ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2720006
全員に公開
沢登り
北陸

三輪山

2010年09月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
komaQ-kako その他1人
GPS
--:--
距離
12.0km
登り
726m
下り
729m

コースタイム

日帰り
山行
9:15
休憩
0:09
合計
9:24
6:50
334
スタート地点(西ノ谷と東谷の出合)
12:24
12:33
187
三輪山
15:40
15:40
34
東谷林道終点
16:14
ゴール地点(西ノ谷と東谷の出合)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
西ノ谷と東谷の出合の取水口建物付近に駐車(堂大橋から少し進んだところで法面の崩落で通行止めとあった)
コース状況/
危険箇所等
登山道ではありません。
西ノ谷も東谷も大きな滝はなく、沢登りというより沢歩きですが、注意は必要です。
コース図は手書きです。
西ノ谷に光のカーテンがかかっています。
西ノ谷に光のカーテンがかかっています。
西ノ谷には5mくらいまでの滝がいくつかありましたが、この滝は巻きました。
西ノ谷には5mくらいまでの滝がいくつかありましたが、この滝は巻きました。
三等三角点の点名・山巣です。
三等三角点の点名・山巣です。
東谷にも小さな滝はありましたが問題なく下れました。
東谷にも小さな滝はありましたが問題なく下れました。

感想

 木・金・土と東京出張.土曜夜に帰宅しいそいそと準備.今回はM氏のお誘いで三輪山(みのわやま)へ.残雪期でなければ,東谷か西ノ谷を使うことになるので,沢靴を準備した.藪山を歩きまくっているM氏は,残雪期に踏んでおり,さらに東谷からも踏んでいる.西谷は滝のところで引き返したとのこと.本によると西ノ谷には菊水ノ滝があるが,名前の割に貧弱だと書いてある.
 内川ダムからダム湖に沿ってくねくね進むが,堂大橋から少し進んだ所で法面の崩落で通行止め.ここから西ノ谷と東谷の出合(取水口建物)までの詳細は割愛.

06:50【標高336m・西ノ谷と東谷の出合(取水口建物)発】
 東谷への林道をわずかに歩くと東谷にかかる橋がある.これを渡って戻るようにうすい踏み跡がありたどる.が,さすがにこの時期,草がすごい.堰堤を巻いて,踏み跡をたどったり,川へ入ったり.沢靴デビューだが,川の中での歩行が安定していてびっくりした.フェルト底ってすごい.
 秋なのでちょろちょろ流れかと思ったが,最近の雨の影響もあるのか,そこそこの水量で,水中はラッセルのようで意外に時間がかかり,体力も使う.はじめは草むらや雑木林,植林の踏み跡?ケモノ道?を使ったりもしたが,基本的には川の中を緩やかにのぼっていく.
 標高400mで分岐のようになり,主流を進む.川幅は徐々に狭まり,両岸からの草の張り出しも目立つ.所々狭くなり,大岩も現れ,渓谷の様相を呈してくる.標高点534mで地形図では,青色の川の線が二分するが,もちろん主流を進む.紛らわしい分岐ではない.
 ここからは樹林の中の沢といった感じになる.標高600mの分岐はもちろん主流を行くが,南進から東進へとかわる.所々に滝ではないが,小さな段差も現れてくる.標高790mで沢は二分する.どちらも水量は同じくらい.地形図からは左のはずなので,そちらへと進む.流れは小さく,いかにも小沢といった感じ.すぐに二段あわせて7,8mくらいの滝に出会う.これが菊水ノ滝?
 水の流れていない左側を登る.登るとその上は滑状になっており,進むとほどなくもう一つ5mくらいの滝?が.これも登る.さらに進むともう一つ5mくらいの滝が.これは登りきれず,少し戻って右の藪を巻いていく.小沢に戻り,上を目指す.細かな分岐が現れる,はじめは左,次は右へ進む.どこに進んでもここまで来れば,三角点の右か左に出るはずなので,大差はないが.
 いよいよ上に稜線が近づいて来た.稜線付近はブナも混じるなかなか良い雰囲気だ.稜線に乗ると,右に高みが見えるが,左には見えない.ということは,三角点の左(西)に出たということだろう.地形図のとおりか.高みに向かって藪を進む.草はたいしたことはないが,木が絡み合って進みづらい.高みに着くと,特に刈り払いなどはなし.

12:24【標高1069.0m・三輪山(点名・山巣)山頂着】
 足元にひっそりと三等三角点の点名・山巣が佇んでいました.苔むしてなかなか良い雰囲気の石です.国土地理院の白杭はなく,苔むした保護石もありました.「低山徘徊倶楽部」「金沢三角会」はなく,他にも人工物はありません.そばの木に黄色テープの落書きを記念に残しておく.
 木々のため眺めはなし.ここまで意外に時間がかかっており,長居はできない.エネルギーを補給して戻りますか.当初は西ノ谷往復の予定だったか,ここで変更して東谷を下ることに.

12:33【標高1069.0m・三輪山(点名・山巣)山頂発】
 樹間から南東のピークが見え,そことの鞍部へと下る.M氏は前回そこから東谷へ下っているので,ルートもわかり安心だ.
 帰宅後調べてわかったが,南東ピークには1070m等高線が記されており,三輪山としては,三角点ピークではなく,どうもそちらのピークが最高点となるらしい.今回は時間も微妙で割愛してしまったが,残念なことをした.鞍部から往復してもたいした時間ではなかっただろう.残雪期に展望を楽しみにまた来ることにするか.
 東谷へと下る.すぐに樹間の小沢となる.滝はないが,1mくらいの小さな段差はいくつもある.上りよりも下りの方が難しい.こんな滝のない沢でこの有様なので,先のわからない沢を下るのは,やはり無謀なのだろう.迷った時には沢を下るな,の鉄則をあらためて思い直した.
 ほどなく左へ大きく曲がってさらに進む.左岸から10m以上はあろうか,細長い滝が流れ込むのも見られた.東谷の方が,谷という感じで,小さな釜(というほどでもない)のような所や瀞(というほどでもない)のような所もある.必要に応じて巻きを入れながら,どんどん下る.
 東谷には地形図に破線で記された林道があり(2010年5月2日の庄司峰の時にこの林道の終わり近くまでMTBで来ている),まだかまだかと右岸側を気にして下るが,似たような景色が続くのみでいつまでもその気配がない.下ってきても,東谷と西ノ谷は何となく様相が異なり,こちらの方が両側が藪っぽい感じか.
 ようやく川から右岸へあがり,そこが林道終点だった.

15:40【標高430m・東谷林道(地形図破線)終点】 
 あとは林道を帰るのみ.道があると格段に歩きやすい.しかし林道は春の様相とは大きく異なり草ぼうぼう.轍はしっかりしているが,両側からの草の張り出しがすごい.こんなに長かったかなと思う頃に,ようやく取水口の建物が見えて来た.

16:14【標高336m・西ノ谷と東谷の出合(取水口建物)着】
 思いもしない周回コースで,西ノ谷も東谷も楽しめ,三輪山の石も確認できました.M氏に感謝です.それにしても,平易といわれる沢でも,登りはともかく,下りは難しいことを実感した.
 ここから堂の通行止め箇所までの詳細は割愛.

注意:今回のコースは難易度は低いとはいえ沢を歩いており、通常の藪歩きとは異なります.また,山に道はありません.本報告はこのルートを推奨するコースガイドではありません.

(2020年11月10日にアップロードしました。当時公開していたホームページ(閉鎖)からの抜粋です。)

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:377人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら