猫岳（久手牧場〜第三尾根〜夫婦松〜）

2013年02月17日(日) [日帰り]

• GPS: 08:05
• 距離: 11.0km
• 登り: 1,205m
• 下り: 1,206m

コースタイム

7:00　久手牧場から入山
9:20　夫婦松
11:00　猫岳取り付き
12:30　猫岳山頂
13:15　途中で昼食タイム
15:00　久手牧場入山口

天候

ちょうど良い晴れ（ピーカンでもなく、風も弱く穏やか）
朝の時点でマイナス16度

アクセス

利用交通機関：

自家用車

久手牧場取り付きの箇所付近に幾つかの駐車スペースがあり、この時期でも10台ぐらいは停めれそうです。

コース状況／危険箇所等

国道158号線は、積雪による凍結で滑りやすく慎重な運転が必要です。
日帰り入浴施設は、近くに平湯温泉の「ひらゆの森」やほうのき平スキー場の「宿難の湯」があります。「ひらゆの森」（大人500円）は露天の浴槽がいくつもあり、温泉もにごり湯や透明なお湯など多彩になっており、まったりできます。

写真

平湯大滝結氷まつり。

すごいライトアップ。かなり氷っていますが、流れ落ちる流量もそこそこありました。

花火は平湯温泉スキー場のゲレンデから打ち上がっていました。

ようやく明るくなってきた。

それではスタート。

この第三尾根を右側へ進みます。

太陽が昇ってきた。こんな素敵な斜面を上り詰める。

白山も見えてきた。

笠ヶ岳の先っちょが見えてきた。

こんな感じのルートです。

夫婦松到着。

トレースが全くありません。

ようやく猫岳が見えてきた。

穂高さんから槍さん。

笠ヶ岳の笠がよく見えます。

白山から左右に稜線が広がっているのがよく分かります。

木々も相当な積雪。

笠ヶ岳から抜戸岳の大展望。

同じく。

前から焼岳、穂高連峰、槍まで。吊尾根も綺麗に見えます。

猫岳の北斜面。てかって見えるところは、クラストしてます。

プチモンスター群。

綺麗なシュカブラ。

大崩山と猫岳中間の鞍部から。
素晴らしい展望。

この斜面どこでも最高に滑れます。

右端から手の届きそうな十石山、霞沢岳、明神岳の右奥に見える綺麗なピラミッドは蝶か常念か？吊尾根を経て穂高の面々。

穂高、槍、笠と続く稜線。

山頂まで来るとようやく南に乗鞍の主峰たち。

この山並みはすごい迫力です。

乗鞍の右に御嶽さんの裾野もかろうじて見えてます。

何度見ても素晴らしい。

焼岳が眼下に見えるところです。

素晴らしすぎて笑いが出てしまいます。

こんな場所他にはないでしょ。
岳沢の白さ加減までくっきりと見えるのは凄いですね。

白山の手前には高山の町並み。

感想

ktn92

平湯大滝結氷まつりが開催されているとのことで、前日に拝見しに行きましたが、
ライトアップされて綺麗でした。
スキー場で花火も打ち上げられてこんな山奥でちょっと感激。
当日のルートは、久手牧場から第三尾根へ取り付く。
先行者のトレースが1名のようで、それを辿って進んでいくがすぐに追いつき、トレースの使用を感謝し、自分が先行してトレースを付けていく。
高度を上げてくうちに白山が見えてきて最初の感動。
さらに高度を上げると笠ヶ岳や穂高さん、槍の穂先が見えてくる。
夫婦松まで到着し、ちょっと一服。
この先パウダー状態で、ラッセルぎみにトレースを付けていく。
とにかく森林の中を進んで行くのだが、たまに乗鞍スカイラインに乗り上げる。
途中で4人組のパーティーに先を譲るが、北アルプスの勇姿たちの展望が高度を上げる度に広がってくる。
天気も上々で、このルートは、展望の良さが何とも言えない。
猫岳取り付きの手前では、再び先頭に立つことになり、乗鞍スカイラインを進んでいくのだが、ラッセルで進んでいると別の2人組の方が「ラッセル交代しましょう」と追いついてこられて、挨拶して先をお願いした。
左手に大崩山を過ごし、猫岳に取り付く。
先行した2人組の方たちは、谷をつめていくが、クラスト状態で、苦労していた。
その方のお一人が身動きがとれなくなり、板を外して引き返そうとしていたところ、1本の板を流してしまいましたが、途中で止まったので、他人事ながらほっとしました。
大崩山と猫岳の鞍部に出たところクラストが一面の所々にあり、ルートを探しながら登り、ようやく山頂に到着。
山頂からの大展望は圧巻でした。こんなところは他にはありませんね。
猫岳に上がらないと見えなかった、南側の乗鞍岳本峰が眼前に迫り、大迫力。
途中途中で見えてた北アルプスの主峰たちもさらにスケールアップ。
西側から笠ヶ岳、抜戸岳、槍ヶ岳、北穂高岳、奥穂高岳、西穂高岳、焼岳、吊り尾根も間近に見え、前穂高、明神岳、常念岳も覗き、霞沢岳、手の届きそうな十石山と大満足。西側の白山はもとより、全ての稜線が広がっていました。
大展望を満喫し、滑走の準備に入る。おかげさまで寒いのだが、風が然程強くなく準備を整え、滑走開始。
クラスト斜面を避けて滑り降りる。
猫岳北斜面を下りると後は森林滑走と乗鞍スカイラインを交互に進む。
途中で日当たりの良い風の当たらないところで昼食タイム。
今日は、コーンスープで温まる。
お腹を満たし再び滑走開始。
猫岳の下から殆どのところがパウダー状態でした。
木を縫って滑るのも結構一苦労。
ようやく国道まで下りてきて完了。展望を満喫し、満足となる山行（山滑走）でした。