紅葉の面河渓から、試される石鎚山へ
- GPS
- 09:08
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,588m
- 下り
- 1,590m
コースタイム
天候 | くもり時々腫れ→ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
面河渓……道もあるし河中を進んでもよし。 中沢……岩の中はところどころ手ごわい。笹薮は急傾斜でも進めるがしんどい。 東陵(南尖峰コル〜分岐)……笹薮の中。 土小屋登山道……高速道路。 |
その他周辺情報 | 長尾展望台にテントを張ろうと思っていたところ、ガスが雨に変わってきたため急遽国民宿舎石鎚に飛び込みで宿泊させてもらった |
写真
感想
四国ツーリングついでに石鎚山に登ることにした。土小屋往復やロープウェイ往復では芸がないので面河渓からのルートを採用。大阪から東予港へのオレンジフェリーに乗りこみ、寒風山トンネルを越え、最果ての高知県道40号をひた走り、石鎚スカイラインから20分で面河渓に降り立った。
水量は控えめ、美しい紅葉を楽しみながら進む。旧山道の存在もあり、ほとんど水に濡れずとも進めるので、ジャンルは沢登りではなく無雪期PHとしておいた。実際膝下まで浸したのが2回だけだったような気がする。結構ツルツルで滑るのであまり水の中を進みたくないというのもある。
御来光の滝を満喫したら巻いて再び面河本谷に降り立ち、中沢へ登る。涸れ沢の中をホイホイ登っていくが、数か所手ごわいところを巻く。笹薮の中は巻きやすく、登高・降下もしやすいが、ふと気づくと笹薮の中ばかり進んでいることになりやすい。
そしてここからが今回最大の反省ポイント。1620付近で沢の中を進んでいたが、ヤマレコGPSの軌跡から少し離れているのに気づき、強引にそれをトレースするように笹薮の中へ突っ込んでしまう。上部ではあまり精度の高くないログをひたすら拾い、気づけば笹薮の海を半ば溺れながら進む羽目になっていた。沢状の中を引き続き進んでいれば、この迷走はせずに済んだはず。結局後々ありえない傾斜の斜面を強引に沢へ復帰する羽目になったので、完全にヤマレコGPSに振り回されてしまった。ヤマレコGPSは便利なツールではあるが、最後はコンパスと地形を見て進まねば……
そんなこんなでほうぼうの体で南尖峰のコルにたどり着いたが時刻は1530、辺りはガッスガス。ガスで視界がない中岩稜帯を進むのは景色があれば絶対にやらないルートミスをかましかねないので、標高差1000mを登り残り40mまで迫っておきながら今回は石鎚山頂は泣く泣くパスすることにした。
東陵もガッスガスでよくわからない。いきなり間違えてまた中沢へ誘い込まれそうになったので、やはりガスの岩稜帯は怖い。笹の中をカサカサと進み、土小屋への道へ出てからは実質トレイルランで土小屋まで駆け下った。土小屋に着いた頃にはガスは雨へと変わり、日もほぼ沈んでいたので石鎚山頂をパスしたのは間違った選択ではなかった……と思いたい。
石鎚スカイラインの閉門時間(18時)が迫りくる中長尾展望台まで戻り(このとき車に乗せてもらったお姉さん2人組、ありがとうございました……)、かろうじてバイクを救出し国民宿舎石鎚の客となったのだった……
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