記録ID: 2675697
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ハイキング
京都・北摂
東海自然歩道(比叡山〜音羽山)
2020年10月25日(日) [日帰り]


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 10:38
- 距離
- 36.2km
- 登り
- 2,378m
- 下り
- 2,373m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:54
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 10:37
距離 36.2km
登り 2,378m
下り 2,387m
17:34
ゴール地点
JR比叡山坂本から出発。ハイキングマップによると、この本坂ルートはもと延暦寺への表参道でケーブルカーが開通してからは使う人が減って荒れている、とのことでしたが、参道としては荒れているという意味で、道幅の広い立派な登山道でした。途中ほうらい丘駅の石仏群が見られないかと思い、マーキングを頼りに左の枝道に折れ、「この下かなー」というところまで行ったものの結構な急斜面だったため覗き込むこともせず撤退。初心者なので。参道に復帰して、東塔エリアまでハイカーには一人も遭遇しなかったので確かに廃れてはいるようです (まだ朝早いとはいえ)。
延暦寺会館でお土産購入。つづいて茶店のごま大福ほうじ茶セット (350円) で一服。さすがはお寺、9時前なのにもう開けてらっしゃいます。境内もまだほとんど観光客がおらず、観光寺というより現役の修行の地らしい雰囲気が感じられます。
天候にも恵まれて、ケーブル延暦寺駅からの琵琶湖の眺めは絶景。案内板にここから先、弁天堂南で崩落があり東海自然歩道が通行止めになっているとの掲示が。下調べを怠ったことを悔やみつつ、とりあえず弁天堂まで行ってみることにする。詳しい情報を求めてやっぱりダメなら紀貫之墓を見て無動寺坂で下るしか。
で、弁天堂から西に道なりに進むと小さなお堂がありそこから左の沢に降りてまた登るルートに「自然歩道」とだけ書かれた愛想のない看板が立っている。少し進んでみたものの斜面に張りつく狭い急階段で、ここから先もっと荒れるんじゃ止めておくか、と思いお堂まで引き返し下山ルートを思案していると、なんとお堂の向こう側から人がやってくる。お堂の脇を抜けると先に道があり、見慣れた東海自然歩道の道標も。さらに進んで行くと崩落跡があり、しかし踏み跡がついていたので注意しつつそこを抜けると少し先に通行止めの規制線が。ようやくここで、初めに進みかけて引き返したルートが迂回路で、さっき通ってきた崩落跡が通行止めになっている本来の東海自然歩道だったことに気づく。初めのルートをあと少し進めばここに合流したということ。弁天堂側から進むときはお堂で道を塞いでいるから規制線は張らなかったんですね。
「迂回路の確保が困難なため通行止め」とあるのに迂回路はあるし、手製じゃない看板も立ててあるのに「自然歩道」だけで迂回路との表記がないし、何より迂回路の階段も真新しい感じじゃなくそこそこできてから時間が経っていそうなのに、掲示にも、帰ってから確認した滋賀県のwebサイトにも反映されていない、とあまり親切ではない対応に若干の疑問を覚えながらも、しかし迂回路があるのにわざわざ通行止め区間を通ってしまったのは不注意だったと反省。このあたりの全く写真を撮っていなかったのも気持ちに余裕がなくなっていた証拠で、それも反省材料。
気を取り直して先に進むも斜面に張りつく細道に、倒木もあったりして結構緊張を強いる区間がしばらく続く。結局今日いちばん荒れている区間がここでした。崇福寺跡、志賀の大仏を通り滋賀里に下山。
しばらく住宅と寺社仏閣のエリアを進む。登山口が見つからなかったり、住宅地の中に設定されたルートを見失ったりするのは里山低山あるあるだと思いますが、この日も皇子が丘公園の手前で道標をロスト。まあどうせ先で合流できるし気にせず皇子が丘公園の中を通り抜ける。ついでに公園で昼食。
長等公園から音羽山を目指す。公園には展望台と平忠度の歌碑があります。この歌碑そのものはそう古いものではないが、実は今日の目当てのひとつでした。平忠度について知っていることといえば、平家都落ちの時のこの歌とも関係ある逸話と、薩摩守くらいですが。ここから音羽山へ向かう道はよく整備されているものの枝道が多くちょっと判りにくかったです。蝉丸神社に寄り道。国道1号を渡る歩道橋を越えた先は、今日一番の急坂と急階段。比叡山のあとすっかり平地に慣れた足には堪えます。しかも結構長い。
それでもどうにか音羽山頂上に到着。途中2グループ10人ほどとすれ違いましたが、時刻が遅めなのもあってか頂上は独り占め。琵琶湖、比叡山はもちろん、京都西山東山、比良山地まで見渡せて、自然の展望としては京阪神随一ではないでしょうか。初めてなので感動モノでした。同定しやすい山ばかりなのと、琵琶湖がいいアクセントになっていますね。視界にもろにかぶってくる鉄塔と送電線はちょっと残念ですが、遠ざかるほど鉄塔が小さくなっていって、見ようによっては自然の大きさを感じさせる対照物になっています。
さて時間も遅いのでほどほどに展望を楽しんだら下山。時間が余れば立ち寄ろうと思っていた牛尾観音はさすがにパス。途中軽装で登ってくる一人とすれ違いましたが、こんな時間から大丈夫でしょうか… 京阪石山寺駅から電車に乗ってもよかったのですが、まだ明るかったのでJR石山寺まで歩き、途中瀬田の唐橋を往復。天候にも恵まれ、久しぶりに長く歩いた充実の一日でした。
延暦寺会館でお土産購入。つづいて茶店のごま大福ほうじ茶セット (350円) で一服。さすがはお寺、9時前なのにもう開けてらっしゃいます。境内もまだほとんど観光客がおらず、観光寺というより現役の修行の地らしい雰囲気が感じられます。
天候にも恵まれて、ケーブル延暦寺駅からの琵琶湖の眺めは絶景。案内板にここから先、弁天堂南で崩落があり東海自然歩道が通行止めになっているとの掲示が。下調べを怠ったことを悔やみつつ、とりあえず弁天堂まで行ってみることにする。詳しい情報を求めてやっぱりダメなら紀貫之墓を見て無動寺坂で下るしか。
で、弁天堂から西に道なりに進むと小さなお堂がありそこから左の沢に降りてまた登るルートに「自然歩道」とだけ書かれた愛想のない看板が立っている。少し進んでみたものの斜面に張りつく狭い急階段で、ここから先もっと荒れるんじゃ止めておくか、と思いお堂まで引き返し下山ルートを思案していると、なんとお堂の向こう側から人がやってくる。お堂の脇を抜けると先に道があり、見慣れた東海自然歩道の道標も。さらに進んで行くと崩落跡があり、しかし踏み跡がついていたので注意しつつそこを抜けると少し先に通行止めの規制線が。ようやくここで、初めに進みかけて引き返したルートが迂回路で、さっき通ってきた崩落跡が通行止めになっている本来の東海自然歩道だったことに気づく。初めのルートをあと少し進めばここに合流したということ。弁天堂側から進むときはお堂で道を塞いでいるから規制線は張らなかったんですね。
「迂回路の確保が困難なため通行止め」とあるのに迂回路はあるし、手製じゃない看板も立ててあるのに「自然歩道」だけで迂回路との表記がないし、何より迂回路の階段も真新しい感じじゃなくそこそこできてから時間が経っていそうなのに、掲示にも、帰ってから確認した滋賀県のwebサイトにも反映されていない、とあまり親切ではない対応に若干の疑問を覚えながらも、しかし迂回路があるのにわざわざ通行止め区間を通ってしまったのは不注意だったと反省。このあたりの全く写真を撮っていなかったのも気持ちに余裕がなくなっていた証拠で、それも反省材料。
気を取り直して先に進むも斜面に張りつく細道に、倒木もあったりして結構緊張を強いる区間がしばらく続く。結局今日いちばん荒れている区間がここでした。崇福寺跡、志賀の大仏を通り滋賀里に下山。
しばらく住宅と寺社仏閣のエリアを進む。登山口が見つからなかったり、住宅地の中に設定されたルートを見失ったりするのは里山低山あるあるだと思いますが、この日も皇子が丘公園の手前で道標をロスト。まあどうせ先で合流できるし気にせず皇子が丘公園の中を通り抜ける。ついでに公園で昼食。
長等公園から音羽山を目指す。公園には展望台と平忠度の歌碑があります。この歌碑そのものはそう古いものではないが、実は今日の目当てのひとつでした。平忠度について知っていることといえば、平家都落ちの時のこの歌とも関係ある逸話と、薩摩守くらいですが。ここから音羽山へ向かう道はよく整備されているものの枝道が多くちょっと判りにくかったです。蝉丸神社に寄り道。国道1号を渡る歩道橋を越えた先は、今日一番の急坂と急階段。比叡山のあとすっかり平地に慣れた足には堪えます。しかも結構長い。
それでもどうにか音羽山頂上に到着。途中2グループ10人ほどとすれ違いましたが、時刻が遅めなのもあってか頂上は独り占め。琵琶湖、比叡山はもちろん、京都西山東山、比良山地まで見渡せて、自然の展望としては京阪神随一ではないでしょうか。初めてなので感動モノでした。同定しやすい山ばかりなのと、琵琶湖がいいアクセントになっていますね。視界にもろにかぶってくる鉄塔と送電線はちょっと残念ですが、遠ざかるほど鉄塔が小さくなっていって、見ようによっては自然の大きさを感じさせる対照物になっています。
さて時間も遅いのでほどほどに展望を楽しんだら下山。時間が余れば立ち寄ろうと思っていた牛尾観音はさすがにパス。途中軽装で登ってくる一人とすれ違いましたが、こんな時間から大丈夫でしょうか… 京阪石山寺駅から電車に乗ってもよかったのですが、まだ明るかったのでJR石山寺まで歩き、途中瀬田の唐橋を往復。天候にも恵まれ、久しぶりに長く歩いた充実の一日でした。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
JR琵琶湖線・石山駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
弁天堂〜P624の間に崩落があり、「迂回路設置困難のため通行止め」との案内が現地にありますが、迂回路はできています。しかしその迂回路が狭い急階段で結構緊張しました。そこから先路傍休憩地までは急斜面に張り付く細道で倒木もあり通行には問題ないものの少なくともファミリー向けではない印象です。 |
その他周辺情報 | 日吉大社、近江神宮、三井寺、石山寺など有名社寺目白押しなので飲食・宿泊関係は充実しています。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
パーカー
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
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感想
三井寺で買って帰った名物「弁慶ひきづり鐘まんじゅう」は、餡の味が珍しく (蜂蜜?) 美味しかったです。タイミングがよければ焼きたてにもありつけるそうで、おすすめです。
休憩寄り道が多かったのと、途中の通行止めの件で時間を食ってしまい、予定より1時間近く余計にかかってしまいました。音羽山の展望は素晴らしいので是非また来たいところですが、音羽山だけだとやや物足りなく、今回のように比叡山を絡めると日が短いシーズンは不安ですね。幸い登山口周辺には歴史のある名所が多いので、下山後お寺巡りなどをするのがちょうどよいでしょうか。
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Lunasaさんのレコを拝見して、不明瞭だった東海自然歩道のR1歩道橋ポイントから、大谷駅へのアプローチがわかりました。
ヤマレコマップでは、足跡だらけでどう繋がっているのかハッキリせず、遠回りになるものかと思い国道の管理通路を使っちゃいました。
「通行禁止」とは、なっておりませんでしたが通行しない方が賢明ですものね。
それにしても凄いロングルート。健脚でいらっしゃる。
山科から音羽の滝、牛尾観音、音羽山へ上がり、東海自然歩道で石山寺へ下って桜の咲く瀬田川敷を歩きたいなと考えたこともあったのですが、結構な距離となりました。このルートに比べると半分ぐらいなんですけどね。
古いレコの方にもコメントありがとうございます。自分なら欲しいと思う情報をという考えで、分岐や迷いそうなポイントの写真を残しているので、お役に立ったなら何よりです。
禁止ではないにせよなるべく正規のルートを歩きたいという気持ちはありますよね。この日のルートもいったん志賀里に下りてからの市街地の方が道が判りにくく、途中東海自然歩道を外して歩いてしまったようです。山道よりも市街地や登山口までのアプローチで迷うのは、里山あるあるですね。
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