寒かった痛かった楽しかった♪YES 大菩薩


- GPS
- --:--
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,223m
- 下り
- 1,210m
コースタイム
10:10丸川峠(休憩15分)
11:30大菩薩山頂
12:10山小屋(休憩30分)
13:00大菩薩峠
14:00上日川峠
15:10登山口
天候 | 強風晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道として危険な箇所は感じませんでした。 雪も程よく積もって、入門編としてはちょうどよかったのでは。 でも、稜線上はとにかく強風で、何度も飛ばされるかと思いました。 |
ファイル |
記憶スケッチ(笑)
(更新時刻:2013/02/28 03:42) |
写真
感想
とりあえず、行く山が決まったら、最初にすることはお天気の確認です。
今回は1週間前にお誘いを受けたので、その日からずっと大菩薩嶺のお天気ウォッチャーをやっていました。
といっても、登山ナビというサイトを毎日チェックするだけですが、それで1時間ごとのお天気と気温予想がわかるのです。
初めて、大菩薩嶺を見たとき「快晴 20℃」という文字が目に入りました。
へ〜あったかいんだ〜〜って思って携帯を閉じて。
いや待て。そんなことがあるわけがない。
高尾山だって0℃くらいなのに。
と思い直し、再度確認。当たり前に氷点下です(^^;
脳は、情報を経験則から処理することで、処理速度を速めたり、サボったりしているという説の見本みたいな出来事でした。
危うく騙されるところだった。
それにしても、氷点下20℃ってその辺の冷凍庫より温度低いよね。
さすがにそれは、まだ無理なんじゃないか?
せめて氷点下一桁になってくれたら・・・
一桁と二桁は確かに違いますが、寒いという点においてはたいした違いはないのに
祈るような気持ちで、毎日登山ナビをチェック。
とうとう、木曜日に当日の予想最高気温−9℃となりました。
ひゃっほー♪これなら行ける♪♪
そうと決まれば、氷点下対策です。
靴下/手袋/帽子は重ねられるものを購入。耳当ても新規購入しました。
特に末端冷え性の私は、手袋と靴下を長時間店員さん達に相談してから、念入りに選択。
あと、いつも欲しかったけど、使うタイミングのわからなかったジャケットも
バーゲンで安くなっていたので買い♪
とうとう雨具からのステップアップです↑↑↑↑(^^)/
そして迎えた当日。
始発電車に乗って、信玄さんの迎えてくれる塩山駅に降り立ちます。
ちなみにこの町は、日の丸の町だそうで、そのオブジェもありました。
なんでも、日本最古の日の丸の旗があるんですって。
が、今回は割愛。
バスに乗って登山口へ、そこから、いざ2000m級の大菩薩山へ。
寒いけれど、すばらしい快晴だし、雪はちゃんとあるし(涙)
気持ちのいい雪道をサクサク(登るテンポじゃないよ)と登ったり降りたり
本当に楽しい山行でした。
ただ、服の脱ぎ着のタイミングががよくわからなくて
雪の上でジャケットを脱ぐのはやり過ぎだろうかとか、なんだか色々自問自答(笑)
あと、アイゼンはいつ着けるんだろう?いつ着けるんだろう??まだ?まだまだ??
って、ついた瞬間から、実はずっと思ってました(笑)
さて、登山口について準備運動をしていたあたりから
雲の動きがすごく早いのには気がついていました。
丸川峠に向かう分岐では、山頂の風の音が轟々と響き
みそぎ沢の辺りで、すでに氷点下10℃。
冗談かと思いました。まだ半分くらいの高度なのに。
丸川荘を過ぎるとすごい突風が吹き荒れ
すれ違う人はみなジャケットのフードを目深にかぶっています。
そして、とうとう手の指先がかじかみはじめました。
どうやら、あれだけ吟味した手袋、まだ薄かったみたいです(*_*)
それでも、丸川峠から大菩薩山頂までは、木立の中の登り坂だったので
直に手の状態も戻って、快適に山頂に到着。
さぁ、写真を撮ろう♪とカメラを取り出すと、カメラが突然気を失いました。
充電したばっかりなのにバッテリー切れ?しかも日時設定まで失われるような??
知らなかったです。
電化製品が氷点下の世界ではほぼ動かないってことorz
結局頂上にとどまっていたのは、ほんの5分に満たなかったと思います。
それでも、あっという間に手が冷えて、かじかむを通り越して痛い。
指の感覚が薄れて、妙に腫れ上がっている気がする。
これって、凍傷の前兆なんじゃないだろうか?
とにかく歩いて体温を上げて、手に血を回さなくては!
そう思い、歩き始めるも、下り坂、強風のせいで手がまったく温まりません。。
せっかく、右手には富士山、大菩薩湖が見え、何もなければ気持ちのいい、楽しい稜線なのに
まったく、そんなことを楽しんでいる余裕はありませんでした。
普段だったら絶対つっこむ、標高2000mの標識もチラ見しただけでスルー。山小屋もスルー。
ただひたすら、「先に進まなくてはどうしようもない」とだけ考えて、先へ先へ。
そしたら、この山小屋でお昼だったというオチ(^^;友人に呼び戻されました(笑)
山小屋に入った瞬間に、全身の震えが止まらなくなり
ものすごい緊張してたんだなぁ。私。
と思うとともに、風をよけられるだけでも、とっても楽になるんだと
家のありがたみをしみじみ感じました。
寒くて笑えるーなんていいながら、気温を確認すると氷点下13℃。
強風のせいで、体感温度はいったいどこまで下がってるんだろう(^^;
お湯を沸かしてくれたので、暖かいお味噌汁を飲み、出る前に装備をきっちり整えて
今度はすれ違った人たちと同じように、ジャケットのフードを目深にかぶり
ネックウォーマーで顔を覆って、いざ、強風の中へ。
するとですよ、風は今迄で一番の強さだと思うのに、そんなにつらくないんですよ。
手も、普段どおりとはいかないまでも、腫れ上がった感覚にまではならないんです。
思いましたね。
あ、脳だって。
何かで読んだことがあります。
体は、必要なところから先に血を回すんだって。
だから、脳・内臓の部分に比べて、手足は先に冷たくなりやすい。
今回、ちゃんと装備を整えて、脳環境をよくしてあげたから
その部分の血がきっと手に回ったんだ。
体ってすごいなぁ。またしても脳にやられたのか(^^;
大菩薩峠につくあたりでは、祝♪完全復活な感じでした。
やっと景色が楽しめるのに、ここからは富士山も大菩薩湖も見えないよ(笑)
その後は本当に、ただただ楽しい雪歩きで、野うさぎな気持ちになりながら、すたこら下ります。
友人が言うには、私は登りと下り(平地)でスピードに差がありすぎるのだそうです。
どっちも、一生懸命やっているので、自然とそうなってしまうみたいですが
一定のほうがいいんだよと教えてもらいました。
登るのが遅いから、下りでその分を取り返さなきゃっていう考えは間違いのようです(笑)
無事にバス停まで戻ってきたときには、ほっとするとともに、夏休みが終わった小学生の気持ちになりました。
終わっちゃって、すっごくさびしい。
帰ってテレビをつけたら、今年一番の寒波がきていたとか。
そりゃ、あれだけ強風なわけだ。納得(^^;
振り返って見れば、すごく楽しかった記憶と、手が痛かった記憶に包まれている今回の山行ですが
また今度、手袋を買って、もう一度同じ条件で登ってみたいです。
ま、ありえないんですけれど。
次は、富士山と大菩薩湖をちゃんと見るぞー(^^)/
おお!あの強風の中、行ったんですね〜
大菩薩は2回くらい行ったことありますが、暖かい時期のみ。
雪の大菩薩、良いですね〜
あの日の風は、山は稜線で吹っ飛ばされるな・・と川沿いジョグしながら思ってました(あと、東京マラソンも大変そうだ・・ と
きっと体感温度は氷点下20くらいはあったのではないでしょうか
とても頑張ったと思います!
ちょっと、いんすぱいあされちゃったので、近々真似して行ってきます
もちろん風の弱い日に
そうそう、登山ナビ!私も使ってます。
でも、山頂のみ情報?なので、あんまりアテにはしてないですね
miouさん、こんにちは。
長いレコを読んで下さってありがとうございました
これでも大分省略したんですけど、思いがあふれすぎて(笑)
稜線上はまっすぐ歩くことが困難で、幸い転ばずにはすんだのですが
うっかり気を抜いたら、そのまま飛んで行ってしまいそうな強風でした。
親知らずの辺りは、地名に納得な強風で
でも、空気が澄んでいた分、景色は本当に良かったんですよ。
チラ見の私でもわかるくらいに
近々いかれるんですか?
いいですよ〜ホント楽しいですよ
miouさんにくっついて行っちゃいたいくらいです
今回の山行でナビは麓気温なのかなって思いましたが、そうでもないのかな?
今までわりと当たっていたので、安心して信じていたのですが、今回はやられちゃいました
本当は天気図を読めた方がいいのでしょうが、そこまではねぇ
ところで、なにげにmiouさんも走られるんですね
今年一番の寒波の中お疲れ様でした。
富士山きれいだったみたいですね。
ビールの写真を一生懸命探しましたが・・・
さすがに飲んでる場合じゃなかったみたいですね
生ビール話題が出てると思いませんでした。
hiroyanagiさん
ご心配なく
富士山に登った時も思いましたが、山の上の景色は、どうしてあんなに清冽なのでしょうね。
ほこりが立たないからなのかな?
あんなに強風でも?
はじめまして、同日に大菩薩嶺に登ってたdrunkyといいます、この日の稜線の風はすさまじかったですよね、お疲れ様でした。
レコ拝見させていただきましたが丸川峠から頂上に登られたんですね、時間的に僕が大菩薩嶺から下ってる丸川峠までの間で遭遇してる気がします、何組かのパーティーとすれ違ってますが4人のかたいたかな?なんて思い返してみました(笑)・・・下山後こんなとこでまたお会いするなんて不思議な気持ちです。
僕は石丸峠から反時計周りのルートでした、石丸峠では強風の中、完全に厳冬期ソロ登山気分にさせられちゃいましたが楽しかったです。
またどこかで出くわしたら気軽に声かけてくださいね、では失礼します。
はじめまして!
コメントありがとうございます
すっごい強風でしたよね。
ホント、お疲れさまでした。
お互い無事でここでこうして巡り会えてよかった(笑)
時間的にお会いしていそうですか??
赤いジャケットのお方とは、何名かすれ違いましたが・・・
当方4人ではなく、水色と青のジャケット2人組でした。
場所によっては一人に見えたかも・・・
また、どこかでお目にかかれたらいいですね。
私の場合、カエルのぬいぐるみが目印です
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する