赤城山〜儚い霧氷の回廊
ぐろさん
体力度について
- GPS
- 02:35
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 539m
- 下り
- 550m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 2:22
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 2:36
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
現状で路面の凍結は無い。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・街に近く低山の赤城山だが、谷川武尊からの極寒風で氷点下の気温となる。ウェアなどは冬装備必須。 ・気温、14時大沼−2℃ 黒檜山山頂−6℃ 駒ヶ岳山頂−4℃ ・覚満淵の水面は凍結していた。 |
写真
霧氷の黒檜山。この後、周回路でE-gunmaさんと車でスライド。少しお話をした。お悔やみのお言葉ありがとうございます。
28
いつもの路駐場所に停める。留守番よろしく。今日は母の慰霊登山なので、幼少の頃から現在に至るまでの記憶を辿りながら歩いた。
10
感想
令和2年11月7日、立冬の日に旅立った母に捧ぐ。
7日母の死去により8日9日の山行は中止。初めて喪主を務め、慌ただしく葬儀を執り行い完了した。その後の諸手続きの多さに、膨大な時間を割かれる。同じようなことを書くのに、提出先が違うだけのような書類が多数ある。自分が機械のように思えてくる。これでは疲れる訳だ。
11日の午後に時間の隙間が出来たので、母の慰霊登山を兼ね赤城山へ。北西の風が強く雪雲が流れ霧氷が現れているのだ。ザックに母の遺影を入れて午後1時に出発。
赤城県道の路面に積雪凍結はないが、姫百合から上は日中でもマイナス温度だった。沼尻から黒檜山を眺め、いつもの路駐場所から出発。気温−2℃。日差しがあるのでそれほど寒くはない。
今日は母の慰霊登山なので、私の幼少の頃から現在に至るまでの記憶を辿りながら歩くことにした。懐かしい想い出が想い出を紡いでいく。厳しかったが、優しくもあった。気が付けば霧氷の下にいた。
見上げる白い霧氷と青い空。今年初めて見る赤城山の霧氷。遺影を出して母にも見せる。ガスを流す強風が冷たく、氷の塊が落ちてくる。分岐を過ぎて山頂方面へ。今日はビクトリーロードではなく、メモリアルロード。
一度山頂をスルーして、絶景スポットへ。稜線東側の霧氷も素晴らしい。絶景スポットからは平地しか見えないが、周辺の霧氷が素晴らしい。白珊瑚が出来ていた。踵を返して山頂で記念撮影。気温−6℃でやはり初冬の赤城山は寒い。
駒ヶ岳方面へ向かう。真っ白な霧氷の回廊を下っていく。富士山も姿を現していた。大タルミに下る居る頃には、北西からのガスに黒檜山は覆われ何も見えなくなった。
鉄階段を淡々と下っていく。地蔵岳に夕日が沈んでいた。俯瞰する覚満淵の水面は半分以上凍結していた。登山口に下山。舗装路を歩いて路駐場所へ。軽く着替えて帰路へ。
アーベンの黒檜山を眺めて県道を下る。途中馬事公苑手前で夕焼け。美しいサンセット。母の遺影を出して、しばらく一緒に眺めていた。
亡き母は赤城山麓の生まれ。南面は庭みたいなもので、山菜取りなどよく一緒に行った。不動大滝や赤城温泉、大間々のながめ公園、高津戸渓なども行った。これからも母の面影を探しに赤城山へ訪れるだろう。
下山で歩いた大沼湖畔で懐古していた。氷上大沼で遊ぶ小さな私がいる。それをやさしく見守る亡き両親が私には見えてていた。今も遠くで私を見守っていてくれるのだろう。
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growmonoさん
おはようございます。
そうでしたか、おかあさんを送っていたのですね。
お気持ちが良く出ていて涙が出ました。
おなじ赤城山の霧氷でもこんなにも違うのですね。
とっても良いお見送りでした。
こんばんは、iiyuさん。
お悔みのお言葉頂きましてありがとうございます。一昨年から認知症の症状が現れ、私が介護のようなことをしておりましたが、昨年10月から病気と認知症で施設に入居しました。今年の4月に脳梗塞、9月に誤嚥性肺炎を発症しまして、本人の強い意思もあり胃ろうなどの延命治療はせず、老衰で亡くなりました。享年82歳です。
何事も自然のまま、あるがままにしてくれと、生前言っておりました。最期は痩せてしまいましたが安らかな笑顔で亡くなりました。葬儀は花いっぱいにして、旅立ってもらいました
赤城山は故郷なので、母も初冬の美しい景色を喜んでくれたと思います。父が氷上わかさぎ釣りして、私と姉が母に手を引かれて氷上でスケートしていた記憶がありますね。45年以上前だと思います、
growmonoさん お悔み申し上げます。
さぞ忙しい日々を送ったことでしょう、喪主として、
この忙しさで悲しみは忘れていますが、この赤城山登山を境にこみ上げる記憶がよみがえってくるのではないでしょうか。
二人で見た赤城山の冬の花、そして富士山、亡くなったおかーさんも肩を並べてみて嬉しかったと思いますよ（月並みですが）ご冥福を祈ります。
こんばんは、yasioさん。
お悔みのお言葉頂きありがとうございます。4日から危篤の境を行き来きしていました。7日の9時55分に亡くなって、会社を早退してすぐに病院へ駆けつけました。まだ生きている様な穏やかな表情でした。享年82歳です。
骨粗鬆症、脊椎狭窄症の発症から認知症、脳梗塞、誤嚥性肺炎と、老化が原因の病気との戦いでしたね。延命治療を拒否した姿勢が母らしいと私は思いました。
母は自動車免許を持っていないので、どこへ行くのも自転車や公共交通を使い、やはり歩くことが多かったです。今時期ですと、吾妻峡、諏訪峡、高津戸峡など上手く交通機関を使って行っていました。赤城山も箕輪で下りて鍋割山とか行ってましたね。草津や伊香保も行っていたようです。
それだけ歩いた成果が、焼き上がった母の骨を見て納得できました。骨粗鬆症で素が入っていますが、骨や間接が太くしっかりと残っておりました。頭蓋骨も半分そのまま残り、立派なのど仏がありました。そのDNAは私にしっかりと受け継がれております。
growmono さんこんばんは！ 昨日は場違いな自分の登場ですいませんでした。
でも、とても綺麗でした赤城が。
いつも朝日の赤城のgrowmonoさん 珍しく西陽の夕日の赤城のgrowmonoさん。 この日の赤城はボクが見た中で一番静かで一番綺麗に見えたのは親子散歩があったからに違いありません。
世界一の赤城山行に大拍手とともにあらためて、お母様のご冥福をお祈りします。
おあはようございます、E-gunmaさん。
重ね重ねのお悔やみのお言葉、まことにありがとうございます。平日の午後でしたから、人とは会わないかなと思っておりました。車で分かっていただいたようですね。
いつも私が良いと思うところばかり営業で行かれて、羨ましいですよ。自動車業界に居ながら運転があまり好きではないので、移動での負担が厳しそうです。商売柄で車種、ナンバーと車検標章を記憶する習慣があります。次は私のほうからお声がけできそうです。
深夜早朝からの山行きがほとんどですが、午後からのんびりゆったり回るのもたまには良いなと思いました。霧氷とアーベンの黒檜山駒ケ岳は美しかったです。赤かったですね。
またコーヒーのお礼を申し上げるのを忘れてしまいました。
謹んでお悔やみ申し上げます。
追悼登山のレコを拝読し、胸にこみあげてくるものがあります。
私の母も施設で療養中、加えて同じ赤城南面を故郷といたします。
母なる山、赤城にいだかれながら、安らかにお休みになられること、ご冥福をお祈りいたします。
こんばんは、okutさん。
お悔みのお言葉を頂きありがとうございます。年齢的にも皆さんご両親の介護や施設入居などを耳にする時期ですね。認知症などは、時には怒りや精神的苦痛を伴いますが、冷静に考えると、子供に帰っているのかなと思いました。
若い頃、今もそうかもしれませんが、親不孝者で迷惑や問題ばかり起こしていました。多忙な自営業を営む両親でしたので、悪い意味で放任、いい意味で見守りでした。
父も母も厳しい人でしたので、悪いことをすればげんこつなど当たり前で、蹴られ殴られました。反抗期でしたが、親には手を出しませんでしたね。良い行いの時には、手放しで褒めてくれましたから。
想い出と共に歩いた赤城山。これからも両親の思いを胸に秘め、歩んで行こうと思っています。
growmonoさん こんばんわ
お悔み申し上げます〜<m(__)m>
赤城山、良き思い出の山〜
おはよございます、makibitoさん。
お悔やみのお言葉を頂き、まことにありがとうございます。
葬儀が終わった翌日に、赤城山に霧氷が現れました。煩わしい役所の手続きの間に時間が取れましたので、供養で赤城山へ行ってきました。霧氷がきれいでしたね。ただ翌日は跡形も消え去っておりました。儚いですね。
growmonoさん、こんばんわ。お母さまの逝去、お悔やみ申し上げます。もう老人介護施設に来られることもないんですね。入所以降も闘病が続いていたとのことですが、ご自分の意思をしっかりと貫けて、自分らしく逝けたのではないでしょうか。growmonoさんの見ている素晴らしい景色を、雲の上から同じように眺めているんだと思います。お母さまの分までしっかりと脳裏に焼き付けなきゃですね。
おはようございます、yamaonseさん。
お悔みのお言葉をいただき、まことにありがとうございます。あの施設に入って約1年。4月からは4階の病院の方へ入院し闘病しておりました。入所時の書類に、延命治療の方針を記載する欄があり、そこには母とよく話し合って、拒否と記載しました。
誤嚥性肺炎以降は、食事が経口することが出来ず、点滴のみでした。胃ろうも拒否しましたので、一日300kcalしか補充出来ず、いずれ老衰死することは分かっておりました。何事も自然のまま、あるがままに逝きたいと言っておりましたので、意志を貫き通した母は偉大だなと思いました。
儚く消えてしまいましたが、赤城山の霧氷を見せられて良かったです。天国で見守ってくれていると思います。
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