもツボ足の時よりキツかったですし、
下りも理想には程遠い滑りでした。
次はもう少し、体力に見合った余裕のあるコースを考えます。
yamaheroさん、こんにちは。
先ほど家に戻ってきました。
船津・精進3合目のスキーの跡、yamaheroさんじゃない
かなと気になってしまって、まずこれを読ませて頂き
ました。
yamaheroさんのシュプール写真取りましたよ。
私のレコの写真にこのレコ貼り付けてよいですか？
改めてまたコメント入れさせてもらいます。
絶対そうだよなと思ってました。
こんばんは。
たぶん、millionさんも来ると思って
バッチリ トレース付けておきました。
ホントは船津ルートを降りたかったのですが、
傾斜が緩いので精進ルートを降りました。
結局、精進ルートも同じで苦戦しましたが。
写真どうぞ貼り付けてください。
yamaheroさん、おはようございます。
改めてじっくり見させてもらいました。
写真、自分も同じような位置から取ったのではないかな
というのがいくつもありました。
足跡、間違いなく私のものです。
9日は3時になったら下山しようと決めていて、少し時間が
余ったので船津と富士の交差あたりでうろちょろしてました。
日没エンドだったらyamaheroさんもそのあたりに3時ぐらい
かなと思っていたのですが、大分苦戦されたようですね。お疲れ様でした。
佐藤小屋下からスバルライン5合目まで厳しそうですね。
現状の私の技術では無理そうです。
昨日「繁華街」が見たくて時間があれば佐藤小屋から
移動しようと思っていたのですが、時間切れで佐藤小屋
から即下山しました。
時間なくてよかったです。
船津口は標高1600あたりから合流広場までで、
倒木10本ぐらい未処理で残ってました。
今度精進湖から「繁華街」目指してみます。
こんにちは。
吉田ルートの登りも大変でしたが、
精進ルートの下りも楽ではなかったです。
何しろ船津と富士林道の交差点に着いたの17時過ぎでしたからね。
丸一日、苦戦続きでした。
佐藤小屋とスバルラインの間のトラバースは
メチャ雪硬かったですね。
これが本当に五合目かって感じで。
ストックが刺さらないとは参りました。
ピッケルがあると安心ですね。
でも、今回のように穏やかならば心配は無いと思います。
講習会の初級者と思われる方々も歩いていましたので。
私は、担いでいたスキーがちょっと邪魔でした。
船津ルートは倒木10本もですか！
行かなくてよかった。
精進ルートでも倒木避けるところでひっくり返り
立ち上がるまで大変な労力を要しました。
しかし、あの雪の中、よく船津ルート登って来ましたね。
３連チャンのレコ楽しみです。
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